西武(☆1対0★)ヤクルト =交流戦1回戦(2025.06.03)・ベルーナドーム=
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ヤクルト
000000000000810
西武
00000000001X1500
勝利投手:平良 海馬(1勝1敗12S)
敗戦投手:小澤 怜史(0勝4敗0S)
  DAZN
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◆西武は0-0で迎えた延長11回裏、1死一二塁からセデーニョの安打に相手失策が絡む間に1点を挙げ、サヨナラ勝利を収めた。投げては、先発・隅田が9回途中無失点の力投。その後は3投手の継投で完封リレーを展開した。敗れたヤクルトは、打線が再三の好機を生かせなかった。

◆西武-ヤクルトの試合前、午後6時52分頃に黙とうが行われた。この日午前6時39分に肺炎のために89歳でなくなった巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんへ哀悼の意を込めてのもの。半旗も掲げられた。スコア速報

◆ヤクルトがサヨナラ負けを喫し、プロ野球ワーストの屈辱で、6連敗を喫した。延長11回1死一、二塁からセデーニョが三遊間深くに内野安打。打球を処理した遊撃手の伊藤が三塁へ悪送球し、ボールがファウルゾーンを転々とする間に決勝点を献上した。西武先発隅田に、9回途中まで8安打を浴びせながら無得点。0-0の9回2死一、三塁の場面では、オスナが2番手ウィンゲンターの前に右飛に倒れるなど、あと1本が出なかった。5月18日DeNA戦から13試合連続の2得点以下となり、62年国鉄(現ヤクルト)、93年巨人の12試合を上回りプロ野球ワースト記録となった。この日も"2点の呪縛"を解き放てずに敗れ、借金は18となった。

◆西武が延長戦の末、サヨナラ勝利で交流戦の初戦を白星で飾った。これで貯金5とし、広島に敗れたオリックスと入れ替わってパ・リーグ2位に浮上した。両チームとも決め手がなく0-0のまま迎えた延長11回、先頭の外崎修汰内野手(31)が11球目で四球を選び出塁。その後1死一、二塁とすると、3番のレアンドロ・セデーニョ内野手(26)が遊撃へ内野安打。遊撃手が三塁へ送球したが三塁手が捕球できず。二塁走者外崎がそのままホームインし、サヨナラ勝利となった。西川愛也外野手(25)の母校の花咲徳栄(埼玉)の吹奏楽部ら生徒がスタンドに駆けつけたこの日、ヤクルトの先発ランバートの球威に7回まで4安打と封じられていた。投げてはすでに6勝を挙げ、このカードから火曜日の先発に回った隅田知一郎投手(25)がヤクルト打線に随所で安打を浴びながら要所は抑え、ランバートに負けじと9回途中で降板するまで無失点。7勝目はならなかったものの、左腕エースの存在感を示した。スコア速報

◆ヤクルトがサヨナラ負けを喫し、プロ野球ワーストの屈辱で6連敗を喫した。延長11回1死一、二塁からセデーニョが三遊間深くに内野安打。打球を処理した遊撃手の伊藤が三塁へ悪送球し、ボールがファウルゾーンを転々とする間に決勝点を献上した。ヤクルトは無得点に終わり、5月18日DeNA戦から13試合続けて2得点以下。2得点以下の連続記録は62年国鉄と93年巨人がマークした12試合が最長で、ワースト記録を更新した。なお、この間のヤクルトは13試合で1勝11敗1分け。

◆西武がサヨナラ勝利でリーグ2位に浮上した。花咲徳栄(埼玉)の吹奏楽部も応援演奏に加わる中、OBの西川愛也は無安打。「力まないようにした...つもりですけどね」と残念そう。ただ中堅守備ではバックホームで先制点を阻止。高校時代は肩を痛め5メートルしか投げられなかった時期もある。「バッティングは残念でしたけど、守備もやれることはできたんでそこは良かったです」と前を向いた。

◆後輩たちの前で、ある意味「らしい」咲き方だったのかもしれない。西武の西川愛也外野手(25)は5打数無安打だった。「力まないようにした...つもりですけどね」と試合後は苦笑いが浮かぶ。「でも、打てなくて残念ですけど、しっかりパワー、もらいました」64人からなる母校の花咲徳栄(埼玉)吹奏楽部が、左翼席の応援に参加する1日。昨季も同様の応援企画はあったものの、西川は試合に出られなかった。「僕が成績残してないのが悪いんで、もっと頑張ります」自分にダメ出しすることで悔しさを閉じ込めた。努力し、ようやくつかんだ1番打者の座。ようやく後輩たちに"愛也さん"の躍動を見せられる。吹奏楽部だけじゃない。内野席には硬式野球部90人、女子野球部31人、ソフトボール部23人がやって来て、先輩に声援を送った。西川は「力まないようにした」と話したが、西口文也監督(52)には「ちょっと力が入りすぎたんじゃないでしょうかね」と見えていたようだ。先制点を阻止する中堅からのバックホームに、後輩たちはこぶしを突き上げた。イケメンで走攻守そろい、華やかな選手に見える。でも恩師の岩井隆監督(55)が見る本質は違う。「本当は静かなタイプ。ヒーローインタビューとか聞いても、あんまりワーッてやらないよね。そういう子ですよ。目立たないように目立たないように」17年の甲子園初優勝の主力の1人でもある。一躍、人気者になった。「でも、学校でもヒーローだったけど、ずっと低姿勢で静かな子でしたよ」ケガをしても中学時代からずっと注目していた恩師には、そう映る。花咲徳栄。その名の通り、学校には多くの花が咲く。岩井監督も花にはけっこう詳しい。それでは西川愛也を花にたとえると-。「うーん...かすみ草」師は迷わずに言った。5年前、同じ質問をした時に西川の1つ後輩である日本ハム野村のことは「梅」と表現していた。でも西川はかすみ草。「西川はみんなを引き立てる子。そのために頑張れる、そういうやつ。彼はヒマワリじゃない。明るい花じゃない。どっちかというと引き立て役。だから、かすみ草」最終回、バントを2つ失敗し、最後は先っぽに当て、変な回転の三塁ゴロ。でも進塁打になって、間違いなく直後のサヨナラ勝利につながった。だから今夜もかすみ草。「しっかり、明日あさってで取り返せるように頑張ります」。花言葉は感謝、清らかな心、無邪気-。悔しさもそこに隠して、ライオンズを引き立てる。【金子真仁】

◆5日に34歳の誕生日を迎えるヤクルト・高梨裕稔投手(33)が、先発する4日の西武戦に向けてダッシュなどで調整した。今季は6試合に登板し1勝1敗、防御率2・06と安定した投球を続けている。打線は得点力不足が深刻だが「チームが優位になるまで粘ることが重要だと思う。常にいい流れを持ちながら試合を進めていければ強いと思いますし、いい流れをつくれれば一番いい」と意気込んだ。

◆大役を任された。プロ3年目のヤクルト・沢井廉外野手(25)が西武1回戦(ベルーナ)で通算35試合目にして初めて4番で先発出場。左の大砲候補は、持ち前の豪快なスイングで魅せた。チームは試合前の時点で、プロ野球ワーストタイ記録となる12試合連続2得点以下。得点力不足が課題となっていた。鍵となるのは、どれだけ得点圏に走者を置き、好機で打てるかどうか。ルーキーイヤーの2023年にイースタン・リーグで最多本塁打(18)を放った沢井が、窮状を打破するために抜擢(ばってき)された。今季1軍初昇格となった5月27日には「こっち(1軍)に来て打てる準備を常にしている」と意気込みを明かしていた。大松チーフ打撃コーチも「最大の魅力は長打力。若さを前面に出してやってくれればいい」と期待を口にしていた。23年10月には秋季教育リーグ、みやざきフェニックスリーグで右膝を負傷。手術、リハビリを経て昨季実戦に復帰した。「前を向いてやるしかなかったので、マイナス思考ではなかった。早く復帰してもう一回やりたいという思いが強かった」とプラス思考で前に進んできた。主砲・村上ら主力を故障で欠く中、沢井が活躍すれば起爆剤となるだけに、活躍に大きな期待がかかる。(赤尾裕希)

◆西武・西川愛也外野手が0―0の三回に好守で得点を阻んだ。2死二塁から武岡の中前打で本塁に突入した走者の古賀を、正確な返球でタッチアウトにした。この日は母校の埼玉・花咲徳栄高の吹奏楽部が来場し、演奏で西武の応援を盛り上げた。この日は5打数無安打だったが、後輩たちの前で好プレーを見せ「守備でやれることはできた」とうなずいた。

◆西武がサヨナラ勝ち。0―0の延長十一回1死一、二塁から、セデーニョの遊撃内野安打に失策が絡んで試合が決まった。隅田は九回途中まで投げて得点を許さなかった。4番手の平良が今季初勝利を挙げた。ヤクルトは6連敗。

◆ヤクルトは延長戦の末に西武にサヨナラ負けを喫し、6連敗。無得点に終わり、5月18日のDeNA戦(●2-10、神宮)から13試合連続で2得点以下(期間中のチームの勝敗は1勝11敗1分け)。1962年の国鉄と93年の巨人がマークした12試合連続を上回るプロ野球ワースト記録となった。

◆ヤクルトは延長戦の末に西武にサヨナラ負けを喫し、6連敗。得点力不足が深刻で、13試合連続2得点以下に終わった。13試合連続2得点以下は、1962年の国鉄(現ヤクルト)、93年の巨人の12試合を上回りプロ野球ワースト記録となった。この日も8安打を放ちながらも、スコアボードに得点を刻むことができず、借金は今季最多の18に膨らんだ。

◆4回 満塁のピンチを併殺でしのいだヤクルトのピーター・ランバートは派手なガッツポーズを見せた =ベルーナドーム(撮影・尾崎修二)

◆ヤクルトはサヨナラ負けを喫し、泥沼の6連敗で借金は「18」に膨れた。打線は3年目の沢井廉外野手(25)をプロ初の4番で起用したが3打数無安打。計8安打を放つも今季9度目の零封負けで、プロ野球ワースト記録を更新する13試合連続2得点以下となった。

◆ヤクルト・茂木栄五郎内野手(31)が、ベンチから外れた。試合前練習にも姿を見せなかった。高津臣吾監督(56)は試合後、「茂木はね、ちょっとあまり体の状態がよくないので、ちょっといまは何とも言えないです」と説明。4日以降については「現時点ではわからない」と話すにとどめた。

◆執念の一打でサヨナラ劇を呼んだ。オリックスから新加入した西武のレアンドロ・セデーニョ内野手(26)が、交流戦白星発進を引き寄せる内野安打を含め、移籍後初の3安打と大暴れ。延長十一回、3時間37分に及ぶ接戦を制し、チームは貯金を今季最多タイの5に積み上げた。「3安打は本当にうれしい。いいスタートを切れてよかった」0-0の延長十一回1死一、二塁。変わったばかりのバウマンから遊撃内野安打を放つと、相手が三塁へ悪送球。二塁から外崎が一気に生還し、ホームを踏んだ。昨季オリックスで15本塁打を放った実績を買われ、4番候補と期待されていた。しかし、開幕から不振で4月23日に2軍降格。5月18日に再昇格を果たし「これまでで一番状態は悪かったけど、地道な練習を毎日続けた結果が今日につながった」と振り返った。年間平均気温26度の南米ベネズエラ出身。194センチ、118キロの右の長距離砲は「暖かくなればベストのコンディションを出せると思う」と夏を心待ちにした。(石井孝尚)

◆リーグ最下位のヤクルトは延長十一回サヨナラ負け。今季9度目の零封負けで泥沼の6連敗を喫し、借金は18に膨れた。打線は3年目の沢井廉外野手(25)をプロ初の4番で起用したが3打数無安打と快音は響かず、プロ野球ワースト記録を更新する13試合連続2得点以下。高津臣吾監督(56)の表情も晴れなかった。「何とか一つずつでも、バントを使いながらでも、先に塁を進めていくことが大事だと思いますけど」打てないときこそ守りを徹底したかったが、十一回は先頭の9番・外崎に四球を与え、1死一、二塁から遊撃内野安打と遊撃手・伊藤の悪送球で決勝点を献上。高津監督は「最後のフォアボールが全てでしょうね」と厳しかった。(赤尾裕希)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
ソフトバンク
100 1.000- 174000 0.2960.000
1
DeNA
100 1.0000 176311 0.2652.000
1
広島
100 1.0000 175200 0.3752.000
1
阪神
100 1.0000 171013 0.1880.000
1
西武
100 1.0000 171001 0.1430.000
6
楽天
010 0.0001 173600 0.2355.000
6
ヤクルト
010 0.0001 170101 0.2110.000
6
ORIX
010 0.0001 172510 0.2063.000
6
日本ハム
010 0.0001 170101 0.1251.000
6
中日
010 0.0001 170401 0.2654.500
-
巨人
000 0.0001 180000 0.0000.000
-
ロッテ
000 0.0001 180000 0.0000.000

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
31202 0.608
(↑0.008)
-
(-)
90179
(+1)
121
(-)
28
(+1)
45
(+3)
0.241
(↓0.001)
2.050
(↑0.04)
2
(-)
DeNA
27213 0.563
(↑0.01)
2.5
(-)
92175
(+6)
133
(+3)
26
(+1)
28
(+1)
0.239
(↑0.001)
2.320
(-)
3
(-)
巨人
28241 0.538
(-)
3.5
(↓0.5)
90162
(-)
163
(-)
37
(-)
23
(-)
0.243
(-)
2.710
(-)
4
(-)
広島
25232 0.521
(↑0.01)
4.5
(-)
93155
(+5)
136
(+2)
21
(-)
15
(-)
0.242
(↑0.004)
2.420
(↑0.01)
5
(-)
中日
23272 0.460
(↓0.009)
7.5
(↓1)
91119
(-)
156
(+4)
23
(-)
27
(+1)
0.218
(↑0.001)
2.780
(↓0.03)
6
(-)
ヤクルト
14322 0.304
(↓0.007)
14.5
(↓1)
95120
(-)
199
(+1)
19
(-)
16
(+1)
0.220
(-)
3.590
(↑0.09)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
29212 0.580
(↓0.012)
-
(-)
91175
(-)
137
(+1)
48
(-)
27
(+1)
0.227
(↓0.002)
2.200
(↑0.02)
2
(1↑)
西武
28230 0.549
(↑0.009)
1.5
(↑1)
92147
(+1)
130
(-)
24
(-)
36
(+1)
0.236
(↓0.002)
2.380
(↑0.06)
3
(1↓)
ORIX
25223 0.532
(↓0.011)
2.5
(-)
93172
(+2)
180
(+5)
36
(+1)
24
(-)
0.261
(↓0.001)
3.250
(↑0.01)
4
(-)
ソフトバンク
25242 0.510
(↑0.01)
3.5
(↑1)
92180
(+4)
159
(-)
30
(-)
34
(-)
0.245
(↑0.001)
2.720
(↑0.05)
5
(-)
楽天
23271 0.460
(↓0.009)
6
(-)
92137
(+3)
158
(+6)
19
(-)
54
(-)
0.236
(-)
2.950
(↓0.04)
6
(-)
ロッテ
17310 0.354
(-)
11
(↑0.5)
95123
(-)
172
(-)
25
(-)
16
(-)
0.213
(-)
3.350
(-)