1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
巨人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 |
広島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 1 | X | 5 | 7 | 0 | 1 |
勝利投手:鈴木 健矢(2勝0敗0S) 敗戦投手:山﨑 伊織(5勝1敗0S) 本塁打 |

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◆広島が逆転勝利。広島は1点を追う6回裏、小園のグランドスラムが飛び出し、試合をひっくり返す。投げては、先発・ドミンゲスが5回途中1失点。その後は救援陣が無失点リレーを展開し、3番手・鈴木が今季2勝目を挙げた。敗れた巨人は、打線がつながりを欠いた。
◆巨人エリエ・ヘルナンデス外野手(30)が「2番中堅」で出場する。今季はここまで29試合に出場して打率1割9分1厘、1本塁打、6打点。苦しむ助っ人が5月9日ヤクルト戦(神宮)以来のスタメンとなった。また、4番には2試合連続でトレイ・キャベッジ外野手(28)が入った。先発マウンドには山崎伊織投手(26)が上がる。今季はここまで6試合に登板して5勝0敗、防御率0・45。開幕から好成績を残し続ける右腕は「相手も粘ってくるチームなので、僕も粘り強く投げたいと思います」と意気込んだ。
◆巨人山崎伊織投手(26)が思わずうなだれた。6回に広島小園に右翼への満塁本塁打を浴び、6回7安打4失点で無念の降板となった。序盤は粘りの投球でイニングを進めた。5回には2死満塁のピンチを招くも、中村を二ゴロに仕留めて無失点。5回まで無失点投球が続いていただけに6回の被弾が痛恨だった。山崎は開幕から圧巻投球を続けていた。この日の試合前まで6試合に登板して5勝0敗、防御率0・45。登板前日には「相手も粘ってくるチームなので、僕も粘り強く投げたいと思います」と意気込んでいたが、悔しい結果に終わった。
◆広島小園海斗内野手(24)が6回1死満塁から逆転のグランドスラムを右翼席に放り込んだ。0-1の6回。先頭菊池からの連打などで1死満塁とし、小園は3球で追い込まれながら高めに浮いた球に反応。振り抜いた打球は前進守備の右翼手のはるか頭上を越えて、真っ赤なスタンドに吸い込まれた。「とにかく気合でいきました。感触も良かったです。最高の結果になりました」。プロ初の満塁弾で逆転に成功した。4月23日ヤクルト戦まで3割7分2厘だった打率は下降していた。同25日DeNA戦から今月12日に本拠地に帰ってくるまでの13試合は51打数8安打で打率1割5分6厘。シーズン打率も2割8分7厘に下げた。本拠地での13日巨人戦から原点回帰。腹をくくったような初球攻撃を徹底した。この日の2打席目まで3試合で12打席中10打席でファーストストライクを振る攻撃的な姿勢を貫いた。満塁機でも1ボールから2球ファウルでタイミングを計り、最後は浮いた直球を捉えた。広島選手のマツダスタジアムの巨人戦での満塁弾は、18年6月28日の松山以来となった。
◆巨人が逆転負けで今季初の4連敗に沈み、最大「5」あった貯金が消滅した。先発山崎伊織投手(26)は1発に泣いた。5回まで無失点投球も、6回1死満塁から広島小園に満塁本塁打を浴びて、6回7安打4失点で無念の降板。今季初黒星を喫した。打線も再三の好機を生かせなかった。5回に2死満塁から4番キャベッジの押し出し四球でチーム4試合ぶりの先制点を挙げるも、続く6回は無死満塁のチャンスで無得点。広島に流れを渡してしまった。これでチームは、今季マツダスタジアムで開幕6戦6敗。"鬼門"で苦しい戦いが続いている。
◆巨人山崎伊織投手(26)が1発に泣いた。5回までは要所を締めて無失点も、1点リードの6回に小園に右翼への満塁本塁打を浴び逆転を許した。この回限りで降板し6回7安打4失点で初黒星。「みんなで必死に取ってくれた1点を何とか守りきりたかった。結果的にあの1球投げきれなかったことが試合を決めてしまい悔しい」と受け止めた。試合前時点で0点台だった防御率は1・17になった。
◆巨人が逆転負けで今季初の4連敗に沈み、最大「5」あった貯金が消滅した。先発山崎伊織投手(26)は1発に泣いた。5回まで無失点投球も、6回1死満塁から広島小園に満塁本塁打を浴びて、6回7安打4失点で無念の降板。今季初黒星を喫した。打線も再三の好機を生かせず、5回に2死満塁から4番キャベッジの押し出し四球でチーム4試合ぶりの先制点を挙げるも、続く6回は無死満塁のチャンスで無得点。広島に流れを渡してしまった。阿部慎之助監督(46)は「必死にみんなやっているから、僕の全て采配ミスですよ」と選手たちをかばった。5回、6回の攻撃については「スクイズ出せなかった僕の責任です」と言った。これでチームは、今季マツダスタジアムで開幕6戦6敗。"鬼門"で苦しい戦いが続いている。
◆広島小園海斗内野手(24)が6回1死満塁から逆転のグランドスラムを右翼席に放り込んだ。0-1の6回。先頭菊池からの連打などで1死満塁とし、小園は3球で追い込まれながら高めに浮いた球に反応。振り抜いた打球は前進守備の右翼手のはるか頭上を越えて、真っ赤なスタンドに吸い込まれた。広島小園がプロ初の満塁本塁打。広島の選手が本拠地の巨人戦で逆転満塁本塁打を放ったのは、80年7月8日の山本浩二(投手鹿取)、02年8月4日の西山秀二(投手真田)に次いで3度目。広島がマツダスタジアムでの巨人戦でシーズン6連勝したのは18年開幕から9連勝して以来7年ぶり。
◆祖父に捧ぐアーチ。広島小園海斗内野手(24)が、自身初のグランドスラムでチームを3連勝に導いた。0-1の6回1死満塁から巨人山崎の高めの球を捉えて右翼席に運んだ。難敵右腕から今季チーム初得点が逆転の満塁弾となった。巨人相手に今季2度目の本拠地3連勝。前回敵地東京ドームで3連敗を喫した借りを返した。勢いに乗り、16日から0・5ゲーム差に迫った首位阪神との敵地3連戦に挑む。浮いた球に、小園の体は反応した。力みになく振り下ろしたバットが捉えた打球は、天に向かうように伸びた。前進守備の右翼手のはるか頭上を越え、真っ赤な右翼席に吸い込まれた。「どんな形でもいいので、1点だけは入れないとヤバいなと。何とか食らいついてやろうという感じでした」。大歓声と赤い波で揺れる中、右手を天に突き上げながらダイヤモンドを一周。ホームを踏むと跳びはねながらチームメートとハイタッチして喜びを爆発させた。「弱い自分」と決別した。5月4日中日戦では「グラウンドで弱い姿が見受けられる」と新井監督から指摘され今季初めてスタメンから外れた。13日巨人戦から腹をくくったように初球攻撃が目立った。3試合で14打席中12打席でファーストストライクを振りに行く攻撃的な姿勢を見せた。弱い姿を見せるわけにはいなかった。野球を始めるきっかけをつくってくれた祖父が、巨人3連戦初戦の2日前に他界した。両親は野球経験がなかったが、幼少期から祖父に甲子園へよく連れて行ってもらったことで、自然とバットを握っていた。報徳学園での甲子園出場も、プロ入りも喜んでくれた笑顔が目に浮かぶ。「一昨日、1人でいっぱい泣いたので」と、涙を胸にしまって立ったグラウンドで強い姿を示した。プロ入り初の満弾で早くも昨季に並ぶシーズン2号となった。新井監督も「追い込まれた中で高めの変化球に反応して、あそこまで飛ばすんだからね。まだまだ彼には期待していますよ」と逆境の強さをたたえた。前回巨人には東京ドームで3連敗を喫したが、本拠地3連戦では3連勝と借りを返した。勢いそのままに、16日から0・5ゲーム差に迫った首位阪神との甲子園での3連戦に臨む。首位攻防戦を前に、小園は新たな決意を告げに祖父の告別式に参列する。【前原淳】広島小園がプロ初の満塁本塁打。広島の選手が本拠地の巨人戦で逆転満塁本塁打を放ったのは、80年7月8日の山本浩二(投手鹿取)、02年8月4日の西山秀二(投手真田)に次いで3度目。広島がマツダスタジアムでの巨人戦でシーズン6連勝したのは18年開幕から9連勝して以来7年ぶり。
◆巨人増田陸内野手(24)が守備のミスを悔やんだ。打撃では猛打賞を記録し「打てたことは素直に自信にしていって」。だが、6回裏に先頭菊池の打球を処理した遊撃手・泉口の送球を捕球できなかった(記録は内野安打)。その後1死満塁となり、小園の満塁本塁打で逆転を許した。「僕がワンバウンド送球を捕っていれば負けてなかったので、申し訳ない気持ちがある。練習して次は絶対に捕れるように」と話した。
◆0-1の6回に1死満塁から小園が逆転満塁本塁打を放ち、広島が前回敵地で3連敗した巨人に3連勝した。先発ドミンゲスは5回に1イニング4四球で失点。代わった中崎がピンチをしのぐと、6回に登板した鈴木が2勝目を得た。7回以降は塹江、島内、森浦とつなぎ、2連投だった栗林とハーンを温存。16日から0・5ゲーム差とした首位阪神との3連戦に弾みをつけた。
◆最大5まで積み上げた貯金がなくなった。巨人が広島に同一カード3連敗を喫した。敵地マツダスタジアムでは今季6戦全敗。唯一の得点は5回に無安打ながら4四球の押しだしで奪った1点だけ。6回に無死満塁の絶好機は決定打を欠き、追加点とはならなかった。阿部監督は「必死にみんなやっているからね。僕の全て采配ミスですよ」と選手たちをかばった。同一カード3連敗は今季3度目となった。さらに今季初の4連敗。今カード初戦で1号ソロを放ったリチャードをこの日も5番に置いたが、4打数無安打。4番キャベッジも1四球を選ぶのがやっとで3打数無安打だった。主力を張る吉川は「頑張ります。頑張ります」とだけ話した。現状が正念場の入り口なのか、出口付近にいるのか。DeNAと順位が入れ替わりBクラス4位に転落した。勝率5割。貯金はなくなったが借金もない。
◆崖っぷちからはい上がった。巨人・増田陸内野手(24)は14日の2番から6番に移り、7試合連続のスタメン出場。二回に広島・ドミンゲスの変化球にバットを合わせ、チーム初安打となる中前打を運んだ。四回にも中前打を放ち、この時点で2試合ぶりのマルチ安打をマークした。阿部監督は14日の試合後に「今の状況では一番乗っているバッター」と評していた。過去2年間、1軍で安打がなく、昨季終了後は戦力外も覚悟した。今季はイースタン・リーグ22試合で打率・329とアピールし、4月22日に1軍昇格。代打で結果を残して1軍に食らいつき、主砲の岡本が左肘靱帯の損傷で離脱した5月7日の阪神戦(東京ドーム)からスタメン起用され、結果を残し続けている。9日のヤクルト戦(神宮)では5本塁打を放った2022年以来3年ぶりのアーチとなるソロ。13日の広島戦(マツダ)では、自身2度目の猛打賞にとどまらず、自身初の4安打を放った。「すごくいい感じで打てている。2軍でも、状況に応じて『今、この打席は何が必要か』とかそういうのをやってきた」と、実戦を意識して練習した成果が結果に表れている。「チームの4番が抜けて、みんなでカバーしないといけない。若い選手がもっと働けたら勝てると思う」と、若手の気持ちを代弁する背番号61。2軍時代から指導していた阿部監督から「根性は座っている」と認められるガッツマンが、新世代の担い手となる。(谷川直之)
◆〝4番問題〟に悩む巨人は、2試合続けて4番に入ったキャベッジが0―0の五回2死満塁で押し出し四球を選び、主砲の岡本が離脱後7試合目で初めて4番打者が打点を記録した。チームは左肘靱帯(じんたい)損傷の大けがを負った岡本を欠く7日以降、前日まで6試合は4番に吉川を2試合、大城卓を1試合、キャベッジを3試合で起用したが計23打数1安打、打点なしに終わっていた。
◆巨人は逆転負けで4連敗。マツダスタジアムでは開幕から6戦全敗となった。阿部慎之助監督(46)は「必死にみんなやっているから。僕の全て采配ミスです」と語った。0―0の五回2死満塁でキャベッジが押し出し四球を選び、岡本の負傷離脱後7戦目で4番打者が初めて打点を挙げたが、1得点どまり。六回は無死満塁の絶好機をつくるも、山崎、泉口が連続三振。ヘルナンデスも倒れ無得点に終わると、その裏に無失点投球を続けていた山崎が小園に逆転満塁弾を浴びた。もう一押しができなかった打線に指揮官は「それを言っていたらね、しようがないんで。スクイズ出せなかった僕の責任です」と言葉少なだった。
◆広島が逆転勝ちで3連勝を飾った。1点を追う六回1死、小園海斗内野手が自身初となる2号満塁本塁打を放ち4-1と試合をひっくり返した。先発のドミンゲス投手は五回途中で降板。その後は5投手が無失点でつないだ。
◆好調の巨人・増田陸内野手(24)が3安打を放ち、今季2度目の猛打賞をマークした。主砲の岡本が負傷離脱する中で奮闘する24歳。「打てたことは素直に自信にしていく」としながらも、「僕がワンバウンド送球を捕っていれば負けていなかった。申し訳ない気持ちがある。しっかり練習して次、絶対捕れるように」と逆転を許した六回、先頭の遊撃内野安打の一塁守備を反省した。
◆六回に3番手で登板した広島・鈴木 健矢投手が粘って今季2勝目をつかんだ。内野安打、バント安打、死球で無死満塁のピンチを迎えたが、9番山崎から打者3人を抑えて切り抜けた。その裏に小園の逆転満塁弾が飛び出し、自身の踏ん張りが勝利に結びついた。「バタバタせず、一人一人しっかり切ろうという気持ちで投げていた。小園に感謝です」と話した。
◆〝2点目〟が流れを分けた。巨人は逆転負けで今季初の4連敗となり、最大「5」あった貯金が尽きた。阿部慎之助監督(46)は1得点と寂しい打線に「必死にみんなやっているからね。僕の全て采配ミスですよ。スクイズを出せなかった僕の責任。以上です」と自ら会見を切り上げた。決定打を欠いた攻めが逆転を招いた。0-0の五回、ドミンゲスが3四球と乱れて2死満塁とし、4番のキャベッジが押し出し四球を選んで先制した。しかし続くリチャードは投ゴロと勢いに乗れない。さらに六回は増田陸、甲斐の連打などで無死満塁の絶好機をつくりながら、山崎、泉口が三振。ヘルナンデスは左飛に倒れ、絶好機で追加点を奪えず。その裏、開幕から5連勝中だった山崎が、小園から満塁弾を浴びた。敵地マツダでは今季6戦全敗。61イニング、本塁打以外の適時打がない。岡本が左肘の靭帯損傷で離脱して以降、2勝5敗で4位に転落。6本塁打を放っているキャベッジがバットを短く持って打席に立つなどナインも突破口を探すが、主砲の抜けた穴はあまりにも大きい。(谷川直之)

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
20 | 15 | 2 | 0.571 (↓0.017) | - (-) |
106 | 128 (-) | 93 (+1) | 22 (-) | 30 (+2) |
0.244 (↓0.003) | 2.260 (↑0.03) |
2 (-) |
広島 |
20 | 16 | 1 | 0.556 (↑0.013) | 0.5 (↓1) |
106 | 129 (+5) | 98 (+1) | 18 (+1) | 14 (+1) |
0.254 (-) | 2.350 (↑0.04) |
3 (1↑) |
DeNA |
17 | 16 | 3 | 0.515 (↑0.015) | 2 (↑1) |
107 | 105 (+1) | 94 (-) | 11 (-) | 19 (+2) |
0.219 (↓0.001) | 2.350 (↑0.07) |
4 (1↓) |
巨人 |
19 | 19 | 1 | 0.500 (↓0.014) | 2.5 (-) |
104 | 119 (+1) | 128 (+5) | 29 (-) | 16 (-) |
0.243 (↓0.002) | 2.910 (↓0.07) |
5 (-) |
中日 |
16 | 18 | 2 | 0.471 (-) | 3.5 (↑0.5) |
107 | 76 (-) | 102 (-) | 11 (-) | 20 (-) |
0.213 (-) | 2.650 (-) |
6 (-) |
ヤクルト |
12 | 20 | 1 | 0.375 (-) | 6.5 (↑0.5) |
110 | 88 (-) | 130 (-) | 13 (-) | 6 (-) |
0.223 (-) | 3.370 (-) |
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