ソフトバンク(★1対3☆)西武 =リーグ戦11回戦(2025.05.14)・みずほPayPayドーム福岡=
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西武
10001010031001
ソフトバンク
0100000001410
勝利投手:武内 夏暉(1勝0敗0S)
(セーブ:平良 海馬(0勝1敗9S))
敗戦投手:大津 亮介(0勝1敗0S)

本塁打
【西武】渡部 聖弥(1号・1回表ソロ)

  DAZN
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◆西武は初回、渡部聖のソロで先制する。その後は同点で迎えた5回表にネビンの適時打で勝ち越すと、7回には渡部聖の内野ゴロの間に貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・武内が5回1失点で今季初勝利。敗れたソフトバンクは、打線が3回以降は無安打と沈黙した。

◆両チームのスタメン発表がされた。ソフトバンクは現在2連勝中。勝てば4月12日以来の勝率5割復帰で、最大「7」あった借金を完済する。また、巨人から交換トレードで加入した秋広優人内野手(22)、大江竜聖投手(26)は入団会見後に試合前練習に参加するも、ベンチ入り登録はされなかった。

◆西武ドラフト2位の渡部聖弥外野手(22)がプロ初本塁打を放った。初回2死走者なし、ソフトバンク大津の初球、低め143キロを左翼テラス席へ放り込んだ。「ある程度コースを絞って打席に入った結果、初ホームランを打つことができました。すごくいい感触でした。気持ち良かったです」と球団広報を通じてコメントした。渡部聖は昨秋ドラフト2位で大商大から入団。一時は4割を超える高打率をマークする一方で、前日までの107打席で本塁打は1本もなかった。はこちら

◆ソフトバンクの大津亮介投手(26)が4回2/3を投げ、5安打2失点で降板した。0-0の初回2死に先制ソロを献上。西武3番渡部聖にプロ初本塁打を許した。3回は6球、4回は8球と2イニング連続3者凡退。テンポの良さを取り戻したかに見えたが、5回に2死一、三塁とピンチを招き、交代を告げられた。「初回にホームランを打たれてしまい、追いかける展開にしてしまった。早い回で降板してしまい、チームに申し訳ないです」と振り返った。右腕は今季3度目の登板となったが、これで3試合連続で5回を持たずに降板となった。

◆今季初登板となった西武の武内夏暉投手(23)が5回1失点と粘った。初回、連打と四球でいきなり無死満塁。ソフトバンクの4番山川にもカウント3-2としたが、最後はツーシームで空振り三振に。その後の2人もアウトにし、何とか切り抜けた。2回も連打を浴びるも守備陣の好判断もあり、なんとか犠飛の最少失点のみ。豊田投手コーチも「入りがうまくいっていない中で、大量失点しなくて良かったなという内容でした」と話すように、なんとか抑えていった。昨季はベテラン炭谷とバッテリーを組むことがほとんどだったが、この日は古賀悠とバッテリーを組んだ。5回にネビンの適時打でチームが勝ち越し、その裏を抑えたところでお役御免に。5回4安打3四球2奪三振。直球の最速は149キロ。球数は89球だった。昨季10勝でパ・リーグ新人王に輝いた左腕は、今年1月に左肘内側側副靱帯(じんたい)不全損傷と診断された。リハビリと2軍登板を経て、この日が今季初登板。勝利投手の権利を得て、マウンドを降りた。

◆西武の西川愛也外野手(25)が賞金100万円をゲットした。8回表、右翼フェンスの福岡銀行ブランドキャラクター「ユーモ」に打球をダイレクトに当てたことに伴い、福岡銀行から授与される。8回裏終了時に場内アナウンスされると、大きな拍手が。修学旅行で訪れている中学生たちも沸いていた。

◆西武が勝利し、パ・リーグでは日本ハムに続いて今季20勝に到達した。シーズン91敗した昨季は、20勝に到達したのがシーズン65試合目となる6月22日だった。今季はシーズン36試合目で達した。初回、3番のルーキー渡部聖弥外野手(22)がプロ1号ソロを放って先制。2回に同点に追いつかれたものの、5回にタイラー・ネビン外野手(27)が貴重な勝ち越し適時打を放ち、7回にも機動力を絡めて加点した。なお、渡部聖は5打席に立ち、規定打席に到達した。この日は2安打で打率3割3分3厘となり、リーグ2位となった。今季初登板となった先発の武内夏暉投手(23)は初回、連打と四球でいきなり無死満塁からのスタート。制球に苦しみながら何とか粘って5回を1失点でまとめ、今季初勝利を挙げた。

◆遅ればせながら西武武内夏暉投手(23)が今季1勝目を挙げた。初回、連打と四球でいきなり無死満塁。「もう攻めるし、勝負するしかないと」。集中してソフトバンク4番の山川に対し、フルカウントからツーシームで空振り三振に。制球に苦しんだが、結果的に5回1失点。「どんな状況でもピンチで点をやらない意識で投げています」と踏ん張りきった。昨季のパ新人王左腕は1月に左肘を故障。いわゆる「トミー・ジョン手術」も覚悟したものの、リハビリと2軍戦を経て、シーズン36試合目で1軍登板ができた。この日は最速で149キロも出たが、89球中40球がボール球と課題も明白だった。「(勝利の味は)そこまで良くないですけど、やっぱり自分の力でもっと勝ちたい」。次週も先発予定で、今度こそ。今井、隅田らの強力先発陣に、100%の武内が戻れば盤石だ。

◆西武のドラフト2位ルーキー、渡部聖弥外野手(22)についにプロ初本塁打が飛び出した。オープン戦でも2軍でも本塁打は打っておらず、正真正銘の1号だ。「すごくいい感触でした。気持ち良かったです」と白い歯を見せた。初回2死走者なし、ソフトバンク大津の初球の低め直球にうまくヘッドを走らせた。「ある程度コースを絞って打席に入った結果です」と振り返る。引っ張った打球は低く伸び、フェンス最上段に当たって、テラス席にこぼれ落ちた。プロ通算108打席目での記念すべき1発だ。4月27日には打率が4割5分を超え、破竹の勢いで打っていた。研究され3割3分台まで落ちた。5月は前日までで1割7分。「いつかは当たる壁と思っていました」と話す。「ボールへ対しての体の入り方が変わってしまって」。生じた微妙な狂いを、首脳陣やスタッフの助言も受けながら戻している過程にある。右足首の捻挫で一時戦線離脱をしていたものの、この日の5打席目で再び規定打席に到達。3割3分3厘でリーグ打率2位にランクインした。「ここからが長いので。今の打席の数字で評価されるわけではないので」と地に足をつけた活躍を続ける。ドラフト1位には選ばれなかったが、今や堂々たる西武の中心選手だ。【金子真仁】

◆ソフトバンクが競り負け、勝率5割復帰を逃した。0-1で迎えた初回に無死満塁の絶好機を演出するも、4番山川、5番中村、6番柳町が凡退。まさかの無得点に終わり、結果的に4安打1得点とホークス打線が沈黙した。この日は今季初めての「ルーフオープンデー」で、みずほペイペイドームの屋根が開いた一戦も勝利を飾ることができず。借金は再び2となり、3位西武とのゲーム差は3に広がった。最後は嶺井のバットが空を切った。1-3の最終回2死一塁。1発同点の場面も、空振り三振に終わった。3回以降はノーヒットで、計4安打1得点と打線が沈黙。試合をひっくり返す反発力はなく、今季初めての「ルーフオープンデー」を勝利で飾ることはできず。3連勝を逃し、勝率5割復帰に失敗した。試合後、小久保監督は敗戦の要因を「初回が全てやったんじゃないですか」と振り返った。指揮官が嘆いた場面が1点を追う初回だ。無死満塁の絶好機を演出するも、4番山川が空振り三振。フルカウントからの6球目、見逃せばボール球の変化球に手が出てしまった。続く5番中村は一直。ライナー性の当たりも、相手一塁手の正面を突いた。6番柳町は二ゴロに倒れ、あと1本が出ない。手痛い拙攻が響き、結果的に1-3の2点差で競り負けた。0-1の2回1死三塁で9番牧原大が右犠飛を放ち、一時は同点に追いついた。ただ、その後は、今季初先発の西武武内を攻めきれない。5回まで計3四球をもらうも、最少得点に抑え込まれた。昨季も計5度の対戦で2勝2敗も、防御率1・66と抑え込まれていた。この日は制球、球速とも本調子の面影はなかったが、2点目を奪えず。苦手としている左腕に、今季1勝を献上した。この日は借金1で迎え、勝利すれば4月12日以来の借金完済だった。借金は再び2となり、3位西武と3ゲーム差。首位日本ハムとは4差と詰められなかった。5月は12試合を終え、ここまで8勝4敗と勝ち星が先行する。15日もドームの屋根が開く「ルーフオープンデー」の一戦。4カード連続の勝ち越しへ、再浮上へ、何とか白星を手にしたいところだ。【佐藤究】

◆西武西川愛也外野手(25)が思わぬボーナスを手にした。8回、右翼フェンス直撃の二塁打を放った。打球はフェンスに描かれた福岡銀行のキャラクター「ユーモ」のイラストに当たった。同行から100万円が贈呈されることに。西川は「めっちゃうれしかったです。母の日に何もしてないので、お母さんに何かしてあげられたら」と親孝行に使う。西武では栗山も23年に同賞をゲットした。

◆阪神藤川球児監督(44)が左翼の選手起用に「姿勢」を重視した。直近6試合では前川が右投手の先発時の3試合、中川が左投手の3試合に左翼でスタメン出場中。指揮官は起用法に「姿勢を見てますね。春季キャンプから言い続けてますけど、そこのあたり関係するかもしれない」と話した。延長12回ドローからの第2戦へ「簡単ではないゲームになると思う。どこまで、選手たちも含めて粘り強くできるか」と見通しを語った。

◆西武ドラフト2位ルーキーの渡部聖弥外野手(22)がプロ108打席目でうれしい初本塁打をかっ飛ばした。初回、ソフトバンク大津の低め直球を見事に左翼席へ運んだ。故障で一時離脱していた強打者は、この日で規定打席にも復活し、打率3割3分3厘でいきなり2位にランクイン。昨秋ドラフトでは12球団で13番目に名前を呼ばれた"超ドラ2"の活躍で、昨季91敗の西武が20勝にリーグで2番乗りを果たした。少年「せいちゃん」の頃から、西武渡部聖は鉄人パワーに憧れていた。大切にしているものがある。「インクがついていて、『レアやな~』と(笑い)」。広島・府中市の実家に、2215試合連続出場の日本記録を打ち立てた「鉄人」こと衣笠祥雄氏(18年に71歳で死去)の直筆サインボールを保管している。山本浩二氏(78)とのYK砲で赤ヘル打線を中軸として支えた、広島のレジェンドだ。渡部聖自身も大学では下級生の時から4番に座り、長期離脱なし。「体は親からもらったもの。元から強い体に産んでくれて感謝です」。大商大の鉄人だった。ドラフト2位で西武に入団した。楽天のドラフト1位宗山塁は、広陵(広島)の同期。順位は関係ない。「2位じゃなくて、13番目に選ばれただけじゃけ」と母校の指導者に言われたが、その通りだと思っている。春先に「ビッグになります!」と高らかに宣言した22歳は、新天地で「せいやん」の愛称がついたばかり。新世代の「鉄人」と呼ばれる日まで、数字を積み上げていく。【中島麗】

◆西武ドラフト2位ルーキーの渡部聖弥外野手(22)がプロ108打席目でうれしい初本塁打をかっ飛ばした。初回、ソフトバンク大津の低め直球を見事に左翼席へ運んだ。故障で一時離脱していた強打者は、この日で規定打席にも復活し、打率3割3分3厘でいきなり2位にランクイン。昨秋ドラフトでは12球団で13番目に名前を呼ばれた"超ドラ2"の活躍で、昨季91敗の西武が20勝にリーグで2番乗りを果たした。初本塁打の感想を問われたルーキーの横に、西口監督がヌッと登場した。「初ホームラン出てホッとしてます」という指揮官による代弁に、渡部聖は「ありがとうございます」と白い歯を見せた。「正直、そろそろホームラン打ちたいとは思ってました」。大商大時代に「ムキムキマン」と呼ばれた強打者が、煩悩を消してチーム打撃に徹し、ようやく108打席目に1号だ。初回2死、ソフトバンク大津の低め直球にヘッドをうまく返すと、打球は低弾道のまま左翼席へ吸い込まれた。打撃練習では左翼席上段に運びながら、試合では「基本はセンターへ」。初アーチに時間はかかったが、初見のプロ投手に次々と対応してきた打撃技術はやはり抜けた存在だ。広島・府中市出身。スーパー小学生ではなかった。「小学3年で試合に出始めたんですけど、当時はまだ体が小さくて2番とか打ってて。バントから始めたんです。ずっとバント職人って言われてたんです」。でもやっぱり、思い切りバットを振れるようになればうれしい。走るのは嫌いでも、時間を忘れるほどバットを振っていた。恩師が府中から駆けつけた大阪での前夜は、打てなかった。この日、山陽新幹線で福岡へ移動。2時間少々の旅路でやっぱり故郷は気になる。「カープの球場がちょっと懐かしくて」。広島駅到着のアナウンスが流れるとブラインドを上げ、車窓から景色に浸った。右足首の捻挫で戦列を離れた時期もあったが、この日で再び規定打席に復活した。いきなりパ・リーグ2位にランクイン。「ここからが長いので。今の打席の数字で評価されるわけではないと思うので」と浮つくこともない。昨秋のドラフト会議。1位指名では縁がなかったけれど、奇跡的に2位で残っていた。広池球団本部長は「聖弥で満場一致でした」と明かす。半年後、いまや欠かせない3番打者になった。【金子真仁】

◆西武のドラフト2位新人、渡部聖が出場27試合目でプロ初本塁打を放った。0―0の一回2死無走者で大津が投じた初球の内角低めの速球を振り抜くと、強烈な打球は左翼席に飛び込んだ。108打席目での待望のアーチに、ダイヤモンドを回る際には笑みがこぼれ「正直、そろそろ本塁打を打ちたかった」と初々しく喜んだ。五回に2点目につながる右前打を放ち、14度目の複数安打をマーク。七回には内野ゴロで貴重な3点目をもたらした。規定打席に到達し、リーグ2位の打率3割3分3厘をマークする好打者は「今の数字で評価されるわけではない。これからが大事」と表情を引き締めた。

◆西武は今季初登板の武内が5回を4安打1失点でまとめて初勝利。打線は一回に渡部聖のプロ初本塁打で先制。同点の五回にネビンの適時打で勝ち越し、七回にも1点を加えた。ソフトバンクは打線が三回以降無安打と振るわなかった。

◆ソフトバンクは序盤の好機を生かしきれなかった。0―1の一回に連打と四球で無死満塁としながら、4番山川が三振を喫するなど後が続かなかった。二回も牧原大の犠飛で1点を挙げるのがやっと。小久保監督は「初回が全てだったんじゃないですか」と淡々と振り返った。左肘の故障明けで不安定だった武内の立ち上がりを攻めきれず、三回以降は無安打と沈黙した。負傷者が相次ぎながら若手の奮起などで徐々に調子を取り戻していたが、連勝は2でストップ。約1カ月ぶりの勝率5割復帰も持ち越しとなった。

◆?西武の新人・渡部聖が一回にプロ初本塁打を放つなど2安打2打点。この日、規定打席(チームの試合数×3・1=112打席)に到達し、打率・333(108打数36安打)はリーグ2位にランクインした。本塁打を放った一回の打率は5割(18打数9安打)で、今季13打点のうちイニング別では最多の6打点を一回に挙げている。?西武の新人選手の本塁打は2023年の蛭間拓哉(2本)以来2年ぶり。チーム36試合以内に1号を打ったのは21年のブランドン(4試合)、渡部健人(8試合)、若林楽人(10試合)以来4年ぶり。

◆強い西武が帰ってきた。パ・リーグ3位の西武は14日、ソフトバンク11回戦(みずほペイペイ)に3-1で競り勝ち、敗れた首位日本ハムに1ゲーム差と迫った。ドラフト2位・渡部聖弥外野手(22)=大商大=が一回に出場27試合目、108打席目でプロ初本塁打を放った。規定打席に到達し、打率・333はリーグ2位。西口文也監督(52)の起用に応え、新人王の有力候補となっている。屋根が開放されたみずほペイペイドームで、初々しくダイヤモンドを回った。0―0の一回2死無走者。大津が投じた初球の内角低めの速球を振り抜くと、強烈な打球は左翼ホームランテラス席奥のフェンスを直撃した。渡部聖は出場27試合目、108打席目での待望のアーチに笑みがこぼれた。「しっかり捉えたので入ったと思った。正直、そろそろ(本塁打を)打ちたいと思っていた。(光景は目に)焼き付いています」大津と初対戦した5日は2打数無安打に封じられたが、この日は初球を捉え、対応力の高さが光った。一回の打率は驚異の・500(18打数9安打)だ。五回には2点目につながる右前打を放ち、14度目の複数安打。七回には内野ゴロで貴重な3点目をもたらした。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
21151 0.583
(↓0.017)
-
(-)
106134
(+5)
113
(+9)
41
(+1)
15
(+1)
0.236
(↑0.001)
2.580
(↓0.18)
2
(-)
ORIX
19153 0.559
(↑0.014)
1
(↑1)
106132
(+9)
133
(+5)
28
(+2)
19
(+1)
0.273
(↑0.001)
3.340
(↓0.05)
3
(-)
西武
20160 0.556
(↑0.013)
1
(↑1)
107105
(+3)
94
(+1)
14
(+1)
31
(+1)
0.242
(↑0.001
2.420
(↑0.04)
4
(-)
ソフトバンク
17192 0.472
(↓0.014)
4
(-)
105143
(+1)
121
(+3)
24
(-)
28
(-)
0.252
(↓0.003)
2.750
(↓0.01)
4
(1↑)
楽天
17190 0.472
(↑0.015)
4
(↑1)
107106
(+4)
123
(-)
16
(-)
35
(+1)
0.240
(↑0.003)
3.320
(↑0.1)
6
(-)
ロッテ
12220 0.353
(↓0.011)
8
(-)
10984
(-)
120
(+4)
17
(-)
13
(-)
0.205
(↓0.001)
3.190
(↓0.01)