楽天(☆4対0★)ロッテ =リーグ戦10回戦(2025.05.14)・楽天モバイルパーク宮城=
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ロッテ
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楽天
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勝利投手:ハワード(1勝0敗0S)
敗戦投手:種市 篤暉(2勝3敗0S)
  DAZN
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◆楽天は2回裏、小深田の適時打で1点を先制する。続く3回に鈴木大が適時打を放つと、3-0となって迎えた5回には浅村の適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・ハワードが7回5安打無失点の力投で来日初勝利。敗れたロッテは、打線が5安打無得点と沈黙した。

◆2軍調整中だった楽天ミゲル・ヤフーレ投手(27)が14日、試合前練習から1軍に合流した。4月5日ロッテ戦(ZOZOマリン)で腰の張りを訴え、2回を投げ終えたところで緊急降板していた。ヤクルトから新加入の助っ人右腕は「状態はほんとにいいです。けがしてる前の状態よりも今の方がいいかなというふうに感じています」とうなずいた。前回登板した11日のイースタン・リーグ日本ハム戦では7回4安打無失点と好投。早ければ18日ソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)で登板する可能性がありそうだ。「もちろん(離脱した)後悔はあったりしたんですけど、とにかく戻ってこられて良かったです。チームの勝利に貢献できるように頑張りたいと思います」と力を込めた。また、この日に岸孝之投手(40)、荘司康誠投手(24)の先発陣が出場選手登録を抹消された。

◆ロッテ山口航輝外野手(24)が今季初昇格した。チームは4連敗中で「厳しい状況っていうのも見ててわかります、自分1人で流れ変えることは難しいかもしれないですけど、何かのきっかけをつくれればいいと思います」と意気込んだ。イースタン・リーグでは37試合に出場し30安打22打点、打率2割5分4厘の成績を残していた。沢田圭佑投手(30)も今季1軍初昇格。タイロン・ゲレーロ投手(34)投手と角中勝也外野手(37)が出場選手登録を抹消された。

◆楽天浅村栄斗内野手(34)が、通算2000安打まで残り3本とした。ロッテ戦に「7番DH」でスタメン出場。0-0の2回1死一塁、カウント1-2から種市の150キロ直球を右前に運んだ。続く小深田の先制適時打を演出した。2-0の4回先頭では5球目の149キロ直球を捉え、左翼線への二塁打をマーク。5回無死二、三塁では右前適時打を放ち、今季3度目の猛打賞を決めた。

◆新助っ人の楽天スペンサー・ハワード投手(28)が、来日初登板初先発で好投した。初回、ロッテ先頭の岡を三ゴロ、続く藤岡を三飛、3番藤原はチェンジアップで空振り三振に封じた。2回は3者凡退。3回2死から友杉に遊撃内野安打を打たれて初安打を浴びたが、後続を断った。6回に2死一、二塁のピンチを招いたが、前日に1発を放っているソトを二ゴロに打ち取った。テンポのいい投球で7回5安打無四球無失点。初勝利の権利を持って降板した。ハワードは開幕ローテ入りが決定していたが、腰の張りを訴えて2軍調整していた。

◆ロッテの先発、種市篤暉投手(26)は4回8安打3失点で降板した。2回に1死から3連打を浴び先制を許す。3回には味方失策から出た走者をかえし、2点目を献上した。4回には1死満塁から押し出しで失点した。ボール先行のカウントが多く不安定な投球が続いた。1日に再調整で出場選手登録抹消された種市は7日にファーム西武戦に登板し、3回6安打1失点だった。調整してからの登板だったが不本意な結果に終わった。「連敗している中で流れを持ってくるピッチングをしようと思いマウンドに上がりましたが、前回の登板同様に守りからリズムを作ることができませんでした」と振り返った。

◆パ・リーグ最下位のロッテは5連敗で7年ぶりの借金10にふくらんだ。投打がかみ合わず今季9度目の0封負けを喫した。先発の種市篤暉投手(26)は2回に1死から3連打を浴び先制を許す。3回には味方失策から出た走者をかえし、2点目を献上した。4回には1死満塁から押し出しで失点した。ボール先行のカウントが多く不安定な投球が続いた。吉井理人監督(60)は「そもそもボールが操れていない。今日は全然ダメでしたね」と語った。種市は1日に出場選手登録を抹消され、一度ファームでの調整登板してからの先発マウンドだったが不本意な結果に終わった。吉井監督は「(1軍)上がってきて何も変わってなかった。あれぐらいの期間じゃ修正できなかったのかなと思う。とはいえ、彼はローテーション中心のピッチャーで、彼がいなくなるのはチームにとって大変なこと。いろいろ考えようと思ってます」と再び登録抹消する可能性も明かした。打線も初対戦の楽天先発ハワードを前に7回まで5安打に抑えられ、得点できず。指揮官は「対応してる子もいたんですけど、初めて見るピッチャーで、うまく何を打つかっていうのが決められない選手もいたんじゃないかなという風に思う。次もまた当たると思うんで、何か教訓を引き出して次に向かってほしい」と話した。屈辱のビジター10連敗は12年以来球団13年ぶりとなった。

◆楽天が平日デーゲームで2連勝を飾った。2回1死一、二塁から小深田が2試合連続の先制打。3回2死三塁から4番鈴木大が魚雷バットでチーム初打点となる中前適時打で追加点を奪った。4回2死満塁では辰己が押し出し四球を選んだ。通算2000安打に迫る浅村は5回の右前適時打を含む3安打1打点の固め打ちで、大記録まで残り3本とした。投げては初登板初先発のハワードが7回5安打無四球無失点と好投し、初勝利を挙げた。この2日間は宮城県内の小、中学生が楽天モバイルパークのさまざまな仕事を体験する「弟子入り体験・職場体験」、高校生、専門学生などが学校単位で試合観戦する「学校観戦プログラム」を実施。学生らに2日連続で勝利を届けた。

◆楽天浅村栄斗内野手(34)が4打数3安打1打点で、通算2000安打まで残り3本とした。「7番DH」でスタメン出場。0-0の2回1死一塁、カウント1-2から種市の150キロ直球を右前に運んだ。続く小深田の先制適時打を演出した。2-0の4回先頭では5球目の149キロ直球を捉え、左翼線への二塁打をマーク。5回無死二、三塁では右前適時打を放ち、今季3度目の猛打賞を決めた。浅村が3安打で、通算2000安打へあと3本。残り3本から一気に達成したのは、03年立浪(中日)が7月5日巨人戦で3安打して決めた1度しかないが、浅村も一気に達成できるか。また、7回に三振を喫し、史上15人目の通算1500三振を記録。初三振は西武時代の10年4月18日の日本ハム戦で武田久からで、34歳6カ月で到達は01年清原(巨人)の33歳9カ月に次ぐ年少2位。

◆楽天浅村栄斗内野手(34)が、平成生まれ初の通算2000安打まで残り3本に迫った。ロッテ戦に「7番DH」でフル出場。5回の右前適時打含む4打数3安打1打点で今季3度目の猛打賞を記録し、チームを2連勝に導いた。一時は自己ワーストを更新する35打席連続無安打と低迷したが、再びペースアップして大記録を射程圏内に捉えた。浅村が大記録に向けて一気に加速した。3-0の5回無死二、三塁、ロッテ広畑の内角低めの落ち球をすくった。「犠牲フライでもいいぐらいの感覚で、あんまり長打は意識せずにしっかりヒット、点が入るように。そういう気持ちでいきました」。右前に落とすダメ押しの適時打となり、盛り上がる三塁側ベンチへ向けて右手を突き上げた。2回に右前打、4回に左翼線二塁打を放ち、今季3度目の猛打賞。マルチ安打は実に12試合ぶりだった。一時は自己ワーストを更新する35打席連続無安打と低迷も、9日の日本ハム戦(エスコンフィールド)の第3打席に左翼線二塁打を放ちトンネルを抜けた。「ここ何試合か、北海道で1本久しぶりに出てからは気持ち的にはだいぶ楽に打席には入れている」。直近5試合で16打数6安打と当たりが戻ってきた。7回に沢田から見逃し三振を喫し、通算1500三振に到達。浅村は「うれしくはないですけど、試合と打席を与えてもらってる結果かなと」。34歳6カ月は01年清原(巨人)の33歳9カ月に次ぐ2番目の年少記録となった。通算2000安打は目前に迫る。球場に設置されている「ASA-METER」は「1997」となり、残り3本だ。15日ロッテ戦(東京ドーム)で一気に決める可能性もある。「今日みたいにポンポンポンって出る時もあれば、前みたいに30何打席出ない時もやっぱりあるので、1本ずつ積み重ねて。身にしみて今年特に感じてますし、1年1年そういう気持ちによりなってるんで。2000本で終わりじゃないので、あんまり2000本、2000本と思わず、1本でも多く打てるようにと思っています」偉業達成が迫っても、目の前の打席に集中するスタンスは変わらない。【山田愛斗】はこちら

◆楽天が快勝した。二回に宗山、浅村、小深田の3連打で先制。その後も鈴木大、浅村の適時打などで小刻みに加点した。来日初登板のハワードは制球が良く、7回無失点で白星を挙げた。ロッテは投打とも振るわず今季2度目の5連敗。

◆楽天・ハワード投手が来日初登板で7回無失点、無四球と好投し、初白星をマーク。「(本拠地のファンに)ずっと応援してもらっている感じがして、本当に気持ちが良かった」と余韻に浸った。最速153キロの直球と変化球を織り交ぜ、90球で役目を終えた。MLB通算4勝13敗で今季、楽天に加入。3月下旬に腰の張りを訴えて初登板が遅れたが、石井投手コーチは「全ての球種を操れる。大いに期待している」とうれしそうだった。

◆楽天のハワードが来日初登板で白星をマークした。最速153キロの直球と変化球を織り交ぜ、7回を無四球で5安打無失点。「ずっと応援してもらっている感じがして、本当に気持ちが良かった」と余韻に浸った。開幕ローテーション入りが有力視されていたが、オープン戦最後の登板となるはずだった試合の直前に腰の張りを訴えて離脱。約1カ月半遅れでのデビューとなった。石井投手コーチは「全ての球種を操れている。大いに期待している」とうれしそうだった。

◆楽天・浅村栄斗内野手(34)が14日、ロッテ10回戦(楽天モバイルパーク)に「7番・DH」で先発出場し、3安打の固め打ち。通算2000安打まで残り3本とした。五回に右前適時打を放ち、4-0の勝利に貢献。15日のロッテ11回戦は東京ドームに舞台を移して行われる。一塁ベースを回ると、浅村は味方ベンチに向けて右拳を上げた。チーム4得点目となる右前適時打に、イヌワシ党はお祭り騒ぎだ。「何とか犠牲フライでもいいぐらいの感覚で、気持ち的にしんどくなかった。あまり長打を意識せず、しっかりヒットで点が入ればという気持ちで臨んだ」五回無死二、三塁の好機。2番手・広畑に追い込まれてから低めの落ちる球を巧みに拾い、流し打った。この一打で通算2000安打まで3本とし、楽天モバイルパーク宮城の三塁側に設置された「ASA-METER」は『1997』となった。5試合続けて下位打線の7番で出場。二回は右前打でつなぎ、続く小深田の先制打をお膳立てした。四回は先頭で左翼線二塁打を放ってチャンスメークし、得点につなげた。七回は通算1984試合目で通算1500三振となる見逃し三振を喫し「多いという感じ。しかも結構、スピード的に早い」と落ちを付けた。4月27日のソフトバンク戦で残り9本としてから自己ワーストの35打席連続無安打を経験。「野球は本当にメンタルの部分が大きい。ヒットを打てない時期が続くとやはり打ちたいけど、自分の中で打てない時期もあると言い聞かしてやるしかない」と、重圧を乗り越えた。15日は東京ドームに舞台を移してのロッテ戦。カウントダウンを一気に進めたプロ17年目の浅村は「一本の難しさを今年は特に身に染みて感じている」という。大台に近づいたが「通算2000本で終わりではない。一本でも多く打てるように」と決意を新たにした。(広岡浩二)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
21151 0.583
(↓0.017)
-
(-)
106134
(+5)
113
(+9)
41
(+1)
15
(+1)
0.236
(↑0.001)
2.580
(↓0.18)
2
(-)
ORIX
19153 0.559
(↑0.014)
1
(↑1)
106132
(+9)
133
(+5)
28
(+2)
19
(+1)
0.273
(↑0.001)
3.340
(↓0.05)
3
(-)
西武
20160 0.556
(↑0.013)
1
(↑1)
107105
(+3)
94
(+1)
14
(+1)
31
(+1)
0.242
(↑0.001)
2.420
(↑0.04)
4
(-)
ソフトバンク
17192 0.472
(↓0.014)
4
(-)
105143
(+1)
121
(+3)
24
(-)
28
(-)
0.252
(↓0.003)
2.750
(↓0.01)
4
(1↑)
楽天
17190 0.472
(↑0.015)
4
(↑1)
107106
(+4)
123
(-)
16
(-)
35
(+1)
0.240
(↑0.003
3.320
(↑0.1)
6
(-)
ロッテ
12220 0.353
(↓0.011)
8
(-)
10984
(-)
120
(+4)
17
(-)
13
(-)
0.205
(↓0.001)
3.190
(↓0.01)