日本ハム(☆8対7★)楽天 =リーグ戦7回戦(2025.05.10)・エスコンフィールド北海道=
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楽天
00060100071101
日本ハム
12014000X81003
勝利投手:山本 拓実(1勝0敗0S)
(セーブ:田中 正義(0勝1敗8S))
敗戦投手:松井 友飛(1勝2敗0S)

本塁打
【楽天】村林 一輝(2号・4回表満塁)
【日本ハム】レイエス(7号・1回裏ソロ),万波 中正(8号・2回裏2ラン),万波 中正(9号・5回裏満塁)

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◆日本ハムが打撃戦を制した。日本ハムは3-6で迎えた4回裏、五十幡の適時打で2点差とする。続く5回には万波のグランドスラムが飛び出し、逆転に成功した。投げては、2番手・山本拓が今季初勝利。敗れた楽天は、1点差の9回に1死満塁の好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆日本ハム万波中正外野手(25)が、2点を追う5回無死満塁の好機に左翼ブルペンへ、自身2本目の豪快なグランドスラムを放った。2回の2ランに続くこの日2本目のアーチで、リーグトップの第9号。「真っすぐを仕留められました。最低限、犠牲フライという気持ちでしたが、一番良い結果になってよかったです」。4年連続の2桁本塁打に王手をかけた。4回には先発の加藤貴之投手(32)が、楽天村林一輝内野手(27)に満塁弾を食らっており、"満弾返し"で逆転に成功した。同カードは昨年6月21日の対戦で、日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が7回に満塁弾を放った後、楽天フランコ内野手(32)が8回にグランドスラムを"お返し"していた過去があり(試合は延長12回引き分け)、今度は日本ハムがやり返す形となった。

◆日本ハム宮西尚生投手(39)が、元中日岩瀬の持つ日本記録、879試合連続リリーフ登板に並んだ。1点リードの6回2死二塁で、4番手としてマウンドへ。楽天宗山塁内野手(22)を、すべてスライダーで3球三振に仕留めてピンチを脱した。大記録にあと「1」と迫った7日オリックス戦登板後には「並んだら、次は先発させてもらおうかな。なんか超えたら...岩瀬さん、偉大すぎて、謙遜というか、こう、いやいや大丈夫ですってなりそうなんで」と話していた。879試合連続リリーフ登板のプロ野球タイ記録=宮西(日本ハム) 10日の楽天7回戦(エスコンフィールド)で今季10試合目に登板し、岩瀬(中日)の持つ最長記録に並んだ。岩瀬は1度だけ先発登板がありプロ3年目からの記録だが、宮西は先発が1度もなくデビューからすべて救援登板。

◆日本ハムが"満塁弾返し"で連勝を3に伸ばした。先発の加藤貴之投手(32)が4回、楽天村林一輝内野手(27)に満塁本塁打を浴びたが、2点を追う5回無死満塁の好機に、万波中正外野手(25)が左翼ブルペンへ、自身2本目のグランドスラムを放って試合をひっくり返した。「逆転満塁弾」の応酬は史上初めてのことだった。万波は2回にも2ランを放っており、4年連続の2桁本塁打に王手をかけた。6回には宮西尚生投手(39)が登板し、元中日岩瀬の持つ日本記録879試合連続リリーフ登板に並ぶ快挙も達成。貯金は今季最多の「5」となった。新庄剛志監督(53)は、2試合続けての1点差勝利に「勝った気しないですね、なんか...僕だけでしょうか(笑い)」。前日は「しんじょう(心臓)に悪い試合でした」とコメントを残したが、「今日、パート2やね」と笑った。日本ハム-楽天戦は4回に村林、5回に万波が満塁弾。両チーム満塁本塁打の応酬は、24年6月21日に今回と同じエスコンフィールドでの日本ハム-楽天戦で、レイエス(日本ハム)とフランコ(楽天)が打って以来18度目(パ8度目、セ9度、交流戦1度)。今回は村林がスコア2-3から、万波が4-6からで、いずれも逆転弾。「逆転満塁弾」の応酬は史上初めてだ。

◆満塁弾返しだ"やられたらやりかえす"万波中正 本日2ホーマーの大暴れ?プロ野球 (2025/5/10)??日本ハム×楽天??live on DAZN#オレをみろ #lovefighters pic.twitter.com/3zbNvORBmk

◆日本ハム新庄剛志監督(53)がフランミル・レイエス外野手(29)の全力疾走に感動した。初回に先制7号ソロを放った助っ人は、3回にも痛烈な左前打を放った際に巨体を揺らして全力疾走。隙あらば二塁へ進もうという姿勢を見せた姿に指揮官は「レフト線に(打球が)行って、あの一生懸命な走塁をするところはチーム全体が見習わないといけない。なんか感動しますよね。セカンドを狙おうって。俺は心の中で『行くなよ』って思いながらも、あの姿勢はほんと心打たれるというか、大好きですね」と献身的さがあふれ出た躍動に心を奪われていた。そんなレイエスの一塁守備を11日楽天戦(エスコンフィールド)で解禁することも明かした。開幕からDH起用が続いていた助っ人を守備に就かせるのは「野村くんが今、ずっと(一塁や左翼で)出てるじゃないですか。明日はちょっとモーレ(レイエス)にファーストを守ってもらって、野村くんは明日DHで」と4番野村の負担を軽減させる狙いがある。もうひとつの目的は「交流戦もあるんで。僕、1カ月前から準備したいタイプだから。いきなり交流戦でファーストを守っても準備不足だったら後悔するから、早い時期にファーストで出てもらって。こんな早い時期に(守らせて)けがをしたとしても、僕は準備の方を選ぶ」と説明。1カ月後を見据えた布石を打つ。

◆日本ハム金村尚真投手(24)が今季2度目の「投げ抹消」となった。9日楽天戦(エスコンフィールド)では9回7安打1失点の完投勝利で3勝目。シーズン1~3勝を完投(完封含む)で挙げるのは、球団では07年ダルビッシュ以来(完投→完投→完封)だった。そんな快記録を残した右腕の出場選手登録を潔く抹消できるのも、1軍投手陣を預かる加藤投手コーチが「はぁ、どうしましょうかねぇ...」と先発ローテ編成に悩むほどレベルの高い先発投手が豊富にいるからだ。今季の日本ハム先発陣は、9日楽天戦までに先発した8投手全員に白星が付いている。開幕ローテーション(金村→加藤貴→バーヘイゲン→伊藤→北山→山崎)に入った6投手に加えて、新戦力の台湾の「火球男」こと古林睿煬(グーリン・ルェヤン)と達が結果を残した。ここまで6連戦が1度しかない、ゆとりのある日程だったこともあり、中6日の登板間隔を続けるのは伊藤だけ。加藤貴と山崎もすでに「投げ抹消」が1度ずつあるなど、シーズン中盤以降を見据えて余力を保てる先発ローテ編成ができている。さらに2軍で好成績を残す細野も9日から1軍へ合流した。13日からのオリックス3連戦(エスコンフィールド)で"先発9人目"となる見通し。その細野の登録枠を空ける必要性もあった。投手起用を加藤コーチに任せている新庄監督も「(金村の今季の登板成績が)良い、悪い、良い、悪い、良い、悪いで昨日は良かったでしょ。だから、ちょっとその良い悪いの『悪い』を(飛ばすように)帳尻を合わせて抹消して『良い』に持っていく考えじゃないですか」と話したように、ここまでリーグトップの3完投の金村には再びじっくりと調整させることを選んだ形だ。ちなみに加藤投手コーチの"うれしい悲鳴"は、金村が「投げ抹消」となった代わりにスポット先発した達が、今季初勝利を挙げた4日西武戦の試合後に吐露したもの。達の次回1軍登板のチャンスを確約した上で、豊富な先発の駒をいかに適材適所に配置するか。最後に決める基準は「実績関係なく、やっぱ調子がいい勝てるピッチャーを使っていきたい」。隙を見せられない先発陣が刺激しあう相乗効果も狙いながら、原理原則に従うつもりだ。今後は6連戦も増えてくる。今回の金村の「投げ抹消」で細野も結果を残せば、加藤投手コーチのうれしい悩みは深まるかもしれないが、チームとしてはさらに先発陣の層が厚くなる。そして大局を見れば、余力たっぷりの先発陣は今後やってくるだろう勝負どころで大きな強みとなりそうだ。

◆日本ハム新庄剛志監督(53)が、投手起用を任せる加藤武治投手コーチ(47)の"采配"を絶賛した。1点差に迫られた6回2死二塁の場面で宮西を投入。大ベテラン左腕は楽天のルーキー宗山を3球連続スライダーで空振り三振に打ち取り、7回以降の池田、河野、田中の勝ちパターンへとつなげた。この継投に新庄監督は「(加藤投手コーチが)いい継投してくれましたね。継投を任せてよかった」と笑顔。「昨日の(先発の)金村くんについては『ボスなら(9回も)行かせますか?』っていうことを聞かれて『もちろん』。息が合えば、そういうのは思い切って行かせられる。今日の継投は素晴らしかったですね。僕は野手だけに集中して。もう信頼してるんで」と今後も投手起用を任せていくことを明かした。

◆日本ハムがNPB史上初となる「逆転満塁弾」の応酬を制した。先発の加藤貴が、4回に楽天村林に満塁本塁打を浴びたが、2点を追う5回無死満塁で、万波中正外野手(25)が左翼へ自身2本目のグランドスラム。2回にも2ランを放っており、1試合6打点は自己最多。本塁打数はリーグ単独トップの9発とし、4年連続2桁本塁打に王手をかけた。チームは引き分けを挟んだ連勝を3に伸ばし、貯金は今季最多の5となった。空中戦なら負けない。4回に満塁弾を浴びて逆転された一戦は、万波の"倍返し"で決した。2点を追う5回無死満塁。「ちょっとこすった」という左翼への打球は、それでも悠々オーバーフェンス。お立ち台では「ホームランいったかなと思ってちんたら走ってました」とスタンドを笑わせた。長いプロ野球史の中でも、逆転満塁弾の応酬は初めてのことだった。ヒーローインタビューとは違い、試合中の万波の表情は固かった。2回にも2ランを放ったが、どちらもニコリともせずダイヤモンドをまわった。9日の楽天戦は5回の打席で代打を送られた。この日の試合後、「ちょっとサインミスしちゃって」と明かし、「今日は試合が終わるまで、気を抜かずにいきたいなと思ってました」と言葉をつないだ。悔しさを抱えたとき、意識するのは切り替えだという。もともと「(気持ちの)波はあるほう」で、以前は落ち込むことも多かった。だがチームメートがミスしても「そんなに落ち込むなよ」と思うのに、「なんで自分の時はそんな気持ちになっちゃってんのかな」と思い至った。たどり着いたのは「過ぎたことは諦める」の思考。そして強く思う。「今日は絶対に打つ」。挽回の一戦で自己最多の1試合6打点。歴史的な"満塁弾返し"のヒーローは、心も強い。本塁打数はリーグトップの9本塁打と、4年連続の2桁に王手をかけた。「打球速度も角度も、ここ2、3年ですごく向上してるので、時間の問題でもっと出るかなとは思ってた。ここからもっとペースを上げていきたいです」。本塁打数12球団トップの強力打線。その中心に、万波がいる。【本間翼】

◆日本ハム山本拓実投手が好救援で今季初勝利を挙げた。5回に2番手で登板。無失点で抑えた直後に万波の逆転グランドスラムが飛び出した。まずは「キャッチャーが今日はいいリードしてくれたので」とバッテリーを組んだ郡司に感謝。再昇格後の初登板で白星が舞い込んで「清宮には『またか』って言われて(笑い)。去年もビハインドで行った後に野手が逆転してくれるケースが多いので本当にありがたい」と笑顔だった。

◆2試合連続「1番」で起用された日本ハム五十幡亮汰外野手(26)が、今季初打点を挙げた。3点を追う4回2死一、二塁の好機に中前適時打。中堅・辰己がダイビングキャッチを試みたが、ボールはグラブからこぼれ落ちた。「打ち取られたと思いましたが、なんとかヒットになってよかったです」。直後には今季4つ目の盗塁も決めた。

◆日本ハムが"満塁弾返し"で連勝を3に伸ばした。先発の加藤貴之投手(32)が4回、楽天村林一輝内野手(27)に満塁本塁打を浴びたが、2点を追う5回無死満塁の好機に、万波中正外野手(25)が左翼ブルペンへ、自身2本目のグランドスラムを放って試合をひっくり返した。「逆転満塁弾」の応酬は史上初めてのことだった。西武タイラー・ネビン外野手(27)もロッテ戦の3回に3号満塁弾を放ち、15年ぶりにパ3選手で満塁本塁打3本が飛び出す1日となった。日本ハム-楽天戦は4回に村林、5回に万波が満塁弾。両チーム満塁本塁打の応酬は、24年6月21日に今回と同じエスコンフィールドでの日本ハム-楽天戦で、レイエス(日本ハム)とフランコ(楽天)が打って以来18度目(パ8度目、セ9度、交流戦1度)。今回は村林がスコア2-3から、万波が4-6からで、いずれも逆転弾。「逆転満塁弾」の応酬は史上初めてだ。ネビンが3回に来日初の満塁弾。西武の満塁本塁打は21年中村以来4年ぶり。チーム4年ぶりの満弾は、2リーグ制後では最長タイのブランク記録。51年→55年の広島、55年→59年の東映の各4年に並んだ。今季は前日まで1本も満弾が出ていなかったのに、一気に3本飛び出した。1日3本以上の満塁弾は23年5月14日に阪神佐藤輝、広島マクブルーム、中日村松が打って以来21度目(4本1度、3本20度)。パ・リーグの3人で記録したのは10年6月20日に日本ハム小谷野と金子、西武細川が打って以来15年ぶり4度目。

◆「3番・DH」で先発出場の日本ハム、フランミル・レイエス外野手(29)が0―0の一回、先制の7号ソロ。7日のオリックス戦(京セラ)以来、出場2試合ぶりの一発を放った。「昨年から対戦経験があり、自信を持って打席に入りました」1ストライクから楽天先発左腕、古謝の138キロのツーシームをフルスイング。右中間席へ運び「どのように攻めるか考えがあったので、いい結果になってくれてよかったです」と振り返った。

◆日本ハム・万波中正外野手(25)が「6番・右翼」で先発出場し、1―0の二回無死一塁、リーグ単独トップに躍り出る8号2ランを放った。6日のオリックス戦(京セラ)以来、出場3試合ぶりにアーチをかけた。「四球の後のストライクを取りにくるボールを狙っていました」。楽天先発左腕、古謝の初球、145キロの直球を一閃。右翼本塁打エリアの開放型ブルペンに運び「完璧に捉えることができました」と胸を張った。

◆日本ハム・万波中正外野手(25)が「6番・右翼」で先発出場し、4―6の五回無死満塁で逆転の9号満塁本塁打を放った。2023年の9月16日のソフトバンク戦(エスコン)以来の1試合2本塁打をマークした。「真っすぐを仕留められました」1ボールから楽天右腕、松井の142キロをフルスイング。高い放物線で左翼本塁打エリアの開放型ブルペンに運び「最低限、犠牲フライという気持ちでしたが、一番良い結果になってよかったです」と振り返った。

◆日本ハムが競り勝って3連勝を飾った。4―6の五回、万波中正外野手のこの日2発目となる満塁本塁打で逆転に成功。救援陣が踏ん張ってリードを守った。

◆日本ハム・宮西尚生投手(39)が今季10試合目の救援登板。プロ初登板の2008年3月25日の西武戦(札幌ドーム)から879試合連続リリーフ登板となり、01-18年に中日・岩瀬仁紀がマークした連続リリーフ登板のプロ野球記録に並んだ。

◆楽天が競り負けた。四回に村林一輝内野手(27)の満塁本塁打などで6点を挙げたが、2番手の松井が痛打された。?楽天・村林が四回に自身初の満塁本塁打。満塁本塁打は両リーグで通じて今季初めて。2リーグ制(1950年)以降、両リーグの満塁本塁打シーズン1号が5月以降に飛び出したのは、2020年の広島・鈴木誠也が放った6月20日以来だが、同年は6月19日にシーズンが開幕。20年を除けば、66年の中日・江藤慎一と79年の阪神・若菜嘉晴が打った4月29日を抜いて最も遅い1号となった。1リーグ時代には43年の名古屋・岩本章がマークした10月19日などがある。?五回には日本ハム・万波も満塁本塁打。同一試合で両軍満塁本塁打の応酬は昨年6月21日の日本ハム(七回=レイエス)-楽天(八回=フランコ)以来、史上18度目。両軍で逆転満塁本塁打が飛び出したのはプロ野球史上初。

◆日本ハム・万波中正外野手(25)が10日、楽天7回戦(エスコン)の五回に逆転の9号満塁本塁打を放った。二回には8号2ランを放ち、2023年9月16日のソフトバンク戦(同)以来の1試合2発。四回には楽天・村林一輝内野手(27)が両リーグを通じて今季初の満塁弾を放っており、両軍で逆転満塁本塁打が飛び出したのはプロ野球史上初。8-7で乱打戦を制した日本ハムは、3連勝で貯金を今季最多の5とした。やられたらやり返す―。加藤貴が四回、村林に逆転の満塁本塁打を喫した。2点を追う展開となった五回、無死満塁の好機で右打席に立った万波が〝満弾返し〟。再びリードを奪って勝利に貢献し、冷静に殊勲の打席を振り返った。「ゲッツーは打ちたくないって感じで最低限、犠牲フライという気持ちでした」1ボールから真ん中付近の投球を捉えると白球は高い放物線を描き、エスコンフィールド北海道の本塁打エリアとなる左翼側の開放型ブルペンに着弾。「(ボールの下を)擦ったけど、うまく打てました」と分厚い胸を張った。二回には右越えに8号2ランを放っており、2023年9月16日以来、602日ぶりの1試合2本塁打をマーク。「間違いなく上向き」という状態の良さで、5月は8戦4発と量産している。9日の楽天戦は2打席連続で空振り三振を喫した後、ベンチに退いた。「途中で交代するのは嫌だなと思った。出たら絶対、打ってやる」とこの日に悔しさをぶつけ、6打点の大暴れ。デーゲームを終えた時点で、9本塁打はリーグ単独トップだ。不動心が活躍を支えている。これまでは打席での凡退やミスに一喜一憂し、落ち込むことがあったという。「時間を巻き戻せたらいいけど、どうしようもない。終わったことは諦めて次のことを考える」と改心。前夜の交代を引きずらず、値千金の本塁打を放った。チームは3連勝で貯金は今季最多の5。ベンチ前で万波とハイタッチを交わした新庄監督は「勝負事なので、悔しいときもあればうれしいときもある。しっかり打ってくれました」と褒めた。(加藤次郎)

◆日本ハム・宮西尚生投手(39)が10日、楽天7回戦(エスコン)の六回2死二塁で4番手として登板。プロ初登板から879試合連続リリーフ登板となり、01-18年に中日・岩瀬仁紀がマークしたプロ野球記録に並んだ。伝家の宝刀、スライダーでD1位・宗山(明大)を空振り三振に仕留め「思い切って腹をくくって投げたら良いところにいった」と笑みを広げた。歴代4位の登板数を誇るベテランは「周りの監督、コーチ、トレーナーさん、裏方さんに感謝です」と頭を下げた。

◆日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が一回に先制の7号ソロを放った。1ストライクから古謝のツーシームをフルスイング。7日のオリックス戦以来、出場2試合ぶりの一発を右翼席へ運び「(古謝とは)昨年から対戦経験があり、自信を持って打席に入りました。いい結果になってくれてよかった」と喜んだ。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
18133 0.581
(↑0.014)
-
(-)
109122
(+6)
114
(+1)
26
(+1)
18
(-)
0.279
(-)
3.070
(↑0.06)
2
(-)
日本ハム
19141 0.576
(↑0.013)
0
(-)
109118
(+8)
104
(+7)
37
(+3)
12
(+2)
0.232
(↑0.003
2.540
(↓0.13)
3
(-)
西武
18150 0.545
(↑0.014)
1
(-)
11091
(+7)
87
(-)
12
(+1)
28
(+1)
0.237
(↑0.002)
2.420
(↑0.07)
4
(-)
ソフトバンク
15182 0.455
(↓0.014)
4
(↓1)
108129
(+1)
116
(+6)
21
(-)
26
(-)
0.251
(↓0.002)
2.840
(↓0.01)
4
(-)
楽天
15180 0.455
(↓0.014)
4
(↓1)
11098
(+7)
116
(+8)
15
(+1)
31
(+1)
0.242
(↑0.002
3.400
(↓0.15)
6
(-)
ロッテ
12190 0.387
(↓0.013)
6
(↓1)
11281
(-)
102
(+7)
15
(-)
13
(+1)
0.209
(↓0.001)
3.010
(↓0.15)