1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 9 | 0 | 0 | 0 | 11 | 14 | 1 | 0 |
ORIX | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 0 | 0 |
勝利投手:有原 航平(2勝3敗0S) 敗戦投手:エスピノーザ(0勝2敗0S) |

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◆ソフトバンクは1点を追う2回表、牧原大の適時打で同点とする。その後は5回に野村の適時打で勝ち越すと、6回には打者12人の猛攻で一挙9点を加え、相手を突き放した。投げては、先発・有原が7回1失点の好投で今季2勝目。敗れたオリックスは、救援陣が精彩を欠いた。
◆オリックスはソフトバンク戦の負の記録を止められるか。チームは昨年9月13日から同戦11連敗中(2分けを含む)。先発はアンダーソン・エスピノーザ投手(27)に託された。自身も昨季7月7日の日本ハム戦(京セラドーム大阪)を最後に13戦連続で白星なし。。今季はここまで4試合に登板し、いずれも自責3以下を続けており、我慢が続く。前回、4回3失点だった4月26日西武戦(ベルーナドーム)から約2週間。万全状態の右腕が、鷹打線を封じ、3連戦の初陣を飾りたい。ソフトバンクの先発は有原。オリックスは昨季、6試合で打率1割8分8厘と苦戦した。それでも5日に1軍復帰した森友哉捕手(29)は昨季、11打数4安打、2打点の好相性。右腕を攻略し、首位を固める。
◆両チームのスタメンが発表された。ソフトバンクは、対オリックス戦は昨季から2分けを挟んで11連勝中。今季も3勝2分けとし、ここまで13戦負けなし。有原航平投手(32)は今季初のオリックス戦に先発。昨シーズンは同戦で6試合に先発し、5勝1敗、防御率1・18の好相性だった。
◆オリックスは昨季から続くソフトバンク戦の連敗を11で止められるか。スタメンが発表された。先発はアンダーソン・エスピノーザ投手(27)に託された。自身も昨季7月7日の日本ハム戦(京セラドーム大阪)を最後に13戦連続で白星なし。今季はここまで4試合に登板し、いずれも自責3以下を続けており、今季初白星を目指す。打線はドラフト1位麦谷祐介外野手(22=富士大)が4日楽天戦(楽天モバイルパーク)以来の「1番中堅」で先発。「8番右翼」には来田涼斗外野手(22)が入った。この日からのソフトバンク3連戦は「オリ髭デー」として開催。ファン投票で2位だった森友哉捕手(29)は「3番捕手」で出場。この日ソフトバンク先発の有原には昨季11打数4安打の好相性を誇る。この日も快音を響かせ、首位を固めたい。
◆首位オリックスは昨季からソフトバンク戦12連敗(2分けをはさむ)を喫した。同戦12連敗は、04年7月から05年4月にかけて(引き分けはさまず)以来となった。これで2位日本ハムとのゲーム差がなくなった。初回、ドラフト1位麦谷祐介外野手(22=富士大)が四球で出塁し、すかさず盗塁。三ゴロ間に三塁へ進み、3番森友哉捕手(29)の浅い中飛にも思い切って本塁へ突入した。快足自慢のルーキーが、無安打で先制点をもたらした。だが、先発のアンダーソン・エスピノーザ投手(27)は2回、1死二、三塁からソフトバンク牧原大の二塁への適時内野安打で同点とされた。5回には1死三塁で野村に左前適時打を浴びた。5回0/3を4安打3失点の粘投も、昨季7月7日の日本ハム戦(京セラドーム大阪)を最後に14戦連続で白星なしとなった。6回にはリリーフ陣が崩壊。6回無死満塁から3番手で登板した川瀬堅斗投手(22)は4安打1四球で5失点。4番手権田琉成投手(25)も止められず、この回計9失点で1-11と突き放された。
◆ソフトバンクが、首位のオリックスに逆転勝ちした。これで対オリックス戦は昨季から2分けを挟んで12連勝となった。1点を追う2回1死二、三塁から7番牧原大成内野手(32)が二塁へ同点適時内野安打を放った。1-1で迎えた5回は1死三塁で1番野村勇内野手(28)が左前へ勝ち越し打。2-1の6回は打者12人攻撃で9点を追加し、リードをさらに広げた。チームはこれで借金を2とした。
◆ソフトバンク牧原大成内野手(32)が3安打2打点の活躍で打線をけん引した。1点を追う2回1死二、三塁からバットを折りながら同点の内野安打。ビッグイニングとなった6回には無死満塁から右前打。「チャンスで回ってきたので何とか(後ろに)回そうと強い気持ちで打った」。7回にも三遊間を割る左前打で今季5度目の猛打賞。打率も3割2厘と上昇。「(離脱中の)レギュラー陣が戻ってきても簡単に(ポジションを)明け渡さないように頑張りたい」と気を引き締めた。
◆首位オリックスは昨季からソフトバンク戦12連敗(2分けをはさむ)を喫した。同戦12連敗は、04年7月から05年4月にかけて(引き分けはさまず)以来となった。これで2位日本ハムとのゲーム差がなくなった。岸田護監督(43)は試合後「ちょっと(エスピノーザが)いっぱいかなというところで継投したんですけど、出してるのはこっちが出してるんですけどね、ちょっとうまくいかなかったなってところでしたね、今日は。あの回の継投、ちょっとまた考えてやっていきます。それだけです、今日は。ありがとうございました」と今季最短35秒で会見を切り上げた。1-2の6回。先発のアンダーソン・エスピノーザ投手(27)が先頭に四球を許し、降板。2番手富山凌雅投手(28)が2者連続四球で満塁とし、3番手で登板した川瀬堅斗投手(22)は4安打1四球で5失点。4番手権田琉成投手(25)も止められず、この回計9失点で1-11と突き放された。
◆ソフトバンク有原航平投手(32)が2勝目を挙げた。初回、先頭への四球をきっかけに先制を許した。7回98球を投げ毎回走者を背負う苦しい投球だったが、打線の大量援護にも恵まれ「スミ1」で乗り切った。「野手の方がたくさん点を取ってくれたので、ストライクゾーンに投げ込むことを意識して投げました」。同点に追いついた直後の2回は1死二、三塁とされたが後続を断ち、ホームを死守。「初回も取られて、そこ(2回を)を0点に抑えられたのはよかったなと思う。次はもっとしっかり入りからいけるように頑張ります」と口元を引き締めた。6回には打線が大量9点をプレゼント。長い攻撃の間も集中力は切らさなかった。「キャッチボールもしたし、気持ち入れてしっかり腕振って行った」。オリックスとは好相性。昨年は5勝1敗と勝ち越し。今季も初登板でしっかり白星をゲット。オリックス戦の通算成績も25勝目となった。
◆ソフトバンクの1番野村勇内野手(28)が猛打賞&1打点の活躍でしっかりリードオフマンの役目を果たした。同点の5回には1死三塁から左前に勝ち越し打。「ランナー三塁とチャンスが広がり、何とかバットにコンタクトすることを考えました。必死に食らいつこうという気持ちがヒットにつながりました」。1日の日本ハム戦から8戦連続で先発出場し、31打数13安打、打率4割1分9厘の高打率をマークしている。
◆お得意の猛牛狩りば~い! ソフトバンクが今季最多タイ11得点で逆転勝ちした。2-1の6回に打者12人の集中砲火で今季最多の1イニング9得点。6番柳町達外野手(28)がダメ押しの2点適時打を放つなど、打線が計14安打とつながった。これで対オリックス戦は昨季から2分けを挟んで12連勝。さらに今季初めて連敗を阻止し、借金を2に。首位オリックスに3ゲーム差に迫り、楽天と並ぶ4位タイに浮上した。お祭り騒ぎだった。タカ党の歓声が敵地のドームに響き渡る。2-1で迎えた6回だ。3連続四球で無死満塁の好機をつくり、牧原大が右前タイムリー。なおも1死満塁から笹川が中前適時打を放った。緒方、山川にも適時打が飛び出す。ベンチも得点を奪うたびに、ハイタッチが乱れ飛ぶ。最後は2死一、二塁で柳町がダメ押しの2点適時二塁打を放った。1イニング9得点は今季最多。見事な集中攻撃で圧勝した。試合後、小久保監督は「あの回で決まりましたね」と納得の表情だった。チームはレギュラー陣の柳田、近藤、今宮、周東が離脱中。緊急事態も、ここぞとばかりに定位置奪取に燃える若鷹がバットで結果を残した。柳町は「何とかこの場(スタメン)を勝ち取っていけたら」と鼻息荒く、中村らベテラン陣もきっちり仕事を果たす。オリックス戦はこれで今季4勝2分け。昨季から負けなしの12連勝とし、04年~05年以来の連勝街道となっている。小久保監督は記録的な好相性にも「何でですかね。分かりません」とかわしたが、お得意の猛牛狩りは止まらなかった。5月9日。ホークス球団にとっては、忘れもしない日だ。ダイエー時代の96年同日。日生球場の近鉄戦で、敗戦に怒ったファンが、帰りのチームバスに生卵を投げる「生卵事件」が起きた。今季は4月終了時点で最下位。同事件以来の屈辱だった。ただ5月の対戦戦績は、ここまで8試合を戦って6勝2敗と勝ち星が先行してきた。さらに今季初めて連敗をせず、最大7あった借金も2に。2度の5連勝に、2度の5連敗もあっただけに「5個勝ったら、5個負けるのでは厳しい。今日は大事だと思っていた」と監督は振り返った。首位オリックスと3ゲーム差に縮め、楽天と並んで4位タイに浮上。昨季のパ王者が息を吹き返し始めた。【佐藤究】▽ソフトバンク笹川(6回の中前適時打に)「(初回の)先制点を許したタッチアップ(中犠飛)や、好機で凡退といいところがなかったので、このチャンスでは何が何でも結果をだそうと思いました」▽ソフトバンク緒方(6回2死満塁から2点適時打)「しっかりと気持ちを整理して打席に入りました。いい展開にもっていけるタイムリーになって良かった」
◆オリックス・曽谷龍平投手(24)が先発予定の10日の7回戦に向けてキャッチボールなどで調整した。ソフトバンクとの対戦は今季で3度目。昨季から4連敗中と白星を挙げられていないが「バッターとしっかり勝負して。ゾーンの中で強く投げていくことをテーマとしてやっていきたい」と意気込んだ。前回対戦の4月23日(みずほペイペイ)では4回9安打5失点で黒星を喫した反省を踏まえ「(前回は)勝負球が甘くて、ボールも高かった。慎重かつ大胆に投げられたら」と気を引き締めた。10日は岸田監督の44歳の誕生日ということもあり、曽谷は「バースデーで勝利を挙げられるように。まずはしっかり自分のピッチングができたら」と必勝を誓った。
◆オリックスが機動力を生かしてノーヒットで先制点を挙げた。一回に先頭のD1位・麦谷(富士大)が四球で出塁。続く太田の打席の初球で二盗を試みた。最初はアウトの判定も、リプレー検証でセーフとなり、太田の三ゴロで二走が三進。森の中堅への浅めのフライで麦谷が三塁から本塁を狙い、先制のホームを踏んだ。試合前時点でチームはソフトバンクに昨季から11連敗中。苦手意識があるなかで、ルーキーの積極性が得点と勢いをもたらした。
◆オリックスは1-2の六回に投手陣が崩壊した。 先発のエスピノーザが先頭打者に四球を与えたところでベンチが動いて富山にスイッチ。しかし、2者連続四球と制球に苦しみ、再度継投に踏み切った。4番手・川瀬は4本のタイムリーを浴びて一挙5失点。打者が一巡し、権田を投入するも連打を浴びて流れを止められなかった。 1イニングの9失点は今季ワースト。必死の継投も実らず、投壊でワンサイドゲームとなってしまった。
◆オリックスは投手陣が崩壊し、引き分けを挟んで2連敗。ソフトバンクには昨季から12連敗(2分けを挟む)を喫した。六回に悪夢が待っていた。先発のエスピノーザが先頭打者に四球を与え、2番手・富山にスイッチ。しかし、2者連続四球と制球に苦しみ、ベンチは再度継投に踏み切った。4番手・川瀬は4本のタイムリーを浴びて5失点。打者が一巡し、跡を継いだ権田も流れを止められなかった。今季ワーストとなる 1イニングの9失点。3投手をマウンドに送り込む必死の継投も実らず、大量リードを奪われた。チームはこれで今季3度目の2桁失点。先発のエスピノーザは昨年から14戦連続白星なしで、7連敗となった。
◆ソフトバンクが今季最多に並ぶ11得点で大勝した。2―1の六回に一挙9得点。二回に同点打の牧原大が無死満塁から適時打を放ち、笹川、緒方らが畳みかけた。有原が7回1失点で2勝目。オリックスは投手陣で計9四球と乱れた。
◆オリックスは投手が崩壊し、ソフトバンクに12連敗(2分けを挟む)を喫した。岸田護監督(43)は試合後の報道陣の取材を35秒で切り上げた。 六回に3投手をつぎ込みながらも9失点した継投を敗因に挙げ「(マウンドに)出しているのはこっち(首脳陣)が出しているんですけどね。ちょっと上手くいかなかった。あの回の継投はまた考えてやっていきます」と淡々と語り、会見場を足早に去った。
◆ソフトバンクは有原が7安打3四球と走者を背負っても7回1失点にまとめ、2勝目。「野手の方がたくさん点を取ってくれたので、ストライクゾーンに投げ込むことを意識した」と落ち着いた口調で振り返った。一回先頭に与えた四球から犠飛で先制されたが、追い付いてもらった直後の二回は連打と犠打で招いた1死二、三塁を冷静に切り抜けた。エースはまだ一つ黒星が先行しており、「次は入りから(無失点で)いけるようにしたい」と反省を忘れなかった。
◆オリックスは今季3度目の2桁失点となる大敗で、引き分けを挟んで2連敗。ソフトバンクには昨季から12連敗(2分けを含む)を喫し、岸田監督は悔しさを隠し切れなかった。「あの(六)回の継投はちょっとまた考えてやっていきます」試合後の会見は今季最短の35秒で終了。「ちょっとうまくいかなかった」と敗因に挙げたのが六回の継投だ。先発のエスピノーザが先頭の山川に四球を与えたところで、富山に切り替えるも2者連続四球。満塁で川瀬に火消しを託したが、4本の適時打を浴びるなど5失点。4番手・権田も流れを止められず、今季ワーストの1イニング9失点を許した。打線も昨季5勝(1敗)を献上した先発・有原に7回1得点と封じられ、ワンサイドゲームに。勝利した2位日本ハムにゲーム差なしとされ、10日の結果次第で首位から陥落する。(織原祥平)

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
17 | 13 | 3 | 0.567 (↓0.019) | - (-) |
110 | 116 (+1) | 113 (+11) | 25 (-) | 18 (+1) |
0.279 (↓0.002) | 3.130 (↓0.24) |
2 (-) |
日本ハム |
18 | 14 | 1 | 0.563 (↑0.015) | 0 (↓1) |
110 | 110 (+2) | 97 (+1) | 34 (-) | 10 (-) |
0.229 (↑0.002) | 2.410 (↑0.04) |
3 (-) |
西武 |
17 | 15 | 0 | 0.531 (↑0.015) | 1 (↑1) |
111 | 84 (+1) | 87 (-) | 11 (-) | 27 (+1) |
0.235 (↓0.001) | 2.490 (↑0.08) |
4 (1↑) |
ソフトバンク |
15 | 17 | 2 | 0.469 (↑0.017) | 3 (↑1) |
109 | 128 (+11) | 110 (+1) | 21 (-) | 26 (-) |
0.253 (↑0.004) | 2.830 (↑0.05) |
4 (-) |
楽天 |
15 | 17 | 0 | 0.469 (↓0.015) | 3 (-) |
111 | 91 (+1) | 108 (+2) | 14 (-) | 30 (-) |
0.240 (↓0.001) | 3.250 (↑0.02) |
6 (-) |
ロッテ |
12 | 18 | 0 | 0.400 (↓0.014) | 5 (-) |
113 | 81 (-) | 95 (+1) | 15 (-) | 12 (+1) |
0.210 (↓0.002) | 2.860 (↑0.06) |
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