1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 10 | 1 | 1 |
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 11 | 0 | 0 |
勝利投手:- 敗戦投手:- 本塁打 |

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◆日本ハムは初回、レイエスの2ランで先制する。一方のオリックスは8回裏、西川の適時二塁打と杉本の犠飛で2点を挙げ、試合を振り出しに戻した。延長10回以降は互いに満塁の好機をつくるも得点には至らず、4時間22分の熱戦は規定により引き分けに終わった。
◆首位オリックスは2位日本ハムとの直接対決3戦目を迎える。前日6日は3被弾を浴び、完敗。今カードは1勝1敗となった。右内腹斜筋の筋損傷で出遅れ、5日に指名打者で1軍復帰した森友哉捕手(29)が今季初めてマスクを被る。先発は宮城大弥投手(23)。宮城-森バッテリーで強力日本ハム打線を封じられるか。この日はキッズが主役の「Bsオリっこデー2025」の最終日。選手は、背ネームを自身が考えたニックネームに変更したユニホームを着用する。
◆日本ハム山崎福也投手(32)と伏見寅威捕手(34)の「さちとら」コンビが再結成された。先発が山崎で、スタメン捕手が伏見の組み合わせは、山崎が今季最初に登板した4月4日オリックス戦(エスコンフィールド)以来約1カ月ぶりとなる。今季の山崎の登板時、4月11日西武戦、19日オリックス戦、30日ソフトバンク戦と、田宮裕涼捕手(24)がスタメンマスクだった。新庄監督は今季は伊藤大海投手(27)の登板時に伏見を起用し、山崎は田宮と組ませるなど、プチシャッフルを試みていたが「続けるかどうかは分からん」としていた。
◆日本ハム宮西尚生投手(39)が連続試合リリーフ登板を878試合に伸ばし、日本記録の中日岩瀬の879試合にあと1と迫った。延長10回1死一、二塁から7番手で登板。1死満塁とされるも、森を空振り三振、2死満塁で頓宮を捕邪飛に打ち取り、大ピンチをしのいだ。
◆首位オリックスは今季5度目の延長戦に引き分け、2位日本ハムとの首位攻防3連戦を1勝1敗1分けとした。2点を追う8回。先頭の広岡大志内野手(28)が左翼線へ二塁打。続く西川が日本ハム河野の初球を捉え、左翼フェンス直撃の適時二塁打で1点差に迫った。なお無死一、三塁で杉本裕太郎外野手(34)が左翼へ犠飛を放ち、同点とした。2-2の延長10回には、1死一、二塁から代打の代打で今季2度のサヨナラ打を放った若月健矢捕手(29)へ。代わった日本ハムの左腕宮西の2球目、低めのチェンジアップを左前にはじき返し、1死満塁とした。だが、5番森友哉捕手(29)、6番頓宮裕真捕手(28)が倒れ、サヨナラはならなかった。9日からは11連敗中のソフトバンクを迎え、3連戦に臨む。
◆日本ハムは投手陣10人を全て使い切り、延長12回で今季初のドローに終わった。先手は取ったが、土壇場で流れを引き戻された。初回にレイエスの6号2ランで先制。8回に4番手の河野が連続二塁打を浴び、今季12試合目で初失点。1死一、三塁からは杉本に同点の左犠飛を許した。昨季の最優秀中継ぎ投手でも、勢いのある猛牛打線を食い止めることができなかった。延長10回1死一、二塁から宮西が7番手で登板。連続試合リリーフ登板を878試合に伸ばし、中日岩瀬が持つ日本記録の879試合にあと1と迫った。1死満塁とされるも、森を空振り三振、2死満塁で頓宮を捕邪飛に打ち取って大ピンチをしのいだ。延長12回に9人目の生田目が一塁ベースカバーに入った際、右足を痛めた模様で緊急降板。ブルペン最後の1人、玉井が急きょマウンドへ上がった。チーム1試合最多登板のプロ野球タイ記録=日本ハム 7日のオリックス9回戦(京セラドーム)で10投手が登板して記録。22年9月19日ソフトバンク以来6度目となり、日本ハムは74年9月29日南海戦に次いで2度目。
◆オリックスは、中継ぎ5投手がゼロを守り今季3度目の引き分けに持ち込んだ。2点を追う8回に西川龍馬外野手の左越え適時二塁打と、杉本裕太郎外野手の左犠飛で追いついた。延長10回、5番手ペルドモは3者凡退に抑え、志願して来日初の回またぎへ。11回、先頭に左前打を許すも、最後はスライダーで代打吉田を三ゴロ併殺に仕留めた。岸田護監督は「ペルがおとこ気を見せてくれた。2イニング抑えてくれて大きかった」とたたえた。9日には昨季から11連敗中のソフトバンク3連戦を迎える。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)が、プロ野球タイ記録となる1試合に10投手をつぎ込み、今季初のドローに持ち込んだ。先発の山崎が5回無失点で降板。好調なブルペン陣がバトンをつなぎ、延長12回には生田目が右足を痛めると、最後の1人、玉井が試合を締めた。野手陣もベンチに残ったのは田宮だけ。総力戦で首位オリックスとの3連戦を1勝1敗1分けで終えた。首位相手の激闘は延長12回の末、ドローに終わった。日本ハムは延長12回に生田目が一塁ベースカバーに入った際、右足を痛めて緊急降板。ブルペンに残っていた最後の1人、玉井が急きょ登板し、後続を抑えた。投手10人起用は22年9月19日のソフトバンク以来6度目のプロ野球タイ記録で、球団としては74年9月29日南海戦以来51年ぶり2度目の"総動員"となった。10回にはベテラン宮西がチームを鼓舞した。1死一、二塁のピンチで登板。若月に安打を許し満塁とされたが、森を空振り三振、頓宮を捕邪飛に打ち取り、切り抜けた。新庄監督は「素晴らしかったね」。宮西は「ああいうところが今の仕事。しっかり結果が出たのは良かった。1人走者が出ても、監督が"OK、OK"ってジェスチャーしてくれていたので、切り替えて。腹をくくったって感じでした」と振り返った。鉄腕からバトンを受けた11回の福谷は、先頭の中川の打球が右前腕部を直撃するも続投。「前の回に宮西さんがすごい投球をしていて。それを画面で見ていて、あおられた。もう気持ちだけでいこうと。後は(捕手の伏見)寅威に任せて腕を振りました」と、無失点でつないだ。アクシデントがあった最終回には、新庄監督の珍プランが、遅くまで残って応援していたファンを沸かせた。生田目の負傷直後、三塁の奈良間に声をかけると、奈良間はマウンド付近に伏見を座らせ投球練習を始めた。スタンドからは拍手も起こった。玉井にアクシデントがあった場合の対応策。指揮官は「コントロールいいから。7種類ぐらいの球種もってるから。(昨季、一丁締めで使った言葉から)お疲れさまどぇ~す投法が、見られなくて良かったです」。奈良間も「(実現したら)小学生以来でした。出番がなくて良かったです」。全力で首位に食い下がってつかんだドロー。この粘りを、次は勝利につなげる。【永野高輔】
◆オリックス・紅林弘太郎内野手(23)が魚雷バットを初使用し、快音を響かせた。0-2の三回の先頭で打席に立ち、先発・山崎の低めのチェンジアップを中前へはじき返し、笑顔を見せた。この日の試合前の打撃練習でも試していた新型バットでいきなり結果を残した。
◆オリックスは今季3度目のドロー決着となった。先発の宮城は一回にレイエスに先制2ランを被弾したが、二回以降は無得点で踏ん張って6回2失点で試合を作った。打線は八回に先頭の広岡が二塁打でチャンスメークし、西川が左翼フェンス直撃の適時打。太田が左前打で続いて無死一、三塁で杉本の犠飛で同点に追いついた。 試合は今季5度目の延長戦に入り、十回に登板したペルドモが今季初めて回をまたいで2回零封。後を継いだ6番手・山田は1死満塁のピンチを招きながらも無得点でしのいだ。
◆日本ハムは先発の山崎を含め計10投手をつぎ込み、今季初の引き分けに持ち込んだ。2―0の八回に河野が今季初失点を喫して同点とされたが、後の6投手が粘り強く無失点リレー。延長十回は1死一、二塁で救援した宮西が満塁を招きながら後続を断った。来月40歳となるベテランは「しっかり結果が出て良かった」と安堵した。首位オリックス相手に食らいついたが、新庄監督は「引き分けに価値はない。勝たないと」とさばさばと話した。
◆延長十二回までもつれ込んだ首位攻防の第3ラウンド。オリックスは今季3度目のドローで踏ん張った。敗れれば日本ハムに1位に並ばれる状況の中、〝炎の継投〟でしのいだ岸田監督はナインをねぎらった。「みんなよく粘ってくれた」6回2失点と力投した先発の宮城から古田島、山岡、マチャドとつないで延長戦へ。十回に登板したペルドモは来日初の回またぎで2回を零封。2連投の6番手・山田も1死満塁のピンチをゼロでしのいだ。続投を志願した在籍2年目のペルドモを、指揮官は「男気を見せてくれた。2イニングを抑えてくれて大きかった」とたたえた。打線は十、十一回にサヨナラの好機を作るも無得点。十二回の攻撃では2死から代打のD1位・麦谷(富士大)が右前打で出塁するも、森が一ゴロに倒れた。それでも2点ビハインドから引き分けに持ち込んだことに、岸田監督は「攻撃陣も最後、点を取れなかったけど、いい攻めができた」と前向き。この日見せた投打での粘り強さを、次戦につなげる。(織原祥平)
◆日本ハムは先発の山崎を含め計10投手をつぎ込み、今季初の引き分けに持ち込んだ。1試合で10投手の起用はプロ野球タイ記録で、6度目。球団では1974年9月29日の南海戦(第2試合)以来、51年ぶり2度目。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
17 | 12 | 3 | 0.586 (-) | - (-) |
111 | 115 (+2) | 102 (+2) | 25 (-) | 17 (+1) |
0.281 (↓0.001) | 2.890 (↑0.06) |
2 (-) |
日本ハム |
17 | 14 | 1 | 0.548 (-) | 1 (-) |
111 | 108 (+2) | 96 (+2) | 34 (+1) | 10 (-) |
0.227 (-) | 2.450 (↑0.05) |
3 (-) |
西武 |
16 | 15 | 0 | 0.516 (↑0.016) | 2 (↑0.5) |
112 | 83 (+7) | 87 (+1) | 11 (+1) | 26 (+1) |
0.236 (↑0.001) | 2.570 (↑0.05) |
4 (1↓) |
楽天 |
15 | 16 | 0 | 0.484 (↓0.016) | 3 (↓0.5) |
112 | 90 (+3) | 106 (+7) | 14 (-) | 30 (-) |
0.241 (-) | 3.270 (↓0.13) |
5 (-) |
ソフトバンク |
14 | 17 | 2 | 0.452 (↓0.015) | 4 (↓0.5) |
110 | 117 (+1) | 109 (+7) | 21 (+1) | 26 (-) |
0.249 (↓0.001) | 2.880 (↓0.1) |
6 (-) |
ロッテ |
12 | 17 | 0 | 0.414 (↑0.021) | 5 (↑0.5) |
114 | 81 (+7) | 94 (+3) | 15 (+1) | 11 (+1) |
0.212 (↑0.003) | 2.920 (↓0.01) |
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