ロッテ(☆7対3★)楽天 =リーグ戦8回戦(2025.05.07)・ZOZOマリンスタジアム=
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楽天
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ロッテ
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勝利投手:高野 脩汰(1勝0敗0S)
敗戦投手:藤井 聖(0勝2敗0S)

本塁打
【ロッテ】藤岡 裕大(1号・6回裏2ラン)

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◆ロッテは初回、石川慎の適時打などで2点を先制する。その後4-3となって迎えた6回裏には、高部の適時打と藤岡の2ランで3点を挙げ、相手を突き放した。投げては、2番手・高野脩が2回2/3を投げ今季初勝利。敗れた楽天は、先発・藤井が試合をつくれなかった。

◆楽天ドラフト1位の宗山塁内野手(22)が、自己最長の6試合連続安打をマークした。ロッテ戦に「1番遊撃」で先発。2点を追う2回2死一、三塁、サモンズの2球目、144キロ直球を逆らわずに左前に運び、3試合連続適時打とした。好調のルーキーは「いつも通り打席に入って、落ち着いて打つことができました。結果的にヒットにつながったので、よかったです」と落ち着いた口調で話した。

◆来日初先発のロッテ、ブライアン・サモンズ投手(30)が2回1安打1失点で降板した。ファームで6試合に先発登板し、防御率1・67だった左腕は1軍のマウンドに向けて「NPB初登板ということで、本当にしっかり自分のピッチングをして、テンポよく自分のペースで投げられれば」と意気込んでいた。だが、降りしきる雨の影響もあり、制球が定まらず5四球。2回で49球を要し早々と降板となった。サモンズは登板後「今日の結果はもちろん望んでいたものではなかったが、ひとつ言えることはストライクをしっかり取って行かないと良いピッチングはできないというところ。もっとゾーンの中でコントロール良く勝負していかないとゲームは作れないしそこは反省しなければいけない」と課題を挙げた。(関連記事)ロッテニュース一覧

◆楽天藤井聖投手(28)が、今季5度目の登板でまたしても初勝利に届かなかった。初回に捕まった。ロッテ先頭の高部にいきなり二塁打を打たれると、1死一、二塁から4番石川慎に先制適時打を許した。なおも1死満塁から西川に左犠飛で追加点を奪われた。1点差に迫った直後の2回2死満塁から石川慎に押し出し四球を与えた。3回2死走者なしから寺地に二塁打を浴び、続く友杉には前進守備の左中間を抜かれる適時三塁打を食らった。3回7安打3四球4失点で降板。先発の役割を果たせなかった左腕は「チームとイーグルスファンのみなさんに申し訳ないです」と厳しい表情で話した。

◆楽天松井友飛投手(25)が、2番手として悪い流れを断ち切った。3回7安打4失点と苦しんだ先発藤井の後を受けて4回から登板。テンポ良くロッテ打線を封じた。4回、先頭藤岡を中飛、3番ソトを一飛、4番石川慎を二ゴロと、わずか6球で3者凡退。5回は岡、西川、池田を3者連続空振り三振に仕留めた。2回を20球、無安打無失点3奪三振。完璧なリリーフで3試合連続無失点とした。

◆ロッテが連敗を「6」で止めた。打線がつながらず苦しんでいたチームだが、前日の雨天中止を挟み、野手陣が奮闘した。初回1死一、二塁から、昇格後即4番で起用された石川慎吾外野手(32)の左前適時打で先制。3-1の3回には、試合前まで打率1割5厘に沈んでいた友杉篤輝内野手(24)のプロ初三塁打で突き放した。6回にはキャプテン藤岡裕大内野手(31)の今季1号3ランが飛び出した。吉井理人監督(60)は「(石川)慎吾に尽きると思います。あそこで1本出してくれたんで。あれでまた点が入らなかったら同じパターンになってたと思うんで、慎吾が本当、いい風吹かせてくれたと思います」と感謝した。来日初登板で先発したブライアン・サモンズ投手(30)は制球が定まらず、2回5四球1失点で降板。「今日の結果はもちろん望んでいたものではなかったが、ひとつ言えることは、ストライクをしっかり取って行かないと良いピッチングはできないというところ。もっとゾーンの中でコントロール良く勝負していかないと、ゲームは作れないし、そこは反省しなければいけないこと」と課題を挙げた。

◆楽天の連勝は2でストップし、再び借金生活に突入した。先発藤井が試合を作れなかった。1回1死一、二塁からロッテ4番石川慎に先制の左前適時打を許す。なおも1死満塁で西川に左犠飛で追加点を献上。2回2死満塁から石川慎に押し出し四球を与え、3回にも友杉に適時三塁打を浴びた。2番手松井は4、5回を完全投球で悪い流れを断ち切ったが、3番手西垣が高部の適時打で9試合ぶりに失点。さらに藤岡に右越え2ランを被弾し、リードを広げられた。打線は2点を追う2回に宗山が自己最長の6試合連続安打となる適時打をマーク。5回に村林、伊藤の連続適時二塁打で反撃したが、6回以降は無得点で及ばなかった。通算2000安打まで残り9本に迫る浅村は、この日も5打数無安打で自己ワーストタイの33打席連続無安打と苦しむ。三木肇監督(48)は「本人が一番悔しいでしょうから。しっかりね。毎回言っているけど、このチームには彼の力が必要だからしっかり切り替えてやってもらえたらと思います」と話した。楽天藤井(2敗目)「今日は全体的に全部コントロールできてなかったんで、何もできないまま終わってしまったって感じですね」

◆通算2000安打まで残り9本に迫る楽天浅村栄斗内野手(34)が、自己ワーストタイの33打席連続無安打となった。「焦る部分もやっぱあるんで、しっかり自分のスイングをあまりできてないから、そこが原因の1つだと思うし、いろんなところがかみ合わない感じですね」と振り返った。ロッテ戦に「3番一塁」でスタメン出場。第1、2打席がともに中飛、第3打席が二ゴロ、第4打席が右飛、第5打席が遊ゴロ併殺で5打数無安打に倒れた。浅村は4月27日ソフトバンク戦(楽天モバイルパーク)の第3打席で中前打を放って以来、安打が出ず、急ブレーキとなっている。「チームに迷惑かけてるんで、早めに戻したいなと思います」と話した。

◆楽天の連勝が2で止まり、再び借金生活に突入した。藤井聖投手(28)が3回4失点で試合を作れず、6回には3番手西垣雅矢投手(25)が藤岡に2ランを被弾するなど3失点でリードを広げられた。2000安打まで残り9本の浅村栄斗内野手(34)は、自己ワーストタイの33打席連続無安打となった。「自分のスイングをあまりできてないから、そこが原因の1つだと思うし、いろんなところがかみ合わない感じですね」と振り返った。▽楽天藤井(2敗目)「今日は全体的に全部コントロールできてなかったんで、何もできないまま終わってしまったって感じですね」

◆ロッテの新風コンビがチームを波に乗せた。課題だった打線がつながり10安打7得点で楽天に快勝。連敗を6でストップさせた。今季1軍初昇格の石川慎吾外野手(32)が「4番DH」で即先発起用された。「スタメン見たときはびっくりして。上から数えて下から数えて、3回ぐらい繰り返して。行くからには腹くくってやるしかないっていう気持ちでした」と覚悟を決めた。初回1死一、二塁で先発藤井の変化球を捉えた打球は先制の左前適時打に。塁上で力強くガッツポーズ後、一塁ベンチに向かって両手をひらひらさせるポーズを取った。そのポーズの秘密は試合前に隠されていた。石川慎と同日に、プロ初1軍昇格したドラフト6位ルーキー立松由宇内野手(26)が試合前の円陣の声出しを任された。連敗中でなかなか波に乗れていないチームへ、立松は「波乗りポーズでいきましょう!」と呼びかけた。フレッシュな提案でチームは笑顔に。石川慎も「立松も1年目で、連敗中に声出しって、なかなか簡単なことじゃない。その中でああいう案を出してくれた」と思いやり、「ダサかっこいいんじゃないですか」とノリノリだった。6連敗から一転、昇格組が良い流れを作った。1安打2打点の石川慎は「ゲームに出てる人間が一番苦しいし、しんどい思いもして戦ってると思う。僕は今日こういう風に呼ばれて、フレッシュな気持ちで、いつも以上に声出して、気持ち出してって意識してました」。ムードメーカーが沈んでいたチームの雰囲気を一気に変えた。【星夏穂】

◆ロッテ友杉篤輝内野手(24)が「9番遊撃」で先発出場し、プロ初の三塁打を含む3安打1打点と躍動した。2回に相手先発の藤井から中前へ「自分らしい、一番良い形」と安打を放ち追加点を呼び込んだ。続く3回には「フォアボールくれないかなと思ったが、スリーツーになったから思いきっていきました」。振り抜いた打球は左中間を破るプロ初の三塁打となり、打点を挙げた。さらに6回にも西垣からプロ2本目の三塁打を放ち猛打賞を記録する大活躍を見せ、チームの連敗ストップに大きく貢献した。試合前まで打率1割5厘と打撃に苦しんでいた。初の三塁打は「初と分かっていたのですごくうれしかった。ヒットが出た喜びがありました」と安堵(あんど)の思いがこぼれた。

◆楽天ドラフト1位の宗山塁内野手(22)が自己最長の6試合連続安打を放ったが、守備での反省を忘れなかった。2点を追う2回2死一、三塁。来日初登板のロッテ・サモンズの2球目、144キロ真ん中低め直球を逆らわずに左前に運んだ。3試合連続適時打となり「1日1本は出てはいるんですけど、まだまだ打てるかなって感じがあるので、打点がついてるのはいいことなんで、もっともっと(打)率も上げていけるかなと思います」と振り返った。初回1死一、二塁では、石川慎の遊撃への鋭い打球(記録は左前打)を止められず、先制打を許した。「次、同じような打球が来た時には対応を変えないといけないなと思います」。7回無死一塁で併殺にできなかった場面も悔やみ「しっかり取れるアウトを取らないとっていうのはあります」と反省した。

◆母の日(11日)が近づいてきた。楽天・早川隆久投手(26)は、プロ入り後もほぼ毎日、母・優子さんとスマートフォンの通信アプリでメッセージのやり取りをしている。2023年シーズンから一人暮らしを始めた。「食事面の栄養バランスなどを気にしてくれるし、母とは本当にさまざまな話をします」と明かした。両親、2人の姉ともグループ通話するなど、早川家は仲が良い。「母とは子供の頃、一緒によくハンバーグを作って食べました。料理が上手で〝母の味〟といえば、みそピーナツ。実家が千葉というのもあって、特産品のピーナツを炒めて、みそであえた一品です。竹輪とサツマイモの天ぷらもおいしくて、いつも食べたいと思っています」努力の大切さも教わった。失敗や結果を残せなくても糧となって成長できる。プロ入り後も、役に立っているという。母と家族の支えがあって、自身初となる2年連続で開幕投手を務めた。今季は6試合に先発登板し、1勝3敗、防御率2・11。現在は、当初の予定通り、登板間隔を空けるために出場選手登録を抹消中。戦列復帰後、母に白星を届ける。(広岡浩二)

◆ロッテが先手を取り続けて連敗を6で止めた。三回までに石川慎吾外野手の適時打などで4点を奪取。4―3の六回に藤岡裕大内野手の2ランなどで3点を加えて突き放した。2番手の高野脩汰投手が今季初勝利を挙げた。

◆楽天・浅村栄斗内野手が5打数無安打で2019年8月に並ぶ、自己ワーストの33打席連続無安打となった。通算2000安打まで9本で足踏み。「焦る気持ちもある。いろいろなことがかみ合わず、全部うまくいかない」と唇をかんだ。9日から敵地で日本ハム3連戦。「チームに迷惑をかけているので、早めに戻したい」と前を向いた。

◆ロッテは2軍から昇格即「4番・DH」で先発起用された石川慎吾外野手(32)が一回に貴重な左前適時打。6連敗中のチームの雰囲気を一変させた。チャンスはいきなりやってきた。一回1死一、二塁。2ボールからの3球目を強振すると、強烈な打球で三遊間を抜いた。一塁ベース上では同日に昇格したドラフト6位・立松(日本生命)が発案したフラダンスのような「波乗りポーズ」でベンチを盛り上げ、「ダサかっこいいんじゃないですか?」と大笑いした。日本ハム、巨人を経てプロ14年目の32歳。与えられるチャンスが多くはないことは身に染みて知っている。「チームの雰囲気とか、負けが込んでいるチームは、その一発目のチャンスで点が入らないと、そのままズルズル行っちゃう流れは結構ある。最初で最後のチャンスだっていう気持ちで、僕自身もそうですけど、それぐらいの強い気持ちでいきました」。二回には押し出し四球を選んで計2打点。その明るさが、最下位から抜け出すためには必要だ。(片岡将)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
17123 0.586
(-)
-
(-)
111115
(+2)
102
(+2)
25
(-)
17
(+1)
0.281
(↓0.001)
2.890
(↑0.06)
2
(-)
日本ハム
17141 0.548
(-)
1
(-)
111108
(+2)
96
(+2)
34
(+1)
10
(-)
0.227
(-)
2.450
(↑0.05)
3
(-)
西武
16150 0.516
(↑0.016)
2
(↑0.5)
11283
(+7)
87
(+1)
11
(+1)
26
(+1)
0.236
(↑0.001)
2.570
(↑0.05)
4
(1↓)
楽天
15160 0.484
(↓0.016)
3
(↓0.5)
11290
(+3)
106
(+7)
14
(-)
30
(-)
0.241
(-)
3.270
(↓0.13)
5
(-)
ソフトバンク
14172 0.452
(↓0.015)
4
(↓0.5)
110117
(+1)
109
(+7)
21
(+1)
26
(-)
0.249
(↓0.001)
2.880
(↓0.1)
6
(-)
ロッテ
12170 0.414
(↑0.021)
5
(↑0.5)
11481
(+7)
94
(+3)
15
(+1)
11
(+1)
0.212
(↑0.003
2.920
(↓0.01)