オリックス(★3対7☆)日本ハム =リーグ戦8回戦(2025.05.06)・京セラドーム大阪=
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日本ハム
03000201171113
ORIX
0001000203800
勝利投手:伊藤 大海(4勝1敗0S)
敗戦投手:東 晃平(0勝1敗0S)

本塁打
【日本ハム】清宮 幸太郎(3号・6回表2ラン),万波 中正(7号・8回表ソロ),野村 佑希(5号・9回表ソロ)

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◆日本ハムは2回表に清宮幸、万波、水野の適時打で3点を先制する。その後は6回に清宮幸の2ラン、8回に万波のソロが飛び出すなど、一発攻勢で追加点を挙げた。投げては、先発・伊藤が7回1失点の力投で今季4勝目。敗れたオリックスは、投手陣が振るわなかった。

◆オリックス東晃平投手(25)が、6日の日本ハム戦(京セラドーム大阪)に今季初先発する。1軍登板は昨季6月26日ソフトバンク戦(京セラドーム大阪)以来、314日ぶり。8月に「鏡視下右肘肘頭骨棘(ちゅうとうこっきょく)切除術」を受け、リハビリを続けてきた。この日の試合前練習で合流し、キャッチボールなどで調整。「久しぶりですし、緊張もすると思う。入りを慎重になりすぎず」と意気込んだ。ファームでは今季6試合に登板。前回4月26日の広島戦(マツダスタジアム)では5回途中87球を投じるなど、段階を踏んできた。日本ハム戦は通算8試合で4勝2敗、防御率1・51。好相性も「去年はそこまで抑えているイメージはない」と気を引き締めた。首位攻防2戦目を託され、「しっかり勝たないと」と力を込めた。

◆日本ハム今川優馬外野手(28)が1軍合流した。今季、開幕1軍だったが4月9日から2軍で再調整。イースタン・リーグでは13試合で、本塁打こそないが36打数13安打、打率4割6厘と好調で、前日5日ヤクルト戦(鎌ケ谷)は4打数3安打と気を吐いていた。1軍の試合が終わった午後9時過ぎに連絡を受け、すぐに鎌ケ谷から羽田へ移動し空港近くで宿泊。この日朝、空路で大阪入りした。「昨日は興奮して寝られませんでした。(連絡がきたとき)鎌ケ谷で宮崎とバッティングしていたんですよ。この時期の電話って1軍昇格かトレードもあるんで。『どっちすか?』って。『大阪』って聞いて、うれしかったですね。使わざるをえない状況になるぐらい打ってやろうとずっと鎌ケ谷で取り組んで来たので、あとは1軍で結果残すだけかなと思ってます」と意気込んだ。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(25)が、初めて試合で「魚雷バット」を使い、いきなり安打&タイムリーを放った。0-0の2回無死二塁で迎えた第1打席、カウント2-1からオリックス先発東の外角ストレートを捉え、左中間に運んだ。この適時二塁打で、二塁から野村が生還し、先制点が生まれた。この日は「5番・三塁」で3試合ぶりにスタメン復帰。打撃練習では初めて「魚雷バット」を使用し、通常のバットと使い比べ「バットがめっちゃ出てくる」と好感触を得ていた。3日西武戦で痛恨のトンネルをして失点に絡んだ清宮幸は4、5日と2試合連続でスタメンを外れていた。「魚雷...」は、5日の時点で手元にあったが、練習では「使うのを忘れていました」。テストできなかったこともあり、試合では使わず8回2死一、二塁の場面で代打出場も、遊ゴロに倒れていた。スタメン復帰と同時に早速、話題のバットを使って結果を出し「最近は得点圏で全然打てていなかったので、ひとまずホッとしてます。この後も気を引き締めてプレーします」とコメントした。

◆オリックス東晃平投手(25)が1回1/3を3失点でKOされた。昨季8月に「鏡視下右肘肘頭骨棘(ちゅうとうこっきょく)切除術」を受け、1軍登板は昨季6月26日ソフトバンク戦(京セラドーム大阪)以来、314日ぶりだった。0-0の2回、先頭の4番野村、5番清宮幸、6番万波に3者連続で外野に二塁打を運ばれ、2失点。さらに1死後、8番水野にも中前適時打を浴び、この回3失点で降板。2番手川瀬堅斗投手(22)がマウンドへ上がった。

◆「ミャクひろし」降臨!この日は「大阪観光局DAY」として開催され、大阪観光局の溝畑宏理事長(64)が始球式を務めた。大阪・関西万博の公式キャラクター、ミャクミャクのぬいぐるみを被り、ノーバウンド投球。大役を終え、「万博の成功とバファローズの日本一。思いを込めて投げられて、とっても幸せでございます」と笑みを浮かべた。溝畑氏は昨年末から「ミャクひろし」と自称し、万博のPR活動を行っている。

◆オリックス山岡泰輔投手(29)が今季初登板した。登場曲のAAA「虹」が流れると、京セラドーム大阪は割れんばかりの大歓声に包まれた。拍手と「おかえり」の声が響く中、背番号「19」がマウンドへ向かった。わずか6球で1イニングを料理した。先頭の吉田を2球目の縦スライダーで三ゴロ、2番松本剛は初球カットボールで二ゴロ。最後は3番レイエスを139キロカットボールで三邪飛に仕留め、手をポンとたたいた。山岡は23年2月に海外のオンラインカジノサイトに接続し、ポーカーゲーム賭博をした疑いがあり、今年2月に球団側が大阪府警に相談し、山岡が自首。同21日に球団が活動自粛を命じ、13日に活動を再開した。4月4日の2軍練習試合で実戦復帰。23日に不起訴処分となっていた。ここまでウエスタン・リーグでは8試合に登板し、1勝3敗、防御率6・17。調整を続けてきた。前日5日に出場選手登録され、「早く慣れるというか、どこでもいけるような状態にしたい。(ファンへ)少しでもいい投球を見せられるようにやっていきたい」と意気込んでいた。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(25)が「魚雷バット1号」を放った。2点リードの6回無死一塁、フルカウントからオリックス山崎の内角高めストレートを捉え右翼スタンドに運んだ。この日は「5番三塁」で3試合ぶりにスタメン復帰。打撃練習では初めて「魚雷バット」を使用し、通常のバットと使い比べ「バットがめっちゃ出てくる」と好感触を得ていた。0-0の2回無死二塁で迎えた第1打席では、オリックス先発東の外角ストレートを捉え、左中間に運ぶ先制の適時二塁打。2打席目は一塁ゴロに倒れていたが3打席目で日本初の魚雷弾をかっ飛ばした。4月15日ロッテ戦(ZOZOマリン)以来、出場15試合ぶりの3号。「先制した後、相手ピッチャーが代わってからは、ポンポンと打ち取られていたので、なんとか流れを変えたいという思いでした。しっかりと仕留めることができてよかったです」とコメントした。

◆動画は下記Xロゴをクリックすると見られますこの人のアーチは美しい清宮幸太郎 第3号ツーランホームラン!ファイターズ追加点!?プロ野球 (2025/5/6)??オリックス×日本ハム??live on DAZN#オレをみろ#lovefighters pic.twitter.com/egEvwTnvDs

◆日本ハムが競り勝ち、首位オリックスとのゲーム差を1に縮めた。2回無死二塁、清宮幸太郎内野手(25)が、0-0の2回無死二塁で迎えた第1打席、初めて「魚雷バット」を使ってオリックス先発東の外角ストレートを捉え、左中間に運んだ。この適時二塁打で、二塁から野村が生還し、先制点が生まれた。続く万波が右中間への二塁打、2死二塁から水野の中前打で、この回一気に3点を挙げた。清宮幸はさらに6回無死一塁でオリックス山崎から右越え2ラン。パ・リーグでは魚雷バット1号となる自身15試合ぶり3号で、チームを勝利に導いた。8回には先頭の万波がリーグトップに並ぶ7号ソロを放って突き放し、投げては先発伊藤大海投手(25)が7回6安打1失点でリーグトップタイの4勝目を挙げた。

◆首位オリックスは2位日本ハムとの首位攻防2戦目に敗れ、ゲーム差が1に縮まった。昨季6月以来の登板となった先発の東晃平投手(25)は、2回もたず3失点KO。0-0の2回、先頭の4番野村、5番清宮幸、6番万波に3者連続で外野に二塁打を運ばれ、2失点。さらに1死後、8番水野にも中前適時打を浴び、降板した。後を受けた2番手の川瀬堅斗投手(22)は、2回2/3を無安打無失点の好リリーフ。打線も4回、2死から5番森友哉捕手(29)の右前打に相手の失策も絡み、一気に三塁へ。続く中川圭太内野手(29)の中前適時打で1点を返した。5回には3番手で山岡泰輔投手(29)が今季初登板。わずか6球で3者凡退に仕留め、拍手に包まれた。だが6回、4番手山崎颯一郎投手(26)が無死一塁から清宮幸に高めの直球を右翼スタンドに2ラン。8回には6番手の富山凌雅投手(28)が万波に左翼へソロアーチ。1-6と突き放された。打線は8回。2番手の生田目に対し、四球と西川龍馬外野手(30)の右翼への二塁打で無死二、三塁の好機をつくった。2死となり、森が外角低めの7球目を左翼へ2点適時二塁打。3点差に迫るも、9回に山田修義投手(33)が野村に左翼へソロ。この日7投手陣で継投も、計3本塁打を浴びた。オリックス岸田監督(約1年ぶり1軍登板で1回1/3 3失点だった東は)「良くはなかったですけどね。まずは1軍で復活できて良かったなと。投げていって、良くなってくれれば」オリックス森(8回に今季初打点となる左翼へ2点適時二塁打)「得点圏で1本で出て良かった。(前日5日の)北山も、(この日の)伊藤大海も球速かったので、そこで体のキレが出せたことは良かった」

◆登場曲の「虹」が流れると、京セラドーム大阪は割れんばかりの大歓声に包まれた。拍手と「頑張れ」のコールが響く中、マウンドへ。オリックス山岡泰輔投手(29)が6日、日本ハム戦で今季初登板した。「かなり大きい歓声でうれしかったですし、オリックスファンだけじゃなく日ハムファンの方で拍手してくれている人もいた」1-3の5回に3番手で登板。先頭の吉田を2球目の縦スライダーで三ゴロ、2番松本剛は初球カットボールで二ゴロ。最後は3番レイエスを139キロカットボールで三邪飛に仕留め、手をたたいた。低めにテンポよく投げ込み、わずか6球で3者凡退。「いい緊張感で上がれたと思います。球数少なくいけたことは良かった」。岸田監督も「丁寧に投げていましたね。もっともっと(上がってくる)と思います」と期待を込めた。過去のオンラインカジノ利用により、一時活動を自粛した。その間、自宅で器具などを用いてトレーニング。「野球がしたい気持ちと、できなくなった重大さを考えていた」。白球を握ることのできない日々を痛感。「信頼を取り戻せるように」とファンや同僚への思いを口にし、地道に調整を続けた。前日5日に出場選手登録され、チームメートからは「おかえり」と迎えられた。チームは首位攻防2戦目で連勝はならず、ゲーム差は再び1に縮まった。7投手でつなぎ、計3被弾を含む7失点。再出発を切った右腕は「これからとにかくゼロに抑えて、少しでも投げていけたら」。これからも勝利へ、黙々と腕を振る。【村松万里子】

◆日本ハム野村佑希内野手(24)が今季3度目の3安打で、勝利に貢献した。2回先頭で左翼線へ二塁打を放つと、6回にも左前打を放ち、いずれも清宮幸の一打で生還した。9回には左中間2階席まで飛ばす豪快な5号ソロ。この日の練習から清宮幸、田宮、万波が魚雷バットを使ったが、「僕は魚雷バットは頼んでないです」と従来のバットで結果を積み重ねた。

◆日本ハム新庄剛志監督(53)が球界屈指の快足外野手のプレーに感謝した。4点リードの6回2死一塁、五十幡亮汰外野手(26)が強烈な森の打球を背走しながらキャッチした。指揮官は「(6回の)森君の大きな当たりを五十幡君がよく捕ってくれました。あれが抜けていたら流れが変わっていたと思うし。めちゃくちゃ助かりました」とたたえた。4回の守備で前日に続きミスをした万波中正外野手(26)には、自身の経験も踏まえながらフォローした。新庄監督 エラーが続くとね、肘から先がちょっと硬くなってくるんですよ。エラーしちゃいけないていうところが、さらにエラーを起こす原因になるので。今は守備のスランプじゃないですか。いいプレーが続けばなおってくる。とにかく力を抜くことですよ。目力だけ入っていたらしっかり取れる。僕も昔、1000回取って、1回ジャンプしてナイターのライトが目に入って落としたことがある。その瞬間、8万人ぐらいから『ジャンプして捕るからや』って。何千回捕っているのに『ふざけて捕りすぎ、小学生に悪影響や』って。でも僕はそれが一番理にかなっていると思うから、うちの外野手達も結構、ジャンプして捕る。見た目はよくないけど、理にはかなっている。ソフトに卵を捕るように。万波君のエラーとか固まって(捕っている)。きのうのエラーもジャンプしてふわって捕れば終わり。それを、やばいってなるから(グラブの)の土手に当たる。外野の名手だった指揮官からの貴重なアドバイス。この日、リーグトップ7号を放った万波は「守備がダメでバットでカバーするとか、そういう選手にはなりたくない。どっちでも貢献する選手になりたい。こういうミスはもう終わりにしたい」と気を引き締めた。

◆思い出の地で"魚雷1号"をかっ飛ばした。3試合ぶりスタメン復帰の日本ハム清宮幸太郎内野手(25)が2点リードの6回無死一塁、この日から使用した「魚雷(トルピード)バット」で3号2ランを放った。セ・リーグでは中日木下が5日に魚雷バット国内1号を放つも、パ・リーグは初。プロ1号を放った京セラドーム大阪で、2年ぶりに野村、万波とアーチで共演し、首位オリックスとのゲーム差を1に縮めた。清宮幸が新バットで新たな1歩を踏み出した。2点リードの6回無死一塁、フルカウントからオリックス山崎の内角高めストレートを捉え、右翼スタンドに運んだ。5球目に同じような高さのストレートを空振りし6球目をズドン。「ああいう空振りをしていたので、もう1球来るかなと。狙い通りです」。隙を見せ誘い込み、ドンピシャではじき返すクレバーな1発に「球場の雰囲気もチームの雰囲気も変わる。ホームランは正義だな」と、小粋なフレーズで喜びを表現した。この日から話題の「魚雷バット」を使用。前日5日には手元にあったが、打撃練習で使うのを忘れていた。先端が細く、魚雷やボウリングのピンのような形状が特徴だ。「バットがめっちゃ出てきます。それが嫌な人は合わないんじゃないですか」。今までとは「重さも長さも、打つポイントも同じ」。重心がやや手前に来ていることが自身には好感触で「気持ち新たにいけて良かったです」と振り返った。3日に守備のミスで失点したこともあり、前日5日まで2戦連続スタメンを外された。「めっちゃ悔しかった。でも落ち込んでいてもしょうがないので次、次と考えていました」。2回無死二塁では左中間に先制の適時二塁打。新庄監督は「進塁打のサインで、方向的には進塁打は打ってないけど、進塁はさせているから...合格」と及第点を与えた。7年前にプロ1号を放った京セラドーム大阪で、先制打含む2安打3打点の荒稼ぎだ。「大阪には父親の実家もありますし、今日も死んだおじいちゃんが、ヒュッって押してくれたかもしれないですね」。後輩の野村(ミドルネームはジェームス)、万波との「KJM砲」も23年4月9日、同じ舞台でのオリックス戦以来2年ぶり。「お前らも打つのか、と。うれしいことですけど、もっと3人で打てる試合をたくさんつくれれば」。大型連休の最終日。"長男"清宮幸が、ここから畳みかけていく。【永野高輔】

◆日本ハム新庄監督が守備でミスが続く万波中正外野手(25)に助言を送った。4回2死での右翼守備だ。オリックス森の打球に猛チャージも後逸し三塁まで進まれ、失点につながった。前日5日の同戦でも右翼線の打球をグラブに当てて落とした。元外野手の指揮官は「エラーが続くと肘から先が硬くなって来る。とにかく力を抜くこと。目力だけ入れてね」。リーグトップタイの7号を放った万波だが「こういうミスは終わりにしたい」と気を引き締めた。

◆エースが流れを引き戻した。日本ハム伊藤大海投手(27)が、7回6安打1失点(自責0)で、リーグトップに並ぶ4勝目を挙げた。4回には、前日5日同様に味方のミス絡みで1点を失ったが、今季初対戦の猛牛打線を最少失点に抑え込んだ。奪三振数46もリーグ単独トップで2冠。首位オリックスとのゲーム差を1に縮めた。"女房"の説教と早起きが効いた。7回6安打1失点の内容に伊藤は「最低限の仕事はできた」。初回先頭の広岡に左前打を許し、続く西川には内角への縦スライダーを制球しきれず死球。いきなり無死一、二塁のピンチを招いたが、動じなかった。パ首位打者の太田を空振り三振、杉本は高めの直球で中飛、森は低めのスプリットをひっかけさせて一ゴロに打ち取った。前回登板まで5試合中4戦で被弾。3球目までに浴びている本塁打が多く、伏見からは「詰めが甘い」と指摘されていた。しっかり修正し、「(伏見の)説教効果がありました」と感謝した。カブス今永を参考に、昨季終盤からは試合開始8時間前に起床し、6時間前に食事を取るルーティンを続ける。昨年の最後の6登板はすべてナイトゲームで、この日の「デーゲームを想定していなかった」が、それでも「(早起きが多い)釣りよりはいい」と腹をくくり、午前6時に起床、同8時にうどんを食べて臨み「全然、大丈夫でした」と4勝目を手にした。4回に万波の失策で2死三塁とされた直後、中川に中前打を浴び失った1点。「ゲームをつくることをまっとうできたのはうれしいですけど、(味方のミスを)カバー仕切れなかった悔しさは残っている」。仲間の悔しさも背負いながら、エースは戦い続ける。【永野高輔】

◆大阪観光局の溝畑宏理事長(64)が始球式を務めた。現在開催中の大阪・関西万博の公式キャラクター、ミャクミャクのグッズを頭につけてマウンドに登場。投球はノーバウンドで捕手・若月のミットに収まった。「連休の最後の日に、万博の成功とバファローズの日本一への思いを込めて投げられた。とても幸せでございます!」と笑顔で振り返った。溝畑氏は昨年末から「ミャクひろし」と自称してミャクミャクの被り物をつけて万博のPR活動を続けているという。V奪還を目指すチームについては「本当に良いチーム作りをされている。去年は(優勝した)疲れが出たかもしれないけど、今年はもう一回原点回帰で、快進撃をしてくれている。ぜひ新しい岸田監督のもと、日本一になってほしい。大阪にものすごい元気を与えてくれているので、きょうは絶対に勝ってほしい!」と激励した。

◆オリックス・東晃平投手(25)は314日ぶりの1軍登板を果たしたが、先発では自己最短となる1回1/3を投げて5安打3失点で無念の降板となった。一回は無得点に抑えるも、二回に試練が訪れた。先頭の4番・野村から3者連続で二塁打を許して2失点。その後、水野にも適時打を浴び、ベンチからタオルが投げられた。昨季は10試合に登板して3勝4敗、防御率2・61。昨年8月に右肘の手術を受けてからはリハビリに励んだ。1軍マウンドは昨年6月26日のソフトバンク戦(京セラ)以来。久しぶりの登板で勝利を目指して腕を振ったが、日本ハム戦に打ち込まれる悔しい内容となった。

◆オリックス・山岡泰輔投手(29)が今季初登板した。五回に登場曲のAAAの「虹」が流れると、球場が沸いた。温かい拍手と歓声に包まれる中、マウンドに上がると、貫禄の投球を見せた。まずは先頭の吉田を2球で三ゴロに片付けると、松本はカットボールで二ゴロ、最後はレイエスを三邪飛に料理してわずか6球で三者凡退とした。山岡は今年2月に違法なオンラインカジノ利用が発覚。一時活動自粛を経て3月半ばにチームに合流し、4月に実戦復帰した。ファームでの実戦登板を重ねて5日に1軍初昇格。同日の練習後には「少しでもチームのために投げられれば」と語っていた。

◆オリックスは終盤に反撃するも及ばず。2位・日本ハムに再び1ゲーム差とされた。314日ぶりに1軍で登板した先発の東は二回に3連打を浴びるなどつかまり、自己最短となる1回?、5安打3失点で降板。五回には5日に初昇格した山岡が今季初登板し、1回を6球で三者凡退に封じた。ただ、4番手・山崎が清宮幸に2ラン、6番手・富山、7番手・山田がそれぞれソロを打たれて今季ワーストとなる1試合3被弾を記録した。打線は四回に森が右前打。右翼手・万波の失策もからんで三進。中川が中前へ適時打を放って1点を返した。5点ビハインドで迎えた八回に森が左中間への2点打を放って意地を見せたが、九回は三者凡退に終わった。

◆日本ハムが11安打7得点で快勝。3点を奪った二回に先制二塁打の清宮幸が3―1の六回に2点本塁打で突き放した。八回は万波、九回は野村が一発。伊藤が7回1失点で4勝目。オリックスは復帰登板の東が二回途中でKOされた。

◆温かい拍手と声援が京セラドームを包み込む。違法なオンラインカジノの利用が問題となったオリックス・山岡が五回に今季初登板し、1回零封で復活を印象付けた。「かなり大きい(ファンの)声でしたし、日本ハムのファンの方も拍手してくれている人もいたので、すごくうれしかった」先頭の吉田を武器のスライダーで三ゴロに仕留めると、松本、レイエスもテンポよく打ち取って三者凡退。わずか6球で攻撃を終わらせ「球数を少なくいけたことは良かった」と手応え。岸田監督は「さすが。丁寧に投げていた」と評価した。今年2月に違法なオンラインカジノを過去に利用していたことが発覚。一時的な活動自粛などを経て1軍の舞台に戻った山岡が、救援防御率4・18と苦境のブルペンを救う。「任されたところで投げるだけ」。試合には敗れたが、通算163試合登板の右腕の帰還が、首位を走るチームの追い風になりそうだ。(織原祥平)

◆2試合連続で「5番・DH」で出場したオリックス・森が、今季初打点を挙げた。八回2死二、三塁で左中間へ2点打を放ち「得点圏で一本が出てよかった」。右脇腹痛で出遅れ、5日に今季初昇格したばかり。練習では守備メニューをこなしているが、今季、1軍で捕手としての出場はいまだない。「(守備は)全然、いつでも(いける)という感じ」と語った。

◆昨年8月に受けた右肘手術から復帰したオリックス・東は自己最短となる1回?を投げ、5安打3失点で黒星を喫した。二回に3者連続で二塁打を浴びるなど打ち込まれ「流れを止めることができなかった。チームに申し訳ない」と反省。昨年6月26日のソフトバンク戦(京セラ)以来、314日ぶりとなる1軍登板は課題が残る内容となったが、岸田監督は「結果はついてこなかったが、これから」とフォローした。

◆日本ハムは伊藤が7回を失策絡みの1失点と好投し、今季初登板で黒星を喫した後は4連勝とした。一回先頭から安打と死球でピンチを招いても太田を三振、杉本を中飛、森を一ゴロに抑えて流れに乗った。「テンポのいい投球だった。最低限の仕事はできた」と頼もしい口ぶりだった。四回は右前打を後逸した万波の拙守から中川に適時打を許し、エースとして「カバーしきれなかったので悔しさが残る。次はしっかりやりたい」と反省した。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
17122 0.586
(↓0.021)
-
(-)
112113
(+3)
100
(+7)
25
(-)
16
(+1)
0.282
(↓0.001)
2.950
(↓0.13)
2
(-)
日本ハム
17140 0.548
(↑0.015)
1
(↑1)
112106
(+7)
94
(+3)
33
(+3)
10
(+1)
0.227
(↑0.003
2.500
(↑0.01)
3
(1↑)
楽天
15150 0.500
(-)
2.5
(↑0.5)
11387
(-)
99
(-)
14
(-)
30
(-)
0.241
(-)
3.140
(-)
3
(-)
西武
15150 0.500
(↓0.017)
2.5
(-)
11376
(-)
86
(+10)
10
(-)
25
(-)
0.235
(↓0.004)
2.620
(↓0.25)
5
(-)
ソフトバンク
14162 0.467
(↑0.019)
3.5
(↑1)
111116
(+10)
102
(-)
20
(-)
26
(+2)
0.250
(↑0.004)
2.780
(↑0.08)
6
(-)
ロッテ
11170 0.393
(-)
5.5
(↑0.5)
11574
(-)
91
(-)
14
(-)
10
(-)
0.209
(-)
2.910
(-)