ソフトバンク(☆5対3★)ロッテ =リーグ戦8回戦(2025.05.04)・みずほPayPayドーム福岡=
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ロッテ
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ソフトバンク
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勝利投手:藤井 皓哉(1勝1敗0S)
(セーブ:オスナ(1勝1敗4S))
敗戦投手:小野 郁(0勝2敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】嶺井 博希(1号・4回裏2ラン),野村 勇(2号・5回裏ソロ)

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◆ソフトバンクが同一カード3連勝。ソフトバンクは2-2で迎えた5回裏、野村がソロを放ち、勝ち越しに成功する。直後に同点とされるも、6回に廣瀬隆の適時打が飛び出し、再びリードを奪った。敗れたロッテは、先発・小島が試合をつくれず、救援陣も精彩を欠いた。

◆スタメンが発表され、ソフトバンク栗原陵矢内野手(28)はベンチスタートとなった。栗原は試合前の打撃練習後にトレーナーや奈良原ヘッドコーチと話し込み、首付近を抑えるしぐさを見せていた。ソフトバンクは勝てば今季初の同一カード3連勝。

◆ロッテは21イニングぶりに得点を奪った。0-0の4回2死満塁のチャンスでネフタリ・ソト内野手(36)が左翼越え適時二塁打を放ち、先制した。ソト自身も13打席ぶりの安打となった。チームは前日に完封負け、前々日は初回に3点先制するもサヨナラ負けを喫していた。

◆ロッテ先発の小島和哉投手(28)は苦手ソフトバンクを攻略できず4回2失点で降板した。3回に2死二、三塁のピンチを招くも4番山川を空振り三振に取りしのいだ。だが、2点の援護をもらった直後の4回に2死から安打で出塁を許し、嶺井に同点2ランを被弾。63球を投げ4回6安打2失点でマウンドを降りた。「点取った後のイニングに打たれたら、チームの士気も下がる。その意識はあったんですけど、結果的にそうなってしまったんで、反省しないといけない」と肩を落とした。吉井理人監督(60)も「ここまでチームが苦しい中、みんな頑張って取ってくれた2点。2アウトからあっさり。あれだけやっちゃダメっていう展開だった」と振り返った。「ルーキーとか2軍から上がりたてのピッチャーにならいいんですけども、チームのエースと言われるピッチャー。あそこはちょっと自分も感情的になって代えちゃったんですけど、しっかり抑えなければいけない場面だったと思います。代えた理由はそんなところなので、結果的に後ろのピッチャーが打たれて負けたので、そこは自分の采配ミスだったと思います」と話した。

◆ソフトバンクが今季初の同一カード3連勝を飾り、最下位から脱出した。3-3の6回に牧原大成内野手(32)が7打席連続安打となる二塁内野安打で出塁。1死二塁で9番の広瀬隆太内野手(24)が勝ち越しの右前適時打を放った。この日は栗原陵矢内野手(28)が欠場。代役三塁を務めた24歳が存在感を発揮した。チームは今季ワーストタイ5連敗から3連勝。GW中の9連戦も3勝3敗の勝率5割となった。借金は「4」となり、5日からは敵地で西武3連戦に挑む。

◆ロッテは接戦をものに出来ず5連敗。23年4月3日以来762日ぶりの単独最下位に転落した。4回にネフタリ・ソト内野手(36)の左翼越え適時二塁打で先制し、2日ソフトバンク戦以来21イニングぶりに得点を奪った。だが、直後に先発の小島和哉投手(28)が嶺井に同点2ランを被弾し振り出しに戻された。小島は4回6安打2失点で降板。「点を取った後の回を0に抑えないとやっぱり勝てるピッチングにはならないので。申し訳ないです」とコメントした。リリーフ陣も不安定だった。5回には2番手でマウンドに上がった木村優人投手(19)が一時勝ち越しのソロを被弾。同点にした直後の6回に小野郁投手(28)が再度勝ち越しを許し、7回には菊地吏玖投手(24)も失点した。

◆ソフトバンク栗原陵矢内野手(28)がロッテ8回戦を欠場した。スタメン予定だったが試合前練習で首に違和感を訴えた。小久保裕紀監督(53)は「登録抹消まではいかないと思うんですけど、ちょっと、明日明後日は難しいかもしれない。(東京に)移動してから明日の朝の状態を聞いて確認してから決めます」と説明した。栗原は今季14試合に出場して打率2割5分、1本塁打、4打点だった。

◆ソフトバンク野村勇内野手(28)が1発を含む2安打1打点で今季初の2番起用に応えた。2-2の同点で迎えた5回無死から勝ち越しの2号ソロ。ロッテ木村の初球、真ん中高めカットボールを左翼スタンドまで運んだ。「迷いなくいきました。手応えは十分でした」と確信アーチだった。3回は1死二塁で左前打を放ち、足では2盗塁をマーク。打って走っての大活躍でチームの3連勝に貢献した。

◆ソフトバンク牧原大成内野手(32)が、2試合連続3安打の固め打ちを決めた。「7番二塁」でスタメン出場。2回2死で中前打を放ち、4回も2死から快音を響かせて中前へ運んだ。3-3の6回は先頭で二塁内野安打。前日の同戦は3打数3安打で、2日の第4打席目から7打数連続安打とした。「練習で取り組んでいることが試合に出せている」。センター方向を意識した基本に忠実な打撃を徹底し、好結果につなげた。7回の第4打席は空振り三振に倒れ、連続打数記録は「7」でストップ。08年本多雄一(現内野守備走塁兼作戦コーチ)が記録した8打数連続安打に、あと1本と迫っていた。球団記録について試合中は「全然。知らなかった」。お立ち台でインタビュアーから伝えられ「うわ。超えたかったですね」と本音を口にした。チームは3連勝で最下位を脱出。「ファンの方もいろいろたまってたと思う。それが解消できるような試合だった」と納得の表情を浮かべた。

◆ロッテは接戦をものにできず5連敗。23年4月3日以来762日ぶりの単独最下位に転落した。勝利にはつながらなかったものの、下位打線が奮闘した。8番の池田来翔内野手(25)は4安打を記録した23年5月20日楽天戦以来の3安打猛打賞。「自分のスイングが打席内でできてたんで、それはよかった。毎日1本っていう気持ちでやってます」と振り返った。3安打はいずれも引っ張りで左翼方向への安打に「そこは自分の調子のバロメーターとしても結構必要な部分であって、今日は引っ張れたんで、よくはなってきてるかなと思います」と語った。吉井理人監督(60)も「野手は個人個人ができることをしっかりやってくれたと思う。若い子たちもできることがかなり増えてきて、友杉のセーフティーも一塁側にしっかり彼のアイデアで。サインはセーフティーだったんですけど、どっちにやるかは彼のアイデアだったので、ああいうことができるようになってきているので、続けていってほしい」と期待した。

◆ソフトバンク嶺井博希捕手(33)が試合を振り出しに戻す今季1号2ランを放った。2点を追う4回2死二塁の第2打席。ロッテ小島の浮いたフォークを仕留め、高々とバットを放り投げた。左翼スタンドへと突き刺す確信アーチに「できすぎた結果になって良かったです。先制を許してしまい、何とか早い段階で追いつきたいという思いだけでした」と振り返った。

◆ロッテは今季最多の5連敗を喫した。キャプテンの藤岡裕大内野手(31)は「投打がかみ合ってないんで、抑えてる時に打てないですし打ってるときに粘れない。難しいですけど...」と言葉を詰まらせながらも、「選手みんなそんなに状態良くないと思いますし、その中でもやらないといけないので向かっていくだけ」と話した。さらに「誰かのカバーをチームがしていければ、もうちょっと変わっていくかなと思うんですけど。自分も打ててないですし、みんな一生懸命やってるんで、あとは勝利するだけかなと思います」と言葉を振り絞った。ビジター8連戦は2勝6敗と不本意な形になったが、ホームのZOZOマリンに帰り、切り替える。

◆ソフトバンクが今季初の同一カード3連勝で最下位を脱出した。0―2の四回2死二塁から嶺井が同点2ラン。五回に野村のソロ、六回には広瀬隆が適時打と効果的に加点した。ロッテは投手陣が粘れず、今季初の5連敗で最下位転落。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
16112 0.593
(↓0.022)
-
(-)
114109
(+3)
93
(+14)
25
(-)
15
(+2)
0.284
(↑0.001)
2.910
(↓0.4)
2
(1↑)
日本ハム
16130 0.552
(↑0.016)
1
(↑1)
11499
(+3)
90
(+2)
30
(+1)
9
(-)
0.226
(↑0.001)
2.550
(↑0.02)
3
(1↓)
西武
15130 0.536
(↓0.02)
1.5
(-)
11576
(+2)
74
(+3)
10
(+2)
25
(-)
0.238
(↓0.003)
2.380
(↓0.03)
4
(-)
楽天
14150 0.483
(↑0.019)
3
(↑1)
11485
(+14)
98
(+3)
14
(+1)
25
(+1)
0.246
(↑0.01)
3.210
(↑0.01)
5
(1↑)
ソフトバンク
12162 0.429
(↑0.022)
4.5
(↑1)
113104
(+5)
102
(+3)
19
(+2)
23
(+3)
0.246
(↑0.002
2.960
(↑0.03)
6
(1↓)
ロッテ
11160 0.407
(↓0.016)
5
(-)
11673
(+3)
89
(+5)
14
(-)
9
(-)
0.210
(↑0.003
2.990
(↓0.09)