広島(☆9対4★)中日 =リーグ戦8回戦(2025.05.04)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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中日
0110200004900
広島
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勝利投手:玉村 昇悟(1勝2敗0S)
敗戦投手:岡田 俊哉(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆広島が逆転勝利。広島は2点を追う4回裏、末包と山足の適時打で同点とする。その後は1死満塁から玉村が2点適時打を放つなど、打者一巡の猛攻でこの回一挙7点を奪い、試合をひっくり返した。投げては、先発・玉村が5回4失点で今季初勝利。敗れた中日は、先発・岡田が4回に突如崩れた。

◆広島が4回、一挙7点を奪って試合をひっくり返した。2点を追うこの回、先頭のファビアンが右中間への二塁打で出塁し、末包、板倉も安打で続いた。1死一、三塁から今季初スタメンの山足が三遊間へ同点打を放って中日先発・岡田をマウンドから降ろした。代わった祖父江も攻め、玉村、ファビアン、末包の適時打でさらに5点を追加。4月11日巨人戦(マツダスタジアム)の4回以来の今季1イニング最多7得点で、一気に優位に立った。

◆中日先発の岡田俊哉投手(33)が4回途中4失点でKOされた。23年2月に右大腿(だいたい)骨を骨折。選手生命の危機の大けがを克服し3年ぶりの1軍マウンドだった。3回まで1安打無失点だったが、2点リードの4回に捕まった。4安打を集中され山足に同点適時打を浴びたところで交代。リリーフした祖父江大輔投手(37)も流れを止められなかった。岡田の支配下に戻っての初先発は3回1/3、5安打1四球4失点5奪三振。「復帰戦だったので、いい形で終えたかったですが、リリーフに迷惑をかける結果になってしまい申し訳ないです」とコメントした。先発勝利なら14年4月9日ヤクルト戦以来、4043日ぶりだった。

◆中日が広島に連敗し借金1となった。1日に支配下に復帰した先発岡田俊哉投手(33)が4回途中4失点KO。23年2月に右大腿(だいたい)骨を骨折し選手生命の危機の大けがを克服しての3年ぶりの1軍マウンドだった。3回まで無失点も4回に4失点。2番手祖父江大輔投手(37)も流れを止められず、この回打者12人攻撃で7点を奪われた。7回にも広島に2点を奪われ突き放された。打線は2点を先制。5回にも山本泰寛内野手(31)、上林誠知外野手(29)の連続適時打で2点を追加し粘りを見せたが、追いつくことはできなかった。5日は本拠地バンテリンドームに戻りDeNA戦。先発のドラフト1位金丸夢斗投手(22)に連敗ストップの期待がかかる。

◆中日根尾昂投手(25)が8回に6番手で登板した。前日3日広島戦に続けて連投のマウンド。先頭の大盛は147キロ直球1球で中飛。続く末包、坂倉に連打を許し1死一、二塁のピンチも、堂林をフォークで空振り三振。山足を148キロ直球で一邪飛に仕留め、2試合連続で無失点投球を見せた。

◆広島が逆転で中日を下し、連勝で勝率を5割に戻した。2点を追った4回、先頭のサンドロ・ファビアン外野手(27)の二塁打から3連打で1点差に。1死後、今季初スタメンの山足達也内野手(31)の適時打で同点に追いついた。さらに玉村昇悟投手(24)の勝ち越し打などで5点を加え、今季2度目の1イニング7得点の猛攻で一気に優位に立った。5回に中日に2点を返されたが、6回から継投に入り、逃げ切ってカード勝ち越しを決めた。5回4失点の先発・玉村が今季初勝利を挙げた。

◆中日井上一樹監督(53)が試合後、5日DeNA戦(バンテリンドーム)でプロ初先発するドラフト1位金丸夢斗投手(22)にエールを送った。「動揺するような子じゃないと思うし、抑えなきゃいけないとかよりも自分のショータイムだと思って腕振ってしっかり投げてほしい」と力を込めた。チームは今季ワースト9失点で広島に連敗し、借金1となった。連敗ストップが期待される金丸はDeNA先発ケイとの左腕対決となる。金丸は学生時代の腰痛の影響から2軍でキャンプをスタート。2軍で4試合14回投げ1勝0敗、防御率1・29。4月26日2軍阪神戦(安芸)は2度目の先発で6回2安打無失点の好投。準備を整え1軍デビューを迎える。

◆広島に連敗し、再び借金1となり4位に転落した。中日先発岡田俊哉投手(33)が4回途中4失点でKOされた。23年2月に右大腿(だいたい)骨を骨折。選手生命の危機だった大けがを克服し、3年ぶりの1軍マウンドだった。投手陣の9失点は今季ワースト。

◆中日岡田俊哉投手(33)が3年ぶりの1軍マウンドに上がり、4回途中4失点KOで黒星を喫した。右大腿(だいたい)骨骨折の大ケガを乗り越えての1軍復帰戦。3回まで1安打無失点と好投したが、2点リードの4回に捕まった。「改めてここで野球をするすごさ、大変さを再確認できた」今後は登板機会がないため出場選手登録を抹消され、2軍調整から再び出番を待つ。「まだシーズンは続く。やり返したい気持ちもあるので、しっかりやっていきたい」リリーフ陣も打たれて9失点は今季ワースト。チームは連敗で借金1となり、4位に転落した。

◆広島山足達也内野手(31)が、現役ドラフトで加入後初めて7番三塁で先発出場し、同点打を放った。新本拠地で初のお立ち台にも立ち「最高です!」と感激。3年ぶりの打点でチームを連勝に導き、カープファンに「広島の山足」をアピールした。23年7月4日から連続出場の小園がスタメン落ち。「グラウンドで弱い姿が見受けられた」(新井監督)のが理由で、結果的として欠場になった。代わって三塁で先発した山足が大仕事だ。オリックスから移籍後、ここまで6打席で3度犠打を決めてきた。だがこの日、1点を追った4回1死一、三塁で打力を期待され、同点打で応えた。「チャンスだったので、最低限、同点になるような打席を心がけていました。めちゃくちゃうれしかったです」と繰り返した。複数の守備位置をこなせる対応力がある。「難しい場面で1球で決めてくれる」(藤井ヘッド)と首脳陣が舌を巻くバント職人の技術。その積み重ねで立ち位置をつかんできた。根底にあるのはひたむきさ。「部屋に帰って電気をつけて、1人を実感する瞬間が寂しい」と離れて暮らす家族を思いながら、全力を尽くす。広島初打点の記念球という家族と共有する宝物もできた。お立ち台の締めで「これからもバント頑張ります」と声を張った。【堀まどか】

◆広島堂林翔太内野手(33)が、2試合連続で魚雷バットによる安打を放った。前日3日の中日戦から使い始め、3日はマルチ安打。ただ、前日も「打てなかったら(これまでのバットに)戻そう」と思っていたという。この日は通常のバットでスタートしたが「三振2個したので、替えました」。7回の第4打席は魚雷バットで左前打を放った。2試合を終え「バットは関係ない。(打てるかどうかは)腕です」と感想を語った。

◆広島新井貴浩監督(48)が、小園海斗内野手(24)の欠場について理由を語った。小園はこの試合はベンチスタートに。結局、最後まで出番はなく、23年7月4日から続けてきた連続試合出場が途切れた。新井監督は「本来ならまだ若いし、休憩とか調子悪いから休養とかそういうので外れる選手じゃないんだけどね。ちょっとここ最近、グラウンドで弱い姿が見受けられるので。だから今日は外しました。それ、事前に言っているから。キャンプの1番最初の全員ミーティングで、弱い姿を見せたら外すよって全選手に言っているので」と説明。中心選手と期待される立場の小園に、いっそうの奮起を促した。

◆広島が中日に連勝し、カード勝ち越しを決めた。2点を追った4回、今季2度目の1イニング最多7得点を記録し、一気に優位に。先発の玉村昇悟投手(24)が5回4失点。打っても自ら決勝打を放って今季初勝利を挙げた。

◆広島が中日に連勝で勝ち越しを決めた。先発した玉村昇悟投手(24)は5回を4失点で、今季初勝利をマーク。2点を追う四回に新助っ人、サンドロ・ファビアン外野手(27)=前レンジャース傘下=の激走二塁打から、打線が一挙7得点を奪い、逆転した。玉村は二回1死二塁から木下に中前へ先制打を許すと、三回にも2死二塁から上林に左前適時打を打たれたが、ともに最少失点でしのいだ。五回にも1死から4連打で2点を失うが、それ以上の追加点は与えなかった。打線は四回に先頭、ファビアンが中堅右への打球を激走で二塁打とし、続く末包が右前へ適時打。坂倉も右前打で続き、1死後、今季初スタメンの山足が左前へ移籍後初安打初打点となる同点打を放った。その後、満塁の好機を作り、先発の玉村が左前へ勝ち越しの2点打を放ち、自らを援護した。結果的にこの回は打者12人の猛攻で、今季2度目の1イニング7得点を奪った。

◆広島は先発の玉村が5回8安打4失点と粘投し、今季初勝利を挙げた。0―2の四回に打者12人で7安打の猛攻で7得点。七回に代打野間の2点打で加点した。中日は3季ぶりの登板となった岡田が、四回途中5安打4失点で黒星。

◆広島が中日に連勝で勝ち越しを決めた。先発した玉村昇悟投手(24)は5回を4失点で、今季初勝利をマーク。昨オフの現役ドラフトでオリックスから加入した山足達也内野手(31)が今季初スタメンで四回に同点打と躍動した。

◆白球が中堅右へ伸びていくと、迷わず一塁ベースを蹴った。グングンとスピードを上げ、二塁へ頭から滑り込む。今季初の「3番・左翼」で出場した広島サンドロ・ファビアン外野手(27)=前レンジャーズ傘下=が、激走二塁打で今季2度目の1イニング7得点の猛攻を呼んだ。自らも4打数2安打2打点と逆転劇の立役者となった。「走塁でチームのモチベーションが上がって、つないでつないでいい場面を作れる。走塁でもいいアピールをしないといけない。打ったときはヒットではなく、二塁までという気持ちがある」それを体現したのは0-2の四回の先頭だ。中堅右へ二塁打。気迫のヘッドスライディングに一塁ベンチも大盛り上がりだ。ハッスルプレーで好機を作ると末包、山足らが続いた。打者が一巡し、2死満塁で再びファビアンに打席が回ってくると、左前へ2点打。今季10度目のマルチ安打を記録した。ドミニカ共和国出身の新助っ人。オープン戦は打率・163と日本球界の投手に苦戦したが、偉大な先輩の存在にも支えられた。エルドレッド駐米スカウトだ。2014年には37本塁打で本塁打王を獲得し、16年からのリーグ3連覇にも貢献したレジェンド。オープン戦期間中、来日していた先輩からは「体もスイングも問題ない。心配はしていない」と太鼓判を押され、自らのスイングを続けることを心がけた。それが結果につながり、開幕後はここまで29試合で打率・292、2本塁打、13打点。マツダスタジアムでは打率・368、1本塁打、10打点とさらに輝きを放っており、新井監督も「試合に出るたびに対応してくれている」と目を細めた。チームは連勝で勝率5割に復帰し、3位に浮上。今季11勝4敗と強さを誇る本拠地で、新井カープが勢いを取り戻した。(西垣戸理大)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
17121 0.586
(↑0.015)
-
(-)
113100
(+3)
85
(+1)
21
(+1)
15
(-)
0.252
(-)
2.600
(↑0.05)
2
(1↓)
阪神
16131 0.552
(↓0.019)
1
(↓1)
113103
(+2)
83
(+5)
17
(+1)
26
(+1)
0.245
(↑0.002)
2.460
(↓0.09)
3
(1↑)
広島
14141 0.500
(↑0.019)
2.5
(-)
11497
(+9)
79
(+4)
9
(-)
12
(-)
0.244
(↑0.004
2.360
(↓0.05)
4
(1↓)
中日
13142 0.481
(↓0.019)
3
(↓1)
11466
(+4)
89
(+9)
9
(-)
17
(+2)
0.214
(↑0.001
2.890
(↓0.23)
5
(-)
DeNA
12142 0.462
(↓0.018)
3.5
(↓1)
11586
(+1)
80
(+3)
10
(+1)
12
(-)
0.219
(↓0.003)
2.550
(↓0.02)
6
(-)
ヤクルト
10151 0.400
(↑0.025)
5
(-)
11772
(+5)
108
(+2)
7
(-)
5
(-)
0.227
(↑0.005)
3.590
(↑0.06)