1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 3 | 7 | 11 | 0 | 1 |
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 |
勝利投手:曽谷 龍平(2勝2敗0S) 敗戦投手:早川 隆久(1勝3敗0S) 本塁打 |

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◆オリックスは初回、紅林の適時打で1点を先制する。そのまま迎えた5回表に紅林のソロで追加点を奪うと、8回には廣岡の犠飛などで2点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・曽谷が7回無失点7奪三振の力投で今季2勝目。敗れた楽天は、投打ともに振るわなかった。
◆楽天阿部寿樹内野手(35)が「魚雷バット」使用に意欲を示した。「好奇心で使おうかなっていう。普通に練習で使ってみて良かったら使いますし、試してみないと分からないことが多いと思うんで、1回試してみてですかね」と力を込めた。メーカーへの発注は「一応しますけど、ちょっとやってみてって感じです」とし、「魚雷バット」は数週間で届く予定だという。楽天では鈴木大が前日の練習から試し打ちをしている。
◆パパとなったオリックス紅林弘太郎内野手(23)が先制打にホームランと大暴れだ。いきなり見せた。1回無死二塁、楽天先発早川の3球目をとらえてセンターへ先制のタイムリーヒット。紅林は「追い込まれていましたし、なんとかランナーを次の塁に進めようと思っていました。いいところに飛んでくれて、先制することができてよかったです」と喜んだ。それだけでは終わらない。5回1死から早川のスライダーをレフトスタンドへ2号ソロ。「(バットの)少し先だったんですが、うまく風に乗ってくれました」。昨年、駿河総合(静岡)時代の同級生と結婚。夫人の出産に立ち会うため、4月29、30日のロッテ戦(京セラドーム大阪)の出場メンバーから外れていた。この日、「2番遊撃」で3試合ぶりに先発に復帰。"父親リスト"から戻り、さっそく大仕事をした。
◆楽天早川隆久投手(26)の4試合ぶり勝利はならなかった。前日2日のオリックス戦が雨天中止となり、スライドで先発。今季最多の112球を投げ、6回途中7安打4四球2失点で降板となった。初回、先頭広岡に初球を捉えられ、左中間へ二塁打を許す。続く紅林には3球目を中前に運ばれ、わずか4球で先制点を献上した。0-1の5回1死では紅林に左越えソロを被弾。6回は2四球を与え、2死一、二塁としたところでマウンドを降りた。早川は「先制点を取られてしまったことで、チームを苦しい状況にしてしまいました」と厳しい表情で話した。
◆楽天は投打でいいところなく、今季2度目の4連敗となった。打線が振るわなかった。この日初の得点圏となった4回2死一、二塁で村林が空振り三振。5回2死二塁では中島が右飛に倒れた。7回無死一、二塁では小郷、堀内、代打伊藤と3者連続三振。昨季5敗を喫した天敵の曽谷から得点を奪えなかった。投げては先発早川が初回に4球で先制されると、5回には紅林にソロ本塁打を被弾するなど6回途中7安打2失点。8回には暴投と犠飛で点差を広げられた。ホームでのオリックス戦は昨季から7連敗となった。
◆オリックスが完勝の3連勝で首位を堅守した。スタメン復帰した紅林弘太郎内野手(23)が1回に先制打、5回に2号ソロと大暴れだ。夫人の出産に立ち会うため、4月29、30日のロッテ戦(京セラドーム大阪)の出場メンバーから外れていた。「2番遊撃」で3試合ぶりに先発復帰した一戦で大仕事をした。打線は2点リードの8回に暴投、犠飛で2点を追加。9回にもドラフト1位・麦谷祐介外野手(22)の左前適時打、大城滉二内野手(31)の左前適時打などで3点を追加し、11安打7得点の猛攻を決めた。先発の曽谷龍平投手(24)は7回を7奪三振4安打無失点で今季2勝目。投打がガッチリかみ合った。
◆オリックス紅林弘太郎内野手(23)が「パパ初ヒーローインタビュー」で球場を沸かせた。夫人の出産に立ち会うため、4月29、30日のロッテ戦(京セラドーム大阪)は出場メンバー外。この日は「2番遊撃」で3試合ぶりに先発復帰し、1回無死二塁から先制の中前適時打、5回は2号ソロと大暴れしていた。試合後は「子供も元気に生まれたので、パパとしていい背中を見せられるように、これからも頑張っていきたいと思います」と照れ笑い。写真撮影の際は「ゆりかごポーズ」も披露した。
◆楽天が完封負けで本拠地オリックス戦は昨季から7連敗となった。4試合連続で初回に先制され、2点を追う7回無死一、二塁では小郷、堀内、代打伊藤と3者連続三振。終盤に救援陣も崩れ、4連敗を喫した。三木監督は「常に先制点の攻防というところは話をして取り組んでいるんだけど、ここ数試合はそういう展開が多くてちょっと厳しくなってくるね」。2000安打に残り9本の浅村は19打席連続無安打となった。
◆オリックス曽谷龍平投手(24)が、7回無失点の好投で2勝目を挙げた。3回までは完全投球。4回以降は得点圏に走者を置く場面も多かったが、7回無死一、二塁のピンチは3者連続三振に仕留めて脱出するなど得点は与えなかった。「序盤からストライクゾーンでどんどん勝負できたことがよかった。ピンチの場面もなんとかゼロで粘ることができてよかったです」と振り返った。楽天モバイルパークでは、新人だった23年から5戦4勝無敗、防御率0・63と無敵だ。
◆楽天にとって"魔の初回"と化している。1回、オリックス先頭の広岡、2番紅林の連打で、わずか4球で先制点を献上。開始から2分で試合を動かされた。三木肇監督(48)は「ずっと先に点を取られてしまって、追いかける展開で苦しいね。そこは常に先制点の攻防というところは話をして取り組んでいるんだけど、ここ数試合はそういう展開が多くてちょっと厳しくなってくるね」。前カードの西武戦から4試合連続で初回に先制点を許した。打線もつながらない。2点を追う7回に村林、宗山の連打で無死一、二塁とチャンスをつくる。だが、小郷が犠打を決められず、ヒッティングに切り替えると空振り三振。「あそこも野球なのでいろんな見解があると思うけど、まずは7回の裏で1つずつ、1点ずつというふうに思っていたので、小郷にああいう形でやったんだけども」と説明。堀内、代打伊藤と後続2人も三振に倒れ、無得点に抑えられた。先発早川は6回途中2失点だったが、救援陣が8回に2失点、9回に3失点と踏ん張りきれなかった。打線も直近4試合はすべて1得点以下と湿り気味。投打でいいところなく4連敗となった。
◆楽天早川隆久投手(26)は4試合連続で未勝利となった。先発予定だった2日オリックス戦(楽天モバイルパーク)が雨天中止となり、3日同戦にスライド登板。初回、先頭広岡に初球を運ばれ二塁打とされ、続く紅林に中前適時打を許し、わずか4球で先制点を献上した。「対戦相手の曽谷くんも対うちに対してはいい結果残してますし、やっぱり初回の先制点がどうしても重くなってしまった」。5回には紅林にソロ本塁打を被弾した。今季最多の112球を投げ、6回途中7安打4四球2失点だった。「自分の中ではちょっとうまく制球できてなかった。リードしてくれた堀内さんも良かったですし、自分がそこに投げきれるボールが今日は少なかった」。今季は6試合で38回1/3を投げ、1勝3敗、防御率2・11。登板時の援護点はわずか2で打線とかみ合わない展開が続く。この日の観客は2万5300人で満員御礼。たくさんの子どもたちも来場したが、チームは4連敗を喫した。「勝った試合ってどうしても思い出に残るじゃないですか。(少年時代に)自分も見に行った時はすごい思い出に残ったんで、本当に勝ちたい試合ではあったんですけど、初回からああいう形になってしまい、本当に申し訳ないなっていう気持ちが強いです」。次こそ勝利をつかみ、ファンを喜ばせる。【山田愛斗】
◆オリックス・紅林弘太郎内野手(23)がチーム復帰後初先発し、早速タイムリーを放った。「追い込まれていましたし、なんとかランナーを次の塁に進めようと思っていました。いいところに飛んでくれて、先制することができてよかったです!」一回に先頭の広岡が初球を捉えて左中間二塁打。ここで紅林が先発・早川の3球目のフォークを中堅にはじき返して先制点を挙げた。紅林は夫人の出産の立ち合いのため、チームを一時離脱し、4月29,30日のロッテ戦(京セラ)を欠場。今月2日からチームに合流し、この試合で3試合ぶりに先発に復帰。適時打を放った後は一塁ベース上でゆりかごポーズをして、自ら第1子の誕生を祝った。
◆オリックス・紅林弘太郎内野手(23)が〝パパ1号〟を放った。「(バットの)少し先だったんですが、うまく風に乗ってくれました。追加点を取ることができてよかったです!」五回1死で先発・早川の4球目、低めのスライダーを左翼席に運んで今季1号ソロとした。ベンチではナインと一緒にゆりかごポーズをしてセレブレーション。4月29、30日のロッテ戦(京セラ)は夫人の出産立ち合いため、欠場。今月2日からチームに合流し、復帰戦となったこの試合では一回に先制打を放っており、すでに2打点をマークしている。
◆オリックスは投打がかみ合い、今季3度目の3連勝で首位をキープした。敵地・楽天モバイルパークでは昨季から7連勝となった。打線は一回に3試合ぶりに先発に復帰した紅林が先制打。五回にも紅林が1号ソロで追加点を挙げ、八回には広岡の犠飛などで2得点。九回にもD1位・麦谷(富士大)の適時打などで3点を追加した。先発の曽谷は自己最多の7回116球を投げて無得点に抑える好投で2勝目。対楽天で昨季5勝2敗、敵地では3戦3勝、防御率0・96と好相性を誇った左腕がこの日も強さを見せて敵地4連勝を飾った。
◆楽天は4連敗で借金2となった。三木監督は「ここ最近、得点できていないというところで、バッテリーも苦しくなっている」と悪循環を指摘した。4連敗中の総得点はわずか3。通算2000安打まで残り「9」としている浅村栄斗内野手(34)も、13打数無安打で足踏みが続いている。「(調子は)まあまあ。結果的に打てなかったので、また練習します」と出直しを誓った。
◆楽天は投打ともに精彩を欠き、4連敗。借金は2となった。三木監督が怒気をはらんで振り返ったのは、0-2の八回無死一、三塁の場面。4番手・今野が打者・来田の初球に暴投。しかし、今野は一塁走者、続いて三塁走者に首を向け、それからようやく本塁ベースカバーに走った。一直線にカバーに入っていれば、本塁上でクロスプレーのタイミングだった。1日の西武戦(ベルーナドーム)でサヨナラ負けした場面では、外野からの中継プレーに藤平が目を切ってカバーが遅れた(記録は小郷の失策)。指揮官は「ああいうことは二度としちゃ駄目。ミスにもレベルがある。(インプレー中のボールを)見ていないのはあり得ない。見に来てくださっている方にも失礼」とミーティングで話していただけに、2試合続けての〝初歩的ミス〟に「ああいうところを話したんやけどな。もう一回するね。プレーを決めつけるな、という話なんで。そこはもう、チームとして本当にしっかりしないといけない」とおかんむりだった。
◆オリックスは今季3度目の3連勝で首位を堅守した。敵地の仙台では昨季から7連勝となったが、岸田護監督(43)は「あまり気にせずに、一戦一戦やるべきことをやる。まだまだ先は長いので、それの継続しかない」と気を引き締めた。3試合ぶりに復帰し、〝パパ1号〟となるソロ本塁打を含む2打点の活躍を見せた紅林には「いい流れなんじゃないですかね」と評価。ベンチでは指揮官も一緒になって紅林の第1子誕生を祝うゆりかごポーズも見せ、「頓宮がやったので。つられてやりました」と笑った。連勝で貯金を6とした好調のチームについては「どんな試合でも元気を出してやっていこうというところが見える。集中力をベンチからも出してやってくれているので、継続してやっていきたい」と手応えを語った。
◆父になった男のスイングは力強さが違った。スタンドインを確認すると、人さし指を突き上げた。オリックス・紅林弘太郎内野手(23)が自らのバットで第1子誕生を祝うアーチを仙台の青空に描いた。「2日間ぐらい休みをもらったので、何とかチームの力になれるように、気合を入れてやりました」4月29、30日のロッテ戦(京セラ)では出産に立ち会うため、チームを一時離脱。無事に第1子が誕生し、3試合ぶりに復帰した一戦でパパの底力を見せた。一回にいきなり中前へ先制打を放つと、五回1死では先発・早川のスライダーを強振して左翼へ今季2号となるソロ本塁打をマークした。ベンチでは全員で一緒にゆりかごポーズをして祝福。「打ったらあのポーズをみんなでやろうと話していたので打ててよかった」と喜んだ。子供の笑顔が何よりも活力だ。出産までは「大変だった」と苦労もあったが「子供の顔を見ると元気が出るし、嫌なことも忘れられる。本当に力になる」と実感を込めた。遠征中は夫人から毎日、子供の写真が送られてくるといい、それを見ただけで「頑張るぞ」と奮い立つ。どんな時も背中を押してくれる家族が増え、また一つ責任感も生まれた。チームは今季3度目の3連勝で首位を堅守。敵地・楽天モバイルパークでは昨季から7連勝だ。「パパとしていい背中を見せられるように頑張っていきたい」ヒーローインタビューで初々しく笑った。23歳の新米パパが、グラウンド内外で奮闘し、チームも家族も笑顔にする。(織原祥平)
◆中9日で先発した3年目のオリックス・曽谷龍平投手(24)が要所を締めて2勝目を挙げた。「投げていて楽しかった。(ピンチでは)死ぬ気で抑える気持ちで投げた」。七回無死一、二塁のピンチは3者連続三振でしのぎ「かなり自信になった」と手応えをにじませた。自己最多の116球を投げ、7回4安打無失点。昨季から敵地・仙台では4戦4勝、防御率0.70と無類の強さを誇る左腕を岸田監督は「打線に流れを呼び込んでくれた」とたたえた。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
16 | 10 | 2 | 0.615 (↑0.015) | - (-) |
115 | 106 (+7) | 79 (-) | 25 (+1) | 13 (+1) |
0.283 (↑0.001) | 2.510 (↑0.1) |
2 (1↑) |
西武 |
15 | 12 | 0 | 0.556 (↑0.018) | 1.5 (-) |
116 | 74 (+4) | 71 (+3) | 8 (+1) | 25 (+2) |
0.241 (↓0.001) | 2.350 (↓0.02) |
3 (1↓) |
日本ハム |
15 | 13 | 0 | 0.536 (↓0.02) | 2 (↓1) |
115 | 96 (+3) | 88 (+4) | 29 (+1) | 9 (+1) |
0.225 (↓0.002) | 2.570 (↑0.06) |
4 (-) |
楽天 |
13 | 15 | 0 | 0.464 (↓0.017) | 4 (↓1) |
115 | 71 (-) | 95 (+7) | 13 (-) | 24 (+1) |
0.236 (↓0.003) | 3.220 (↓0.14) |
5 (-) |
ロッテ |
11 | 15 | 0 | 0.423 (↓0.017) | 5 (↓1) |
117 | 70 (-) | 84 (+5) | 14 (-) | 9 (+1) |
0.207 (↓0.002) | 2.900 (↓0.1) |
6 (-) |
ソフトバンク |
11 | 16 | 2 | 0.407 (↑0.022) | 5.5 (-) |
114 | 99 (+5) | 99 (-) | 17 (+1) | 20 (+1) |
0.244 (-) | 2.990 (↑0.1) |
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