1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 |
広島 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | X | 2 | 5 | 0 | 0 |
勝利投手:床田 寛樹(3勝2敗0S) 敗戦投手:松葉 貴大(4勝2敗0S) |

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◆広島が連敗を7で止めた。広島は3回裏、中村奨の適時打で1点を先制する。そのまま迎えた6回には、末包が適時打を放ち、貴重な追加点を奪った。投げては、先発・床田が9回3安打無失点の快投。今季2度目の完封で3勝目を挙げた。敗れた中日は、先発・松葉が好投するも、打線が援護できなかった。
◆広島テイラー・ハーン投手(30)が中日7回戦(マツダスタジアム)を欠場する。3日に広島市内の病院を受診し、「急性胃腸炎」と診断された。4日以降は当日の状態をみて、判断する。ハーンはセットアッパーの役割を担い、ここまで10試合で1敗8ホールドを挙げていた。
◆中日細川成也外野手(26)がスタメンを外れた。ここまで開幕から全27試合に出場。ベンチスタートは3度目。前日2日広島戦の7回に中崎からバットを握る両手付近に死球を受け、そのまま病院へ向かっていた。この日は通常通り、ティー打撃、フリー打撃、守備、走塁と通常メニューをこなし、両手には包帯やテーピングなども巻いていなかった。右翼には上林誠知外野手(29)が入り、左翼にオルランド・カリステ内野手(33)が入る。7連敗中の広島は床田寛樹投手(30)が先発する。
◆広島中村奨成外野手(25)が、今季ここまで4勝を挙げている中日先発の松葉から先制打を放った。3回、先頭・堂林の安打から2死三塁に。「1番中堅」で先発していた中村奨がストレートを捉え、一、二塁間を破った。中村奨の適時打は昨年8月12日DeNA戦(マツダスタジアム)以来。「自分が打てると思ったボールに対しては積極的にいこうと打席に入りました。思いきっていった結果、いいところに飛んでくれて先制点につながってよかったです」一塁ベース上で自軍ベンチに向かい、ガッツポーズを繰り返した。
◆中日が今季5度目の完封負けで連勝は4でストップした。勝率は再び5割に戻った。先発松葉貴大投手(34)は7回89球、5安打2失点(自責1)と試合をつくったが打線が援護できなかった。前日2日同戦で広島中崎から死球をバットを握る両手に受けた細川成也外野手(26)は9回に代打で出場し、四球を選んだ。
◆広島が先発床田寛樹投手(30)の好投で中日との接戦を制し、連敗を7で止めた。床田は立ち上がり、3者凡退の滑り出し。2回2死で中田翔内野手(36)に初安打を許すも、後続を打ち取った。その後は6回2死まで1人の走者も許さず。安定した投球を続けた。先発左腕の好投に打線が応えたのは3回。先頭の堂林翔太内野手(33)が遊撃手の頭上を越えるチーム初安打で出塁した。そこから2死三塁とし、中村奨成外野手(25)が今季初の適時打を右前に放って先制点をたたき出した。6回には敵失から2死一、二塁の好機をつくり、末包昇大外野手(28)の適時打で2点目を追加した。床田は4月12日巨人戦以来、今季2度目の完封で3勝目。チームは借金を1に減らした。
◆中日根尾昂投手(25)が8回に2番手で今季初登板し1回を無失点に抑えた。直球の最速は150キロ。1番中村奨からの好打順も中村奨は三邪飛、菊池は遊ゴロ、3番小園との同学年対決は粘られたが9球目のフォークで空振り三振に抑えた。今季初登板を終えた根尾は「多分、もっといけるとは思う。球速も戻ってきてますけど、もっといけるはずなので」と、今後さらに高いパフォーマンスを出すと話した。井上一樹監督(53)は「それなりの投球はできていたかな。暴れん坊将軍になりがちなんだけど、あいつは。でも、そこも見えなかったので、その次も(登板機会を)みたいなことをこちらも考えてもいいのかな」と評価した。
◆中日が広島床田寛樹投手(30)に3安打完封され連勝は4でストップした。0封負けは今季5度目で勝率は再び5割となった。先発松葉貴大投手(34)は7回5安打2失点と試合をつくったが援護がなかった。8回は根尾昂投手(25)が今季初登板し1回を3者凡退に抑えた。前日2日広島戦でバットを握る両手に死球を受け途中交代した細川成也外野手(26)は、9回に代打で登場し四球を選んだ。
◆広島が先発床田寛樹投手(30)が今季2度目の完封で3勝目を挙げ、チームの連敗を7で止めた。床田は立ち上がり3者凡退の滑り出し。2回2死で中田翔内野手(36)に初安打を許すも、後続を打ち取った。その後は6回2死まで1人の走者も許さず。安定した投球を続けた。完封は4月12日巨人戦以来。107球を投げ、中日打線を3安打に封じた。床田が奪三振ゼロで完封勝利。奪三振ゼロの完封勝ちは13年4月23日ロッテ戦の牧田(西武)以来で、セ・リーグでは89年9月4日巨人戦の矢野(ヤクルト)以来36年ぶり。広島では59年5月5日国鉄戦の備前、61年5月6日中日戦の弘瀬、80年5月25日大洋戦の北別府、82年6月16日中日戦の山根に次いで43年ぶり5人目。
◆広島堂林翔太内野手(33)が、攻守で床田の快投をアシストした。一塁守備では初回、中日先頭の岡林の痛烈なライナーをジャンピングキャッチ。床田が「堂林さんのプレーで本当にスッと試合に入れたので、あのプレーは大きかったですね」と感謝した美技で、先発投手の立ち上がりを支えた。打っては3回、先頭で相手先発の松葉からチーム初安打。遊撃手・土田の頭上を越える安打から2死三塁の好機が生まれ、先制点につながった。松葉とは昨季、4割2分9厘の好相性を誇ったが、過去の実績より気持ちで生んだ安打だった。「もう、自分のミスから始まった連敗でもあったので、何とかして止めたかったですし、止まって良かったです」。4月25日DeNA戦(横浜)で1-1の7回の一塁守備で、代打・宮崎の打球を後逸。決勝点を与えてしまい、そこから悪夢の7連敗が始まった。悪い流れを止めようと、必死だった。この日は2-0の接戦を制し「点をとって(投手を)楽に投げさせてあげることが一番ですけど、自分たちの野球は『守りから』っていうのは再認識できた試合だったのかなと思います」と振り返った。スコア速報はこちら
◆広島床田寛樹投手(30)が記録的な快投でチーム8連敗を阻止した。中日打線を3安打に抑え、今季2度目の完封。13年西武牧田、広島では82年山根以来43年ぶりとなる奪三振ゼロの無失点勝利を飾り、ナインを苦境から救い出した。球数89で迎えた9回。2死から代打・細川を歩かせ、無四球完封は逃した。それでもレアな記録がついてきた。奪三振ゼロの完封勝利。「(過去に)ないですね。アマチュアの時は、完封の時はだいたい10何個は取っていたので。途中から『やべー、取ってないな』とは思ってました。でも変に三振を取りにいく方が崩れると思っていたので」。試合後は照れ笑いした。負ければ4年ぶりの8連敗となっていた一戦。打力でも貢献した。3回無死一塁、ベンチは8番矢野に犠打を指示。次打者は9番床田だった。「9人目の野手だと思っているので」という新井監督の信頼に応え、二塁ゴロで二塁走者を三塁に進めた。先制点につながる進塁打となった。投げては二塁も踏ませなかった。唯一先頭打者を出した7回は1死一塁、昨季2本塁打を浴びたカリステを遊ゴロ併殺に仕留めた。セットアッパーのハーンを欠いた試合を1人で乗り切り3勝目。指揮官から「床田さまさま」とねぎらわれても、本人は仲間への感謝を忘れなかった。「(連敗は)止めないといけないと思っていました。初回先頭の(岡林の打球を好捕した)堂林さんのプレーでスッと試合に入れました」。チーム一丸となっての連敗脱出劇だった。【堀まどか】床田が奪三振ゼロで完封勝利。奪三振ゼロの完封勝ちは13年4月23日ロッテ戦の牧田(西武)以来で、セ・リーグでは89年9月4日巨人戦の矢野(ヤクルト)以来36年ぶり。広島では59年5月5日国鉄戦の備前、61年5月6日中日戦の弘瀬、80年5月25日大洋戦の北別府、82年6月16日中日戦の山根に次いで43年ぶり5人目。
◆広島が連敗を7で止め、8試合ぶりに白星を挙げた。先発した床田寛樹投手(30)は自身6度目、今季2度目の完封勝利で今季3勝目(2敗)をマークした。床田は立ち上がりから安定した投球を披露。七回にこの試合初めて先頭打者の出塁を許すが、後続を断ち、二塁すら踏ませなかった。打線は三回2死三塁から中村奨が一、二塁間をしぶとく破る一打で先制点をもたらした。六回にも2死一、二塁から末包が左前適時打を放ち、追加点を奪った。4月29日の巨人戦(東京ドーム)から続く9連戦の5試合目。前カードの巨人3連戦では中継ぎ陣を多くつぎ込む展開となっており、床田の快投は投手陣を救う形となった。
◆広島が連敗を7で止め、8試合ぶりに白星を挙げた。先発した床田寛樹投手(30)は自身6度目、今季2度目の完封勝利で今季3勝目をマークした。
◆ようやく白星をつかみ取った。最後までスコアボードにゼロを並べた広島・床田寛樹投手(30)が、汗をぬぐい充実感を漂わせた。被安打3で今季2度目の完封勝利。7連敗中のチームを救う快投劇で今季3勝目をマークした。「まずは絶対勝とうということと、何とか長いイニングを投げようとマウンドに上がりました。しっかり最後まで投げられたのはよかった。僕が疲れてきたら、次は助けてもらえたらいいなと思います」お立ち台で笑みをこぼした。立ち上がりから力強い直球とツーシームを軸に安定感のある投球を披露。中日打線に二塁すら踏ませなかった。八回終了時で球数は89球。「マダックス」(100球未満の完封勝利)も狙える状況に「100球以内で終わらせたい気持ちが出ちゃった」。九回2死から初の四球を与えたが、107球で自身6度目の完封勝ち。打たせて取るスタイルが存分に発揮された、奪三振ゼロでの達成は、球団では1982年の山根和夫以来、43年ぶりだ。チームは連敗中だけではなく、4月29日からの巨人3連戦(東京ドーム)で2度も延長十二回を戦い、救援陣に大きな負担がかかっていた。またこの日はセットアッパーのハーンが急性胃腸炎で不在。9連戦の5戦目を一人で投げ抜いた左腕に、新井監督は「きょうは床田さまさまです」と頭を下げた。昨季限りで現役を引退した野村祐輔3軍投手コーチ兼アナリストの背番号「19」を引き継いだ今季。尊敬する先輩の背中を追い、左のエースとして飛躍していく。(西垣戸理大)
◆広島・中村奨成外野手(25)が貴重な先制点をもたらした。三回に2死三塁から一、二塁間をしぶとく破って今季初打点。「(走者を)かえすという気持ちだけで打席に立ちました。とにかく一打席、一打席死に物狂いでいくしかないので、きょうはそういう形になってよかった」。2018年のD1位で今年が高卒8年目。定位置奪取へ懸命にアピールしていく。
◆広島・床田寛樹投手(30)が奪三振ゼロで完封。9回を投げて奪三振ゼロでの完封は、球団では山根和夫(通算78勝)が1982年6月16日の中日戦(ナゴヤ)で記録。球界ではソフトバンク・岩崎翔(2011年、現中日)、西武・牧田和久(13年)らが記録している。

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
16 | 12 | 1 | 0.571 (↓0.022) | - (-) |
114 | 97 (-) | 84 (+1) | 20 (-) | 15 (-) |
0.252 (↓0.001) | 2.650 (↑0.05) |
1 (1↑) |
阪神 |
16 | 12 | 1 | 0.571 (↑0.015) | 0 (↓1) |
114 | 101 (+7) | 78 (+1) | 16 (-) | 25 (+4) |
0.243 (↑0.003) | 2.370 (↑0.05) |
3 (-) |
中日 |
13 | 13 | 2 | 0.500 (↓0.02) | 2 (-) |
115 | 62 (-) | 80 (+2) | 9 (-) | 15 (-) |
0.213 (↓0.003) | 2.660 (↑0.05) |
4 (-) |
広島 |
13 | 14 | 1 | 0.481 (↑0.019) | 2.5 (↑1) |
115 | 88 (+2) | 75 (-) | 9 (-) | 12 (-) |
0.240 (↓0.002) | 2.310 (↑0.08) |
5 (-) |
DeNA |
12 | 13 | 2 | 0.480 (↑0.022) | 2.5 (↑1) |
116 | 85 (+1) | 77 (-) | 9 (-) | 12 (+1) |
0.222 (-) | 2.530 (↑0.1) |
6 (-) |
ヤクルト |
9 | 15 | 1 | 0.375 (↓0.016) | 5 (-) |
118 | 67 (+1) | 106 (+7) | 7 (-) | 5 (-) |
0.222 (-) | 3.650 (↑0.01) |
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