広島(★2対4☆)中日 =リーグ戦6回戦(2025.05.02)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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中日
00301000041300
広島
0200000002601
勝利投手:髙橋 宏斗(2勝3敗0S)
(セーブ:松山 晋也(0勝0敗11S))
敗戦投手:森下 暢仁(3勝3敗0S)

本塁打
【広島】坂倉 将吾(1号・2回裏ソロ)

  DAZN
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◆中日は先制された直後の3回表、ボスラーとカリステの連続適時打で3点を挙げ、逆転に成功する。そのまま迎えた5回には、カリステが適時打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・高橋宏が7回2失点の好投で今季2勝目。敗れた広島は、打線が3回以降は3安打と振るわなかった。

◆開幕投手同士が投げ合う。中日を1ゲーム差で追い、6連敗中の4位広島は、4月18日阪神戦(甲子園)で通算50勝目をマークした森下暢仁投手(27)が4勝目を目指す。打線は高卒7年目の羽月隆太郎内野手(25)を4試合ぶりスタメンの「2番三塁」で起用した。3位中日は昨季の最優秀防御率を獲得した高橋宏斗投手(22)が2勝目を目指して先発。ジェイソン・ボスラー外野手(31)が2試合ぶりに4番に復帰した。

◆右手中指骨折から再起した広島坂倉将吾捕手(26)が、復帰初アーチをかけた。0-0の2回1死、中日先発高橋宏の4球目の150キロ直球を右翼スタンドへ。完全復調をアピールする今季1号が広島ファンを喜ばせる先制ソロとなった。「打ったのはストレート。先取点を取ることができてよかったです。ファンの皆さんの声援のおかげで届きました。守備も頑張ります」。坂倉は春季キャンプ最終日の2月26日の練習中にボールが右手中指に当たり、広島市内の病院で「中指末節骨の骨折」と診断された。3月4日に同箇所の手術を受け、4月22日ウエスタン・リーグ、くふうハヤテ戦(由宇)で実戦復帰。29日に1軍に昇格し、初スタメンの1日巨人戦(東京ドーム)ではタイムリーを放った。

◆強竜打線復活か? 中日はジェイソン・ボスラー外野手(31)が2試合ぶりに4番に復帰すると、逆転劇を演出した。2点を追う3回。1死で1番岡林勇希外野手(23)が四球を選ぶと続く2番山本泰寛内野手(31)が左前打、3番上林誠知外野手(29)が右前打を放ち、1死満塁。4番ボスラーはカウント3-1の5球目を左中間越えの2点適時二塁打とし、同点に。1死二、三塁で5番オルランド・カリステ内野手(33)が初球を左前に運び、勝ち越しに成功した。「点を取られた後、すぐ反撃できてよかった」とボスラー。カリステは「バットは折れたけど、結果ヒットになってよかった」と振り返った。助っ人コンビを中心の4連打で広島先発森下を攻略した。4試合連続で3得点以上。昨年まで貧打にあえいだ中日打線が勢いづいている。

◆「NHK BS」のプロ野球中継で5回終了後、中継では異例のイニング間を使ったマスコットダンス映像がまるごと放送された。画面を独占したのは、広島の球団マスコットで誕生30周年を迎えたスラィリーと、マスコットのサポート役の黒子。コンビで参加する、両手で作るアルファベットの「C」のポーズが特徴的な「CCダンス」が放送された。中継カメラマンは、グラウンドで踊るコンビの真ん前の独自アングルで撮影。スラィリーは黒子に担がれて登場後、ダンスを披露したほか、観客席ではビールの売り子たちが仕事の手を止め、CCダンスを踊る様子も紹介された。曲が終わるとスラィリーは、鼻の穴から真っ赤な細長い「ピロピロ笛」を発射していた。X(旧ツイッター)では、「CCダンス流してくれるNHK感謝」「(スラィリーを)肩車してる黒子さんすごいな」など、特別な視点で撮影された映像に、注目が集まった。

◆中日細川成也外野手(26)が右手に死球が直撃するアクシデントに見舞われ、途中交代した。2点リードの7回2死一塁、6番細川は広島中崎のボールが右手付近に直撃。そのまま倒れ込み、苦悶(くもん)の表情を見せた。トレーナーが駆けつけ、ベンチ裏に下がった。細川の代走に井上一樹監督(53)が駿太外野手(32)を告げた。打線は調子を上げてきただけに、離脱となれば、大きな痛手。軽傷を祈るばかりだ。

◆広島が中日に逆転負けし、連敗が7に伸びた。2回に坂倉将吾捕手(26)の今季1号ソロと堂林翔太内野手(33)の適時打で2点を先制。幸先のいいスタートを切ったように見えたが、3回に暗転した。先発の森下暢仁投手(27)が1死から岡林勇希外野手(23)を四球で歩かせたあと、4連打を浴びて3失点。試合をひっくり返された。5回にもオルランド・カリステ内野手(33)の適時打で4点目を失い、2点差に広げられた。森下は6回10被安打4失点で降板し、3敗目を喫した。広島の7連敗は22年7月24日から8月5日以来。今季ここまで9勝3敗と圧倒的な強さを誇った本拠地でも、スタンドを真っ赤に染めたファンの声援に応えることができなかった。

◆中日が今季初の4連勝で、初の貯金1とした。先発高橋宏斗投手(22)が2回に今季初被弾となる坂倉の1号ソロなどで2点を先制されるが、3回にすぐに逆転した。1死満塁から4番ジェイソン・ボスラー外野手(31)が左翼越え2点適時二塁打で同点に追いつくと、なおも1死二、三塁でオルランド・カリステ内野手(33)がバットを折りながら前進守備の狭い三遊間を破る適時打で勝ち越した。「バットは折れたけど結果ヒットになってそれが点につながってよかったよ」。カリステは5回にも右前適時打を放った。先発高橋宏は粘りの投球で7回105球、5安打、2失点で今季2勝目。バットでも3打席で6球、11球、10球と計27球粘り、広島先発森下を6回117球4失点で降板させるのに一役買った。4月29日阪神戦から9連戦がスタートし、ここまで4連勝。3試合連続の逆転勝ちとチームに勢いが出てきた。7回に細川成也外野手(26)が右手付近に死球を受け途中交代した。ここまで開幕から全試合スタメン出場している主力だけに気がかりだ。

◆22年ドラフト1位で、広島の高卒3年目右腕、斉藤優汰投手(20)が、プロ初登板を1回1安打2奪三振無失点に抑え、上々のデビューを果たした。2点を追う9回、身長189センチの大型右腕斉藤がマウンドに上がった。いきなり先頭打者の中日上林に初球を右前に運ばれ、盗塁も許した。4番ボスラーには暴投の振り逃げで、無死一、二塁のピンチを迎えた。しかし5番カリステを遊ゴロ併殺打、6番駿太には、全5球を直球勝負で空振り三振にしとめた。背番号47は、1軍合流初日でデビュー登板を果たし、観客席から温かい拍手が送られた。

◆中日オルランド・カリステ内野手(33)が、敵地でヒーローに輝いた。カリステのヒーローインタビュー一問一答は、以下の通り。-2本の適時打。1本目はバットを折りながらの決勝打の手応えは「まず、神様に感謝したいと思います。いつも神様ありがとうございます! いいところに飛んで、点が入って良かったです」-打線は昨日に続き反撃に成功「勝つために、みんな準備しています。今日はそのために、うまくいっていたと思います」-打線のつながりは「自分の調子もとてもいいですし、コーチの方々の指導のおかげで打てていると思います。チームの状態もとってもいいと思いますので、続けていきたいと思います」-2本目の適時打は甘い球を捉えて貴重な追加点に「点をとるチャンスだったので、思い切っていきました。いいヒットが打てて、追加点がとれて、本当によかったと思います」-明日の試合に向けて「今日も勝って、とってもうれしいです。今後、もっと勝って20連勝したいと思いますが、とりあえず明日も勝って、みんなで喜びたいと思います」

◆中日細川成也外野手(26)が7回に中崎翔太投手(32)から両手付近に死球を受け途中交代した。バットを振りにいったところに中崎の球が食い込んできた。試合中に広島市内の病院に行った。井上一樹監督(53)は「左の親指と右手と両手に当たっている。オレの見立てだが、骨は折れていないと思う」と試合後に話した。ここまで開幕から全試合右翼でスタメン出場し、4番も10試合任されている。

◆逆転の竜だ! 3戦連続の逆転勝ちで今季初の4連勝。貯金も今季初の1とした。井上一樹監督(53)が前日1日阪神戦後の「納豆ドラゴンズになってきた」に続き、この日も「納豆野球ができるようになってきた。雰囲気が行けるぜというふうになってきた」と粘り腰をほめた。2回にエース高橋宏が2点先制されたが、すぐに3回に3点を奪い逆転した。1死満塁から4番ボスラーが左翼越え同点2点適時二塁打。続くカリステもバットを折りながら左前に運び勝ち越した。打線は広島のエース森下に10安打を浴びせ6回4失点KOした。ボスラーは4月30日阪神戦で右手に死球を受け、翌1日の同戦に本人は出場を志願したが井上監督がストップ。代わりに4番に起用したカリステが猛打賞。そしてこの日は4、5番に助っ人を並べ2人で全得点となる4点をたたき出した。井上監督は「2人ともね。ジェイソン(ボスラー)は(三塁の)守りもしっかりやってくれるしね」と最敬礼。3番に固定した上林は今季初の猛打賞で打率2割7分6厘、2本塁打、12打点、5盗塁とチーム4冠。クリーンアップが活発だ。新外国人ボスラーは「納豆? まだ食べたことないけど、試してみたいね」と本物にも興味津々。3年連続最下位チームが納豆野球でセ・リーグをかき回す。【石橋隆雄】はこちら

◆広島が今季ワーストの7連敗を喫した。2回に坂倉将吾捕手(26)の先制ソロ含む2点を先制したものの、森下が直後の3回に連打を食らい、逆転された。主導権を奪われたまま、反撃の場面は見せられなかった。7連敗は22年7月24日から8月5日以来。今季ここまで、9勝3敗と圧倒的な強さを誇った本拠地でも、スタンドを真っ赤に染めたファンの声援に応えることができなかった。

◆開幕投手の広島森下暢仁投手でも止められず、新井政権3年目でワーストの7連敗を喫した。2回に2点の援護をもらったが、3回1死から岡林を歩かせると4連打を浴びて3失点。味方打線も3回以降は中日高橋宏をとらえられず。ここまで9勝3敗と勝ち越していた本拠地で敗れ、22年7~8月以来の7連敗となった。森下は「申し訳ない投球をしてしまった」と悔やんだが、新井監督は「ずっといいピッチングしてるから。今日みたいな日もあります」と次戦に期待した。▽広島坂倉(2回に右手中指骨折後初アーチとなる先制1号ソロを放つも、森下と組んでの逆転負けに)「たくさん反省して、コミュニケーション取って、次戦にいいものを出せれば」

◆中日が今季初の4連勝で貯金も今季初の1とした。2回に広島に2点を先制されたがすぐに3回に3点を奪い逆転した。4番ジェイソン・ボスラー外野手(31)、5番オルランド・カリステ内野手(33)が2人で全4得点を挙げた。投げてはエース高橋宏斗投手(22)が7回2失点で今季2勝目。

◆中日が今季初の4連勝で貯金も今季初の1とした。2回に広島に2点を先制されたがすぐに3回に3点を奪い逆転した。4番ジェイソン・ボスラー外野手(31)、5番オルランド・カリステ内野手(33)が2人で全4得点を挙げた。投げてはエース高橋宏斗投手(22)が7回2失点で今季2勝目。

◆広島は逆転負けで3年ぶりの7連敗となった。先発した森下暢仁投手(27)が6回を投げ、4失点で今季3敗目(3勝)。バッテリーを組んだ坂倉将吾捕手(26)が二回に先制の今季1号ソロを放ったが、勝利にはつながらなかった。 九回には1軍に昇格した高卒3年目の斉藤優汰投手(20)がプロ初登板を果たした。打線は二回に1死から坂倉が右翼へ今季1号ソロを放ち、先制。ファビアンの左前打、堂林の右中間適時二塁打で2点目を奪った。しかし、直後の三回に森下が1死から四球と連打で満塁とされ、ボスラー(前マリナーズ)に左越え2点二塁打、カリステに左前適時打を浴び、逆転された。その後、打線は追加点を奪えず、チームは2022年以来の7連敗となった。

◆中日が今季初の4連勝。高橋宏は球威ある直球を軸に、7回2失点で2勝目を挙げた。打線は0―2の三回にボスラー、カリステの連打で3得点。五回もカリステの適時打で加点した。広島は7連敗。森下が6回10安打4失点と崩れた。

◆広島は逆転負けで3年ぶりの7連敗となった。

◆無類の強さを誇る本拠地でも、負の連鎖を止められなかった。広島が3年ぶりの7連敗。二回に坂倉将吾捕手(26)の今季1号ソロを含む2得点で主導権を握るが、三回以降は追加点を奪えず逆転負け。苦しい状況が続くが、新井貴浩監督(48)は前を向いた。「きのうもそうだけど、チャンスは作れているので、あともう少しというところかな」巨人にサヨナラ負けを喫した1日は16安打を放ちながら3得点。この日も七回に1死一、二塁、八回にも2死一、二塁の好機であと一本が出なかった。今季9勝3敗と好相性だった本拠地でも7試合ぶりの白星はつかめず。2022年以来、新井監督就任後は初の7連敗で借金2となったが、まだシーズンは序盤。指揮官の言葉を信じ、選手の奮起に期待がかかる。(西垣戸理大)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
16111 0.593
(-)
-
(-)
11597
(-)
83
(-)
20
(-)
15
(-)
0.253
(-)
2.700
(-)
2
(-)
阪神
15121 0.556
(↑0.018)
1
(↑0.5)
11594
(+4)
77
(-)
16
(-)
21
(-)
0.240
(↑0.002)
2.420
(↑0.09)
3
(-)
中日
13122 0.520
(↑0.02)
2
(↑0.5)
11662
(+4)
78
(+2)
9
(-)
15
(+3)
0.216
(↑0.005
2.710
(↑0.02)
4
(-)
広島
12141 0.462
(↓0.018)
3.5
(↓0.5)
11686
(+2)
75
(+4)
9
(+1)
12
(-)
0.242
(↓0.002)
2.390
(↓0.06)
5
(-)
DeNA
11132 0.458
(-)
3.5
(-)
11784
(-)
77
(-)
9
(-)
11
(-)
0.222
(-)
2.630
(-)
6
(-)
ヤクルト
9141 0.391
(↓0.018)
5
(↓0.5)
11966
(-)
99
(+4)
7
(-)
5
(+1)
0.222
(↓0.002)
3.660
(↑0.01)