1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
広島 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 16 | 0 | 0 |
巨人 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1X | 4 | 10 | 1 | 2 |
勝利投手:ケラー(1勝0敗0S) 敗戦投手:岡本 駿(0勝1敗0S) 本塁打 |

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◆巨人が4時間39分の熱戦を制した。巨人は1点を追う6回裏、キャベッジのソロで同点とする。そのまま迎えた延長12回には吉川の適時三塁打が飛び出し、サヨナラ勝利を収めた。投げては、8番手・ケラーが今季初勝利。敗れた広島は、打線が2回以降つながりを欠いた。
◆巨人田中将大投手(36)が日米通算200勝王手へ、リベンジマッチに臨む。 前回登板の4月17日DeNA戦(東京ドーム)は2回7安打6失点でKO。2週間の調整期間では、2軍戦でも登板するなど、修正を図ってきた。登板前日には「今回はファームでも打者相手に投げましたし。しっかりと整理してここまでやってきたので、明日いい結果出せるように頑張ります」と意気込んでいた。また、トレイ・キャベッジ外野手(27)が4月9日DeNA戦(横浜)以来となる「2番右翼」で起用された。
◆巨人田中将大投手(36)が、1回に2死から5連打を浴び、3点を失った。テレビ解説を務めた元巨人の江川卓氏(69)は「ストライクで追い込んだりするとピッチャーは力むんですよね。その部分でボールが中に入る状況があるので、そこをカープ打線がうまく打った」と解説した。1回2死一、二塁ではフルカウントから146キロの直球を坂倉に中前に運ばれ、先制点を許した。「外側のストレートの要求が中に入りましたね。フルカウントなんでボール気味には投げにくいんですね」と細かいコントロールの乱れを指摘。続くファビアンは2ストライクと追い込んでから、外角スライダーを拾われ、中前に運ばれた。「キャッチャーももう少しボールでもいいサインなんですか、打たれているのでストライクゾーンに投げたくなる心境が働きましたね」と解説した。さらに菊池にも左中間を破られ、1回にいきなり3点を失った。江川氏は「マウンド上にいると打たれるとカッと熱くなることもありますし、力が入りすぎてコントロールミスもありますから、その状況が1イニングに起きてしまった」と振り返った。田中将は日米通算199勝を懸け、4月17日DeNA戦(東京ドーム)以来の先発マウンドだった。
◆広島打線が巨人先発田中に1回から襲いかかった。2死走者なしから今季初めて3番に入った野間が中前打を放つと、4番末包も中前打で続いた。一、二塁からは今季初スタメンの坂倉も146キロ直球を中堅にはじき返して先制点を奪った。さらにファビアンが中前打、菊池が左中間二塁打と3者連続適時打で2点を追加。2死走者なしからの5連打で一挙3点を奪った。今季初安打が貴重な先制打となった坂倉は広報を通じて「初回からチャンスで回ってきたので、先制することができて良かったです。今シーズン最初のスタメンなので守備もしっかり頑張ります」とコメントした。
◆巨人田中将大投手(36)が2試合連続で初回に失点した。8安打3失点し、3回の攻撃で代打を送られた。1回に2死から野間、末包、坂倉に3者連続中前打で1点を先制されると、なお2死一、三塁からファビアンにも中前適時打を許した。さらに菊池には左中間に適時二塁打を浴びて、この回3失点。3回は2死満塁のピンチを招いたが無失点でしのいだ。前回登板の4月17日DeNA戦(東京ドーム)でも初回に3長短打を浴びるなどして2失点。2回7安打6失点と打ち込まれて降板した。中13日で今季3度目の先発マウンドだったが、またしても立ち上がりに相手打線につかまった。登板前は「今回は間にファームでも投げて、打者相手に投げましたし、取り組んできたこと、ゲームでも1度、試すことができましたし、明日はそれをこのマウンドでしっかりやってきたことを出して、相手を抑えることができればなと思います」と話していた。日米通算198勝で大台まで2勝と迫るも、この日も王手とはならなかった。来週8日は試合がなく、出場選手登録から抹消される見込み。
◆「すしレース」は白熱したレース展開となった。スタートはタマゴ以外の4貫が横一線。タマゴは完全に出遅れた。中盤に差しかかったところでアナゴが抜け出す。徐々に後続との差を離し、最後は2着のコハダに5貫差をつけるぶっちぎちでゴールテープを切った。以下3着マグロ、4着エビ、5着はタマゴとなった。通算成績は、アナゴ6勝、エビ4勝、マグロ2勝、コハダ1勝、タマゴ1勝となった。すしレース 3回終了時にイニング間イベントとして、米国の「ホットドッグレース」のような「すしレース」を開催している。ファン参加型のアクティベーションで出場者は「江戸前スーシーズ」に扮(ふん)して競走する。メンバーはマグロ、コハダ、タマゴ、エビ、アナゴの計5体。参加対象は公式ファンクラブ「CLUB GIANTS KIDS MEMBER」で当日の開場から1回裏終了まで応募受け付けし、東京ドーム内ファンクラブブースで抽選によって決定する。
◆チームに勇気を与える岡本和真 初球を振り抜く今季8号は確信の一発?プロ野球(2025/5/1)??巨人×広島??Live on DAZN#オレをみろ #ジャイアンツ pic.twitter.com/6jE7SZVwBG
◆巨人岡本和真内野手(28)が7試合ぶりの8号ソロを放った。4番三塁で先発出場。3点を追う2回先頭、巨人戦初登板のドミンゲスの初球直球を痛打した。ゆっくり歩いて左翼スタンド中段に一直線で飛び込んだ打球を見送った。「先頭だったので、塁に出ることだけ考えていました。本塁打になって良かったです」と振り返った。
◆もう目が離せないキャベッジ 同点の5号ソロセーフティの次はパワーで魅せる?プロ野球(2025/5/1)??巨人×広島??Live on DAZN#オレをみろ #ジャイアンツ pic.twitter.com/BmQxGOmpSU
◆巨人田中将大投手(36)が2試合連続で初回に失点した。1回に5連続長短打で3失点し、3回の攻撃で代打を送られた。「チームに迷惑をかけるかたちでマウンドを降りてしまって悔しいです」と振り返った。1回に2死から野間、末包、坂倉に3者連続中前打で1点を先制されると、なお2死一、三塁からファビアンにも中前適時打を許した。さらに菊池には左中間へ運ばれ、この回3失点。3回は2死満塁のピンチを招いたが、無失点でしのいだ。前回登板の4月17日DeNA戦(東京ドーム)でも初回に3長短打を浴びるなどして2失点。2回7安打6失点と打ち込まれて降板した。中13日で今季3度目の先発マウンドだったが、またしても立ち上がりに相手打線につかまった。登板前は「今回は間にファームでも投げて、打者相手に投げましたし、取り組んできたことをゲームでも1度、試すことができました。明日はマウンドでしっかりやってきたことを出して、相手を抑えることができればなと思います」と話していた。日米通算198勝で大台まで2勝と迫るも、この日も王手とはならなかった。来週8日は試合がなく、出場選手登録から抹消される見込み。
◆足踏みが続く。巨人田中将大投手(36)が早々にマウンドから消えた。初回、1番小園、2番矢野を打ち取って2死を奪った。だが、3番野間から5連打を浴びて3失点。甘く入ったボールを痛打された。2回以降は追加点を許さなかったが、3回に打順が回ってきたところで代打を告げられた。3回8安打3失点。またも日米通算200勝に王手をかけられず「チームに迷惑をかける形でマウンドを降りてしまって悔しいです」と唇をかんだ。繊細なコントロールを突き詰めてきたはずだった。17日DeNA戦で2回6失点でKOされ、翌日に登録抹消。2週間の調整期間では、主に外角低めのストライクゾーンを意識して練習に取り組んできた。登板前日には「今回はファームでも打者相手に投げましたし。しっかりと整理してやってきたので、いい結果を出せるように」と意気込んでいたが、現実は厳しかった。
◆巨人が劇的なサヨナラ勝ちで連勝を4に伸ばした。3-3の延長12回、2死からトレイ・キャベッジ外野手(27)が左前打で出塁。続く吉川尚輝内野手(30)が、広島岡本から右翼へサヨナラ適時二塁打を放った。先発の田中将大投手(36)は初回、2死を奪った後に5連打を浴びて3失点。2回以降は粘りの投球で追加点を許さなかったが、3回を投げ終えたところで、阿部慎之助監督(46)から交代を告げられた。3回8安打3失点で降板となり「チームに迷惑をかける形でマウンドを降りてしまって悔しいです」とコメント。日米通算200勝王手とはならなかった。
◆巨人が劇的なサヨナラ勝ちで連勝を4に伸ばした。3-3の延長12回、2死からトレイ・キャベッジ外野手(27)が左前打で出塁。続く吉川尚輝内野手(30)が、広島岡本から右翼へサヨナラ適時二塁打を放った。先発の田中将大投手(36)は初回、2死を奪った後に5連打を浴びて3失点。2回以降は粘りの投球で追加点を許さなかったが、3回を投げ終えたところで、阿部慎之助監督(46)から交代を告げられた。3回8安打3失点で降板となり「チームに迷惑をかける形でマウンドを降りてしまって悔しいです」とコメント。日米通算200勝王手とはならなかった。
◆巨人が3連戦2度目のサヨナラ勝ちで4連勝を飾り、首位を守った。6回先頭打者キャベッジが左中間に5号ソロを運んで同点。守りでは田中瑛斗が9回無死満塁から遊-捕-一で併殺、菊池を三ゴロに打ち取って九死に一生を得た。4月29日の第1戦に続く延長戦で、12回2死一塁から吉川がサヨナラ打を放った。9連戦の3戦目。投手8人をつぎ込む熱戦を制し、貯金を今季最多の5とした。
◆大台へ、足踏みが続く。巨人田中将大投手が早々にマウンドから消えた。初回、1番小園、2番矢野を打ち取って2死を奪った。だが、3番野間から5連打を浴びて3失点。甘く入ったボールを痛打された。2回以降は追加点を許さなかったが、3回に代打を告げられた。3回8安打3失点。またも日米通算200勝に王手をかけられず「チームに迷惑をかけるかたちでマウンドを降りてしまって悔しいです」と唇をかんだ。繊細なコントロールを突き詰めてきたはずだった。4月17日DeNA戦で2回6失点でKOされ、翌日に登録抹消。2週間の調整期間では、主に外角低めのストライクゾーンを意識して練習に取り組んできたが結果に結びつかず「9連戦中という中で、こういう投球しかできなくて悔しい。そこに尽きます」と肩を落とした。今後は1軍登録を抹消され、再び2軍での再調整となる。
◆東京ドームで鳴り物応援が自粛となる午後10時を大きく過ぎていた。午後6時開始から4時間39分後、今季最長試合を締めくくったのは巨人吉川尚輝内野手(30)だった。3、4月の打率3割1分8厘でリーグ首位の男は、延長12回2死一塁で広島岡本の2球目を右翼線へ。キャベッジが一気に本塁までかえる土壇場のサヨナラ適時三塁打。今季初の4連勝で、貯金を最多5にする殊勲の1打に「本塁打を打てるバッターじゃないので。ほんといい所に飛んでくれた。キャベッジがめっちゃ足が速くてびっくりした」と破顔した。初回の3点ビハインドから、2回の岡本の8号ソロ、3回の吉川の適時打、6回のキャベッジの5号ソロで同点に。守りでは田中瑛が9回無死満塁を背負う窮地。阿部監督自らマウンドに向かい、「悔いのないボールでいこう」と背中を押した。遊ゴロ併殺、菊池を三ゴロに打ち取った。4月29日に続き、同一カード3連戦で2度の延長12回以上のサヨナラ勝ちは、球団では35年ぶり。投手8人もつぎ込んでつかんだ勝利。指揮官は「本当に全員で勝った1勝。素晴らしい価値のある1勝だったと思います」と長き1日の収穫を強調した。【阿部健吾】
◆広島が延長12回2死一塁から8番手岡本が右翼へ適時三塁打を浴びて、今季3度目のサヨナラ負けを喫した。1回に2死走者なしから5連打で幸先よく3点を先制しながら、自ら流れを手放した。3回と4回に得た2死満塁で無得点。投手ドミンゲスが二飛に倒れた1回2死満塁を含め、4回まで11残塁。同点9回には無死満塁の絶好機を得たが、ファビアンが遊併殺、続く菊池が三ゴロに倒れた。延長に入った10回、12回も得点圏に走者を進めながら、あと1本が出ず、今季最多16安打も16残塁を重ねた。
◆広島は延長12回2死一塁から8番手岡本が吉川尚にサヨナラ打を浴び、6連敗となった。4度の満塁を生かせなかった拙攻が流れを悪くした。1回は今季初スタメンの坂倉の適時打などで3点を先制。なお2死満塁はドミンゲスが二飛に倒れ、3回と4回の2死満塁も無得点に終わった。同点の9回無死満塁はファビアンが遊併殺、菊池も三ゴロ。今季最多16安打も16残塁で借金1となった。新井監督は「ヒットは出ているし、チャンスはつくれている」と懸命に前を向いた。
◆巨人が劇的なサヨナラ勝ちで連勝を4に伸ばした。 3-3の延長12回、2死からトレイ・キャベッジ外野手(27)が左前打で出塁。続く吉川尚輝内野手(30)が、広島岡本から右翼へサヨナラ適時二塁打を放った。巨人は4月29日に続いてまた延長12回サヨナラ勝ち。同一カード3連戦で延長12回以上のサヨナラ勝ちが2度は、13年3月29、30日ロッテがオリックス戦(ともに延長12回)で記録して以来、12年ぶり。巨人では90年4月7、8日ヤクルト戦以来、35年ぶり。当時は延長制限が15回で、7日が14回、8日が12回。延長12回制になった01年以降は初めてだ。
◆巨人・赤星優志投手が2日のDeNA戦(横浜)の先発登板へ「(相手打線は)長打があるバッターが多いですし、流れに乗ってくると大量得点もあるチーム。ランナーを出さないように、出してからもしっかり粘れるように投げていきたい」と意気込んだ。投げ合う相手はバウアー。「相手より先に点を取られないというのが大事になる」と力投を誓った。
◆巨人・岡本和真内野手(28)が0-3の二回、8号ソロをマークした。先頭で広島・ドミンゲスの初球、甘く入った直球を左翼席中段へ運ぶ特大弾に、観客席からは打った瞬間に大歓声が起きた。岡本も柵越えを確信した様子でゆっくりと一塁へ歩き出した。4月22日の中日戦以来7試合ぶりの一発で、阪神・佐藤輝の9本塁打に迫った。チームは先発、田中将が一回に5連打で3失点し、追いかける展開となっている。
◆巨人・田中将大投手(36)が先発し、3回8安打3失点で降板した。三回の攻撃で代打を告げられた。一回、テンポよく2死を奪ったが、連打で一、二塁とされ、坂倉、ファビアン、菊池に3連続適時打を浴びて3点の先制を許した。二回も連打を浴びたものの無失点。三回は四球も絡んで2死満塁とされたが、要所を締めた。最速は148キロを計測した。
◆広島ベンチ、ファンがヒヤリとする場面があった。四回の守備中。1死一塁の場面で巨人・佐々木が放った左中間への飛球を追って、中堅手の野間峻祥外野手と左翼手の新助っ人、ファビアン外野手(前レンジャーズ傘下)が衝突。飛球は野間がキャッチしたが、2人はグラウンドに倒れ込み、広島ベンチからトレーナーが急いで駆け付けた。ファビアンが先に起き上がり、野間の元へ。野間も立ち上がってプレーを続行すると、場内から拍手が送られた。
◆5連敗中の悪い流れを断ち切る。広島・新井貴浩監督(48)が動いた。得点力アップを狙い、打順を変更。開幕から全25試合で3番に座っていた小園を1番で起用。4月29日に1軍に復帰したばかりの坂倉を「5番・捕手」で今季初のスタメンで送り出した。帰ってきた正捕手が即結果で応えた。「初回からチャンスで回ってきたので、先制することができて良かった」一回2死から小園に代わって3番に入った野間が中前打。末包も中前打で続くと、一、二塁の好機で坂倉に打席が回ってきた。カウント3-2からの7球目。146キロの直球を中前へ弾き返し、今季初安打と初適時打をマークした。その後は7番・菊池まで5連打と一気に攻め立て、この回に田中将から3点を奪取。組み替えた打線も機能した。前夜の敗戦後、指揮官は「(打線の状態は)底という感じはしない。内容的にいい打席、打者もいる。我慢する時期だと思う」と冷静に分析した。同25日のDeNA3連戦(横浜)で今季初の同一カード3連戦3連敗を喫し、29日の巨人戦(東京ドーム)からの9連戦も連敗スタート。ゴールデンウイークは苦しい幕開けとなったが、耐える時期を強調した。春季キャンプ最終日に右手中指を骨折し、約2カ月出遅れる形となった坂倉は、満を持して今季初先発マスク。「(試合に)出たときにちゃんとできるように準備したい」と気合十分で先発の新助っ人、ドミンゲス(前ホワイトソックス3A)をリードした。(西垣戸理大)
◆巨人のトレイ・キャベッジ外野手(27)=前パイレーツ=が左中間へ同点5号ソロを放った。2-3の六回無死。広島・森浦の149キロの速球を逆方向へ打ち返した。一塁を回り、雄たけびを上げた。先発で3回3失点で降板した田中将大投手(36)の黒星を消す一打となった。
◆巨人がサヨナラ勝ちで今季初の4連勝。0―3の二回に岡本のソロ、三回に吉川の適時打で追い上げ、六回にキャベッジのソロで同点とし、延長十二回2死一塁から吉川の適時三塁打で勝負を決めた。広島は6連敗で4位転落。
◆巨人がサヨナラ勝ちし、今季初の4連勝を飾った。六回にトレイ・キャベッジ外野手(27)の5号ソロで同点とし、延長十二回2死一塁から吉川尚輝内野手(30)が右翼線に適時三塁打を放った。今季最長の4時間39分。延長十二回、吉川が右翼線へ打ち返した打球に、一塁走者のキャベッジが懸命の走塁で本塁まで走った。ベンチ入りの野手全員を使い果たす死闘に、阿部監督はナイン全員をねぎらった。「全員で勝った素晴らしい価値のある1勝。うちもカープも必死。総力戦で勝てた。野球は不思議」一回に田中将が3失点し、ビハインドの展開。二回に岡本が反撃ののろしを上げる8号ソロを放ち、三回に吉川の左前適時打。六回にキャベッジの5号ソロで追いついた。守りでは先発の田中将を3回3失点で交代させ、救援7投手をつぎ込んだ。同点の九回には、6番手の田中瑛が自身の失策などで無死満塁。ファビアンを遊ゴロで〝ホームゲッツー〟に打ち取り、2死二、三塁で菊池を迎えた場面では、今季初めて指揮官が自らマウンドへ。「悔いのないボールでいこう」。右腕は決め球のシュートで三ゴロに仕留めて切り抜けた。阿部監督の執念に選手たちが応えた一戦でもあった。前回の4月11~13日の3連戦(マツダ)で3連敗を喫した相手へ3連勝でやり返し、首位の座をキープ。チームは4連勝で〝Gウイーク〟をひた走る。(谷川直之)■サヨナラ打を放った巨人・吉川 「諦めずに勝ててよかった。(一塁走者の)キャベッジがめちゃくちゃ足が速くて、そこにびっくりしました」
◆広島はサヨナラ負けを喫し、6連敗となった。打線は今季最多の計16安打を放ちながらも3得点と好機を生かせなかった。
◆巨人が今季初の4連勝。延長十二回2死一塁で吉川尚輝内野手(30)の右翼線へのサヨナラ打で4時間39分の死闘に勝利した。歓喜の輪の中で、意外な光景があった。吉川へのハイタッチ&ウォーターシャワーで盛り上がったあと、先発して3回3失点で悔しい降板となった田中将大投手(36)に近寄った大勢と船迫がペットボトルの水を注いだ。通算198勝目をかけ、中13日での先発マウンドで試合を作れず、交代後はベンチで険しい表情を浮かべていたベテランも、周囲につられて思わず笑顔に。互いに励まし合い、喜びを分かち合おうとする投手陣の温かな雰囲気が表れた一コマだった。
◆巨人・田中将大投手(36)が中13日で先発し、3回8安打3失点で降板。日米通算199勝目はお預けとなった。一回2死から5連打を浴びて3失点。「9連戦の中でこういう投球しかできなった。悔しい、そこに尽きます」と唇をかんだ。ファームでの再調整が決まり、「自分がよくなるために必要なことが転がっていると思う。色んなところにアンテナを張ってやりたい」と話した。

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
16 | 11 | 1 | 0.593 (↑0.016) | - (-) |
115 | 97 (+4) | 83 (+3) | 20 (+2) | 15 (-) |
0.253 (↓0.001) | 2.700 (↑0.02) |
2 (-) |
阪神 |
14 | 12 | 1 | 0.538 (↓0.022) | 1.5 (↓1) |
116 | 90 (+2) | 77 (+3) | 16 (+1) | 21 (+2) |
0.238 (↓0.002) | 2.510 (↓0.03) |
3 (1↑) |
中日 |
12 | 12 | 2 | 0.500 (↑0.022) | 2.5 (-) |
117 | 58 (+3) | 76 (+2) | 9 (-) | 12 (-) |
0.211 (↑0.002) | 2.730 (↑0.03) |
4 (1↓) |
広島 |
12 | 13 | 1 | 0.480 (↓0.02) | 3 (↓1) |
117 | 84 (+3) | 71 (+4) | 8 (-) | 12 (-) |
0.244 (↑0.005) | 2.330 (↓0.04) |
5 (-) |
DeNA |
11 | 13 | 2 | 0.458 (↑0.023) | 3.5 (-) |
117 | 84 (+3) | 77 (-) | 9 (+1) | 11 (+1) |
0.222 (↓0.002) | 2.630 (↑0.12) |
6 (-) |
ヤクルト |
9 | 13 | 1 | 0.409 (↓0.02) | 4.5 (↓1) |
120 | 66 (-) | 95 (+3) | 7 (-) | 4 (-) |
0.224 (↓0.004) | 3.670 (↑0.05) |
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