1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 6 | 12 | 1 | 1 |
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 2 | 0 |
勝利投手:山﨑 福也(1勝1敗0S) 敗戦投手:東浜 巨(1勝1敗0S) 本塁打 |

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◆日本ハムは4回表、万波と石井の連続適時打などで3点を先制する。その後4-1となって迎えた8回には、田宮のソロと松本剛の適時打で2点を加え、リードを広げた。投げては、先発・山崎福也が5回1失点で今季初勝利。敗れたソフトバンクは、投打ともに振るわなかった。
◆日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)がスタメンから外れた。29日ソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)では今季初めて「1番DH」でスタメン出場も5打数無安打4三振。新庄剛志監督(53)は試合後に「ちょっとタイミングが合ってないかな。右足に、あんまり(体重が)乗れてない。右足に乗れてなくて、割れがない、間ができてない感じは受けますね」とレイエスの打撃不調の要因を話していた。この日、レイエスはチームとともに球場入りしたが、試合前練習やシートノックではグラウンドに登場せず。ただ、ベンチ入りメンバーには名を連ねた。そのレイエスに代わって、この日の「1番DH」で起用されるのが吉田賢吾捕手(24)。「2番左翼」には水谷瞬外野手(24)が名を連ね、ソフトバンクから現役ドラフトで日本ハムへ移籍した"元タカ1、2番"コンビで東浜攻略の先陣を切る。先発は10日間の抹消明けとなる山崎福也投手(32)。ともに雑誌「an・an」の表紙を飾った田宮裕涼捕手(24)との"an・anバッテリー"で今季初勝利を目指す。
◆ソフトバンクが攻守に精彩を欠き、劣勢に回った。まずは0-0の3回の攻撃だ。先頭柳町が投手への内野安打で出塁。8番広瀬隆は犠打を試みたが、2ストライクと追い込まれ、最後は遊ゴロ併殺に倒れた。9番佐藤直が中堅越え三塁打を放っただけに、もったいない併殺。最後は2死三塁で今季初スタメンの笹川が三飛に終わった。直後の4回では先発東浜が1死から清宮幸、万波、石井に3連打を浴びて2失点。1死二塁では田宮のボテボテの内野ゴロを遊撃今宮が捕球できず(記録は今宮の失策)。1死一、三塁で水野がスクイズを仕掛け、ホームへのグラブトスを試みた東浜が送球できずに3点目を献上した。記録は犠打失策となった。犠打失敗の直後に2失策が絡んで日本ハムに0-3と先制を許した。
◆日本ハムが今季初めてセーフティースクイズを成功させた。4回に清宮幸、万波、石井の3連打で2点を先制。なお1死一、三塁の場面。29日に決勝アーチを放った水野が打席に入ると、新庄監督は初球からセーフティースクイズのサインを出し、見事に成功(記録は犠打失策)。指揮官も拍手して喜んだ。29日の試合ではスクイズ失敗の場面があり、試合後に新庄監督は「決めるとこ決めないかんね。(スクイズは)1球外した後って、もう1球来ないからスクイズに行こうって。そんなに難しい球ではなかった。やっぱりああいうのを決めてもらわんとスタメンで出続けられなくなってくる」と苦言を呈していた。
◆日本ハムの球団公式チアリーダー「ファイターズガール」が連夜の「わんわんダンス」披露だ。29日からファイターズガールのメンバーの上村優菜と橋本莉々花が福岡へ遠征中。試合前からパフォーマンスを行う中で、前夜に続いて4回表終了時には「犬の耳」を付けて登場。ソフトバンクの球団公式チアリーダー「ハニーズ」とともに今季から披露されている「わんわんダンス」を踊った。
◆ソフトバンク山川穂高内野手(33)が7回の守備から途中交代した。試合は7回に入った時点で1-3。2点を追う状況で不動の4番がベンチに退いた。9回裏を考えればもう1度打席は回ってくる。山川は開幕から全試合4番に座り、打率2割、5本塁打、14打点だった。
◆日本ハム万波中正外野手(25)が6試合ぶりの打点を挙げた。4回1死一塁で右中間を破る先制適時二塁打。「ゲッツー以外、三振の方がいいぐらいの気持ちで思い切っていきました」と打線に勢いを付けると石井も適時二塁打で続いた。さらに1死一、三塁で、前夜の延長10回に決勝弾を放った水野が初球セーフティースクイズを成功。今季初めて仕掛けた一手も見事に決まり、一気に3点を先行した。
◆日本ハム浅間大基外野手(28)が相手守備をかく乱する"走塁フェイク"で貴重な追加点をもたらした。7回先頭で四球で出塁すると、続く野村の打席で二盗に成功。その野村の二塁内野安打で三塁まで進むと、冷静な判断が得点につながった。ソフトバンク内野陣は中間守備で、清宮幸は早い球足の一ゴロ。三塁走者の浅間は打球を見て1度、三塁へ戻るそぶりを見せた。それを見た途中出場の一塁手の石塚は二塁へ転送。その瞬間に浅間はスタートを切った。清宮幸は併殺打となったが、浅間は4点目のホームを踏んだ。頭脳的な走塁に新庄剛志監督(53)も笑顔で浅間をベンチに迎え入れた。
◆日本ハムが大技小技を絡めてソフトバンクに快勝した。4回は1死一塁で万波が右中間を破る先制適時二塁打。続く石井も適時二塁打で続いた。さらに1死一、三塁から水野が初球セーフティースクイズを成功させて一気に3点を先行した。7回には浅間が相手守備をかく乱する"走塁フェイク"で貴重な追加点をもたらした。無死一、三塁で清宮幸が一ゴロを放った際に、三塁走者の浅間は打球を見て一度、三塁へ戻るそぶりを見せた。それを見た途中出場の一塁石塚は二塁へ転送。その瞬間に浅間はスタートを切った。清宮幸は併殺打となったが、浅間は4点目のホームを踏んだ。8回には田宮の今季1号ソロ、途中出場の松本剛の適時二塁打で2点を追加した。先発した山崎は5回1失点(自責0)で今季初勝利。6回以降は救援陣も盤石で敵地で連勝を飾り、単独2位となった。
◆ソフトバンクが今季2度目の4連敗を喫し、借金はワーストを更新する「6」に膨らんだ。3、4月を借金「6」以上で終わるのは96年のダイエー以来29年ぶり。本拠地みずほペイペイドームでは2勝10敗1分けとなった。0-0の4回に2失策が絡んで3失点。1-3の7回は併殺間に追加点、8回は田宮に1号ソロを献上した。打線は登録抹消された周東佑京内野手(29)に代わって1番に笹川吉康外野手(22)を起用したが不発。昨季のパ・リーグ王者が厳しい戦いを強いられている。試合後に小久保裕紀監督(53)は3、4月の戦いを振り返って「急には変わらないでしょうけど、明日から月が変わる。ちょっと今から選手たちに話をします」と緊急ミーティングを行うと明かした。
◆ソフトバンク山川穂高内野手(33)が7回の守備から途中交代した。試合は7回に入った時点で1-3。2点を追う状況で、不動の4番がベンチへ。試合後、小久保裕紀監督(53)は「足の張り。大事を取ってというか、本人から(申告してきた)ですからね。明日になってみないと分からない」と説明した。8回に右ひじ付近に死球を受けた今宮については「冷やしている。今日終わったばかりなので。病院には行かないと思う」と話した。山川は開幕から全試合4番に座り、打率2割、5本塁打、14打点だった。
◆今季2度目の先発となったソフトバンク東浜巨投手(34)がKOに唇をかんだ。4回1死一塁から万波、石井に連続適時二塁打で2点を許し、さらに失策も絡んで3失点(自責は2)。4回途中67球で降板した。「あのような形で降板することになってしまい、チームに迷惑をかけてしまったし、本当に申し訳ない」。今季初登板の4月20日西武戦は7回1失点の好投でチームの連敗を5で止めたが、再び連敗ストッパーとなることはできなかった。
◆日本ハム山崎福也投手(32)が今季4度目の先発で初勝利を挙げた。3回2死三塁のピンチを切り抜けると、打線が4回に3点を援護。その裏に失策絡みで1点は失ったが、5回1失点(自責0)と試合をつくった。「もう少し長いイニングを投げられればよかった。余計な四球を出してしまったことは反省ですが、それ以外は全体的によかった」。これで通算50勝とし「200勝目指して頑張ります」と笑顔だった。
◆日本ハム万波中正外野手(25)が4回1死一塁で右中間を破る決勝の適時二塁打を放った。「ゲッツー以外、三振の方がいいぐらいの気持ちで思い切っていきました」と6試合ぶりの打点を挙げると石井も適時二塁打で続き、さらに前夜は延長10回に決勝弾を放った水野が初球セーフティースクイズを成功。今季初めて仕掛けたサインプレーも見事に決まるなど、万波の一打から打線が乗った。
◆日本ハム浅間大基外野手(28)の"フェイク走塁"が試合の流れを決定付けた。3-1の7回無死一、三塁。ソフトバンク内野陣は中間守備で、三塁走者の浅間には「ゴロゴー」のサインが出ていた。打席の清宮幸は強い当たりの一ゴロ。本塁へ向かうはずの浅間はスタートを切りかけたが、やめた。「フェイクというほどではないですけど、行こうとして、すぐ止まった」。この動きに打球を処理した一塁石塚は、浅間のケアをやめて、二塁へ送球。その瞬間に浅間は本塁へスタートを切り、併殺打が完成する中で4点目のホームを踏んだ。サインに縛られず、状況に応じた冷静な判断が、相手の判断ミスを誘った。浅間はまず「(三本間で)挟まれて、粘ろうかなと思った」という。ただ、打球は強めのゴロ。「相手の動きに合わせて瞬間的に」と、ただ本塁へ突っ込む選択はなくなった。とっさの判断から生まれた一瞬の間が、相手守備をかく乱。5回以降は動いていなかった試合を動かし、大きな次の1点を生んだ。新庄監督も「うまかったね。行かないふりをして...浅間くんは結構、俳優チックなところがあるから、いてくれると助かりますよね」。監督就任以降に鍛えてきた「野球脳」が生きての快勝で4月を締めくくり、笑顔だった。【木下大輔】
◆まさか、4番まで...。ソフトバンク山川穂高内野手(33)が日本ハム4回戦(みずほペイペイドーム)で左太もも裏の張りを訴え、途中交代した。1-3の7回の守備からベンチへ。山川本人は無事を強調し、小久保裕紀監督(53)は5月1日以降の起用に慎重な姿勢を示した。守備の要の今宮健太内野手(33)も、右ひじ付近に死球を受けて交代。今季2度目の4連敗を喫したチームに、アクシデントが襲いかかっている。今季2度目の4連敗。借金「6」はワースト更新。みずほペイペイドームで2勝10敗1分け。目を覆いたくなる成績に加え、またも主力にアクシデントが起きた。昨季のリーグ王者ソフトバンクの負の連鎖が止まらない。2点を追う7回だった。「4番一塁」の山川がベンチに下がった。4回の守備中、左ハムストリングスに強めの張りを覚えたという。試合後、山川は通常通り歩いて駐車場に向かった。穏やかな表情で、状況を説明した。「いけるとは思ったんですけど、明日以降しっかり出るために我慢しました。無理したいところですけど、どうしようって思ったんですけど、明日から出れるように」。主砲にとっては苦渋の決断だった。シーズンは長い。目先の1打席より長期離脱を防ぐ方策を取った。「1カ月~2カ月離脱となったらダメなので」。本人は5月1日以降も「出るつもり」と意欲を示したが、小久保監督は慎重。「明日になってみないと分からない」と即答を避けた。小久保政権の全試合で4番を務め、今季は打率2割、5本塁打、14打点。周東、柳田、近藤がいない打線で不動のポイントゲッターだ。山川まで離脱となれば、緊急事態を超える。8回には、名手・今宮が右肘付近に死球を受けて交代した。今宮は病院に行く予定はなく、軽傷の模様。ただ、ベンチは冷や汗を流し続けた。試合は4回に1イニング2失策を記録するなど、3失点。唯一の得点も相手の適時失策だった。4月終了時点で借金「6」はダイエー時代の96年以来29年ぶり。試合後は首脳陣と選手で緊急ミーティングを開き、5月反攻に向けて切り替えを誓った。小久保監督は言う。「明日から新しい月ですから」。山川は言う。「このまま終わるつもりはもちろんない」。アクシデント多発のソフトバンク。流れよ、変われ。【只松憲】
◆4月29日に再昇格後、初スタメンとなった日本ハム石井一成内野手(30)が貴重なタイムリーを放った。4回に万波の先制適時二塁打に続いて右翼線へ適時二塁打。「マンチュウ(万波)が打って点を取ってくれたので、楽な気持ちで打席に入れました。追加点を取れてよかった」と笑顔。2回にも右前打を放ち、再調整中に状態を上げた打撃で連勝に貢献した。
◆日本ハムは打線がつながり2連勝。四回に万波、石井の連続適時二塁打などで3点を先行。4―1の八回にも田宮の1号ソロなどで2点を加えた。山崎が5回1失点でまとめて今季初勝利。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
15 | 10 | 2 | 0.600 (↑0.017) | - (-) |
116 | 99 (+5) | 79 (-) | 24 (+1) | 12 (+1) |
0.282 (↑0.003) | 2.610 (↑0.09) |
2 (-) |
日本ハム |
14 | 12 | 0 | 0.538 (↑0.018) | 1.5 (-) |
117 | 90 (+6) | 82 (+1) | 27 (+1) | 8 (+1) |
0.229 (↑0.004) | 2.650 (↑0.11) |
3 (1↑) |
西武 |
13 | 12 | 0 | 0.520 (↑0.02) | 2 (-) |
118 | 68 (+3) | 67 (+1) | 7 (-) | 23 (-) |
0.241 (↑0.002) | 2.390 (↑0.06) |
4 (2↓) |
楽天 |
13 | 13 | 0 | 0.500 (↓0.02) | 2.5 (↓1) |
117 | 70 (+1) | 86 (+3) | 13 (+1) | 21 (-) |
0.242 (↓0.005) | 3.160 (↓0.01) |
5 (-) |
ロッテ |
11 | 13 | 0 | 0.458 (↓0.02) | 3.5 (↓1) |
119 | 67 (-) | 75 (+5) | 13 (-) | 8 (-) |
0.208 (↓0.005) | 2.740 (↓0.11) |
6 (-) |
ソフトバンク |
9 | 15 | 2 | 0.375 (↓0.016) | 5.5 (↓1) |
117 | 88 (+1) | 93 (+6) | 16 (-) | 19 (-) |
0.243 (↓0.003) | 3.140 (↓0.08) |
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