オリックス(☆5対0★)ロッテ =リーグ戦4回戦(2025.04.30)・京セラドーム大阪=
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ロッテ
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ORIX
01220000X51211
勝利投手:田嶋 大樹(2勝0敗0S)
敗戦投手:種市 篤暉(2勝2敗0S)

本塁打
【オリックス】西川 龍馬(1号・2回裏ソロ)

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◆オリックスは2回裏、西川のソロで先制に成功する。続く3回に太田の適時打で2点を加えると、4回には麦谷の適時打などで2点を追加し、序盤から試合を優位に進めた。投げては、先発・田嶋大が9回2安打無失点の快投。3年ぶりの完封で今季2勝目を挙げた。敗れたロッテは、打線が沈黙した。

◆スタメンが発表された。前日29日にサヨナラ打を放ったドラフト1位麦谷祐介外野手(22=富士大)が「1番中堅」で出場。先発は田嶋大樹投手(28)が務める。紅林弘太郎内野手(23)はこの日も夫人の出産立ち会いのため、「父親リスト」で出場メンバーを外れた。2日続けてキッズが主役の「Bsオリっこデー2025」として開催。選手は背ネームをニックネームに変更したユニホームで出場する。

◆オリックス西川龍馬外野手(30)が先制の今季1号ソロを放った。0-0の2回、先頭でロッテ種市の2ボールからの3球目、148キロ低めの直球を右翼席へ運んだ。今季108打席目での1号となった。「バッティングカウントだったので、思い切って打ちにいきました。なんとか勝てるように、この後も引き続きがんばります」この日はキッズが主役の「Bsオリっこデー2025」の2日目。前日29日に引き続き、背ネームはニックネームにされており、「ミナトクダンシ」のユニホームを身にまとった。大阪市港区出身の西川が、地元で待望の1発を決めた。

◆オリックス太田椋内野手(24)が4月の安打数を39に伸ばし、球団右打者の月間最多記録に並んだ。1-0の3回、1死二、三塁の好機で打席へ。ロッテ種市のカウント1-2の4球目、低めのフォークに合わせ、中前へ2点適時打を決めた。「みんながつないで、良い流れで作ったチャンスだったので、なんとか点に繋げることができてよかったです!」前日29日までに4月38安打を放ち、球団の右打者では84年4月のブーマー、03年9月の谷佳知が記録した月間39本の最多記録まであと1本に迫っていた。パ・リーグの4月安打数でもブーマー、02年の小笠原(日本ハム)に並び、歴代5位に入った。太田は開幕から全試合に出場し、試合前時点で打率4割1分7厘、43安打、出塁率4割8分3厘、得点圏打率5割でリーグトップを独走していた。

◆"アンパンマンメドレー"に乗った!オリックスは「ラオウ」の1打で5回までに先発全員10安打を記録した。5-0の5回。1死からオリックスの4番、杉本裕太郎外野手(34)はロッテ種市の2球目、外角低めの直球を左前にはじき返した。これでチーム10安打目。先発全員安打となった。この日はキッズが主役の「Bsオリっこデー2025」の2日目。前日29日に引き続き、背ネームはニックネームにされており、杉本は「ラオウ」のユニホームで出場した。さらに、自身の打席の登場曲を"アンパンマンメドレー"に変更。第1打席は「サンサンたいそう」、第2打席は「アンパンマンたいそう」、第3打席は「アンパンマンのマーチ」だった。

◆オリックス先発田嶋大樹投手(28)がロッテ打線をねじ伏せ、今季2勝目を飾った。初回2死からロッテ藤原に中前打を許したものの、2回以降はスコアボードに「0」を並べた。2回、5回、6回と2三振を奪うなど、少ない球数でロッテ打線を封じ込めた。8回終了時点で球数はわずか92球の省エネピッチで、許した安打は1安打のみ。打線の援護も受け、危なげない投球だった。今季2勝目を2022年6月22日ソフトバンク戦以来となる自身3度目の完封で飾った。

◆ロッテは投打共に流れを引き寄せられず2安打完封負けを喫し、オリックス戦は開幕から4連敗となった。先発の種市篤暉投手(26)が5回11安打5失点と試合をつくれなかった。2回に先頭打者の西川にソロを被弾し先制を許した。0-3で迎えた4回には1死から連打と死球で1死満塁のピンチを招くと、麦谷には変化球を右前適時打とされた。直後に自らの暴投で突き放される形となった。3回には34球、4回には24球を要し5回で合計108球を投げるなど粘る相手打線に苦戦を強いられた。オリックスの先発9人全員に安打、今季最多の2桁安打を許した。最後まで修正することができず、今季最短の5イニングで降板。「変化球の精度がよくなかったです。初回からリズムに乗ることができなかったことが反省点かなと思いますし、内容に関しても変化球が特に決まらなかったことがこの展開になってしまった要因かなと思います。次の登板に向けてはやれることは全部やって臨みたい」と振り返った。打線はオリックス先発左腕の田嶋を前にホームまでが遠かった。

◆首位オリックスは5回までに先発全員10安打と打線が爆発し、今季ロッテ戦4連勝を飾った。2回、西川龍馬外野手(30)がロッテ種市から右翼席へ今季1号ソロを放ち、先制した。さらに、3回には1死二、三塁で太田椋内野手(24)が中前へ2点適時打。これが月間39安打目となり、球団右打者の月間最多記録に並んだ。4回、1死満塁では前夜サヨナラ打のドラフト1位麦谷祐介外野手(22=富士大)が右前適時打。5-0と突き放した。5回には4番杉本裕太郎外野手(34)も左前打を放ち、先発全員12安打をマークした。投げては先発の田嶋大樹投手(28)がテンポよくロッテ打線を料理し、2安打完封。投打ががっちりとかみ合い、首位を快走する。

◆首位オリックスの打線は手ごわかった。ロッテ先発の種市篤暉投手(26)は、2回に先頭打者の西川にソロを被弾し先制を許すなど、5回11安打5失点と試合をつくれなかった。登板前日には「開幕からだいぶ状態いいのは知ってますし、太田選手が1番を打ってると思うので、いろいろデータ見ながら対策していけたら。1発の出る打者がすごく多いので、警戒しながら」と話していたが、その1発から主導権を握られた。前回登板の23日西武戦では先頭打者弾を浴びた後、立て直して試合をまとめたが、この日は制球もままならず、そう簡単にはいかなかった。0-3で迎えた4回には1死から連打と死球で1死満塁のピンチを招くと、麦谷に変化球を右前適時打とされた。直後に自らの暴投でさらに突き放される形となった。今季最多の2桁安打を喫した。「変化球の精度がよくなかったです。初回からリズムに乗ることができなかったことが反省点かなと思いますし、内容に関しても変化球が特に決まらなかったことがこの展開になってしまった要因かなと思います。次の登板に向けてはやれることは全部やって臨みたい」と振り返った。【星夏穂】

◆ロッテは完封負けでオリックス戦4連敗となった。先発田嶋に2安打に抑えられ、吉井監督は「浮いてきたボールをしっかり捉えようということだったけど、なかなか浮いてこなかった。その後対策を変えればよかったんですけど、その間もなくやられてしまった」と振り返った。前日は宮城に8回2得点と2戦連続で左腕を攻略できなかったが「本当に左ピッチャーにずっとやられている。何かを変えていかないと今後も前に進んでいかないので頑張ります」と切り替えた。

◆オリックス先発田嶋大樹投手が完封で今季2勝目を挙げた。101球を投げ、2安打9奪三振無四球無失点と、完璧な内容。田嶋は「1試合でも多く完投したいっていうのが目標なので、すごく良かったかなと思います」と手応え。完封は22年6月22日ソフトバンク戦以来、3年ぶりで、自身3度目。岸田監督も「球の力も序盤から最後までありましたし、球の扱いも良かった」と絶賛していた。

◆オリックス太田椋内野手(24)が球団史に名を残した。1-0の3回、1死二、三塁の好機で打席へ。ロッテ種市のカウント2-1の4球目、低めのフォークに合わせ、中前へ2点適時打を決めた。「内野も下がっていて、楽に打席立てました。ちょっと浮いたフォークをしっかり打てたと思います」これで4月の安打数は39本。球団右打者では84年4月のブーマー、03年9月の谷佳知の月間最多記録に並んだ。記録は「知っていましたけど、試合中は覚えてなかったです」。目の前の1球に集中した。パ・リーグの4月安打数でもブーマー、02年の小笠原(日本ハム)に並び、歴代5位に入った。勢いが止まらない。開幕から全試合に出場し、打率4割1分1厘でトップを独走中。シーズン前に思い描いた成績より「はるか上で」と目を見開いた。岸田監督は「調子よく今、いっているので。対策もされるでしょうけど、このまま思い切って行ってくれたら」。さらなる活躍に期待を込めた。18年ドラフト1位で入団し、度重なるケガにも苦しんだ。ケガ予防へ練習前に風呂につかり、入念にストレッチ。打撃練習から低く強い打球を意識し、打席でも「追い込まれてからの粘り」に手応えを感じている。太田を含め、5回までに先発全員安打の12安打と打線が爆発。太田は「周りにしっかりつないでいく気持ちでやっています」と気負わず安打を量産している。これで今季ロッテ戦4戦4勝。4月を2位日本ハムにゲーム差1・5の首位で終えた。5月も太田が好調打線をけん引する。【村松万里子】

◆オリックスは投打がかみ合い、2連勝を飾った。打線は二回に西川の1号ソロで先制。三回は太田が2点打、四回はD1位・麦谷(富士大)の適時打などでリードを広げた。太田はこれで今月39安打とし、球団の右打者の月間安打記録(1984年のブーマー、2003年の谷佳知)に並んだ。先発の田嶋は散発2安打で2022年以来、3年ぶりの完封勝利を挙げた。完封星を挙げたのは今季チーム初となった。

◆オリックスは田嶋が変化球の精度が高く、単打2本の無四球と寄せ付けず、3年ぶりの完封で2勝目。二回に西川の1号ソロで先制した打線は三回に太田の2点打、四回は麦谷の適時打などで加点。

◆27個目のアウトを奪い、安堵(あんど)の笑みを浮かべた。オリックス・田嶋大樹投手(28)が3年ぶりとなる完封勝利を飾った。「打者と対戦することだとか、全ての過程を楽しむことをやっているので、しっかりそれができてよかった」ロッテ打線を101球で散発2安打にシャットアウト。惜しくもマダックス(100球未満で9回以上を完封すること)は逃したが、2022年6月22日のソフトバンク戦(京セラ)以来、通算3度目の完封に「目的を持って投げた結果、完封につながったのですごく良かった」と手応えをにじませた苦しみから解放され、野球を楽しむことが今年のテーマ。「結果ばかり求める苦しい野球はもうやりたくない」。結果次第で称賛も非難も浴びるが、一喜一憂する過去の自分とはおさらば。「毎日、楽しければいい」というマインドが支えだ。今年から挑戦する腕主導の投球フォームも細部にまでこだわりを持つ。ユニホームの着こなし方も「フォームにつながる」と語り、今年からはストッキングを見せるオールドスタイルを貫く。「今日の投球はもう忘れて、また明日から次に向けて準備して、楽しんで野球やっていけたら」今季2勝目を挙げてチームも2連勝。首位を走るオリックスで田嶋の存在感が光っている。(織原祥平)

◆オリックス・太田椋内野手(24)がレジェンドに肩を並べた。三回に2点打を放ち、4月の1カ月間で39安打をマーク。1984年4月のブーマー、2003年9月の谷佳知が持つ球団の右打者の月間最多安打に並び、「出来すぎかな」とはにかんだ。3打席目以降は無安打で記録更新はできなかったが、リーグトップの打率・411、同2位の18打点と打線をけん引。好調の要因を「練習からいい練習できている」と明かした。

◆オリックス・西川龍馬外野手(30)が二回に右翼へ先制の1号ソロを放った。「強く打ちにいくことだけを考えた。それがたまたま本塁打になった」。昨オフの契約更改交渉の席では京セラにテラス席の設置を球団に要望していたが、本塁打のこだわりは「全くない」とキッパリ。二塁打や三塁打を重要視し、今季はここまでリーグトップの12本の二塁打を記録。「割と打てているので。もっと打てれば」と意欲を燃やした。

◆オリックスは西川のソロや太田の2点打など打線が12安打5得点と奮起。先発の田嶋もチーム初の完封勝利をマークした。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
15102 0.600
(↑0.017)
-
(-)
11699
(+5)
79
(-)
24
(+1)
12
(+1)
0.282
(↑0.003
2.610
(↑0.09)
2
(-)
日本ハム
14120 0.538
(↑0.018)
1.5
(-)
11790
(+6)
82
(+1)
27
(+1)
8
(+1)
0.229
(↑0.004)
2.650
(↑0.11)
3
(1↑)
西武
13120 0.520
(↑0.02)
2
(-)
11868
(+3)
67
(+1)
7
(-)
23
(-)
0.241
(↑0.002)
2.390
(↑0.06)
4
(2↓)
楽天
13130 0.500
(↓0.02)
2.5
(↓1)
11770
(+1)
86
(+3)
13
(+1)
21
(-)
0.242
(↓0.005)
3.160
(↓0.01)
5
(-)
ロッテ
11130 0.458
(↓0.02)
3.5
(↓1)
11967
(-)
75
(+5)
13
(-)
8
(-)
0.208
(↓0.005)
2.740
(↓0.11)
6
(-)
ソフトバンク
9152 0.375
(↓0.016)
5.5
(↓1)
11788
(+1)
93
(+6)
16
(-)
19
(-)
0.243
(↓0.003)
3.140
(↓0.08)