巨人(☆2対0★)広島 =リーグ戦5回戦(2025.04.30)・東京ドーム=
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広島
0000000000510
巨人
00000200X2500
勝利投手:山﨑 伊織(4勝0敗0S)
(セーブ:マルティネス(1勝0敗9S))
敗戦投手:大瀬良 大地(1勝2敗0S)
  DAZN
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◆巨人は0-0で迎えた6回裏、2死一二塁から増田陸の適時二塁打が飛び出し、2点を先制する。投げては、先発・山崎が7回5安打無失点の好投。その後は中川、マルティネスの継投で完封リレーを展開し、山崎は今季4勝目を挙げた。敗れた広島は、打線が精彩を欠いた。

◆巨人山崎伊織投手(26)が球団新記録を樹立した。初回を抑え、開幕からの連続無失点イニングを29まで延ばし、07年高橋尚成の28イニングの最長記録を更新した。23日の中日戦(東京ドーム)で5回まで「0」を並べて降板し、最長タイとしていた。今季は初登板の4月2日中日戦から3連勝。今回が5度目の先発だった。今季初対戦の広島打線に対し、「探り探りではなく、しっかりと初回から飛ばしていく。慎重になりすぎず大胆にいけるように準備していきたい」と調整を行ってきた。開幕からの無失点では、セ・リーグ記録は31イニングとなっている。「粘って粘ってくる打者が多い。それに負けずに根気強く投げられるか。そういう時に長打を打たれず、シングル1本なら割り切っていくこと」とカープ打線に立ち向かっていく覚悟を示していた。山崎伊織(やまさき・いおり)1998年(平10)10月10日、兵庫県生まれ。明石商では3年春のセンバツ出場も、登板機会なし。東海大に進み、3年春秋にリーグMVP。大学日本代表にも選出。20年ドラフト2位で巨人入団。大学4年に受けたトミー・ジョン手術の影響で1年目は登板なし。22年3月26日中日戦で初登板し、4月28日DeNA戦で初勝利。昨季は10勝6敗、防御率2・81。181センチ、81キロ。右投げ左打ち。

◆巨人山崎伊織投手(26)がセ・リーグ記録に並んだ。3回まで得点を許さず、開幕からのオール無失点を31まで延ばし、63年中井(阪神)と23年村上(阪神)の31回に並んだ。同時に初回を終えた時点で29イニングとし、球団として07年高橋尚の28イニングの最長記録を更新。23日の中日戦(東京ドーム)で5回まで「0」を並べて降板し、最多タイ記録としていた。初登板の4月2日中日戦から3連勝。今回が5度目の先発だった。今季初対戦の広島打線に対し、「探り探りではなく、しっかりと初回から飛ばして行く。慎重になりすぎず大胆にいけるように準備していきたい」と調整を行ってきた。開幕からの無失点では、セ・リーグ記録は31イニングとなっている。「粘って粘ってしてくる打者が多い。それに負けずに根気強く投げられるか。そういう時に長打を打たれず、シングル1本なら割り切って行くこと」と見通すカープ打線に立ち向かっていく。山崎伊織(やまさき・いおり)1998年(平10)10月10日、兵庫県生まれ。明石商では3年春のセンバツ出場も、登板機会なし。東海大に進み、3年春秋にリーグMVP。大学日本代表にも選出。20年ドラフト2位で巨人入団。大学4年に受けたトミー・ジョン手術の影響で1年目は登板なし。22年3月26日中日戦で初登板し、4月28日DeNA戦で初勝利。昨季は10勝6敗、防御率2・81。181センチ、81キロ。右投げ左打ち。

◆巨人山崎伊織投手(26)がセ・リーグ新記録を樹立した。4回まで得点を許さず、開幕からのオール無失点を32回まで延ばし、63年中井(阪神)と23年村上(阪神)の31回を更新した。同時に初回を終えた時点で29イニングとし、球団として07年高橋尚の28イニングの最長記録を更新。23日の中日戦(東京ドーム)で5回まで「0」を並べて降板し、最多タイ記録としていた。初登板の4月2日中日戦から3連勝。今回が5度目の先発だった。今季初対戦の広島打線に対し、「探り探りではなく、しっかりと初回から飛ばして行く。慎重になりすぎず大胆にいけるように準備していきたい」と調整を行ってきた。開幕からの無失点では、セ・リーグ記録は31イニングとなっている。「粘って粘ってしてくる打者が多い。それに負けずに根気強く投げられるか。そういう時に長打を打たれず、シングル1本なら割り切って行くこと」と見通すカープ打線に立ち向かっていく。山崎伊織(やまさき・いおり)1998年(平10)10月10日、兵庫県生まれ。明石商では3年春のセンバツ出場も、登板機会なし。東海大に進み、3年春秋にリーグMVP。大学日本代表にも選出。20年ドラフト2位で巨人入団。大学4年に受けたトミー・ジョン手術の影響で1年目は登板なし。22年3月26日中日戦で初登板し、4月28日DeNA戦で初勝利。昨季は10勝6敗、防御率2・81。181センチ、81キロ。右投げ左打ち。

◆ゴールデンウイーク期間も連日の「すしレース」は白熱したレース展開となった。全貫横一線のきれいなスタートを切った。中盤に差しかかろうというところでエビが先手。半貫差でマグロ、さらに1貫差でタマゴが追う。最終盤までエビとマグロが競り合い、ほぼ同時にゴールに飛び込んだ。ヴィーナスが駆け寄り勝利を告げたのはエビ。2着マグロ、前日12戦目にして初勝利を挙げたタマゴは3着だった。以下、4着コハダ、5着アナゴが続いた。通算成績は、アナゴ5勝、エビ4勝、マグロ2勝、コハダ1勝、タマゴ1勝となった。すしレース 3回終了時にイニング間イベントとして、米国の「ホットドッグレース」のような「すしレース」を開催している。ファン参加型のアクティベーションで出場者は「江戸前スーシーズ」に扮(ふん)して競走する。メンバーはマグロ、コハダ、タマゴ、エビ、アナゴの計5体。参加対象は公式ファンクラブ「CLUB GIANTS KIDS MEMBER」で当日の開場から1回裏終了まで応募受け付けし、東京ドーム内ファンクラブブースで抽選によって決定する。

◆巨人増田陸内野手(24)が1000日ぶりの打点をマークした。6回2死一、二塁、大瀬良の137キロカットボールを左翼線に運んだ。自身22年8月4日阪神戦での本塁打以来の打点となる値千金の適時二塁打で先制点をもたらした。「7番一塁」で今季初先発。24年6月13日楽天戦以来となるスタメン起用に応えた。

◆巨人山崎伊織投手(26)がセ・リーグ新記録となる開幕から35イニング連続無失点とした。前回登板で高橋尚に並ぶ28年イニング連続無失点としていた。この日も広島打線を7回まで0に抑え、これまでのセ・リーグ記録32イニングを塗り替えた。チームは連勝を3に伸ばした。帽子を取って額の汗を両袖口でぬぐった。4回2死一、三塁。抑えればセ・リーグの歴史に名前を刻む場面。広島菊池を2ストライクと追い込み、外角高めに投げた149キロの直球で右飛に打ち取ると、ベンチに戻る甲斐と視線が合った。再び帽子を取って、今度は頭を下げ、今季加入の女房役に感謝した。開幕から並べた「0」は32。63年中井(阪神)と23年村上(阪神)の31回を超えた。初回には"巨人史"にも名を刻んだ。2アウトから、今季の巨人戦4試合で打率4割1分2厘と打ちまくっていた4番末包を打ち取り、飛球を自らキャッチ。29イニング無失点とした。最多タイ記録としていた07年高橋尚の28イニングの球団最長記録を塗り替えた。「探り探りではなく、しっかりと初回から飛ばしていく。慎重になりすぎず大胆にいけるように」と掲げた言葉を体現した。記録を遂げた5回以降も、安定感抜群の投球が光った。「粘って粘ってくる打者が多い。それに負けずに根気強く投げられるか。そういう時に長打を打たれず、シングル1本なら割り切って行くこと」。今季初対戦のコイ打線に、見通し通りにファウルで粘られても根負けしなかった。好調を続ける中でも、登板間の調整ではキャッチボールにまで意識を注ぐ。「投げてる感じはいい。でもちょっとしたずれなどが普段の練習の中、キャッチボールでもある。それが少し大きくなると、試合中の調子も悪くなる」と神経を注ぐ。「自分の中の感覚」に加え、トレーナーにも投げ方を確認してもらい、「普段から悪くなりすぎるのを、波を小さく小さく、ちょっとでも戻せるように」と心がけてきた。7回1死一、二塁の危機も連続三振で退け、112球の力投でマウンドを降り、無失点を35イニングまで継続した。開幕からの記録は1リーグ時代の39年高橋敏(阪急)の38回1/3、2リーグ制後は21年平良(西武)の38回。さらなる偉業が見えてきた。【阿部健吾】

◆動画は下記Xロゴをクリックすると見られますチャンスを掴むレフトへ弾き返した増田陸が約3年ぶりの打点?プロ野球(2025/4/30)??巨人×広島??Live on DAZN#オレをみろ#ジャイアンツ pic.twitter.com/4Ib9UqiYWZ

◆広島が今季5度目のゼロ封負けで今季ワースト5連敗となり、勝率5割となった。打線が山崎ら巨人投手陣の前に沈黙した。4回までは毎回走者を出すも、あと1本が出なかった。7回にはこの日両軍初の連打から1死一、二塁とするも、坂倉、堂林の代打攻勢は実らずに連続三振に終わった。先発大瀬良は巨人山崎との投げ合いに1歩も引かず、5回まで無失点投球を続けた。だが、6回は先頭に四球を与えると、2死後に再び四球で一、二塁。増田陸にはフルカウントから甘く入った変化球を左翼線に引っ張られて、均衡を破られた。2四球から許した2点の先制点が決勝点となった。開幕から20試合を12勝7敗1分けでスタートした広島だったが、25日DeNA戦から5連敗。5試合で5点しか取れていない。また、巨人とDeNAにはいずれも本拠地で3連勝しながら、敵地で3連敗と2連敗。本拠地では9勝3敗で勝率7割5分をマークしながらも、敵地では3勝9敗1分けで勝率は2割5分と苦戦している。

◆広島が今季5度目のゼロ封負けで今季ワースト5連敗となり、勝率5割となった。打線が山崎ら巨人投手陣の前に沈黙した。4回までは毎回走者を出しながら、あと1本が出なかった。最大の好機となった7回1死一、二塁も、坂倉、堂林の代打攻勢は連続三振に終わった。先発大瀬良は5回まで無失点投球を続けたが、6回2死一、二塁から増田陸に左翼への2点打を浴びて均衡を破られた。

◆巨人増田陸内野手(24)が絶叫した。6回2死一、二塁、大瀬良の逃げていく137キロカットボールに食らいついた。左翼線に運ぶ値千金の決勝2点適時打に「配球とか考えられるようになったり、技術はまだまだですけど、気持ちの面でちょっと大人になったかな」とにんまり。22年8月4日阪神戦以来、自身1000日ぶりの打点をかみしめた。練習に練習を重ねてチャンスをつかんだ。試合当日の午前の早出直後にスタメンを知らされた。昨季の6月13日楽天戦以来の抜てきに「なんか、うぉっしゃ~みたいな。やってやろうみたいな。興奮してました」と燃えた。ヒーローまでの準備期間は苦しく、長かった。「結果出してやろうってしか考えてなくて。力みとかで、うまいこといかなかったけど、反省とこれからこうしていこうというふうに、オフからやってて、本当に打てて本当に良かったです」と胸を張った。高卒プロ7年目。まだまだ伸びる。

◆広島は今季5度目のゼロ封負けを喫し、今季ワースト5連敗で勝率5割となった。4回まで毎回走者を出しながら、開幕から無失点投球続ける巨人山崎を打ち崩すことはできなかった。最大の好機は7回。連打から1死一、二塁とするも、坂倉、堂林の代打攻勢は連続三振に終わった。直近5試合で5得点に新井貴浩監督は「我慢する時期だと思う。各自が今できることをしっかりやっていく」と前を向いた。

◆巨人山崎伊織投手(26)がセ・リーグ新記録となる開幕から35イニング連続無失点とした。前回登板で球団記録の高橋尚に並ぶ28年イニング連続無失点として迎え、広島打線を7回まで0に抑えた。63年中井(阪神)と23年村上(阪神)の31回を塗り替え、次回登板ではプロ野球記録の38回1/3に挑む。チームは6回に増田陸内野手(24)の1000日ぶりの打点となる適時二塁打で奪った2点を守り、3連勝で首位に浮上した。ここまで取っておいた新たな宝刀を抜いた。2点リードの7回、山崎は1死一、二塁のピンチを背負った。広島の代打坂倉を三振に切って、再び代打の堂林。「序盤からフォーク、フォークってならなかった。残しておいたじゃないですけど」。今季習得し、ここまでの「0」行進でも威力十分だった浅く落ちる決め球を4連投した。ここぞの冷静な大胆さで空振り三振に仕留め、ほえた。「投げ切れた」と、気づけば開幕から105個のアウトを並べ、無失点は35イニングに延びていた。初回には"巨人史"に名を刻んだ。2死から好調の4番末包を打ち取り、飛球を自らキャッチ。29イニング無失点とし、07年高橋尚の28イニングの球団最長記録を塗り替えた。「1人ずつ1人ずつ」と念じながら、以降も記録に気負わない。4回2死一、三塁。抑えればセ・リーグ史に名前を刻む場面で菊池を外角高めの直球で右飛とした。「イ・オ・リ!」。試合後のヒーローインタビューで大歓声を受けた直後、静寂なベンチ裏で「リハビリから始まったんですけど、ここまで投げれるとは思ってなかった」とぽつりと言った。東海大4年の20年6月に右肘のトミー・ジョン手術を経験。1年目からリハビリの日々を過ごした。同様に20歳過ぎで手術をする後輩たちを案じ、声をかける。「リハビリしてる時はほんとに投げてる姿とか想像つかないんですけど、やっぱり1日1日が大事なんで」。23年10月に手術を受けた21年ドラフト7位の花田は「手術する時から、伊織さんに『長い時間がかかるから』と言葉をもらって」と話す。焦らずに地道な日々を送ること。その大切さを説かれた。4月27日の3軍戦で約1年半ぶりのマウンドに立ち、「伊織さんの今の活躍が希望です」と復活を描く。開幕からの無失点記録は1リーグ時代の39年高橋(阪急)の38回1/3、2リーグ制後は21年平良(西武)の38回がある。「投げてる姿をしっかりと見ていただいて、自分もそこで投げるんだという気持ちになってもらって。リハビリも『頑張ろう』という気持ちになっていただけたらうれしいですね」。迫る金字塔への歩みは己だけの道ではない。【阿部健吾】▽巨人阿部監督(山崎について)「素晴らしいピッチングだった。もう100点ですね。ゼロをずっと続けるのは、なかなか難しいこと。素晴らしい記録だなと思います」山崎が7回を無失点に抑え、開幕から35回連続無失点のセ・リーグ新記録。63年中井(阪神)と23年村上(阪神)の31回を更新した。中井は救援→救援→完封→完封→完封→先発、村上は救援→先発→完封→先発→先発で記録したが、山崎は5試合すべて先発。パ・リーグ記録の38回をマークした21年平良(西武)は全試合救援、プロ野球記録の38回1/3をつくった39年高橋(阪急)は完封→完封→救援→救援→完封→救援。過去に開幕から31回以上無失点の投手は全員救援登板があったが、山崎はオール先発で無失点を続けた。また、山崎の登板はすべて4月で、月間30回以上投げて無失点は24年7月高橋宏(中日)以来5人目。

◆巨人・山崎伊織投手(26)が一回を無失点に抑え、開幕から29イニング連続無失点。高橋尚成が2007年にマークした開幕から28イニングを超え、球団記録を更新した。一回1死から広島・矢野に中前打を浴びたが、後続を二ゴロ、投飛に打ち取った。

◆巨人・山崎伊織投手(26)が四回まで無失点に抑え、開幕から32イニング連続無失点。1963年の中井悦雄、23年の村上頌樹(ともに阪神)のセ・リーグ記録、31イニングを更新した。一回、二回ともに安打を許して得点圏に走者を置いたが、要所を締めて無失点。四回振り逃げもからんで2死一、三塁としたが、最後は菊池を右飛に打ち取った。

◆巨人・増田陸内野手(24)が0-0の六回2死一、二塁で左翼線へ2点二塁打を放った。巨人・山崎と投手戦を繰り広げていた広島・大瀬良のカットボールを振り抜き、一塁に走りながら力いっぱいに吠えた。「7番・一塁」で今季初めてのスタメン起用に応えた。23日に3季ぶりに1軍で安打をマークした右打者。持ち前の勝負強さで再び居場所を勝ち取る。

◆伝統ある球団の大記録を塗り替え、歴史に名を刻んだ。今季5度目の先発となった巨人・山崎伊織投手(26)が四回まで無失点に抑え、シーズン開幕から32イニング連続無失点。2007年に高橋尚成がマークした開幕から28イニング連続無失点の球団記録、1963年の中井悦雄と2023年の村上頌樹(ともに阪神)の同31イニングのセ・リーグ記録を更新した。プロ野球記録は1リーグ時代の1939年の阪急・高橋敏の38回1/3。山崎はその後も七回まで無失点に抑え、無失点記録を35回まで伸ばして降板した。前回23日の中日戦(東京ドーム)を5回無失点に抑え、球団記録に並んでいた。先発を前に「別に普段と変わりなく、いつも通りです。(広島は)今年初めての対戦なので、初回から慎重になりすぎず、大胆にいけるように準備していきたい」と話していた右腕。一回、1死から矢野に中前打を許したが、後続を二ゴロ、投飛に打ち取ってスコアボードに0を記した。2年連続2桁勝利を果たして迎えた今季、オープン戦では調子が上がらず、5試合で防御率6・48。開幕ローテーション入りの当確は3月下旬まで保留された。しかし、蓋を開ければ圧巻の無失点投球を続け、開幕から自身3連勝を飾った。復調のカギとなったのが、決め球フォークボールの改良。阿部監督や内海投手コーチから助言を受け、握りを浅くした。球速が増したことで「(ストライク)ゾーンに投げるのが怖くなくなったのもある。真っすぐに近いイメージで腕も振れている」。鋭く落ちるボールを低めに制球し、三振の山を築いている。チームはエースの戸郷が2軍調整を行うなど先発ローテが揺れる中、山崎が柱として支えている。(原田優介)

◆巨人が3連勝。山崎は直球、変化球ともに切れがあり、7回を無失点で開幕4連勝とした。0―0の六回に増田陸の適時二塁打で奪った2点を守り切った。

◆巨人・山崎伊織投手(26)が7回無失点の好投で自身4連勝。開幕から35イニング連続無失点でセ・リーグ記録、31イニングを大きく更新した。打線は六回、2死一、二塁から増田陸内野手(24)が左翼へ先制の2点二塁打を放ち右腕を援護した。以下、山崎のヒーローインタビュー。--開幕からの連続イニング無失点セリーグ新記録「0でいけたことはうれしいんですけど、今日の試合を勝てたことがもっとうれしいんで、最高です」--どんな思いで先発のマウンド上がったんですか。「1試合投げきれたらすごいチームにもいいかなと思ったんですけど...。始まってみたら抑えることに必死なので、1人ずつアウト取って、結果7回になっちゃったんですけど、なんとか試合は勝てたんでよかったです」--六回に増田陸選手がタイムリー「陸は寮の時も一緒だったんで、こうやって一緒に東京ドームで戦えてるのはすごく嬉しいです。また試合に勝つことに少しでも力になれるように、これからも2人で頑張っていきます」--七回は1死一、二塁のピンチ「数も100球を超えてましたし、投げても多分次の回までとは思ってたんですけど、でもここで出しきらないとっていう思いもありました。そんな中ですごい甲斐さんに来いよってジェスチャーをしていただいたので、自分も気持ちが入って投げることができました」--次回の登板で日本記録の更新も期待がかかる「記録もあれなんですけど、まずは先発としてしっかりと試合を作って、来週も勝てるように頑張るので応援よろしくお願いします」

◆巨人は完封勝利で3連勝。阿部慎之助監督(46)は決勝打を放った増田陸内野手(24)について聞かれ、2軍時代から見てきた奮闘を労った。「本当に素晴らしい一打だった。ファームの時からずっと頑張っているのは見ていたのでね。とにかく負けん気が強くて根性が座っている。練習もたくさんする選手だし、こういうときに打てて、練習して良かったなと思えたんじゃないですかね」23日に3季ぶりの1軍安打をマークした右打者は0-0の七回2死一、二塁、広島・大瀬良から左翼線に運ぶ2点二塁打。今季初のスタメン起用に応え、実に1000日ぶりの打点となる決勝点を刻んだ。また、阿部監督は7回無失点で4勝目を挙げ、開幕から35イニング連続無失点でセ・リーグ記録を塗り替えた山崎も「100点ですね。最後は力を出しきって、なんとか抑えた。向こうも勝負かけて坂倉君と堂林君出してきたので、そこを抑えたから中川とマルティネスにつなげたんじゃないかな。素晴らしい記録ですし、なかなかできるもんじゃないと思いますけど、まあいつか点を取られますからね、そうなったときにどう踏ん張るか、本人がどう切り替えられるかというところ」と絶賛した。

◆巨人・山崎伊織投手(26)が7回無失点の好投で自身4連勝。開幕から35イニング連続無失点でセ・リーグ記録、31イニングを大きく更新した。?巨人・山崎が7回を無失点に抑えて今季4勝目(0敗)。今季初登板からの連続イニング無失点記録を35に伸ばした。開幕から35イニング連続無失点は、1963年の阪神・中井悦雄と2023年の阪神・村上頌樹の31回を上回るセ・リーグ新記録。巨人では07年の高橋尚成の28回を抜いて球団記録を更新した。2リーグ制(1950年)以降の開幕からの最多記録は21年の西武・平良海馬の38回。プロ野球記録は1リーグ時代の39年の阪急・高橋敏の38回1/3。?開幕からに限らず、巨人で35イニング連続無失点は66年の堀内恒夫(44回)以来59年ぶり。球団最多は43年の藤本英雄の62回。?4月は35回を投げ、自責点0の防御率0・00。2リーグ制以降、月間30イニング以上投げて防御率0・00だったのは63年9月の阪神・中井(30回)、70年10月の阪神・村山実(34回)、01年6月のヤクルト・石井一久(30回)、16年4月の巨人・菅野智之(33回)、24年7月の中日・高橋宏斗(32回)に次いで6人目で35回は最多イニング。?開幕4連勝は昨年(4連勝)に続く自身2度目。巨人の投手が2年連続で開幕4連勝をマークしたのは、16、17年の菅野(いずれの年も4連勝)以来8年ぶり。

◆広島は巨人先発の山崎を攻略できず、今季5度目の零封負け。2カード連続の負け越しで5連敗となった。先発した大瀬良大地投手(33)は6回を投げ、5安打2失点で今季2敗目。五回まで無失点と粘りの投球を見せたが、六回に2死一、二塁から増田陸に左翼線へ先制の2点二塁打を打たれた。打線は開幕から無失点投球を続ける山崎相手に好機を作るも、あと一本が出ず。七回には1死一、二塁で代打攻勢に出るが、坂倉、堂林が連続三振に終わった。チームは25日のDeNA戦(横浜)から今季初の5連敗となり、ビジターでは今季13試合で3勝9敗1分け。ホームでの12試合で9勝3敗とは対照的な数字となっている。

◆広島は巨人先発の山崎を攻略できず、今季5度目の零封負け。2カード連続の負け越しで5連敗となった。

◆「7番・一塁」で今季初めて先発起用された巨人・増田陸内野手(24)が七回、大瀬良から左翼線へ2点二塁打を放ち、2022年8月4日の阪神戦以来、3シーズン、1000日ぶりの打点をマーク。均衡を破る一打が決勝点となり「チャンスをいただいたんで、何とか結果を出してやろうと思った。ちょっと配球を読んだ部分もあった」と笑顔を浮かべた。2軍監督時代にも指導した阿部監督は「ファームのときから、ずっと頑張っているのは見ていた。とにかく負けん気が強くて根性が座っている」と目を細めた。

◆「0」を並べ続け、球史に名を刻んだ。巨人・山崎伊織投手(26)が30日、広島5回戦(東京ドーム)に先発し、7回5安打無失点で無傷の4連勝。開幕から35イニング連続無失点とし、セ・リーグ新記録を樹立した。「(プロ野球生活は)リハビリから始まって、ここまで投げられるとは思っていなかった。これからも先制点を与えずに、試合を作っていけるように頑張りたい」と感慨に浸りつつ先を見据えた。一回を0点に抑え、2007年の高橋尚成が持つ球団記録の28イニング連続無失点を抜いた。四回は得点圏に走者を置きながらもピンチをしのぎ、1963年の中井悦雄、2023年の村上頌樹(ともに阪神)の31イニング連続無失点を超えるセ・リーグ記録を打ち立てた。七回は1死一、二塁からフォークボールで2者連続三振を奪い、連続イニング無失点を「35」に伸ばした。東海大から21年にドラフト2位で入団。プロ入り前に右肘のトミー・ジョン手術を受けており、1年目はリハビリに徹して登板機会はなかった。「投げている姿が想像つかなかった」と当時を振り返る。けがからの復帰を目指す若手投手へ「(1軍で)自分が投げている姿を見て、『そこで投げるんだ』とか『頑張ろう』という気持ちになってもらえたらうれしいです」とエールを送った。4月の最終戦を勝利で飾り、阪神と入れ替わって首位に浮上した。投手陣を引っ張る右腕へ、阿部監督は「100点です。素晴らしい記録」と称賛した。(原田優介)

◆「0」を並べ続け、球史に名を刻んだ。巨人・山崎伊織投手(26)が30日、広島5回戦(東京ドーム)に先発し、7回5安打無失点で無傷の4連勝。開幕から35イニング連続無失点とし、セ・リーグ新記録を樹立した。大好きなワンちゃんとのリフレッシュが、力の源になった。山崎は4月25~27日の阪神戦(甲子園)期間中にできた休養日を利用して、現在一緒に暮らす愛犬、マルチーズとプードルのミックス犬、ロイド君とともに兵庫・明石市内の実家に帰省。実家にいる2匹の犬も連れ、自然豊かな公園で散歩を楽しんだ。「お母さんの散歩仲間も一緒にいて、ゆっくりできました」とほほを緩めた。3歳の頃から犬とともに暮らし、今季から東海大の先輩にあたる菅野(現オリオールズ)から日本介助犬協会の支援活動を継承するなど「ワンちゃんが大好き」と語る愛犬家。「僕たち(の気分)が沈んでいるときは『どうしたの』と寄ってきてくれるし、勝ったら喜んでくれる」と心を通わせる相棒だ。記録更新の重圧がかかる中、愛犬に癒やされ、マウンドで躍動した。(巨人担当・原田優介)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
巨人
15111 0.577
(↑0.017)
-
(↓0.5)
11693
(+2)
80
(-)
18
(-)
15
(+1)
0.254
(↓0.003)
2.720
(↑0.11)
2
(1↓)
阪神
14111 0.560
(↓0.023)
0.5
(↑0.5)
11788
(+4)
74
(+5)
15
(-)
19
(+1)
0.240
(↓0.001)
2.480
(↓0.04)
3
(-)
広島
12121 0.500
(↓0.022)
2
(↓0.5)
11881
(-)
67
(+2)
8
(-)
12
(+1)
0.239
(↓0.003)
2.290
(-)
4
(-)
中日
11122 0.478
(↑0.023)
2.5
(↑0.5)
11855
(+5)
74
(+4)
9
(+1)
12
(-)
0.209
(↑0.002)
2.760
(↓0.02)
5
(1↓)
DeNA
10132 0.435
(↓0.02)
3.5
(↓0.5)
11881
(+1)
77
(+4)
8
(+1)
10
(+1)
0.224
(-)
2.750
(↑0.02)
6
(-)
ヤクルト
9121 0.429
(↑0.029)
3.5
(↑0.5)
12166
(+4)
92
(+1)
7
(-)
4
(-)
0.228
(↑0.002)
3.720
(↑0.13)