オリックス(☆3対2★)ロッテ =リーグ戦3回戦(2025.04.29)・京セラドーム大阪=
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ロッテ
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ORIX
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勝利投手:ペルドモ(1勝1敗0S)
敗戦投手:横山 陸人(0勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】廣岡 大志(2号・2回裏ソロ)

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◆オリックスは2回裏、廣岡のソロで先制する。その後2-2となって迎えた9回には、1死三塁から麦谷の適時打が飛び出し、サヨナラ勝利を収めた。投げては、先発・宮城が8回2失点の力投。2番手・ペルドモが今季初勝利を挙げた。敗れたロッテは、打線が好機を生かしきれなかった。

◆オリックス紅林弘太郎内野手(23)が夫人の出産立ち会いのため、出場メンバーを外れた。紅林は駿河総合(静岡)の同級生だった一般女性と昨シーズン終了後に結婚していた。今季はここまで20試合に出場し、打率2割7分6厘、1本塁打、5打点だった。

◆オリックスは2位楽天とのゲーム差が0・5に迫る中、首位を守れるか。ロッテ戦のスタメンが発表された。1、2番にルーキーが並んだ。「1番中堅」でドラフト1位麦谷祐介外野手(22=富士大)、「2番左翼」でドラフト4位山中稜真捕手(24=三菱重工East)が出場。4番には今季初めて頓宮裕真捕手(28)が座った。先発は宮城大弥投手(23)。前回、6回5安打無失点だった20日の日本ハム戦から中8日。首位陥落阻止へエースが腕を振る。この日からのロッテ2連戦はキッズが主役の「Bsオリっこデー2025」として開催される。選手は、背ネームを自身が考えたニックネームに変更したユニホームを着用する。

◆オリックスの5番は「ミナトクダンシ」!この日からのロッテ2連戦はキッズが主役の「Bsオリっこデー2025」として開催される。選手は、背ネームを自身が考えたニックネームに変更したユニホームを着用。「5番指名打者」の西川龍馬外野手(30)は「ミナトクダンシ」の背ネームで出場する。

◆ロッテのドラフト1位ルーキー西川史礁外野手(22)が1軍に復帰し「5番左翼」で即スタメン出場。2回の無死二塁で回ってきた第1打席で中前打を放った。オリックス先発の宮城に2球連続変化球で空振りし2ストライクに追い込まれる。それでも3球目の変化球に食らいつき、二遊間を抜ける安打を放った。西川は試合前に「最初は悔しい思いはもちろんありましたけど、やっぱりこの経験っていうのは本当に大切だと思う。常に上を見続けて練習してきました」と話していた。

◆オリックスの「タマル」が猛打賞と快音が止まらない。今日からのロッテ2連戦はキッズが主役の「Bsオリっこデー2025」として開催。選手は、背ネームを自身が考えたニックネームに変更したユニホームを着用した。「3番二塁」の太田椋内野手(24)は、ファンにも親しまれる愛称「タマル」の背ネームで出場。3回、ロッテ先発西野の高めの145キロツーシームを左前にはじき返した。さらに、5回にも高めの直球を中前へ。1点を追う8回にはゲレーロから左前打を放った。試合前時点で開幕から全試合に出場し、12球団唯一、打率4割をキープ。4月に限れば打率4割2厘、35安打を放っており、これで38安打目。月間4割&40安打も見えてきた。

◆オリックスが今季3度目のサヨナラ勝ちで首位を守った。2-2の9回、先頭の野口が右越えの三塁打で好機をつくり、ドラフト1位麦谷祐介外野手(22=富士大)が右前へ決めた。先発の宮城大弥投手(24)は8回7安打2失点。1-0の7回、1死一塁から136キロスライダーを池田に左翼線へ同点打。さらに8回には無死一、三塁から自らの前へスクイズを決められ、勝ち越しを許した。6回まで3安打に抑えていたエースがロッテ打線にたたみかけられた。打線は2回に広岡大志内野手(27)がロッテ先発西野の4球目、高めのフォークを左翼席へ運ぶ2号ソロで先制した。1点を勝ち越された8回には1死一、三塁から投ゴロ間に同点に追いついた。今日からのロッテ2連戦はキッズが主役の「Bsオリっこデー2025」として開催。選手は、背ネームを自身が考えたニックネームに変更したユニホームを着用していた。試合前時点で2位楽天に0・5ゲーム差。負ければ首位陥落の危機もあった一戦で粘り勝ちした。

◆ロッテがサヨナラ負けを喫した。1-1の同点で迎えた8回無死一、三塁で藤岡裕大内野手(31)がスクイズを決め勝ち越したが、その裏にタイロン・ゲレーロ投手(34)がすぐに同点に追いつかれた。9回裏に横山陸人投手(23)が先頭打者に三塁打を許すと、1死三塁から右前打を浴びてサヨナラ負けとなった。先発の西野勇士投手(34)は2回にソロを被弾し先制を許したものの、粘投し5回5安打1失点となんとか試合をまとめた。「カウントを悪くしてしまうことが多く、球数が増えてしまいリズムが悪い投球となってしまいました」と振り返った。この日から1軍に合流したルーキーの西川史礁外野手(22)はオリックス先発の宮城から2安打をマークした。

◆ロッテが今季初のサヨナラ負けでオリックスに3連敗となった。8回にスクイズで勝ち越し後、なおも無死一、二塁の好機で中村奨がバント失敗で追いこまれ空振り三振。ソトの併殺でたたみかけられなかった。吉井理人監督(60)は「バント失敗が全て。ああいうところきっちりしていかないと優勝を狙うチームにはなっていかない」と厳しく指摘。「ああいうのを一発で決められるようにみんなで練習していきたい」と話した。

◆1軍に再昇格した、ロッテドラフト1位の西川史礁外野手(22)がマルチ安打の活躍を見せた。第1打席で「追い込まれてからはしっかりとセンター方向意識して」とオリックス先発宮城から中前打を放つと、7回の第3打席でも変化球を左前に運んだ。「結果2本出たんですけど。欲を言えば最終回に先頭打者でヒット打てなかったことは反省点」。チームが敗れたこともあり、満足することなく気を引き締めた。

◆オリックスのドラフト1位麦谷祐介外野手(22=富士大)が12球団の新人一番乗りでサヨナラ打を決めた。「1番中堅」で7度目の先発出場。2-2の9回1死三塁、「絶対決める」と打席へ。ロッテ横山に2球で追い込まれながら5球目シンカーを右前にはじき返し、両手を突き上げた。「(打った瞬間)『うわ、きたー!』みたいな感じ。チームが勝ったのがまずうれしかったので、その喜びが先に来ました」先輩たちからウオーターシャワーで熱烈祝福され、満面の笑み。プロ初のお立ち台では「最高でーす!」と絶叫した。新人のサヨナラ打は球団では23年茶野以来4人目。ドラ1に限れば66年の長池以来59年ぶりだ。「家族があっての今の僕。まずは両親に感謝したい」と力を込めた。チームは2連敗中で、負ければ首位陥落の可能性もあった。岸田監督は1番起用に「勢いをつけたいというところがすごくありました。良い働きをしてくれたと思います」。初回に盗塁も決め、持ち味の積極性で1発回答。チームも首位を守った。この日はキッズが主役の「オリっこデー」として開催され、ユニホームの名前はニックネームを使用。ドラ1「ムギ」がオリ党へ、強烈なインパクトを残した。【村松万里子】

◆オリックスの「ミナトクダンシ」がマルチ安打でサヨナラ勝ちに貢献した。この日からのロッテ2連戦はキッズが主役の「Bsオリっこデー2025」として開催。選手は、背ネームを自身が考えたニックネームに変更したユニホームを着用した。5番西川龍馬外野手(30)は「ミナトクダンシ」の背ネームで出場。1点を追う8回には1死一塁でロッテのゲレーロから右前打。走者を一気に三塁へ進め、同点のきっかけをつくった。個性豊かなニックネームの中でもひときわ目立った「ミナトクダンシ」。真相は...「大阪府大阪市港区の港区です! 東京じゃないです。大阪が好きなので」。出身地を絡めたユニホームに身を包み、この日も快音を響かせた。

◆オリックスの「タマル」が今季5度目の猛打賞で打率4割超えを維持した。今日からのロッテ2連戦はキッズが主役の「Bsオリっこデー2025」として開催。選手は、背ネームを自身が考えたニックネームに変更したユニホームを着用した。3番太田椋内野手(24)は、「タマル」の背ネームで出場。試合後には「少しずつファンの方も呼んでくれている。球団がタマルで押しているので、僕もそれでいこうかなと」。照れ笑いを浮かべて説明した。18年ドラフト1位でオリックスに入団し、父の太田暁打撃投手(54)と同チームとなった。球団は19年に「親子船」をテーマに「太田丸」Tシャツを発売した経緯がある。球団公式SNSでは太田の活躍時の投稿に「#はなまるたまる」がつくのもお決まりとなっている。この日も快音は止まらない。3回、ロッテ先発西野の高めの145キロツーシームを左前にはじき返した。さらに、5回にも中前へ。1点を追う8回にはゲレーロの初球を捉え、左前打を放った。3打数3安打で打率は4割1分7厘。12球団唯一、4割を維持した。

◆オリックス・田嶋大樹投手(28)が先発予定の5回戦に向けてショートダッシュなどで調整した。22日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)では7回3失点と好投も勝ち負けはつかず。前回の登板を踏まえ、「この前の試合でちょっと調整する場所があったので。投球フォームとか、気持ちの面とか、こうしてみようかなということを、次の試合でちょっと試してみる感じ」とテーマを掲げた。今年から始めた腕主導の投球フォームも試行錯誤中で、「マウンドに立ってみてしかわからないので、研究しに行くみたいな感覚でいろいろ試したい」と意欲的。前回登板ではワインドアップ時にホームベースに対して体が正対していたが、今回は左のバッターボックスに体を向け、ホームベースに対して斜めに構えてから投球動作に入ることを試すという。開幕から中継ぎ陣の登板機会が多くなっているだけに、「中継ぎが頑張っているので、なるべく休ませてあげたい」と気合を入れた。

◆オリックス・広岡大志内野手(28)が先制の2号ソロを放った。「甘く入ってきたフォークをしっかり捉えることができました。なんとか先制したいと思っていましたので、ホームランになってくれてよかったです!」二回1死で先発・西野のフォークを完璧に捉えて左翼席に運んだ。出場5試合ぶりとなる一発で打線を勢いづけた。

◆オリックスは今季3度目のサヨナラ勝利で連敗を止めた。D1位・麦谷(富士大)が右前に決勝打を放った。二回に広岡の2号ソロで先制。だが、三回以降は好機を作るも追加点を奪えない状況が続いた。先発の宮城は七回に池田に同点打を浴びると、八回には無死一塁で犠打を自ら処理するも二塁への悪送球が野選と失策となり、ピンチを広げ、藤岡にバントで三塁線に転がされてバント安打で勝ち越し点を献上した。 それでもその裏の攻撃で2本の安打で1死一、三塁の好機を作り、中川の投手強襲の内野ゴロで同点に追いついた。九回の裏に先頭の野口が左翼への三塁打で絶好機を作り、麦谷が試合を決めた。 チームは月間勝ち越しを決め、首位を堅持した。

◆?オリックスのルーキー、麦谷祐介外野手(22)=富士大=が九回にサヨナラ安打。新人選手のサヨナラ安打は2023年9月17日の巨人・門脇誠(○3-2ヤクルト、九回=単打)以来で、オリックスでは同年8月2日の茶野篤政(○3-2楽天、九回=単打)以来2年ぶり。?ドラフト1位の新人選手のサヨナラ安打は23年5月20日の阪神・森下翔太(○1-0広島、九回=単打、他に7月12日のDeNA戦ではサヨナラ犠飛をマーク)以来。オリックス(前身を含む)では1966年8月5日の長池徳二(○4-3近鉄、九回=単打)以来59年ぶり。

◆サヨナラ負けのロッテは1軍昇格即先発したドラフト1位ルーキー西川が2安打と気を吐いた。不振による2軍再調整を経て、11日以来の出場。第1打席は中前に、第3打席は左前へといずれも宮城の変化球を捉えた。以前なら空振りしていたような球を仕留め「低めの変化球を打つ練習をしっかりとしてきた。成果が出たことはプラス」と納得の表情で話した。不振脱出へサブロー2軍監督につきっきりで指導を受けた。なかなか波に乗れないチームに戻り「ここで打つためにやってきた」。勢いをもたらせられるか。(共同)

◆オリックスは今季3度目のサヨナラ勝利で連敗を止めた。岸田護監督(43)は、九回に決勝打を放ったD1位・麦谷(富士大)の活躍をたたえた。

◆鋭い打球が一、二塁間を抜けていく。オリックスのドラフト1位・麦谷祐介外野手(22)=富士大=は両手を広げ、ウオーターシャワーを浴びた。プロ初のサヨナラ打で連敗を2で止めた。初めて上がったお立ち台では喜びを爆発させた。「最高でーす! チームが勝ったのが、まずうれしかった」九回に野口が三塁打で好機を作り、1死三塁で「絶対、自分が決めたろう」と打席へ。4番手・横山の直球にファウルで粘り、最後はシンカーを捉えた。チームは今季3度目のサヨナラ勝利。球団のドラフト1位がサヨナラ打を記録したのは1966年8月5日の長池徳二以来59年ぶり。劇的な一打に「マジで気持ちいい!」と興奮気味に叫べば、岸田監督は「最近、チームも負けていたので、勢いがほしいところでいい働きをしてくれた」と称賛した。支えてくれる人たちにささげる一打だ。プロになるまで成長できたのも自分を大切に育ててくれた両親がいたから。先発する試合では「力まず頑張ってこい!」などと激励のメッセージで背中を押されることも多く「一人でここまで来られたわけではないですし、感謝したい」とうなずいた。大事なことを教わったのは家族だけではない。中学時代に所属した東北楽天リトルシニアでは周囲に感謝を示すことの大切さを学んだ。プロ入り後も打撃投手らスタッフへのお礼のあいさつは欠かさず「当たり前のことを当たり前にやるのは難しい。いろいろな人の支えがあって今がある」と頭を下げた。「食うか食われるかの厳しい世界。現状に満足していないし、もっと上を目指せる。慢心せずにやっていきたい」劇的な勝利を飾ったチームは首位を堅持し、12勝9敗で4月の月間勝ち越しが決定。「Bsオリっこデー2025」として子ども向けのイベントなどが実施された一戦で輝きを放った孝行息子はこれからも感謝の思いを胸にグラウンドに立つ。(織原祥平)

◆オリックスは宮城が8回2失点。七回に同点にされ、八回にリードを奪われた。追い付いてもらって今季初黒星は免れたが、八回は無死一塁から投前バントを二塁へ悪送球して傷口を広げたとあって「反省点しかない」と首をひねった。それでも、八回は勝ち越しを許してなお無死一、二塁から追加点を許さなかった。無四球の制球力と変化球の切れで、今季初の2桁となる10三振を奪った。

◆オリックスのドラフト1位・麦谷祐介外野手(22)=富士大=が2-2の九回1死三塁から右前打。プロ初のサヨナラ打で連敗を3で止めた。麦谷の富士大時代の恩師、安田慎太郎監督(40)は、岩手県花巻市のグラウンドに隣接する監督室で、サヨナラ打の映像を見届けた。「前の打席で低めの球を振っていて、あの場面で低めに来ることが頭の中にあったんじゃないかと。だから(低めの球に)バットが出た。大学時代から配球を読んで打っていたイメージがある」とたたえた。教え子とは「こちらから時々、LINEをするし、向こうからも(連絡が)来る」という。「(大学時代は)戸惑ったり、考え込んだりするタイプではないが、(プロでは)いいところで打てていなかった。(サヨナラ打が)1年間、活躍するためのきっかけになればいいですね」とエールを送った。

◆オリックス・西川龍馬外野手(30)が先制の1号ソロを放った。「バッティングカウントだったので、思い切って打ちにいきました」二回、先頭で先発・種市の3球目、低めの直球を一閃。豪快なフォロースルーの後、ゆっくりと歩き出し、スタンドインを確信した。試合前時点で打率3割(100打数30安打)と好調を維持する移籍2年目の天才打者についに一発が飛び出した。29日に続き、ロッテ戦は「Bsオリっこデー2025」として開催し、ナインはニックネームユニホームを着用。大阪・港区で育った西川は「ミナトクダンシ」の背ネームで戦い、2試合連続で結果を残した。

◆オリックス・太田椋内野手(24)が三回に2点打を放ち、追加点を挙げた。三回に2本の安打と犠打で1死二、三塁と好機を迎え、試合前時点で打率・417と絶好調の太田が打席へ。先発・種市の4球目、低めのフォークを合わせて中前にはじき返した。4月はこれで39安打となり、球団の右打者では1984年4月のブーマー、2003年9月の谷佳知と並ぶ、月間最多安打となった。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
14102 0.583
(↑0.018)
-
(-)
11794
(+3)
79
(+2)
23
(+1)
11
(+1)
0.279
(↑0.001
2.700
(↑0.07)
2
(1↑)
日本ハム
13120 0.520
(↑0.02)
1.5
(-)
11884
(+2)
81
(+1)
26
(+1)
7
(-)
0.225
(↓0.002)
2.760
(↑0.08)
2
(-)
楽天
13120 0.520
(↓0.022)
1.5
(↓1)
11869
(+1)
83
(+7)
12
(-)
21
(+1)
0.247
(↓0.001)
3.150
(↓0.17)
4
(1↑)
西武
12120 0.500
(↑0.022)
2
(-)
11965
(+7)
66
(+1)
7
(-)
23
(+2)
0.239
(↑0.004)
2.450
(↑0.06)
5
(2↓)
ロッテ
11120 0.478
(↓0.022)
2.5
(↓1)
12067
(+2)
70
(+3)
13
(-)
8
(-)
0.213
(-)
2.630
(↓0.03)
6
(-)
ソフトバンク
9142 0.391
(↓0.018)
4.5
(↓1)
11887
(+1)
87
(+2)
16
(+1)
19
(+1)
0.246
(↓0.003)
3.060
(↑0.06)