日本ハム(★3対5☆)ロッテ =リーグ戦5回戦(2025.04.27)・エスコンフィールド北海道=
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ロッテ
20021000051201
日本ハム
11000010031100
勝利投手:田中 晴也(2勝1敗0S)
(セーブ:鈴木 昭汰(0勝0敗3S))
敗戦投手:金村 尚真(2勝2敗0S)

本塁打
【ロッテ】角中 勝也(1号・4回表2ラン)

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◆ロッテは初回、藤原の適時三塁打とソトの適時二塁打で2点を先制する。その後同点とされるも、4回表には角中の2ランが飛び出し、再びリードを奪った。投げては、先発・田中晴が5回2失点と試合をつくり今季2勝目。敗れた日本ハムは、先発・金村が振るわなかった。

◆熱烈な日本ハムファンの「モーニング娘。'25」牧野真莉愛(24)が、ファーストピッチを行った。この日は特別席で愛犬と一緒に観戦できる「ワンだふるフェスティバル」とあり、ボールボーイならぬボール犬が登場した。マウンドまで1度、向かったボール犬だったが、牧野の色気に照れたのか一度、引き下がってから出直し、2度目の"登板"で、無事ボールを渡した。牧野は昨年6月2日DeNA戦でもファーストピッチを行い、球団OB斎藤佑樹氏(36)から投球フォームの指導を受け、本番ではノーバウンド投球を披露。今回は山崎福也投手(32)の指導を受け、2年連続のノーバウンド投球で、スタンドをわかせた。打席の田宮から空振りを奪い「大好きなエスコンフィールドのマウンドに立てて感動だぜ!」と叫んだ。試合後、牧野ら「モーニング娘。'25」は、ミニライブを行う予定で「絶対見ていただきたいです」とPRしていた。

◆「モーニング娘。'25」のメンバーが球団公式チア「ファイターズガール」と「きつねダンス」を踊った。それは3回裏終了後のことだった。きつねの耳としっぽをつけた「モーニング娘。'25」のメンバーが、さりげなくファイターズガールの中にまじって、きゃっきゃ、きゃっきゃと踊り出した。SNSでは「豪華なきつねダンス 目移りするわ」「失神した」「めんこかった」などと書き込まれ、にぎわいを見せていた。

◆ロッテ角中勝也外野手(37)が今季1号の勝ち越し2ランを放った。2-2で迎えた4回無死二塁で、日本ハム先発金村の147キロ直球を右翼への2ランにした。「進塁打を打とうとしていたので、自分の中ではミスショットになってしまいましたがホームランになって良かったです」とコメント。これがキャリア通算70本塁打となった。

◆ロッテの先発田中晴也投手(20)は5回6安打2失点で今季2勝目の権利を得て降板した。2-1で迎えた2回2死二塁から水野に右中間への適時三塁打を浴び試合を振り出しに戻される。それでも角中勝也外野手(37)が今季1号の勝ち越しの2ランで再びリードを奪った。5回には2死一、三塁のピンチを背負ったがレイエスを空振り三振に抑えてしのいだ。田中晴は登板後「野手の方が先制点を取ってくれた中で1度追いつかれてしまったので、そこは次に向けてしっかり反省しなければいけないところです。その後のピンチは抑えることができましたし、なんとかリードしている状態で後ろにつなげたことは良かった」と振り返った。

◆ロッテ木村優人投手(19)の開幕からの連続無安打が10イニングで途切れた。6回から2番手で登板。野村を二飛、松本を二ゴロ、奈良間を空振り三振で危なげなく3人で抑えた。しかし7回の先頭打者万波に左前打を打たれた。3月30日のソフトバンク戦でプロ初登板し、1回無安打無失点で初勝利を飾った。そこから4日の楽天戦で3回、11日ソフトバンク戦で2回、18日楽天戦で1回、22日西武戦で2回を投げ、いずれも無安打だった。

◆日本ハムが今季初の2カード連続負け越しを喫した。2戦連続完封を狙った先発金村尚真投手(24)だったが、初回1死一塁でロッテ藤原に右中間へ適時三塁打を浴び先制点を献上。続くソトには左越え二塁打を許し、あっさり2点目を与えた。同点に追い付いた後も、4回先頭のソトに左翼フェンス直撃の二塁打、続く角中の右越え1号2ランで、さらに2点を与えるなど、ロッテの長打攻勢に失点を重ねた。本拠地エスコンフィールドでは今季3勝10敗。計12敗のうち10敗がホームと、顕著な"外弁慶"っぷりが表れてしまっている。

◆ロッテが勝利5割に戻し、2カード連続の勝ち越しを決めた。初回に藤原恭大外野手(24)の適時三塁打とネフタリ・ソト内野手(36)の左越え適時二塁打で2点を先制。2回までに同点にされたが、4回の角中勝也外野手(37)の2ランで勝ち越しに成功した。投げては田中晴也投手(20)が5回2失点で今季2勝目。「野手の方が先制点を取ってくれた中で1度追いつかれてしまったので、そこは次に向けてしっかり反省しなければいけないところです。その後のピンチでは抑えることができましたし、なんとかリードしている状態で後ろにつなげたことは良かった」と振り返った。11勝11敗で勝率5割とし、29日からは首位オリックスと対戦する。

◆日本ハムが2カード連続負け越しで勝率5割に逆戻りし、3位タイに転落した。11安打を放ちながら3点止まり。本拠地エスコンフィールドでは早くも今季10敗目(3勝)。ホームで勝てない、もどかしい我慢の日々が続いている。新庄剛志監督は敗戦の瞬間にグラウンドに背を向け、ベンチ裏へ引き揚げた。冷静に現状を受け止めていた。新庄監督 (安打は)11本...出ましたけど、まだ本来の勢いある逆転してくれそうな雰囲気ではないですね。3点リードされたら、どうだろうっていうような"つながり"ですよね。6試合ぶりの2桁安打を記録したが、得点した1、2、7回は1点止まり。昨季はエスコンフィールドで多く見せた、一気呵成(かせい)の攻撃の"つながり"が、今はない。4月は本拠地13試合で3勝10敗と極端な"外弁慶"状態が続いている。新庄監督は「それはもう、しゃあないっす。球場どうこうじゃない」と前置きした上で我慢の時期だと説いた。新庄監督 一気に3人ぐらい調子を上げて、次にまた(違う)3人が...ってつながれば。5点取るから4点で抑えてくれって去年よく言ってましたけど...それまで待ちましょう。開幕から犠打も犠飛もゼロという連続試合記録は「24」まで伸びた。勝敗に直結する数字ではないが、昨季までの「せこせこ野球」を捨てたわけではない。新庄監督 せこせこ野球してた時は「バントいらない」って。バントせんかったら「ここはバントやろ」とか...どっちやねんって"全国の監督さん"がうるさいから(笑い)。そういう場面が来てないっていう...。打ち勝っていく打線を組んだ時には、そんな(バントは)いらないしね。たまたまですよ。記録をつくろうとしてないから。勝っても負けても前後裁断。「球場が変わって、また気持ちも変わる」と気持ちを切り替えて仕切り直す。【木下大輔】

◆日本ハム新庄剛志監督(53)が投手が投球時の滑り止めで使用する「ロジン」のについて私見を語った。試合後の取材対応の第一声で「昔から思ってたんだけど、ロジン、粉がたくさん出ないのを開発してくれないかな」と切り出した。この日はロッテ先発の田中晴がロジンを使用後に、白い粉が空中に舞ってタイムをかけられる場面があった。新庄監督は「昔だったら(元広島の)佐々岡さんがめちゃくちゃ付けてて。リリースポイントでポンと離した瞬間、消える魔球のようにパーンって(白い粉が舞って)ボールが見えないっていう(ことがあった)。今日も、ものすごく舞っていたじゃないですか。あれ、お互い嫌なんすよ。バッターも集中していて止めるのも嫌だし、ピッチャーもさぁ投げようっていう時に止められたら『あぁ』ってなるじゃないですか」と投手と打者の両方にとってプラスではないと指摘した。だからこそ、新しいロジンを開発してほしいというのが新庄監督の私見だ。「あれ、なんとかしてほしいなって、ずっと思ってたんすよね。ウチの伊藤くんも山崎くんも(ロジンをたくさん)付けるんでね。短縮...試合時間は何秒かだけど(短くなる可能性もある)。あれ、気になるんですよ」とロジン改革の必要制を訴えた。

◆ロッテ藤原恭大外野手(24)が先制適時打含む3安打2打点と勝利に貢献した。初回1死一塁では「思ったよりフォークも落ちてましたし、まっすぐもちょっと速かったんで、コンパクトに振ろうっていう意識で」と日本ハム金村から適時三塁打。「この前からちょっと状態が上がってきていたので、普通にやればヒットは出るかなっていう風に思ってました」と好調ぶりを結果につなげた。

◆ロッテ田中晴也投手(20)が5回2失点で今季2勝目を挙げた。「先制点もらった後で初回はしっかり0で入りたかったってのが一番強いですし、2イニング目の1失点で同点にしてしまった」と悔やんだ。それでも5回2死一、三塁のピンチではレイエスを空振り三振に仕留めしのいだ。「絶対抑えなきゃいけなかったですし、今日の中で一番のベストボールを最後投げられた」と手応えも語った。

◆日本ハム水野達稀内野手(24)が今季2度目の3安打と気を吐いた。1点を追う2回2死二塁で、右中間へ12球団トップとなる3本目の三塁打。7、9回はいずれも右前打を放った。「昨日(この日先発の)金村に『バットの位置そんな高かったっけ』と言われてちょっと下げてみたんです。それで結果出たので、金村さまさま。今度は僕がピッチングを教えておきます」と"恩返し"を誓った。

◆ロッテは2―2の四回に角中の2ランで勝ち越し、五回は先制三塁打の藤原が再び適時打を放って加点した。田中晴は5回を投げて6安打を許したが2失点と踏ん張って2勝目。日本ハムは金村が6回5失点と粘れなかった。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
13102 0.565
(↓0.026)
-
(-)
11891
(+2)
77
(+3)
22
(+1)
10
(-)
0.278
(↓0.003)
2.770
(↓0.01)
2
(-)
楽天
13110 0.542
(↑0.02)
0.5
(↓1)
11968
(+3)
76
(+2)
12
(+1)
20
(+1)
0.248
(↑0.002)
2.980
(↑0.07)
3
(1↓)
日本ハム
12120 0.500
(↓0.022)
1.5
(-)
11982
(+3)
80
(+5)
25
(-)
7
(+1)
0.227
(↑0.003
2.840
(↓0.09)
3
(1↑)
ロッテ
11110 0.500
(↑0.024)
1.5
(↑1)
12165
(+5)
67
(+3)
13
(+1)
8
(+1)
0.213
(↑0.005
2.600
(↓0.01)
5
(-)
西武
11120 0.478
(↑0.023)
2
(↑1)
12058
(+3)
65
(+2)
7
(-)
21
(+1)
0.235
(↑0.003)
2.510
(↑0.02)
6
(-)
ソフトバンク
9132 0.409
(↓0.02)
3.5
(-)
11986
(+2)
85
(+3)
15
(+1)
18
(-)
0.249
(-)
3.120
(↑0.02)