中日(☆5対2★)ヤクルト =リーグ戦5回戦(2025.04.26)・バンテリンドーム=
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ヤクルト
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中日
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勝利投手:松葉 貴大(4勝1敗0S)
(セーブ:松山 晋也(0勝0敗9S))
敗戦投手:奥川 恭伸(0勝2敗0S)
  DAZN
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◆投打のかみ合った中日が勝利。中日は初回、相手の暴投の間に1点を先制する。続く2回裏に土田の適時打などで2点を奪うと、3回にはカリステの適時打でリードを広げた。投げては、先発・松葉が9回途中2失点の力投で今季4勝目。敗れたヤクルトは、先発・奥川が乱調だった。

◆負傷交代したヤクルト長岡秀樹内野手(23)が離脱する見通しとなった。2回先頭、遊ゴロを放った後、一塁に走り出すと顔をゆがめた。そのまま右足を引きずって止まった。右膝を痛めた模様で、自力で歩くことができず、両肩を抱えられ、三塁側ベンチに下がった。2回裏の守備から武岡に交代した。試合中に病院に向かった。試合後、高津監督は「今、病院に行ってて、なんとも言えないのだけど、見ての通り歩行困難なぐらいなので...。そんな簡単にすぐ明日のゲームに出られるっていう感じではないでしょうね」と声を落とした。ファームから内野手の代役を1軍に呼ぶ。長岡は20日巨人戦の遊撃守備で後方の小飛球を捕球した際に右膝を強打していた。その後も右膝にはサポーターを着用する姿もあったが、22日には「自分以外に誰も(遊撃)守らせたくないという気持ち。自分がずっとあの場にいたいという気持ちが常にある」と話すなど、強い覚悟で試合に出続けていた。昨季に最多安打を獲得して迎えた6年目。今季はここまで全19試合に遊撃でスタメン出場し、打率1割9分4厘だった。チームは村上が上半身コンディション不良で再離脱し、塩見も左前十字靱帯(じんたい)の手術を受けた。再び主力の離脱となれば、大きな痛手となる。

◆ヤクルトが中日に完敗し、最下位に転落した。2回にアクシデントに襲われた。先頭の長岡が遊撃ゴロで一塁に走りだすと、足を引きずった。20日巨人戦の守備で強打していた右膝を痛めたとみられる。1人で歩けず、両肩を抱えられ、三塁側ベンチに下がった。2回裏の守備から交代した。高津臣吾監督は試合後、「今病院に行って何とも言えないんだけど、見ての通り歩行困難なぐらなので。そんな簡単にすぐ明日ゲームに出られるかっていう感じではないでしょうね」と話した。今季初勝利を目指した奥川も4回8安打5失点(自責3)とリズムに乗れなかった。初回は1死三塁から暴投で先制点を失うと、2回は味方の失策から3連打で2点を献上。3、4回も1点ずつを失った。高津監督は「一回り目をどう立ち上がっていくか、くぐり抜けていくかっていうところは今の課題でしょうね。不運なところもあったけど。それにしてもちょっと隙も多いかな」と言った。。打線は中日先発の松葉の前に沈黙。1番には内山、前夜に4安打を放った赤羽を3番に起用したが、つながりを欠いた。序盤から得点圏に進めず、反撃の糸口を見いだせなかった。これで7勝11敗1分けの借金4となった。5位DeNAとゲーム差なしの最下位となった。

◆ヤクルト奥川恭伸投手(24)が4回8安打5失点(自責3)で、今季初勝利はならなかった。初回先頭の岡林に左中間への二塁打を浴びた。中堅内山の失策も重なって、いきなり三塁に走者を背負った。続く2番山本は空振り三振としたが、1死三塁から暴投で先制点を許した。2回は三塁赤羽の失策から3連打で2点を献上。3回は1死三塁から右前適時打を浴び、4点目を失った。4回は2死から右前打と三塁線を破られる適時二塁打を浴び、粘り切れなかった。これが4度目の登板で、15日阪神戦から中10日で先発マウンドに立った。初回から4イニング連続の失点でリズムに乗り切れなかった。降板後は球団広報を通じ「何もありません」とした。

◆中日が連敗を3でストップした。先発松葉貴大投手(34)が9回途中まで2失点と力投し、リーグトップタイの4勝目を挙げた。打線は初回にヤクルト先発奥川の暴投で先制。2回には土田龍空内野手(22)の右前適時打、木下拓哉捕手(33)の一塁ライン上へのスクイズ(結果は投手内野安打)で2点を追加。3回、4回にも1点ずつ奪い奥川を4回5失点でKOした。12安打は今季最多。

◆打撃好調の中日上林誠知外野手(29)が6回の守備から途中交代した。「3番・左翼」でスタメン出場。3回の先頭で回ってきた第2打席、左安打で出塁し、続く細川の初球に二盗に成功。この時、ヘッドスライディングで二塁へ飛び込むなどアグレッシブなプレーを見せていた。試合後、井上一樹監督(53)は「うちに欠かせない選手なので、大事を取って。明日は大丈夫だと思います。なんか足が張ったというレベルだったんで大丈夫だと思います」と、軽傷を明かした。移籍2年目の上林は今季ここまで21試合、打率2割6分8厘、2本塁打、9打点、3盗塁の数字を残している。

◆中日が連敗を3で止め、借金を2とした。先発松葉貴大投手(34)がプロ13年目で初完封を狙い9回のマウンドに登ったが2失点し、守護神松山晋也投手(24)が残り2つのアウトを連続三振で片付けた。井上一樹監督(53)は7回、ヤクルト赤羽のベンチへ飛んできたファウルを両手で払い、試合後の会見には左手の薬指と中指にテーピングを巻いて現れた。

◆ヤクルトが最下位に転落した。中日に敗れ、借金4となった。先発奥川恭伸投手は味方の2失策も絡み4回8安打5失点(自責3)で試合をつくれなかった。高津監督は「不運もあったが、ちょっと隙が多い」と猛省を促した。打線も9回の2点で完封負けは逃れたが、8回まで二塁すら踏めなかった。ただの敗戦以上にショックは大きい。長岡が離脱の見通しとなった。2回先頭、遊ゴロで一塁に走り出した後、右足を引きずって止まった。20日巨人戦の守備で強打していた右膝を痛めた模様で、両肩を抱えられて交代。試合中に病院に向かった。高津監督は「見ての通り歩行困難なぐらいなので...。そんな簡単にすぐ明日(27日)ゲームに出られるという感じではないでしょう」と声を落とした。チームは村上と高橋が上半身コンディション不良で離脱し、塩見も左膝の手術を受けた。主力のアクシデントが相次ぎ、早くも正念場を迎えている。

◆中日松葉貴大投手がプロ13年目での初完封を逃し悔しさをあらわにした。「本当に悔しすぎる登板になってしまった」。8回まで散発の5安打無失点。再び登場曲がかかり、拍手と大歓声の中、9回のマウンドへ。「そのまま3人で終われたら最高だった...」。3安打で2点を失い、あと2死のところで降板した。だがハーラートップタイの4勝目で、チームの連敗を3でストップ。井上監督も「今日も松葉に救われた」と感謝した。

◆中日が連敗を3で止め、借金を2とした。先発松葉貴大投手(34)がプロ13年目で初完封を狙い9回のマウンドに登ったが2失点し、守護神松山晋也投手(24)が残り2つのアウトを連続三振で片付けた。松山はプロ初登板の23年6月17日日本ハム戦から通算100回1/3を投げ本塁打をまだ打たれていない。プロ初登板から被本塁打0を100回以上続けたのは54年宅和(南海)以来、71年ぶり。新人だった宅和は7月11日西鉄戦で中西に打たれるまで被本塁打0を131回2/3続けた。松山は前回の登板で69~70年安木(ヤクルト)の98回2/3を抜き、2リーグ制後に100回以上は宅和に次いで2人目の快挙だ。

◆ヤクルト・長岡秀樹内野手(23)が負傷交代した。二回先頭の第1打席で、投手への強烈な打球を放ち(結果は遊ゴロ)、走り出した直後に減速し、足を引きずった。トレーナーや大松チーフ打撃コーチが駆け寄ったが、最後は一人で歩くことができなかった。長岡は20日の巨人戦(神宮)の守備で、後方の打球をジャンプして好捕したが、着地の際に右脚を痛めていた。

◆ヤクルト・奥川恭伸投手(24)が先発で今季4度目の登板となったが、4回82球を投げ、8安打5失点で降板した。登板前日には「やることをしっかりやりたい」と意気込んでいたが、役割を果たせなかった。一回、先頭・岡林にいきなり左中間二塁打とされると、中堅手・内山の失策も重なり三進を許す。続く山本は空振り三振に抑えたが、3番・上林の3球目が暴投となり先制点を献上した。二回は、先頭・カリステの三塁へのゴロを赤羽が失策。無死一、三塁から土田に右前適時打とされると、なおも無死一、三塁で木下にスクイズを決められた。三回は1死三塁からカリステに右前適時打、四回は2死から岡林に右前打とされ、続く山本の打球が三塁ベースに当たる不運な打球となり(記録は二塁打)、一走・岡林の生還を許した。プロ6年目の今季は、自身初の開幕投手を務めたがここまで未勝利。この日も、勝利投手の権利を得られずマウンドを降りた。

◆中日が連敗を3で止めた。松葉は8回?を8安打2失点で4勝目。松山が9セーブ目を挙げた。一回に暴投で1点を先制し、二回に土田の適時打などで2点を追加。三、四回も1点ずつを加えた。ヤクルトの先発、奥川は粘りを欠いた。

◆四回、ピンチの続くヤクルト先発・奥川恭伸(撮影・中島信生)

◆ヤクルト・長岡秀樹内野手(23)が負傷交代した。二回先頭の第1打席で投手への強烈なライナーを放ち(結果は遊ゴロ)、走り出した直後に減速。右脚を引きずり、苦悶(くもん)の表情を浮かべながらトレーナーらに肩を貸してもらってベンチに下がった。高津臣吾監督(56)は試合後、病院で診察を受けていることを明かし「見ての通り歩行困難なぐらいなので、報告を聞いてないからわからないけど、そんなすぐ簡単に明日(27日)、ゲーム出られるという感じではない」と説明した。長岡は20日の巨人戦(神宮)の守備で、後方の打球をジャンプして好捕した際に右脚を負傷。22日には「大丈夫です。捕って反転したときにちょっと膝が曲がったまま地面に打ち付けた感じ」と明かし、「(遊撃を)自分以外の誰にも守らせたくない、自分がずっとあの場所にいたい気持ちは常にある」とレギュラーの矜持(きょうじ)を示していた。昨季は全143試合に出場し、最多安打(163)のタイトルを獲得。チームは塩見、村上、丸山和が故障で戦線を離れており、またも主力が離脱となれば大きな痛手となる。

◆25日の中日戦で今季最多の17安打を放ったヤクルト打線は、先発左腕・松葉の前に右打者を8人並べたが、八回まで無得点だった。九回に内山、サンタナの連打で無死二、三塁とし、赤羽の遊ゴロ、オスナの右前適時打で2点を返したが及ばず。高津監督は「コントロールがいいピッチャーはなかなか打てない。コーナーにしっかり投げ分けて、低いところにしか来ないと難しい」と脱帽した。

◆初勝利が遠い。ヤクルト・奥川恭伸投手(24)が今季4度目の先発マウンドに上がったが、4回8安打5失点(自責点3)で2敗目を喫し、チームもゲーム差なしの最下位に転落した。球団を通じ「何もありません」とコメント。険しい表情で球場を後にした。課題の立ち上がりを狙われた。一回、先頭・岡林に左中間二塁打とされると、失策が重なり三進を許す。1死から上林への3球目が暴投となり、登板した3試合連続で先制点を献上した。二回も失策が絡んでピンチを作り、土田の右前適時打と木下のスクイズで2失点。三、四回も1点ずつを失った。高津監督は「原因はわからないけど、いろいろあると思う」と明かし「(最初の)1回りをどう立ち上がっていくか、くぐり抜けていくかが今の課題。常にゲームを追いかける展開になっていく。課題をクリアにしていかないと、ズルズル何試合も続いて、重い雰囲気になってしまう。本人の勝ち星もチームの勝ち星にも影響する大きな立ち上がりだと思う」と改善を求めた。プロ6年目の今季は、自身初の開幕投手を務めたが未勝利。次回登板で勝利をつかみたい。(赤尾裕希)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
1481 0.636
(↑0.017)
-
(-)
12082
(+6)
63
(+2)
14
(-)
17
(-)
0.246
(↑0.004)
2.380
(↑0.01)
2
(-)
広島
1291 0.571
(↓0.029)
1.5
(↓1)
12177
(-)
59
(+2)
7
(-)
9
(-)
0.253
(↑0.002)
2.290
(↑0.1)
3
(-)
巨人
12111 0.522
(↓0.023)
2.5
(↓1)
11985
(+2)
76
(+6)
17
(-)
13
(+2)
0.258
(↓0.003)
2.930
(↓0.14)
4
(-)
中日
9112 0.450
(↑0.029)
4
(-)
12144
(+5)
63
(+2)
7
(-)
11
(+1)
0.206
(↑0.007
2.670
(↑0.03)
5
(1↑)
DeNA
8122 0.400
(↑0.032)
5
(-)
12172
(+2)
71
(-)
7
(-)
7
(-)
0.225
(↓0.003)
2.930
(↑0.13)
6
(1↓)
ヤクルト
7111 0.389
(↓0.023)
5
(↓1)
12455
(+2)
83
(+5)
6
(-)
4
(-)
0.224
(↑0.001
3.890
(↑0.02)