ロッテ(☆5対2★)西武 =リーグ戦4回戦(2025.04.23)・ZOZOマリンスタジアム=
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西武
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ロッテ
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勝利投手:種市 篤暉(2勝1敗0S)
(セーブ:益田 直也(1勝0敗3S))
敗戦投手:菅井 信也(2勝1敗0S)

本塁打
【西武】西川 愛也(1号・1回表ソロ)

  DAZN
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◆ロッテは2点を追う3回裏、ソトの適時打で1点差に迫る。続く中村奨の適時二塁打で同点とすると、さらにポランコの犠飛と寺地の適時打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・種市が7回2失点の粘投で今季2勝目。敗れた西武は、先発・菅井が試合をつくれなかった。

◆西武レアンドロ・セデーニョ内野手(26)が打撃不振で出場選手登録を抹消された。ここまで16試合に出場し、53打数10安打、打率1割8分9厘となっていた。西口文也監督(54)は「(求める役割は)やっぱり4番。打ててないわけだからね。リフレッシュもかねて」と2軍再調整を説明した。代わりに、25日からのオリックス3連戦(ベルーナドーム)で、ドラフト2位渡部聖弥外野手(22)の昇格が予定されている。また、この日のDeNA2軍戦(ベルーナドーム)で先発の武内夏暉投手(23)については「今日投げて(2軍で)もう1回。(昇格は)慌ててない、先発はいるから。いないのは打つ方だから」と話した。

◆西武西川愛也外野手(25)がプレーボール直後の初球先頭打者本塁打を放った。「1番中堅」で先発出場。ロッテ種市の初球148キロ高め直球を完璧に捉え、右翼席最前列へかっ飛ばした。「甘いところにきたらいこうと思っていました! 打った感触もよかったです」と声を弾ませた。プロ8年目でレギュラー定着を狙う西川は、開幕から全試合スタメン出場中。20試合目で待望の今季1号アーチを描いた。

◆プレーボールからわずか5秒霧雨を切り裂いた西川愛也が初球先頭打者ホームラン???プロ野球 (2025/4/23)??ロッテ×西武??live on DAZN#オレをみろ #seibulions pic.twitter.com/VYf46y7Ek6

◆球界野手最年長の西武栗山巧外野手(41)が今季初安打を放ち、22年連続安打を記録した。「4番DH」で今季初スタメン出場。3点を追う6回先頭の第3打席、ロッテ種市の3球目145キロ直球を中前へはじき返した。昨季までで通算2148安打を誇るベテランが、今季5打席目でHランプをともした。

◆西武の高卒4年目左腕、菅井信也投手(21)の無失点記録がついに途絶えた。 試合前時点で2戦2勝、12回2/3を投げて防御率0・00だった。この日も2回まで0を続けたが、2点リードの3回1死一、三塁からソトに左適時打を浴びて今季初失点。その後も適時打や犠飛などで失点を重ねて逆転を許した。今季自己最短となる3回5安打4失点でマウンドを譲った。菅井は「ボール先行になり、四球が多くなってしまいました。ビッグイニングをつくらないように意識していましたが、止められなかったので、次回に向けて改善して失点を1点でも少なくしたい」と振り返った。

◆ロッテが西武菅井打ちのリベンジに成功した。9日の対戦では6回2安打無得点に抑えられていた左腕に対し、初回に早速好機をつくった。2つの四球もあり1死一、三塁。しかし、4番ソトが空振り三振、5番中村奨が捕邪飛で無得点に終わった。2度目のチャンスはすぐに訪れた。0-2で迎えた3回、初回と全く同じ1死一、三塁の状況で回ってきたソトは「前の打席もチャンスで回ってきたが三振してしまったので、この打席では絶対にランナーをかえす気持ちだった」と、今度は左前適時打を放ち1点を返した。中村奨の二塁打で同点、さらにポランコの犠飛で逆転に成功した。正捕手佐藤が出場選手登録抹消となり、スタメンマスクをかぶった19歳寺地も続いた。なお2死三塁で、遊撃への適時内野安打。「簡単に追い込まれてしまったので三振だけはしないように、なんとかバットに当てるよう、くらいついていきました」。菅井を3回5安打4失点で降板させた。前日、今季初めてサヨナラ勝利を収めたナインに、吉井監督は「気分はみんな盛り上がると思うんで、それに乗って調子上げてくれたら」と言った。期待どおり、打線が奮起した。【星夏穂】

◆ロッテは打線がつながり2連勝となった。リベンジに成功した。9日に対戦し、6回2安打に抑えられていた西武先発の左腕菅井に対し0-2で迎えた3回1死一、三塁。ネフタリ・ソト内野手(36)は「前の打席もチャンスで回ってきたが三振してしまったのでこの打席では絶対にランナーをかえす気持ちだった」と左前適時打を放ち1点を返した。中村奨吾内野手(32)の二塁打で同点、さらにグレゴリー・ポランコ外野手(33)の犠飛で勝ち越しに成功した。正捕手佐藤都志也捕手(27)が出場選手登録抹消となり、スタメンマスクの19才寺地隆成捕手も2死三塁から遊撃への適時内野安打。「簡単に追い込まれてしまったので三振だけはしないように、なんとかバットに当てるようくらいついていきました」と振り返った。投げては先発の種市篤暉投手(26)が初回に先頭打者弾を浴びるも7回2失点にまとめた。

◆西武が逆転負けで3連敗を喫した。初回に西川愛也外野手(25)がプレーボール直後の初球先頭打者本塁打を放ち、幸先良く先制。2回には1死二、三塁から8番炭谷銀仁朗捕手(37)の左前適時打で2点目を追加した。だが試合前時点で防御率0・00だった先発の菅井信也投手(21)が、ロッテ打線に捉えられた。2回まで0を並べるも、3回に1死一、三塁からソトに左適時打を浴びて今季初失点。その後も適時打や犠飛などで失点を重ねて逆転を許した。今季自己最短となる3回5安打4失点でマウンドを譲った。打線は序盤の2得点にとどまり、3回以降は無得点。救援陣からも得点を奪えなかった。これで試合前時点で5位のロッテと順位が入れ替わり、5位に後退した。

◆球界野手最年長の西武栗山巧外野手(41)が今季初安打を放ち、22年連続安打を記録した。「4番DH」で今季初スタメン出場。3点を追う6回先頭の第3打席、ロッテ種市の3球目145キロ直球を中前へはじき返した。「とりあえず1本出て良かった。ちょっとロッテのピッチャーに押されがちなところがあったんですけど、うまく打てた」と振り返った。チームは3戦連続先制しながら、3戦連続逆転され3連敗を喫した。西口文也監督(54)も「いつも通り(得点が)前半だけっていうところでね。中盤、後半でなかなか点が取れない」と沈黙した打線に肩を落とした。そんな中で飛び出したベテランの1本。栗山は「次の課題として、速くて強いボールをどれだけはじき返していけるかというところ。明後日から頑張ります」と前向きに話した。

◆ロッテは佐藤都志也捕手(27)の出場選手登録を抹消した。佐藤はここまで出場13試合で38打数4安打、打率・105と極度の打撃不振に陥っていた。昨季116試合の出場で打率・278をマークし、主戦捕手に躍り出た佐藤だったが、今季は春季キャンプ中盤に自打球を当てて右足親指を骨折。何とか3月28日の開幕ソフトバンク戦(みずほペイペイ)に間に合わせ、1号2ランを放つなど活躍したが、その後は打撃不振が続いた。前日22日の同カードではまたも自打球を右足に当てるなど、心配な場面も見られた。代わって植田将太捕手が昇格した。

◆期待のホープが、爆発的な成長を遂げようとしている。ロッテの高卒2年目、木村優人投手(19)は22日まで5試合の登板で9回を投げ、無安打無失点で許した走者は1人のみと抜群の内容だ。5試合をまたいでの〝ノーヒットノーラン〟。22日の西武戦は六回から2番手で登板し、七回の先頭に与えた四球が今季初めて許した走者。犠打で1死二塁となり、西武は栗山、中村剛と立て続けに切り札を切る。この試合の分水嶺(ぶんすいれい)だ。吉井監督は「あそこで歩かしたら、あの子の将来はないかなと思ったんで、こっちはビビってましたが勝負」と若武者に託した。その木村も「逃げてしまったら、自分のこれからの投球が逃げになってしまう。ピンチだからこそ戦って自分の力を十分試せた」と真っ向勝負で栗山を空振り三振。中村剛は150キロで投ゴロに打ち取った。対応力もみせた。折からの強風は風速14メートルに達したが「風の強い中でも投球フォームがしっかりできるように、重心をいつもより低くして、真っすぐでしっかり押せるように投げました」と自身でバランスを整えてフォームを制御し、2回を無失点投球。抜群のセンスと潜在能力を秘める19歳に、建山投手コーチは「高卒2年目に中継ぎを経験して3年目に規定投球回に達した山本由伸(現ドジャース)のような歩み方ができるかもしれない」と日本の大エースを重ねる。そんな期待を抱きたくなるほどの可能性を、間違いなく木村は秘めている。(片岡将)

◆西武の4年目左腕・菅井信也投手(21)が23日、ロッテ戦(ZOZOマリン)に先発した。味方から1点の先制をもらってマウンドに上がった一回は先頭から2者連続四球のピンチを招いたが、後続を断って無失点で切り抜けた。今季はこの日まで2試合に先発し2勝0敗、防御率0・00。前回16日のオリックス戦では鋭い直球を軸に緩急をうまく使い、相手打線を単打4本のみに封じ、七回途中打無失点の好投で自身2連勝をマーク。「勝利に貢献できるようにという意識でやっている」とうなずいた。山形・山本学園高から2022年育成ドラフト3位で入団。昨年6月に支配下登録されると先発した7月15日のオリックス戦(ベルーナ)で、7回3安打無失点の好投でプロ初勝利を挙げた。西口新監督の下、今季は宮崎・南郷の1軍キャンプに初抜擢(ばってき)されるとオープン戦2試合、計8回で無失点と結果を残し、初の開幕ローテーション入りを勝ち取った。同期入団の羽田、黒田とともに飛躍が期待される21歳左腕について、西口監督は「要所を締めて、本当にいい働きをしている」とここまでの活躍をたたえている。(石井孝尚)

◆先発した西武の4年目左腕・菅井信也投手(21)は3回5安打4失点で降板。味方打線に2点の先制をもらいながらも、三回に崩れ一挙4点を失って逆転を許し「ビッグイニングを作らないように意識していたが止められなかった」と唇をかんだ。初の開幕ローテ入りを果たした今季はこの日まで2試合の登板で2勝0敗、防御率0・00の成績を残していた。

◆ロッテの種市が打たせて取る投球で7回2失点にまとめて2勝目を挙げた。九回を3人で締めた益田が3セーブとした。打線は2点を追う三回に中村奨の適時二塁打などで4点を挙げて逆転した。西武は今季2度目の3連敗。

◆西武は3連敗で借金2となり、5位に転落した。西川の初回先頭打者、初球弾で先制するも、先発・菅井が三回に一挙4失点と崩れた。打線は最近3試合で計4得点と精彩を欠き、西口監督は「いつも通り(得点は)前半だけで中盤、後半でなかなか取れない」。この日、打撃不振のセデーニョの登録を抹消。代わって右足首捻挫で調整中だったD2位・渡部聖(大商大)が25日にも再昇格するとみられる。一回に自身初の先頭打者弾となる1号ソロを放った西武・西川 「甘いところにきたらいこうと思っていた」

◆〝キラー〟がまたも獅子封じだ。ロッテ・種市篤暉投手(26)が西武戦(ZOZOマリン)に先発し、初回に先頭打者弾を浴びながらも7回2失点にまとめて、8日の同カードに続く今季2勝目(1敗)を挙げた。一回、先頭の西川に初球の148キロ直球を右翼席に運ばれる〝プレーボール被弾〟の幕開け。「引きずらないように、いい意味で記憶から消しました」と前を向いたが、二回にも炭谷の適時打で2点目を失った。本来は150キロを超えるはずの直球が走らず、制球も定まらない。「真っすぐが全然良くないので、基本的に変化球でカウントを取れたのが立て直せた一つの要因」と、バッテリーを組んだ19歳の寺地と話し合い、粘りの投球を続けた。打線は三回に4点を挙げて逆転。打線が三回までに2点以上を挙げるのは今季初というレアな援護に恵まれ、7回を投げ切った。プロ通算30勝目(24敗)を挙げ、これで2020年7月11日から足かけ6年の西武戦連勝を7に伸ばした。「そこまで意識はしていないけど、ベルーナドームも投げやすいっていうのも一つの要因かな」とお得意さまの要因を分析した種市。今後とも、ごひいきに。(片岡将)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
1282 0.600
(↓0.032)
-
(-)
12183
(+2)
69
(+6)
20
(+2)
9
(-)
0.287
(↓0.004)
2.780
(↓0.16)
2
(-)
日本ハム
11100 0.524
(↓0.026)
1.5
(-)
12276
(+3)
72
(+8)
22
(+2)
4
(-)
0.230
(↓0.002)
2.920
(↓0.16)
2
(1↑)
楽天
11100 0.524
(↑0.024)
1.5
(↑1)
12259
(+8)
70
(+3)
10
(+1)
19
(+2)
0.248
(↑0.004)
3.150
(↑0.01)
4
(1↑)
ロッテ
9100 0.474
(↑0.03)
2.5
(↑1)
12457
(+5)
61
(+2)
11
(-)
6
(-)
0.215
(↑0.002
2.680
(↑0.04)
5
(1↓)
西武
9110 0.450
(↓0.024)
3
(-)
12350
(+2)
57
(+5)
6
(+1)
18
(-)
0.230
(↓0.001)
2.550
(↓0.14)
6
(-)
ソフトバンク
8112 0.421
(↑0.032)
3.5
(↑1)
12280
(+6)
76
(+2)
14
(+1)
17
(-)
0.250
(↑0.005)
3.230
(↑0.06)