巨人(☆2対0★)中日 =リーグ戦5回戦(2025.04.23)・東京ドーム=
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中日
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巨人
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勝利投手:大勢(1勝0敗0S)
(セーブ:マルティネス(1勝0敗7S))
敗戦投手:マルテ(0勝1敗0S)

本塁打
【巨人】大城 卓三(2号・8回裏2ラン)

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◆巨人は両軍無得点で迎えた8回裏、大城卓の2ランで試合の均衡を破る。投げては、先発・山崎が5回無失点の投球。その後は4人の継投で完封リレーを展開し、4番手・大勢が今季初勝利を挙げた。敗れた中日は、打線が相手を上回る9安打を放つも、無得点とつながりを欠いた。

◆勝って勝率5割に戻したい中日は新外国人ジェイソン・ボスラー外野手(31)を今季初めて左翼で起用し打順も2番に入れた。打撃のいい先発柳裕也投手(31)を8番に入れた。巨人の先発山崎伊織投手(26)には前回2日(バンテリンドーム)に対戦し8回5安打無失点と封じられ今季初勝利を献上した。ここまで3戦23イニング連続無失点で、あと5回抑えると巨人の開幕から連続無失点記録28回に並ぶ。12球団ワーストのチーム打率1割9分4厘の中日打線だが、攻撃型オーダーで早い回から得点したい。

◆中日村松開人内野手(24)が3回裏の守りから交代しベンチへ退いた。村松はここまで全20試合スタメン出場。この日も「9番・遊撃」で出場した。3回の先頭で立った第1打席では投ゴロに倒れたが、このとき窮屈な打ち方だった。次の回の守りから山本泰寛内野手(31)と交代した。何らかのアクシデントだった可能性が高い。今季は打率1割3分8厘、0本塁打、2打点と打撃面では苦しむも、遊撃の守備では、多くの好守備で投手陣を助けている。前日22日巨人戦では8回の守りから交代したが、それまでは開幕からフルイニング出場だった。

◆巨人山崎伊織投手(26)の開幕からの無失点投球に負けじと「すしレース」も白熱したレース展開となった。きれいに横一線のスタート。内からアナゴが頭一つ抜け出す。エビも食い下がる。後続はマグロ、コハダ、タマゴの順で追う。アナゴは大きなストライドでスピードに乗り切り、そのまま1着でゴールイン。2着はエビ、3着は混戦でマグロが飛び込んだ。アナゴは4月6日以来の勝利を挙げた。通算成績は、アナゴが5勝、エビ3勝、マグロ2勝、コハダ1勝となり、タマゴは11戦未勝利となった。すしレース 3回終了時にイニング間イベントとして、米国の「ホットドッグレース」のような「すしレース」を開催している。ファン参加型のアクティベーションで出場者(小学生以下)は「江戸前スーシーズ」に扮(ふん)して競走する。メンバーはマグロ、コハダ、タマゴ、エビ、アナゴの計5体。参加対象は公式ファンクラブ「CLUB GIANTS KIDS MEMBER」で当日の開場から1回裏終了まで応募受け付けし、東京ドーム内ファンクラブブースで抽選によって決定する。

◆巨人山崎伊織投手(26)が開幕から連続無失点の球団記録に並んだ。5回までスコアボードに「0」を並べ、07年の高橋尚成の球団記録と並ぶ開幕から28回連続無失点に。5回裏の打席で代打を送られたため、新記録更新は次回登板に持ち越された。先発した2日の中日戦、9日のDeNA戦、16日のDeNA戦はいずれも無失点で勝ち投手。ここまで防御率0・00で3戦3勝と無双を誇る。開幕から無失点での4戦4勝を達成すれば2リーグ制後初の快挙だったが、味方の援護なく勝敗はつかなかった。山崎が5回無失点で、今季初登板の4月2日中日戦から28イニング連続無失点。開幕からの連続イニング無失点記録は1リーグ時代の39年高橋(阪急)の38回1/3、2リーグ制後は21年平良(西武)の38回があるが、巨人では07年高橋尚の28回に並ぶ最長記録となった。なお、セ・リーグ記録は63年中井(阪神)と23年村上(阪神)の31回で、次回登板でセ・リーグ記録に挑戦する。

◆中日が巨人に連敗し借金2となった。0-0と競って終盤を迎えたが8回に5番手ジュニオル・マルテ投手(30)が大城卓三捕手(32)に2戦連発となる2号2ランを浴びた。今季初の2番左翼でジェイソン・ボスラー外野手(31)を起用。8番に投手の柳裕也投手(31)を入れる攻撃的オーダーで挑んだが、得点できなかった。東京ドームでは昨年8月24日から7連敗となった。3回の打席で窮屈な形で投ゴロを放った村松開人内野手(24)が、その裏の守りから交代した。また、先発柳も5回76球、無失点で交代。5回2死から泉口に1球投げた時点でトレーナーが駆けつけていた。開幕から全20試合スタメンの遊撃手と先発の柱にアクシデントが起きた可能性もあり、井上竜にとってさらに厳しい状況となりそうだ。

◆中日村松開人内野手(24)が右脇腹を痛め戦列を離れることとなった。3回の第1打席で投ゴロを打った際に痛めた。24日に病院に行き検査を受ける。井上一樹監督(53)は「あれはかかるかな。ちょっと故障者の方に入っちゃう可能性が高いかな」と、リハビリ組へ合流する見込みを明かした。村松は試合後、ゆっくりと帰りのバスへ向かった。今季は打率1割3分8厘、0本塁打、2打点と打撃面では苦しむも、遊撃の守備では、広い守備範囲と安定した送球で多くの好守備を見せ投手陣を助けていた。正二塁手として期待している福永裕基内野手(28)に続き、正遊撃手の離脱となった。

◆中日が連敗し借金2となった。0-0の8回、5番手ジュニオル・マルテ投手(30)が大城卓に決勝2号2ランを献上した。打線は相手を上回る9安打を放ちながらも今季4度目の完封負けした。先発の柳裕也投手(31)は5回無失点の好投も5回にマウンドにトレーナーが駆けつけるなどした中での降板となった。正遊撃手の村松開人内野手(24)は3回の打席で投ゴロを放った際に右脇腹を痛め途中交代。井上一樹監督(53)は試合後、戦線を離脱することを明かした。

◆巨人・山崎伊織投手(26)が五回を終えて無失点。開幕から28イニング連続無失点とし、2007年に高橋尚成がマークした球団記録に並んだ。開幕から3戦3勝と絶好調で「絶対にゼロ(に抑える)という気持ちもあるけど、点を取られたときに試合を粘ってつくりたい」と冷静に話していた右腕。四回に3安打を浴びて1死満塁としたが、後続を打ち取り無失点。五回も2死一、三塁としたが、4番・細川を右飛に打ち取った。

◆巨人・山崎が5回を無失点に抑えて降板。開幕から28イニング連続無失点となり、巨人では2007年の高橋尚成と並ぶ球団記録となった。次回の登板で球団新記録と、1963年の阪神・中井悦雄と23年の阪神・村上頌樹の持つセ・リーグ記録(31回)の更新が視野に入る。プロ野球記録は1リーグ時代の39年の阪急・高橋敏の38回?。2リーグ制(1950年)以降の最多記録は、21年の西武・平良海馬の38回。

◆巨人・吉川尚輝内野手(30)が死球を受けた。八回無死で中日・マルテが投じた156キロの直球が背中に直撃。悶絶し立ち上がれず、亀井コーチと阿部監督が吉川のもとへ。一度ベンチへ下がったが、一走としてプレーを続行した。

◆巨人は八回に大城卓が2試合連発となる2号2ランで均衡を破った。山崎は5回無失点。救援陣も好投し、無失点リレーとした。4番手の大勢が今季初勝利。中日は打線が勝負強さを欠き、4度目の零敗。マルテが初黒星を喫した。

◆左手親指の負傷で離脱した巨人の新外国人、トレイ・キャベッジ外野手(27)=前パイレーツ=が、次戦の25日の阪神戦(甲子園)で1軍に合流することが決まった。阿部監督が「甲子園に来ると思います」と明かした。12日の広島戦で負傷し、15日に出場選手登録を抹消された左打者はこの日、実戦復帰2戦目となるイースタン・リーグ、楽天戦(森林どり泉)で二塁打を含む3打数2安打をマークし、回復をアピールした。一方、不振で2軍調整中の坂本も15日に再登録が可能となるが、指揮官は「もうちょいだね。期限は決めていないから」と2軍調整を続けさせる方針を示した。

◆巨人・大城卓三捕手(32)が2号決勝2ランを放ちチームを連勝に導いた。大城は0-0で迎えた八回、1死一塁からマルテの156キロ真っ直ぐを右中間スタンドへぶち込んだ。以下、大城のヒーローインタビュー。--ファンの声援を浴びて「とても嬉しく思っています。ありがとうございます」--八回、1死一塁の場面、どんな意識で打席に立った「(マルテは)とてもいいピッチャーですので。積極的にいこうと思ってました。積極的にいった結果、いい結果に繋がったかなと思います」--ホームランを狙っていたわけじゃない「後ろに繋ごうと思って、打席に立ちました」--完璧な当たりに見えた「打った瞬間、とてもいい手応えでした。打った瞬間、ホームランと思いました」--今チームの中で与えられた役割は「どんな場面でもしっかり自分の中で結果が残せるように、しっかり準備して毎試合臨んでいます」--2試合連続ホームラン 打撃の状態は「悪くはないと思います。これからも、もっといい場面で打てるように頑張っていきたい」--ファンに向けて「今日2連勝しましたので、阪神には3連敗を食らってますので、甲子園で返せるように頑張っていきたいなと思います」

◆巨人・阿部慎之助監督(46)は0-0の八回に決勝の2号2ランを放った大城卓三捕手(32)に「いや、もう、打った瞬間ホームランだと思ったんで嬉しかったです。やっぱりもともとバッティングは素晴らしいものを持ってるので5番に入れいてます。いい働きをしてくれている」と褒めちぎった。大城卓は22日の第1戦に続いて「5番・一塁」で先発起用され、2試合連続本塁打で期待に応えている。本職は捕手ながら一塁で出場を続ける左打者に、「やっぱり岡本が勝負してもらえるんでね。うん、いい効果になっている」と4番・岡本のうしろを任せられる打力に頼もしさを語った。

◆巨人・大城卓三捕手(32)が2号決勝2ランを放ちチームを連勝に導いた。大城は0-0で迎えた八回、1死一塁からマルテの156キロ真っ直ぐを右中間スタンドへぶち込んだ。

◆巨人・山崎伊織投手(26)が先発で5回を投げ5安打無失点と粘投し、高橋尚成が2007年にマークした開幕から28イニング連続無失点の球団記録に並んだ。「初回から球数がかかってしまった。甲斐さんに声やジェスチャーで引っ張ってもらい、何とか0点に抑えることができた」直球が走らず、記録が近づいた四回は3安打、五回は2安打を浴びた。それでも捕手の甲斐から「そういうときもある。例えば高さ、コースだけは間違えないようにする」と助言され、0-0のまま103球を投げて交代。開幕4連勝はお預けとなったものの、勝利に貢献した。次戦で1イニングを0点に抑えれば球団記録を更新する。セ・リーグ記録の31イニングも射程に捉えた右腕は「いつかは打たれる。そこでどう気持ちをもう一回入れて投げられるか」とあくまでチームの勝利を狙う。(谷川直之)

◆巨人・大城卓三捕手(32)が23日、中日5回戦(東京ドーム)に「5番・一塁」で先発し、八回に2戦連発となる決勝2号2ランを放った。ソフトバンクから新加入した甲斐拓也(32)が正捕手を務める中、出場機会が減っていた選手会長。与えられた役割を全うし、持ち味の長打力で2-0の勝利に導いた。剛速球を仕留めた快音と同時に、4万1320人が詰めかけた観客席が熱狂した。大城卓は打った瞬間、右中間への柵越えを確信。バットをほうり投げ、一塁ベンチに向かって大興奮の笑顔を向けた。「手応えもあって久しぶりにいいホームランでした。打った瞬間に『いった』と思ってベンチを見たらみんな打球を(目で)追ってて、一人で喜んでいました(笑)」0-0で迎えた八回1死一塁。マルテが投じた初球、155キロの直球をファウル。「差し込まれている感覚があった」と打席の中でタイミングを早く取るように修正すると、5球目、156キロの直球をスタンド中段にぶち込んだ。捕手としてプロの世界に入り、2023年は125試合で先発マスクをかぶるなど活躍。しかし昨季は一転、捕手での先発が34試合に対し、一塁が38試合。今季は開幕から22試合を終え、途中出場を含めて一度もマスクをかぶっていない。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
1271 0.632
(↑0.021)
-
(-)
12376
(+7)
55
(+1)
6
(-)
9
(-)
0.257
(↑0.007)
2.440
(↑0.08)
2
(-)
阪神
1181 0.579
(↑0.023)
1
(-)
12368
(+3)
58
(+2)
12
(+1)
16
(+1)
0.243
(-)
2.480
(↑0.04)
3
(-)
巨人
1291 0.571
(↑0.021)
1
(-)
12182
(+2)
66
(-)
17
(+1)
11
(+1)
0.263
(↓0.002)
2.760
(↑0.13)
4
(-)
中日
8102 0.444
(↓0.027)
3.5
(↓1)
12335
(-)
55
(+2)
6
(-)
10
(+1)
0.198
(↑0.004
2.540
(↑0.01)
5
(-)
ヤクルト
6101 0.375
(↓0.025)
4.5
(↓1)
12647
(+1)
74
(+7)
6
(-)
2
(-)
0.210
(-)
3.960
(↓0.21)
6
(-)
DeNA
6112 0.353
(↓0.022)
5
(↓1)
12466
(+2)
66
(+3)
7
(-)
7
(+1)
0.228
(↓0.003)
3.120
(↑0.03)