楽天(☆4対1★)ロッテ =リーグ戦6回戦(2025.04.20)・楽天モバイルパーク宮城=
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ロッテ
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楽天
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勝利投手:古謝 樹(2勝1敗0S)
(セーブ:則本 昂大(2勝1敗5S))
敗戦投手:西野 勇士(0勝2敗0S)

本塁打
【楽天】中島 大輔(1号・2回裏3ラン)

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◆楽天は0-0で迎えた2回裏、中島の3ランで先制に成功する。5回には浅村の内野ゴロの間に1点を加え、リードを広げた。投げては、先発・古謝が6回5安打1失点の好投で今季2勝目。敗れたロッテは先発・西野が試合をつくれず、打線も再三の好機を生かせなかった。

◆ロッテ吉井理人監督が60才の誕生日を迎えた。試合前に報道陣から還暦にちなんで真っ赤なイチゴのケーキとボールペンをプレゼントされると「ありがとうございます」と満面の笑みを浮かべた。過去2度はいずれも誕生日に0封負けを喫しているが、三度目の正直でバースデー勝利に期待がかかる。

◆楽天中島大輔外野手(23)が先制の今季初本塁打を放った。「9番中堅」で先発出場。2回2死一、三塁の好機、カウント2-1から西野が投じた直球を右翼席に運んだ。今季1号となる3ランで、先発の同期古謝へ大きな援護点をプレゼントした。中島は「次の打席も打てるように頑張ります。最後まで勝てるように頑張ります」とコメントした。

◆ロッテは吉井理人監督の60才の還暦の誕生日に、バースデー勝利はならなかった。昨年、一昨年に続き、誕生日は3年連続の黒星。吉井監督は「1点はとってくれたので。昨年までは2年連続完封負けでしたから」と話した。4位楽天に連敗し、借金3となった。先発西野勇士投手(34)は2回2死一、三塁から中島に3ランを浴びるなど、5回4失点で降板。「ホームランが全てです。あの場面でホームランだけは打たれてはいけなかった」と1球を悔いた。1点をかえし、1-3の5回には先頭の宗山の三塁打でピンチを背負う。後続を空振り三振にしたが直後の浅村の一ゴロをネフタリ・ソト内野手(36)がお手玉し、本塁へ送球できず再び3点差にされる痛い1失点だった。打線は4回に2死一、三塁から田村龍弘捕手(30)の右前適時打で1点をかえしたが、追いつくことはできなかった。さまざまな策を講じるも左投手に苦戦している。吉井監督は「選手たちに分かりやすい何か指示が出せたらなとは思ってるんですけど、そこは専門家と一緒に、バッティングコーチと一緒に考えてやっていきたい」と語った。

◆楽天が2連勝でカード勝ち越しを決めた。2回に中島大輔外野手(23)がロッテ西野から今季1号3ランを放ち先制。投げては、古謝樹投手(23)が6回5安打1失点で今季2勝目を挙げた。ともにプロ2年目の2人が活躍した。

◆2年目の若ワシコンビがチームを2連勝に導いた。楽天先発の古謝樹投手(23)は初回から走者を許すも直球主体の力強い投球で要所を締めた。援護となる先制点をもたらしたのは同学年の中島大輔外野手(23)だった。2回2死一、三塁、カウント2-1からロッテ西野の高め直球を捉えて右翼席へ運んだ。6回5安打1失点で2勝目を挙げた古謝は「先制点をもらえることは、投手としてとてもうれしいこと。気持ちが楽になりました」と、ダイヤモンドを1周してベンチに戻った中島のヘルメットを「ありがとう」と触れた。先発左腕はその後も「すれ違うごとに、ありがとうって声をかけてました」と感謝の気持ちが止まらなかったという。同期入団の2人が、初めてそろってお立ち台に上がり、大歓声を浴びた。「ずっと1年目の時から、ファームで1軍の試合を見ながら『2人でお立ち台に立てたらいいね』って言ってた時期もあったので。まだまだ通過点ですけど達成できてすごくうれしい」と古謝が言えば、中島も「めちゃくちゃうれしい。去年、古謝がお立ち台に立った日、自分が迷惑かけた日があって、今日は助け合いができて良かった」と互いに喜びをかみしめた。これからもともに高め合って、同じ景色を繰り返し眺めていく。【高橋香奈】

◆楽天が先手を奪って押し切り、2カード連続の3連戦勝ち越し。二回に中島が右越えに3点本塁打を放って先制。五回は宗山の三塁打を足掛かりに加点した。古謝は6回を1失点の好投で2勝目。ロッテは序盤の好機を生かせなかった。

◆楽天・中島大輔外野手(23)が先制&決勝弾となる今季1号3ランを放って、勝利に貢献した。「僕だけ全然打っていなくて、少しほっとした気持ちもあるし、うれしかった」。二回2死一、三塁。西野の4球目、144キロの高めの直球を強振。観衆2万4830人の前で打球が右翼席に飛び込んでも、スピードを緩めずにホームを踏んだ。試合前まで打率・077で「9番・中堅」でスタメン出場。「センターが辰己さんではなく僕。少し不安というか、いろいろな意見もあり...、ビビっていた」と自虐。始球式は会いたかったというアイドルグループ、乃木坂46の久保史緒里が務めたが「かわいいなと思ったけど正直、試合前でそれどころではなかった」と笑いを誘った。青学大から2024年にドラフト6位で入団した左打者。同じく2年目で6回1失点で2勝目を挙げた古謝とお立ち台に上がった。昨年7月31日の本拠地でのソフトバンク戦。打球を後ろにそらして失点につながった拙守を、左腕の力投に救われたという。「古謝が勝ってお立ち台に立ったからよかったが、僕が後ろにそらして迷惑をかけた。助け合いができてよかった」と胸を張った。三木監督は「非常に大きな一打」とたたえ「もっと上を目指せる」と期待。中島は「次からも打ち続けないとレギュラーは取れない」と浮かれるそぶりはなかった。(広岡浩二)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
1271 0.632
(↓0.035)
-
(-)
12376
(-)
58
(+2)
16
(-)
9
(-)
0.292
(↓0.006)
2.540
(↑0.08)
2
(-)
日本ハム
1180 0.579
(↑0.023)
1
(↑1)
12471
(+2)
60
(-)
18
(-)
4
(+1)
0.232
(-)
2.750
(↑0.15)
3
(-)
西武
990 0.500
(↓0.029)
2.5
(-)
12547
(+1)
50
(+3)
5
(-)
15
(+1)
0.239
(↓0.007)
2.550
(↓0.03)
4
(-)
楽天
9100 0.474
(↑0.03)
3
(↑1)
12447
(+4)
65
(+1)
7
(+1)
16
(-)
0.243
(↑0.003
3.220
(↑0.12)
5
(-)
ロッテ
7100 0.412
(↓0.026)
4
(-)
12650
(+1)
58
(+4)
11
(-)
6
(-)
0.210
(↓0.001)
2.840
(↓0.09)
6
(-)
ソフトバンク
7111 0.389
(↑0.036)
4.5
(↑1)
12469
(+3)
69
(+1)
12
(-)
16
(-)
0.242
(↑0.005)
3.260
(↑0.12)