オリックス(☆2対1★)日本ハム =リーグ戦4回戦(2025.04.18)・京セラドーム大阪=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
日本ハム
1000000001600
ORIX
000001001X2901
勝利投手:九里 亜蓮(3勝0敗0S)
敗戦投手:田中 正義(0勝1敗2S)

本塁打
【オリックス】太田 椋(2号・6回裏ソロ)

  DAZN
チケットぴあ ORIX戦チケット予約 日本ハム戦チケット予約
◆オリックスがサヨナラ勝利。オリックスは1点を追う6回裏、太田のソロで同点とする。そのまま迎えた9回には、若月の適時二塁打が飛び出し、試合を決めた。投げては、先発・九里が9回1失点の完投で今季3勝目。敗れた日本ハムは、打線が2回以降3安打と振るわなかった。

◆この日から1軍に昇格した水谷瞬外野手(24)が「2番・中堅」でスタメン出場する。開幕前の3月22日の練習中に左脇腹の違和感を訴え離脱。シーズン開幕は棒に振ったが、ここからチームに貢献する。新庄剛志監督(53)は試合前「まだ(1軍に)上げる気なかったんですよ。ホームラン1本も出てないから、ホームラン1本打てと、(負傷箇所が)脇腹だから。ホームラン打てって言っといて、狙って力入れても痛みが出なかったら合格かなと。というところでの矢沢君がけがしてしまったでしょ。で、早まったんですけど。こういうので、不運でしたけど、僕の中では"水谷君を呼んどきなさいよ"というメッセージかなと。何か持ってきてくれる気がするんですよ」と期待した。

◆オリックスのスタメンが発表された。西川龍馬外野手(30)が今季初めて1番で出場。「3番三塁」には西野真弘内野手(34)が入った。杉本裕太郎外野手(34)は2試合連続でベンチスタートとなった。先発は九里亜蓮投手(33)。前回12日の楽天戦(楽天モバイルパーク)で114球を投じてから中5日。自身、先発3連勝を目指す。

◆ドラフト5位の"リアル殿馬"こと山県秀内野手(22=早大)が、プロ初安打を放った。「8番二塁」で初スタメン。2回1死で迎えたプロ初打席で、カウント1-2からオリックス先発九里の外角低めのチェンジアップに手を出した。バットの先とあり力ない打球ではあったが、一塁まで爆走。1度セーフの判定が出た後、オリックスからリクエスト要求が出たが、判定は覆らずに遊撃内野安打となった。15日ロッテ戦で球団の今季新人で最初に1軍デビュー。初安打も1号となり「2ストライクと追い込まれていましたが、何とかしたいと思って食らいついていきました。いつもよりアドレナリンが出て、足が速くなりました」と、小粋なコメントを残した。

◆日本ハムは今季初のサヨナラ負けで、対オリックス4連敗となった。初回1死一、二塁、4番野村佑希内野手(24)がオリックス先発九里から7カード連続打点となる先制の左前打。先発北山も、6回の太田に浴びたソロの1失点で粘ったが、9回1死一、二塁、守護神の田中正義投手(30)がオリックス若月にサヨナラ打を浴びた。オリックス戦はエスコンフィールドでの4~6日の対戦で3連敗を喫しており、リベンジは19日以降にお預けとなった。

◆日本ハムが初のサヨナラ負けで対オリックス4連敗となった。同点の9回1死一、二塁で守護神田中がサヨナラ打を浴びた。先発北山は6回1/3、113球を投げ太田に許したソロの1失点のみ。新庄監督は「(北山は)よく投げました。今日は終わったんでね。明日また行きたいと思います」。プロ初打席初安打の山県については「ナイスバッティング。2本打つとは」と驚いていた。

◆オリックスが今季2度目のサヨナラ勝ちで2位日本ハムとのゲーム差を3に広げた。今季初戦の劇的勝利と同じく、若月健矢捕手(29)は今季2度目のウオーターシャワーを全身に浴びた。1-1の9回裏、中川の左翼線への二塁打と紅林が申告敬遠で1死一、二塁。8番若月が日本ハム田中の初球、直球を振り抜くと、前進守備の中堅手の頭上を越えた。「ヒットがこの2、3試合出なかった。2連敗していましたし、カードの頭で、3連敗は絶対したくなかったので、結果的に決められて良かった」とうなずいた。6回に太田の2号ソロで試合を振り出しに戻し、3月28日の開幕楽天戦(京セラドーム大阪)以来、今季2度目のサヨナラ勝ち。同戦でも太田が2ランを放ち、若月のサヨナラで決着していた。若月は7回の第3打席、1死三塁で2番手河野の6球目が右足ふくらはぎ付近に直撃。治療のため一時ベンチへ下がりながらも、出場を続けた。チームは2連敗中で、打線も7回1死一、三塁で代打杉本が遊ゴロ併殺。8回も2死三塁で無得点とあと1本が出ない中、先発九里を移籍後初完投に導いた選手会長が最後に決めた。【村松万里子】

◆オリックスの九里亜蓮(33)が移籍後初完投で、自身3連勝とした。前回、8回114球を投じた12日楽天戦(楽天モバイルパーク)から、異例の中5日での登板。初回、野村に左前適時打で許した1失点のみ。3回から7回まで3者凡退に抑えた。9回1死一塁からレイエスを遊ゴロ併殺に仕留め、ほえた。鉄腕は「いけと言われれば全然いける体ではあります」と余力を強調。岸田監督は気迫の投球に「本当に頼もしいと思いますよ。バケモンですね」とたたえた。

◆最高の結末すべてを超えていった若月健矢がサヨナラ打?プロ野球(2025/4/18)??オリックス×日本ハム??Live on DAZN#オレをみろ#Bs2025 pic.twitter.com/QxXw7Zz8Mx

◆ピアノが得意な"リアル殿馬"が、ギリギリのプロ初安打を放った。日本ハムのドラフト5位、山県秀内野手(22)が、オリックス戦で初スタメン出場し、2回1死のプロ初打席で遊撃内野安打を放った。相手は百戦錬磨のオリックス九里。カウント1-2から外角低めのチェンジアップに思わず手が出た。バットの先に当たり力のない打球だったが、一塁まで爆走すると、山県の細胞がリミッターを解放した。「いつもよりアドレナリンが出て、足が速くなりました」。遊撃紅林のワンバウンド送球との競争は、一瞬だけ早く一塁を駆け抜けた。セーフの判定後、オリックスからリクエストの要求。「どっちかわからなかったので、本当にセーフになってくれと、ずっと願ってました」。思いは通じ、判定覆らずに安打成立。記念球を自ら回収した新庄監督が「何年後かに"リクエストでの初安打"って、トークできると思う」と話す、ドキドキの記念打だった。8回にも左前打を放ち、複数安打をマーク。試合後は、新人全員で書いた鎌ケ谷のマスコット「カビー」がプリントされたTシャツを着込み「ルーキーみんなで描いたやつを集めたのをいただいたので」。ともにプロの荒波に踏み出した同期を代表し、まずは足跡を残した。「自信につながる。これからもっと多くのヒットを打てるように」。本家殿馬に負けじと小粋な安打を量産していく。【永野高輔】

◆足でもぎ取った山縣秀 (ヤマガタ シュウ)プロ初安打はショートへの内野安打※岸田監督リクエストも判定はそのまま?プロ野球(2025/4/18)??オリックス×日本ハム??Live on DAZN#オレをみろ#lovefighters pic.twitter.com/5r2tDeNLlE

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】オリックス劇的サヨナラ勝ち。9回同点から若月健矢が中越えサヨナラ二塁打。完投勝利の九里亜蓮も笑顔で、ナインが歓喜の輪を作りました!

◆オリックスのアンダーソン・エスピノーザ投手(27)が18日、オリックスの選手会による企画「あなたの夢叶えます presented by Bs選手会」に登場した。「エスピノーザに日本文化を体験してほしい」というオリックスファンの松尾未知留(みちる)さん(20)の夢が実現し、2人で書道を体験した。エスピノーザが首元にタトゥーで入れている好きな日本語の「感謝」の二文字を毛筆で挑戦。お手本を見ながら一筆ずつ丁寧に書き上げ、カタカナで「エスピ」の署名も付け加えた。夢のような時間を過ごした松尾さんは「日本の文化を体験してもらえてめちゃくちゃうれしい。(エスピノーザ投手の書いた字が)とても上手。100点満点です!」と感動しきりだった。この日のために練習を重ねていたというエスピノーザは「とても難しかった」と笑顔。それでも自己採点は「10点満点で10点! 次回に向けてすごく自信がついたよ」と上機嫌だった。「感謝」の言葉を選んだ理由については「(アメリカ時代に)肘のけがで野球ができなかった期間があるので、その時はすごい難しい、苦しかった時期だった。こうやって今、元気で野球ができる状況に感謝しているので」と語った。

◆オリックス・椋木蓮投手(25)が先発する19日の5回戦に向けてキャッチボールなどで調整した。今季初登板初先発となった8日のソフトバンク戦(京セラ)では5回6安打3失点(自責1)で敗戦投手に。中10日でリベンジのマウンドに上がる右腕は「投げるのが当たり前じゃないんだなと思って、しっかり1イニング1イニング死ぬ気で投げたい」と強い覚悟をにじませた。前回登板では気づかぬうちに腕が横振りになってしまったといい、「(横振りでは)やっぱり手投げになってしまって、スピードも落ちて変化も曲がらない。しっかり縦振りというのを意識して、そのイメージは忘れずにやっていきたい」とテーマを掲げた。先発して白星を挙げれば、1年目の2022年7月20日の日本ハム戦(京セラ)以来。「(勝ちたいというより)1年間投げたいという気持ちの方が今は大きいので、その中で勝てたらいい」と力を込めた。

◆オリックス・太田椋内野手(24)が2号同点ソロを放って試合を振り出しに戻した。「(回の)先頭だったので、どうにかして塁に出ようと思ってコンパクトにスイングしました。なんとかスタンドまで届いてくれてよかったです!」六回に先頭で打席に立ち、先発・北山の6球目、外角直球に反応し、右翼に運んだ。打球がフェンス最上部に当たったようにも見えたため、日本ハムベンチがリプレー検証を要求したが、判定は覆らなかった。太田は試合前時点でリーグトップの打率・382。絶好調の男が開幕戦以来となる一発で反撃ののろしを上げた。

◆オリックスは若月の決勝打で今季2度目のサヨナラ勝利。連敗を2で止めた。0-1の六回に太田が同点の2号ソロ。七、八回にはそれぞれ勝ち越しのチャンスを作ったが、無得点に終わった。九回は1死から中川が左翼線二塁打で出塁し、紅林が申告敬遠で一、二塁。ここで若月が守護神の田中から中越えの当たりで試合を決めた。 先発の九里は一回に先制点を献上したが、二回以降は立て直して17者連続アウトを奪うなど好投。9回6安打1失点で今季初完投で3勝目を挙げた。

◆オリックスの若月が開幕の楽天戦に続く、今季2度目のサヨナラ打を放った。1―1の九回は1死から中川が二塁打で好機をつくり、紅林の申告敬遠で一、二塁。初球を振り抜くと、前進守備の中堅手の頭上を越えた。「僕も安打が出ていなくて、(チームも)2連敗していたので、結果的に決められて良かった」と素直に喜んだ。前の打席は右脚への死球で治療に入る場面もあったが「大丈夫だった」と問題はなかった様子。捕手として完投の九里をリードし「八、九回を抑えて流れがきたと思う」とたたえた。

◆オリックス・九里は9回1失点でチーム初完投をマークし3勝目だ。「最少失点で粘り強く、イニングごとに健矢(若月)とも話しながら、工夫しながら投げられた」。一回こそ失点したが二回以降は17者連続アウトを記録。今季初の中5日での登板だったが、タフネス右腕の熱投に岸田監督は「本当に頼もしい。バケモンですね」とベタ褒めした。

◆頼れる選手会長が決めた! オリックスは日本ハムに2-1でサヨナラ勝ちし、連敗を「2」でストップ。九回1死一、二塁で若月健矢捕手(29)が中越え二塁打を放ち、劇的に勝負を決めた。捕手としても先発の九里亜蓮投手(33)を1失点完投で3勝目に導き、2位日本ハムとは3ゲーム差。3月28日の楽天との開幕戦(京セラ)でもサヨナラ打を放った扇の要が、このまま独走の原動力となる。昨年11月のオフだった。若月が舞洲の球団施設で一人、黙々とバットを振っていた。鋭い打球が次々と防球ネットに突き刺さり、練習を手伝っていた打撃投手からも「めっちゃええやん」という声が飛ぶ。スマートフォンで打撃フォームを撮影しては確認する作業を繰り返し、白い息を吐きながら汗をぬぐう姿には、挽回を期す男の覚悟が感じられた。昨季は96試合の出場で打率・201と低迷。シーズン途中からバットを寝かせて構える打撃フォームに挑戦し、それをオフシーズンで体にしみこませていた。当時は「なぜかわからないけど、この(秋冬の)時期が一番、打撃の調子が良いんだよなぁ」と自嘲気味に笑っていたが、今季はその言葉を撤回するようなバットでの活躍ぶりだ。勝負強い打撃の裏には真摯(しんし)に野球と向き合い続け、練習で流した大粒の汗がある。

◆頼れる選手会長が決めた! オリックスは日本ハムに2-1でサヨナラ勝ちし、連敗を「2」でストップ。九回1死一、二塁で若月健矢捕手(29)が中越え二塁打を放ち、劇的に勝負を決めた。捕手としても先発の九里亜蓮投手(33)を1失点完投で3勝目に導き、2位日本ハムとは3ゲーム差。3月28日の楽天との開幕戦(京セラ)でもサヨナラ打を放った扇の要が、このまま独走の原動力となる。重圧にも、痛みにも耐え、力を振り絞ってスイングした。白球は前進守備の中堅手の頭上を越えていく。選手会長の若月が、緊迫した接戦に終止符を打った。熱投の九里に、いつも熱い声援をくれるファンに報いる今季2度目のサヨナラ勝利だ。「カードの頭で3連敗は絶対したくなかったので、決められてよかった」1―1の九回1死一、二塁の好機で守護神・田中の初球の直球に反応した。「上がり過ぎてどうかなと思った」という打球は中堅奥で大きくはずみ、劇勝だ。ナインからウオーターシャワーを浴びせられ、二塁付近ではバッテリーを組んだ九里と熱く抱擁した。中5日で九回まで投げ切った九里に白星をつける一打となり「九回まで投げてくれて、勝ちをつけられて(良かった)」と安堵(あんど)。若月自身も七回に右ふくらはぎに死球を受けるアクシデントにも見舞われたが、治療後にプレーを続行する気迫を見せ、岸田監督も「執念を見られたようなゲームだった」とたたえた。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
1251 0.706
(↑0.018)
-
(-)
12572
(+2)
49
(+1)
15
(+1)
9
(-)
0.297
(-)
2.390
(↑0.07)
2
(-)
日本ハム
980 0.529
(↓0.034)
3
(↓1)
12662
(+1)
56
(+2)
16
(-)
2
(-)
0.230
(↓0.002)
2.840
(↑0.04)
3
(-)
西武
880 0.500
(↑0.033)
3.5
(-)
12745
(+2)
47
(+1)
5
(-)
14
(-)
0.250
(↑0.002)
2.680
(↑0.11)
4
(1↑)
ロッテ
780 0.467
(↑0.038)
4
(-)
12848
(+4)
52
(+1)
11
(+2)
5
(-)
0.211
(-)
2.780
(↑0.13)
5
(1↓)
楽天
7100 0.412
(↓0.026)
5
(↓1)
12641
(+1)
63
(+4)
6
(+1)
16
(-)
0.239
(↓0.005)
3.480
(↑0.03)
6
(-)
ソフトバンク
6101 0.375
(↓0.025)
5.5
(↓1)
12666
(+1)
67
(+2)
12
(-)
16
(+3)
0.242
(↓0.011)
3.500
(↑0.12)