ソフトバンク(★3対4☆)楽天 =リーグ戦3回戦(2025.04.17)・みずほPayPayドーム福岡=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
楽天
00000001341011
ソフトバンク
0000030003901
勝利投手:松井 友飛(1勝1敗0S)
(セーブ:則本 昂大(2勝1敗3S))
敗戦投手:オスナ(1勝1敗1S)

本塁打
【楽天】村林 一輝(1号・9回表2ラン)
【ソフトバンク】中村 晃(1号・6回裏3ラン)

  DAZN
チケットぴあ ソフトバンク戦チケット予約 楽天戦チケット予約
◆楽天は3点を追う8回表、鈴木大の適時二塁打で1点を返す。続く9回には代打・村林の2ランと浅村の適時三塁打が飛び出し、逆転に成功した。投げては、4番手・松井が今季初勝利。敗れたソフトバンクは、先発・前田純が好投を見せるも、救援陣がリードを守れなかった。

◆ソフトバンク栗原陵矢内野手(28)が1軍に合流した。そのまま出場選手登録され「しっかりとチームの勝ちに貢献できるようにという気持ちです」と意気込んだ。栗原は3月11日の巨人とのオープン戦で右脇腹を痛めて開幕不在。懸命なリハビリを経て今月12日の2軍オリックス戦で実戦復帰した。「何か変わった姿を。パワーアップを自分に課しながらやりました」。患部については「大丈夫です」と改めて万全を強調した。復帰後は4試合で打率4割5分5厘、2本塁打、5打点。前日16日の3軍戦では特大2ランを放ち、小久保監督は「栗原が戻ってくる」と明言していた。昨季87打点を挙げたポイントゲッター。楽天との本拠地3連戦はカード負け越しが決まっており、2試合の総得点は3。打線の起爆剤として元気印が戻ってきた。自身の"開幕戦"に向けて「勝ちに貢献できるようにという思いです」と繰り返した。

◆楽天小郷裕哉外野手(28)が17日、出場選手登録を抹消された。昨季、12球団唯一の全試合フルイニング出場を果たした小郷だが、今季は13試合で打率1割7分4厘、0本塁打、2打点、1盗塁と本領を発揮できずにいた。この日の試合前に取材に応じた三木肇監督(47)は「結果が出てないし、ファームでもう1回ちょっと見つめなおして、打撃だけじゃなくて、すべてにおいて状態を上げてもらえるように(2軍の)渡辺監督にもちょっとお願いして。状態が上がってまた戻ってくれることを期待してますけど、しっかりやってほしいと思います」と話した。また、小森航大郎内野手(21)が昇格し、「9番右翼」でスタメン出場する。三木監督は「彼のいいところは本当に思い切ってプレーする、スピードを生かしてやるというところ。失敗を恐れずに出た時に若さを出しながら思い切ってやってくれたらいいと思います」と期待を込めた。

◆ソフトバンク周東佑京内野手(28)が開幕16試合連続安打を放った。「1番中堅」でスタメン出場し、1回の第1打席で左前打。即座に二盗も決めた。球団記録は11年本多内野守備走塁兼作戦コーチの19試合。パ・リーグ記録は54年阪急レインズの20試合、日本記録は97年阪神和田の24試合となっている。

◆1軍昇格即先発の楽天小森航大郎内野手(21)が、地元福岡でプロ初安打をマークした。ソフトバンク戦に「9番右翼」で先発。0-0の5回1死一塁、カウント1-2から前田純の直球を中前に運んだ。「昨日、いろいろな人に活を入れてもらったのが力になりました。まだまだこれからたくさん打ちます」。先制点にはつながらなかったが、首脳陣にアピールした。ヤクルトにFA移籍した茂木の人的補償として今年1月に楽天に入団した。昨季のイースタン・リーグで盗塁王に輝いた俊足が武器。ヤクルトでは1軍4試合、通算5打席で安打がなかったが、楽天加入後2打席目でHランプをともした。不振で出場選手登録を抹消された小郷と入れ替わる形で昇格を果たした。三木監督は小森の持ち味として「スピード」と「力強いバッティング」を挙げ、「まだまだファームで取り組んでる課題がたくさんあるんだけど、思い切ってプレーする、スピードを生かしてやるってところ。失敗を恐れずね。若さを発揮しながら思い切ってやってくれたらいい」と期待を込める。本職は内野だが、出場機会を増やすために今季から外野守備にも挑戦している。4年目のホープが、地元福岡で新たな1歩を踏み出した。【山田愛斗】

◆右脇腹痛から復帰したソフトバンク栗原陵矢内野手(28)が今季初安打をマークした。「3番三塁」でスタメン出場し、6回無死一塁の第3打席で中前打を放った。栗原は3月11日の巨人とのオープン戦で患部を痛め、開幕から約半月遅れて戦列に加わった。試合前は「しっかりとチームの勝ちに貢献できるようにという気持ちです」と意気込んでいた。栗原のチャンスメークから2死一、二塁で中村晃外野手(35)が今季1号3ラン。打撃職人の2年ぶりアーチでソフトバンクが先制した。

◆楽天岸孝之投手(40)が、1年7カ月ぶりの敵地福岡で1発に泣いた。0-0の6回に暗転した。四球と安打で無死一、二塁とされたが、4番山川を空振り三振、続く正木を中飛に封じて2死。しかし、6番中村に140キロ直球を捉えられて、先制3ランを被弾し、2番手加治屋にマウンドを譲った。敵地ソフトバンク戦は勝利投手となった23年9月8日以来の登板。6回途中5安打3失点と粘投したが、今季2勝目はならなかった。この日は8三振をマークし、奪三振の通算記録で杉内俊哉を抜く歴代14位の2157とした。

◆楽天村林一輝内野手(27)が、代打で起死回生の同点弾を放った。2点を追う9回無死二塁、小森の代打で登場。カウント2-1からソフトバンク守護神オスナのスライダーを、左翼ホームランテラス席に運ぶ1号2ランを決めた。

◆楽天が驚異の粘り腰で今季初の同一カード3連勝を決めた。2点を追う9回無死二塁。代打村林がソフトバンク守護神オスナの4球目、スライダーを捉えた。「ロースコアの中、何とかしたい」と左翼ホームランテラス席に起死回生の1号同点2ラン。代打アーチはキャリア初の快挙だ。なおも1死一塁で3番浅村が中越え適時三塁打で勝ち越した。「いい感じでつないでいきたいなとは思ってた。ほんと勢いの流れのまま打たせてもらった感じ」とうなずいた。15日ソフトバンク戦に続く決勝打を放ち、通算2000安打まで残り19安打とした。先発岸は6回途中5安打3失点と粘投。リリーフ陣もピンチを招きながら踏ん張った。敵地福岡での3連勝は19年5月31日からの3連戦以来6シーズンぶりだ。一時は6連敗で最下位に沈んだが、この勝利で4位に浮上した。

◆ソフトバンクが単独最下位に転落した。本拠地で楽天に同一カード3連敗。みずほペイペイドームでは1勝8敗。試合前は3位タイだったが一気に降下した。0-0の2死一、二塁で中村晃外野手(35)が今季1号3ラン。打撃職人の2年ぶりアーチで先制したが、8回に松本裕が鈴木大に適時打を献上。1-2で迎えた9回に守護神オスナが村林に同点2ラン、さらに浅村に中越えの勝ち越し適時三塁打を許した。ソフトバンクは今カード前まで引き分けを挟んで5連勝。勝率5割に到達しながら再び3連敗で借金「3」に逆戻りとなった。

◆土壇場での存在感白球が描く輝く軌跡村林一輝 同点2ランホームラン?プロ野球 (2025/4/17)??ソフトバンク×楽天??live on DAZN#オレをみろ#RakutenEagles pic.twitter.com/fbdFV0n32P

◆楽天がソフトバンクに同一カード3連勝を飾った。1-3で迎えた9回、無死二塁で代打の村林一輝内野手(27)が同点2ラン。ソフトバンク・オスナから左越えに放り込んだ。さらに1死一塁とし、浅村栄斗内野手(34)が勝ち越しの適時三塁打を放った。

◆ソフトバンク中村晃外野手(35)の2年ぶりの1発も勝利に届かなかった。0-0で迎えた6回2死一、二塁。楽天先発岸の直球を右翼席に運んだ。先制の1号3ランだ。「カウント有利にもっていくことができ、思い切っていくことができた結果です。(先発の)前田純が頑張っている中で何とか先制点を挙げることができてよかった」。23年9月30日の日本ハム戦(ペイペイドーム)以来のアーチに、珍しくベテランも笑顔でダイヤモンドを周回した。今季は春季キャンプ中に小久保監督と「代打専業」を確認した。近藤の故障離脱もあって本業の一塁も含め、先発出場もある役割に変更された。この日は「6番一塁」で先発出場。1号弾を含め猛打賞の活躍だったが、チームは屈辱の逆転負けで今季3度目の3連敗。悔しさをかみしめ球場を後にした。

◆ウソでしょ...。ソフトバンクが最大3点リードを守れず、今季2度目の同一カード3連敗。3位タイから一気に単独最下位へ転落した。3-1の9回に守護神ロベルト・オスナ投手(30)がまさかの3失点。プロ18年目の中村晃外野手(35)が6回に先制の1号3ランを放ったが、ベテランの1発は空砲に終わった。本拠地では1勝8敗の惨事。借金は「3」に膨らんだ。6回にみずほペイペイドームに響き渡った歓喜。9回は一転、悲鳴に変わった。守護神オスナが2点リードを守れず、勝ち越された。最終回の攻撃では2死一、三塁で4番山川が二飛。スタンドのタカ党は、がっくりとうなだれた。ベテラン中村が先制3ラン。6回の一振りでイケイケムードになったが、8回に3番手の松本裕が1失点。1-3でオスナにバトンを渡し、代打村林に同点2ラン、浅村に決勝の中越え適時三塁打を浴びた。試合前の3位タイから一気に単独最下位に転落した。今季2度目の同一カード3連敗はいずれも本拠地。みずほペイペイドームでは1勝8敗という惨事だ。勝率5割から借金3へ。小久保監督は「自慢の中継ぎ陣でやられている。そこはね...」と淡々と振り返った。昨秋に指揮官はオスナ、ヘルナンデス、尾形、杉山、松本裕、藤井の6人を「1イニングを任せる投手」として計算していた。勝ちパターン投手を6人も作る盤石な布陣を取ったが、シーズン序盤は6人衆が乱調気味だ。左腕ヘルナンデスは不振で16日に登録抹消。尾形は防御率8・31、この試合で今季1敗目を喫したオスナは同7・88という惨状がつらい。指揮官は「今はヘルもいない」と頭を抱える。中継ぎ陣の早期復調が待たれる。今カード前は引き分けを挟んで5連勝を飾ったが、本拠地に戻って再度下降。4日に単独最下位→11日に3位タイ浮上→17日に単独最下位とジェットコースターのような順位をたどっている。18日はベルーナドームへの移動ゲーム。相手先発は西武のエース今井だ。リーグ連覇を目指すソフトバンクが、苦しい。【只松憲】▽ソフトバンク前田純(6回無失点の好投も勝敗つかず)「序盤から自分らしいボールを投げる事ができたし、マウンドの上で不安なくバッターと対戦することができた。ランナーを出してからも落ち着いて投げられたし、それが良い結果につながって良かった」

◆ソフトバンクの栗原陵矢内野手(28)が1軍復帰即マルチ安打を放った。右脇腹痛から再起し「3番三塁」で今季初出場。6回の第3打席で中前打を放ち、中村の先制3ランにつなげた。「しっかりとチームの勝ちに貢献できるようにという気持ち」と意気込むタカの元気印。勝利には結びつかなかったが、1点を追う9回も左前打で奮闘した。

◆ソフトバンクの守護神、ロベルト・オスナ投手(30)が悩める胸中を明かした。2点リードの9回に登板し、村林に同点2ラン、浅村に勝ち越し三塁打を献上。今季初黒星を喫し、試合後に語った。「自分としても体調は悪くない。コーチの方も『体調はどうだ?』と聞いてくれる。でも痛いところも気になるところもない。真っすぐもある程度、球が走っていると思う。こうなったことが今まで人生でないので、ちょっとどうなのかなっていうところもあります」元メジャーのセーブ王。移籍1年目の23年こそ49試合で26セーブ、防御率0・92の活躍だったが、24年は防御率3・76、今季も7試合で7・88と苦しい数字が続く。オスナは「一番フラストレーションがたまるのは、9回まで頑張ってくれた野手、先発、中継ぎの方がゲームを作ってくれたのに9回をしっかり締められない、結果が出ていないということが一番フラストレーションがたまる」と語った。絶対的なクローザーの姿を取り戻すため、自問自答を繰り返す。

◆まさに起死回生の一撃だ。楽天村林一輝内野手(27)が17日ソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)の9回、代打で1号同点2ランを放ち、今季初の同一カード3連勝に導いた。2点を追う無死二塁。カウント2-1からソフトバンク守護神オスナのスライダーを振り抜いた。「何とか後ろにつなごうという気持ちで入った結果、いい結果につながりました」。左翼ホームランテラス席に自身初の代打弾を叩き込んだ。みずほペイペイドームは縁ある球場だ。21年5月4日ソフトバンク戦で逆方向にプロ初アーチ。特別いいイメージはないというが「自主トレも(ソフトバンク)今宮さんにすごいお世話になっていますし、チーム健太の皆さんがいつも助けてくれるので、その思い入れはありますね。敵チームの中で」と力を込めた。昨季は遊撃のレギュラーとして自己最多の139試合に出場。しかし、今季はドラフト1位宗山の加入もあり、全16試合のうち出場は11試合。三木監督は「村林、今年はいろんな思いでやってると思うんだよね。彼とは6年一緒にやってきて、ほんとにいい仕事をしたというか、ナイスバッティングだったと思います」。チームは3連勝で4位浮上。村林が窮地で輝きを放った。【山田愛斗】

◆1軍昇格即スタメンの楽天小森航大郎内野手(21)が、地元福岡でプロ初安打を放った。「9番右翼」で出場。0-0の5回1死一塁、カウント1-2から中前に運んだ。「正直、もう打てないまま終わってしまうんじゃないかと思う日もあった。本当に1本目が出て安心というか、素直にうれしい気持ちです」。今オフ、ヤクルトにFA移籍した茂木の人的補償で入団。一番の武器は俊足だが、バットでも首脳陣にアピールした。

◆楽天が驚異の粘り腰で今季初の同一カード3連勝を決めた。2点を追う9回無死二塁。代打村林一輝内野手がソフトバンク守護神オスナのスライダーを捉えた。「ロースコアの中、何とかしたい」と左翼ホームランテラス席に起死回生の1号同点2ラン。代打アーチはキャリア初の快挙だ。主砲も続いた。なおも1死一塁で3番浅村がフェンス直撃の中越え適時三塁打で勝ち越した。「いい感じでつないでいきたいと思ってた。ほんと勢いの流れのまま打たせてもらった」。15日に続く決勝打で通算2000安打まで残り19本とした。先週は本拠地6連敗を喫したが、敵地福岡で19年以来6シーズンぶりに3連勝を飾った。「先週がほんとに1つも勝てないままこっちに来て、ここで3連勝するってなかなかできなかったことなんで、ほんとにいい流れで仙台に帰れる」と浅村。4位に浮上した楽天が息を吹き返した。

◆楽天が逆転勝ちで今季初の3連勝を飾り、最下位を脱出した。1―3の九回に代打村林の1号2ランで追い付き、浅村の適時三塁打で勝ち越した。4番手の松井が1勝目。ソフトバンクは前田純が好投したが、抑えのオスナが誤算。

◆右脇腹などを痛めて離脱していたソフトバンクの栗原が「3番・三塁」で今季初出場した。「緊張はしたが、(第1打席の)初球からしっかり振れたのが良かった」と2安打を放って存在感を示したものの、勝利には結びつかなかった。ただ、昨季に打率2割7分3厘、20本塁打、87打点をマークした打棒は健在。六回の第3打席で初安打を放ち、3―4の九回は2死一塁から中前打で好機を広げた。軽快な動きで守備機会も無難にこなし、本拠地のファンの前で元気な姿を見せた。

◆楽天の小森がプロ初安打をマークした。不調で2軍落ちした主力の小郷に代わってこの日昇格し「9番・右翼」で出場。五回に痛烈な中前打を放った福岡県出身の若武者は「両親が来ていたので、そこで出て良かった」と笑顔を浮かべた。山口・宇部工高から2022年にドラフト4位でヤクルト入団。イースタン・リーグで昨季盗塁王を獲得した俊足が武器で、オフにフリーエージェント移籍した茂木の人的補償で楽天に移った。1軍初出場した昨季は5打数無安打。「打てないまま(現役が)終わってしまうと思う日も正直あった。これからたくさん打ちます」と意気込んだ。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
1151 0.688
(↓0.045)
-
(-)
12670
(+2)
48
(+3)
14
(+1)
9
(+1)
0.297
(↑0.001)
2.460
(↓0.03)
2
(-)
日本ハム
970 0.563
(-)
2
(↑0.5)
12761
(-)
54
(-)
16
(-)
2
(-)
0.232
(-)
2.880
(-)
3
(-)
西武
780 0.467
(↑0.038)
3.5
(↑1)
12843
(+3)
46
(+2)
5
(-)
14
(+1)
0.248
(↑0.008)
2.790
(↑0.05)
4
(2↑)
楽天
790 0.438
(↑0.038)
4
(↑1)
12740
(+4)
59
(+3)
5
(+1)
16
(-)
0.244
(↑0.003
3.510
(↑0.03)
5
(2↓)
ロッテ
680 0.429
(-)
4
(↑0.5)
12944
(-)
51
(-)
9
(-)
5
(-)
0.211
(-)
2.910
(-)
6
(3↓)
ソフトバンク
691 0.400
(↓0.029)
4.5
(-)
12765
(+3)
65
(+4)
12
(+1)
13
(+1)
0.253
(↓0.001)
3.620
(↓0.02)