ソフトバンク(★2対6☆)楽天 =リーグ戦2回戦(2025.04.16)・みずほPayPayドーム福岡=
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楽天
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ソフトバンク
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勝利投手:瀧中 瞭太(1勝0敗0S)
敗戦投手:上沢 直之(1勝1敗0S)

本塁打
【楽天】宗山 塁(1号・3回表ソロ)

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◆楽天は3回表、宗山にプロ初アーチとなるソロが飛び出し、先制に成功する。さらに鈴木大とフランコの連続適時打で加点すると、4回には小深田の適時打などで2点を挙げ、試合を優位に進めた。投げては、先発・瀧中が5回1失点と試合をつくり今季1勝目。敗れたソフトバンクは、投打ともに振るわなかった。

◆楽天ドラフト1位の宗山塁内野手(22)が、プロ1号をたたき込んだ。0-0の3回先頭、1ボールからソフトバンク上沢の外角チェンジアップを右翼ホームランテラス席に運ぶ先制ソロを決めた。「今日は1番打者での出場ということで、まずは1本ヒットが出たのでゲームにもしっかり入っていけると思います。それが得点につながるホームランということで、よかったです」期待のスーパールーキーに通算56打席目で待望の1発が飛び出した。12球団のルーキー1号になった。

◆ソフトバンク山本恵大外野手(25)が「2番右翼」でプロ初スタメン。1回の第1打席は四球。0-3の3回1死三塁では二ゴロを放ち、プロ初打点をマークした。背番号は育成時代の「150番」で出場している。山本は国士舘-明星大を経て21年育成ドラフト9位でソフトバンクに入団。左の大砲候補として期待されており、今季はウエスタン・リーグで14試合に出場し、打率4割8分6厘、2本塁打、9打点の好成績を残していた。12日に支配下昇格を果たし、小久保監督は「圧倒的な成績を残してほしい」と期待を寄せていた。

◆動画は下記Xロゴをクリックすると見られます眉秀でたる若人よ確信の一打はプロ初アーチ宗山塁 先制ホームラン?プロ野球 (2025/4/16)??ソフトバンク×楽天??live on DAZN#オレをみろ#RakutenEagles pic.twitter.com/ADRowkdMu8

◆ソフトバンク上沢直之投手(31)が4回途中8安打5失点(自責点は3)でKOされた。0-0の3回、楽天ドラフト1位の宗山塁内野手(22)にプロ1号ソロを献上。その後2死一、三塁で鈴木大に右翼越え適時二塁打、フランコに適時内野安打で3点を失った。1点を返した直後の4回は先頭の堀内に右翼越え三塁打を許し、中島の内野ゴロを一塁山川が失策。なお1死二塁で小深田に右前適時打を浴びて5点目を献上。ここでマウンドを2番手大山に譲った。被安打8は移籍ワースト。上沢が「序盤から球数が多くなってしまい、リズムが悪い投球になってしまった。点を取ってくれた次のイニングも、相手の流れを断ち切ることができなかった。まだ試合は終わっていないので、ベンチから応援します」とコメントした。

◆「1番」がよく似合う。12球団ルーキー今季1号は、楽天ドラフト1位の宗山塁内野手(22)が決めた。ソフトバンク戦に「1番遊撃」で先発。3回先頭で上沢から先制ソロを放ち、開幕から15試合目、通算56打席目で初アーチが飛び出した。8回には二塁打で追加点を演出。決勝弾&今季6度目のマルチ安打でチームの2連勝と今季2度目のカード勝ち越しを呼び込んだ。余韻をかみしめるように宗山が打球を見上げた。0-0の3回先頭。1ボールから上沢の外角チェンジアップに反応し、右翼ホームランテラス席へプロ初本塁打となる先制ソロを運んだ。「まず1本出てくれたので、そんなに狙って打つようなバッターでもないので、いいスイングの結果というのはこれからも変わらずにかなと」。8回には左越え二塁打を放ち、今季6度目のマルチ安打を記録。7試合ぶりの1番起用に応えた。12球団ルーキー最速の1号が決勝弾となった。今季はロッテ西川、オリックス麦谷、西武渡部聖ら注目の野手は多い。「自分より打ってる選手がいるので、ホームランぐらいはちょっと先に出てくれて良かった」。記念球も無事に戻り、贈るのは「両親ですかね」と笑みを浮かべた。クールなイメージが強い宗山だが、"裏"の一面をのぞかせる。2年目の中島は大学日本代表でも一緒にプレーした親しい間柄。中島は「ほかの先輩に見せる顔と僕はちょっと違うかもしれないです。なめてるんで(笑い)」。さすがにため口で話してくるわけではないというが、1学年違いということもあり距離は近いようだ。今月上旬のある日、2人は食事に出かけた。寮で暮らす選手で夕飯が必要ない場合は「×印」をつけるのが寮のルールだという。前日に宗山から誘いがあったが、本当に行くかどうかは定かではなかった。中島は「朝起きたら、僕の夕食が勝手に×になっていて。寮長が『宗山がお前のところを×にしてたぞ』と言っていて。僕と食べに行くから僕の飯なしで、みたいな(笑い)」。自由奔放な後輩にたじたじだった。プレーでもプライベートでも、スーパールーキーは役者が違う。【山田愛斗】

◆ソフトバンクが絶好のチャンスを逃した。1-5の6回だった。先頭山川の左前打、正木の四球、今宮の四球で無死満塁の絶好機が到来。楽天のドラフト4位ルーキー江原を攻め立てたが、7番の広瀬隆は空振り三振。8番の渡辺は左飛で三塁走者の山川はタッチアップを狙ったが本塁でアウトとなり無得点で終わった。これにはみずほペイペイドーム内もため息。この日一番のチャンスだっただけにタカ党も肩を落とした。

◆今季初登板の楽天滝中瞭太投手(30)が、先発の役割を果たした。5回4安打1失点に抑え、勝ち投手の権利を持って降板した。3回は先頭に二塁打を浴び、1死三塁から内野ゴロの間に1点を奪われたが、走者を出しながらも最少失点でしのいだ。滝中は「3者凡退はなく、ランナーを出しながらの投球になりました。その中で粘って、野手に助けてもらいながら、最低限のピッチングができたことはよかったと思います」と振り返った。

◆ソフトバンク周東佑京内野手(29)が、開幕からの連続安打記録を「15」に伸ばした。「1番中堅」で先発出場。1-5で迎えた7回無死二塁から三塁へ内野安打をマークした。カウント2-2から楽天加治屋が投じた外角直球をたたきつけ、ボールが高くバウンドする間に一塁へ快足を飛ばした。 この日は初回の第1打席から二ゴロ→一ゴロ→左飛と3打席凡退だったが、第4打席目で開幕15試合連続安打とした。球団記録は11年本多内野守備走塁兼作戦コーチの19試合。球団記録更新に注目も集まる。

◆楽天が敵地でソフトバンクに2連勝し、今季2度目のカード勝ち越しを決めた。0-0の3回、ドラフト1位の宗山がプロ1号となる先制ソロ。ルーキーが作った勢いに乗るように、鈴木大、フランコも適時打を放ち、3点を先行した。2点リードの4回には適時失策と小深田の適時打で追加点を上げた。1点を奪われた直後の8回には小深田が、この日2本目の適時打でリードを広げた。今季初登板となった先発滝中は5回4安打1失点とゲームメークし、今季初勝利。前日15日に連敗を6で止めた楽天が、息を吹き返した。

◆ソフトバンク栗原陵矢内野手(28)が17日から1軍に復帰する。楽天戦後に小久保裕紀監督(53)が明言した。栗原は、3月11日の巨人とのオープン戦(長崎)で飛球を追いかけた際に三塁側フェンスに激突。右脇腹を痛め、今季の開幕三塁が有力視されていたが、無念の離脱を余儀なくされた。その後は懸命のリハビリで状態を上げ、実戦復帰後は4試合で打率4割5分5厘、2本塁打、5打点の好調ぶりだった。16日は3軍戦(タマスタ筑後)に「3番三塁」でスタメン出場し、右越え2ランを放つなど、1軍復帰への最終調整を終えていた。

◆ソフトバンク上沢直之投手(31)が4回途中5失点(自責点は3)でKOされ、移籍後の初黒星を喫した。0-0の3回に楽天ドラフト1位の宗山にプロ1号の決勝ソロを献上。4回も失策絡みで2点を奪われ、被安打8も移籍ワーストとなった。新加入右腕は「点を取ってくれた次のイニングも、相手の流れを断ち切ることができなかった」と肩を落とした。

◆楽天宗山塁内野手(22)がプロ1号となる先制ソロを放った。3回先頭で、ソフトバンク上沢のチェンジアップを右翼ホームランテラス席に放り込んだ。

◆ソフトバンク栗原陵矢内野手(28)が、17日の楽天戦(みずほペイペイドーム)から1軍に合流する。16日に小久保裕紀監督(53)が明言した。3月中旬のオープン戦で右脇腹を痛めて戦列を離れた開幕三塁候補が、約半月遅れで布陣に加わる。16日は3軍の四国IL徳島戦(タマスタ筑後)で特大2ランを放つなど絶好調だ。チームは2試合の合計得点が3点止まりで楽天に連敗して借金2。しかも今季は本拠地で1勝7敗と負け越している。栗原に救世主の期待が高まる。楽天に2連敗後、小久保監督が明かした。「明日(17日)から栗原が戻ってくる。レギュラーが1人戻ってくるんでね」。栗原は3月11日の巨人とのオープン戦で右脇腹を痛めて開幕不在。懸命なリハビリを経て今月12日の2軍オリックス戦で実戦復帰にこぎ着けた。5連勝のち2連敗を喫したチームに光が差した。この日栗原は、2日連続で四国IL徳島との3軍戦に「3番三塁」で出場。1-0の5回1死三塁で、特大の右越え2ランを放った。「いい打ち方で引っ張れたのがよかった。復帰してから引っ張る打球が少なかったので。それがよかったです」。実戦復帰後は4試合で打率4割5分5厘、2本塁打、5打点と絶好調。「(1軍戦に)出られる体にあります」と臨戦態勢を整えた。フレッシュなファームの若鷹からも刺激を受け「ああいう気持ちを持ちながら1軍に」と決意新た。開幕三塁候補が、満を持して17日の本拠地楽天戦から1軍の戦列に加わる。昨季87打点を挙げたポイントゲッターの復帰は大きい。この日の1軍は、4点を追う6回に無死満塁の絶好機をつくったが無得点。7番の広瀬隆は空振り三振、8番の渡辺は左飛で、三塁走者の山川はタッチアップを狙ったが本塁でアウトとなった。奪った2得点はプロ初スタメンを飾った山本の二ゴロ間と同じく山本の併殺間のみ。本塁打と適時打なしで楽天に2連敗。2試合の総得点は3で借金は2となり、苦しい戦いが続いている。近藤や柳田も故障で離脱する中、打線の起爆剤、救世主として栗原にかかる期待は大きい。指揮官は2打席で相手投手に21球を投げさせた9番川瀬の粘りを称賛。「ええところ」と前を向いた。今季のみずほペイペイドームでは1勝7敗、本拠地で開幕3カード連続の負け越しが決まったが、昨季のリーグ王者に下を向いている時間はない。栗原よ、流れを変えてくれ!【只松憲】

◆楽天ドラフト1位の宗山塁内野手(22)が、プロ1号をたたき込んだ。0-0の3回先頭、1ボールからソフトバンク上沢の外角チェンジアップを右翼ホームランテラス席に運ぶ先制ソロを決めた。期待のスーパールーキーに通算56打席目で待望の1発が飛び出した。宗山が二人三脚で歩んできた存在が、自身と同じ広陵(広島)OBの父伸吉さんだ。03年2月27日に生まれた長男に「塁」と名づけた。「野球にちなんだ名前をつけたかったんです。これはもう親の特権なんで。塁に選ぶ権利はないので」と笑った。伸吉さんは宗山の練習パートナーを務めてきた。小学1年から広陵で寮生活をスタートさせるまでの9年間、1日も休むことなくティー打撃などの練習に付き合ってきた。「私の方も日課になってしまっていて。やらないと塁と同じように気持ち悪い感じがして。なんか今日やり残したことがある感じになるので。体力的に大変な時もありましたけど、楽しいんですよ。なので、続けられたんじゃないですかね」。猛練習の日々がプロへの礎となった。1軍でプレーする息子へ。「プレーの方では3拍子そろった、すべてでレベルの高い選手にはなってほしい。あとは誰からも応援してもらえるような、人間的にもちゃんとした選手になってほしい」。その前に、親として心から思うことがある。「健康が一番ですよね。1年間、無事に過ごしてほしいですね」と願った。【楽天担当 山田愛斗】

◆楽天は三回にドラフト1位ルーキー宗山塁内野手のプロ初本塁打となるソロなどで3点を先行。四回に2点、5―2の八回は小深田が適時打を放った。宗山のデータは次のとおり。?楽天の新人・宗山が新人一番乗りとなる今季1号本塁打。楽天の新人選手の本塁打は昨年8月2日の中島大輔(対西武、ベルーナドーム、同年計1本)に次いで19人目。チーム15試合目までにプロ初本塁打を放ったのは、2022年の安田悠馬(3月29日のオリックス戦=チーム3試合目)に次いで2人目。球団の新人の最多本塁打は16年の茂木栄五郎の7本、2位が19年の辰己涼介の4本、3位が20年の小深田大翔の3本。?新人選手のプロ1号本塁打が勝利打点となったのは、昨年6月14日のソフトバンク・広瀬隆太(○2-0阪神、先制2ラン)、8月2日の楽天・中島(○3-2西武、逆転2ラン)がマークしている。

◆楽天は三回にドラフト1位ルーキー宗山のプロ初本塁打となるソロなどで3点を先行。四回に2点、5―2の八回は小深田が適時打を放った。滝中は5回を1失点にまとめて今季初勝利。ソフトバンクの上沢は5失点と粘れずに初黒星。

◆楽天の滝中は今季初先発で白星を手にした。毎回走者を背負いながらも5回を1失点にまとめ「粘って、最低限の投球ができたことはよかった」と話した。けがや不調で先発陣に離脱者が複数出たことによるチャンスに応えた。この日はちょうど100球で降板し「球数をどうやって抑えられるかを考えながら、次は6~7回を投げられるようにしたい」と先を見据えた。

◆宗山が明大4年だった昨秋、「野球人・宗山塁の未来予想図」というサンケイスポーツのアンケート企画に回答してもらった。ルーキーイヤーの目標に「新人王」と記していたが、その意気込み通り〝新人1号〟を放つなど上々のスタートを切っている。遊撃手で初めて通算2000試合出場を達成した巨人・坂本勇人や、歴代2位の1939試合連続出場の元阪神・鳥谷敬氏に憧れを抱き、「遊撃で試合に出る中で結果を残している選手は、自分が目指すべき姿」と思いを口していた。一方、意外にも趣味はサッカーで、プレーするのも観戦するのも好き。好きな選手はイングランド代表MFフィル・フォーデン(マンチェスター・シティー)。サッカーゲーム「ウイニングイレブン」でも遊んでいたという。オンとオフの使い分け、他競技への関心は長いプロ生活を志す宗山にとって大きな支えになるだろう。(24年アマチュア野球担当・児嶋基)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
1141 0.733
(↓0.053)
-
(-)
12768
(-)
45
(+5)
13
(-)
8
(-)
0.296
(↓0.007)
2.430
(↓0.1)
2
(-)
日本ハム
970 0.563
(↓0.037)
2.5
(-)
12761
(-)
54
(+4)
16
(-)
2
(-)
0.232
(↓0.006)
2.880
(↓0.1)
3
(-)
ソフトバンク
681 0.429
(↓0.033)
4.5
(-)
12862
(+2)
61
(+6)
11
(-)
12
(-)
0.254
(-)
3.600
(↓0.03)
3
(1↑)
ロッテ
680 0.429
(↑0.044)
4.5
(↑1)
12944
(+4)
51
(-)
9
(+2)
5
(-)
0.211
(↓0.001)
2.910
(↑0.22)
3
(1↑)
西武
680 0.429
(↑0.044)
4.5
(↑1)
12940
(+5)
44
(-)
5
(+1)
13
(-)
0.240
(↑0.015)
2.840
(↑0.22)
6
(-)
楽天
690 0.400
(↑0.043)
5
(↑1)
12836
(+6)
56
(+2)
4
(+1)
16
(+4)
0.241
(↑0.007
3.540
(↑0.11)