1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 |
巨人 | 2 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | X | 5 | 8 | 0 | 2 |
勝利投手:山﨑 伊織(3勝0敗0S) 敗戦投手:バウアー(0勝2敗0S) 本塁打 |

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◆巨人は初回、吉川の適時打などで幸先良く2点を先制する。そのまま迎えた3回裏に岡本がソロを放つと、5回にも岡本に2ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・山崎が7回無失点10奪三振の力投で今季3勝目。敗れたDeNAは、先発・バウアーが試合をつくれず、打線も振るわなかった。
◆DeNAバウアーが東京ドームの巨人戦に先発。巨人戦の登板は23年5月9日以来で、東京ドームで登板するのは来日後初めてとなる。23年のバウアーは10勝4敗、防御率2・76だったが、ビジターでは8試合先発して4勝0敗、防御率2・28。特にバンテリンドームで防御率2・14、京セラドームでは防御率1・29を残すなど、ドーム球場では4試合で防御率1・93と好成績を残した。東京ドームでも好投を見せるか。
◆名物イベント「すしレース」では今季も小学生以下の子どもたちがマグロ、アナゴ、エビ、コハダ、タマゴのすしネタのキャラクター「江戸前スーシーズ」に扮して熱戦を繰り広げている。15日までの7レースはアナゴが4勝、エビが2勝、コハダが1勝、マグロ、タマゴは未勝利となっている。「すしレース」は、東京ドームでの1軍戦全試合で、3回裏終了後に実施されている。参加希望者は、試合当日に東京ドーム内のファンクラブブースで行われる抽選に応募する必要がある。担当者によると「やっぱり、マグロが一番人気ですね」と舞台裏の一端を明かした。15日DeNA戦では、コハダが今季初勝利を挙げて、アナゴ&エビの2強時代に終止符を打った。担当者は「コハダは(コスチュームの)生地にこだわっていて光沢が入っています」とうれしそうだった。今後のレースで、各キャラクターがどのような活躍を見せるのか、引き続き注目が集まる。
◆巨人笹原操希(みさき)外野手(21)が1軍に合流した。試合前練習では、リラックスした様子でメニューを消化し「ちょっとずつ慣れてきましたけど、また試合ってなったら変わると思うので」と話した。1軍昇格を伝えられたのは前日15日の2軍戦の後だった。「昨日、静岡行ったので、まだ(1軍は)ないんだなと思ってから急に来たので。準備はしてあったんですけど、ちょっとびっくりって感じです」と心境を明かした。笹原は21年育成ドラフト4位で上田西(長野)から巨人に入団した。今季はここまでイースタン・リーグで15試合に出場。打率3割5分3厘、7打点、5盗塁とアピールし、14日に支配下契約を結んだ。早くもチャンスが訪れ「もう思い切って、若々しくプレーするだけかなと思います」と意気込んだ。
◆巨人笹原操希(みさき)外野手(21)が「8番左翼」でプロ初スタメン、オコエ瑠偉外野手(27)が「6番中堅」で起用された。笹原は21年育成ドラフト4位で上田西(長野)から入団した。今季はここまでイースタン・リーグで15試合に出場し、打率3割5分3厘、7打点、5盗塁とアピールし、14日に支配下契約を締結。試合前には「若々しくプレーしていきたい」と意気込んだ。先発は山崎伊織投手(26)が務める。ここまで2試合に登板し、計16回を投げていまだ無失点。この日も、チームを導く投球に期待がかかる。
◆3回終了時に東京ドーム名物イベント「すしレース」が開催された。マグロ、コハダ、タマゴ、エビ、アナゴのコスチュームに身を包んだ『江戸前スーシーズ』に扮(ふん)した小学生以下の子どもたち5人がレースに参加した。号砲と同時に横一線のスタート。マグロが頭1つリードすると、内からアナゴが猛追。コハダがやや後れるも、タマゴ、エビも必死に食らいつく。勝負の終盤はマグロが後続を振り切り、1着でゴールイン。担当者が「やっぱり一番人気ですね」と舞台裏を明かしていたマグロが今季8レース目で初勝利を挙げた。通算成績は、アナゴ4勝、エビ2勝、コハダ1勝、マグロ1勝となり、タマゴは未勝利。
◆動画は下記Xロゴをクリックすると見られますグラブでもバットでも魅せるバックスクリーン横に突き刺した岡本和真 第4号ソロホームラン?プロ野球 (2025/4/16)??巨人×DeNA??live on DAZN#オレをみろ#ジャイアンツ pic.twitter.com/udqoAD36Jv
◆動画は下記Xロゴをクリックすると見られます通算対戦成績:6-3(3本塁打)完璧としか表現できない一打岡本和真 本日2ホーマー?プロ野球 (2025/4/16)??巨人×DeNA??live on DAZN#オレをみろ#ジャイアンツ#baystars pic.twitter.com/dtaTNDu1Hk
◆巨人岡本和真内野手(28)がバウアーを粉砕した。3回1死の第2打席。甘く入ってきた129キロスライダーを捉えた打球は、バックスクリーン左に飛び込む4号ソロとなり「いいスイングでしっかり捉えることができました」。5回2死二塁で迎えた第3打席は155キロど真ん中直球を左翼席中段まで運び、2打席連続弾を決めた。試合前までの直近3試合で、10打数1安打と低調気味だった主砲が完全に目覚めた。
◆DeNAトレバー・バウアー投手(34)が巨人岡本に2打席連続弾を浴びるなどまさかの5回7安打5失点で降板となった。初回から連打などで2点の先制点を献上。0-2の3回1死走者なしからは、主砲岡本に高め真ん中に入った129キロスライダーをバックスクリーン左中段席へ。さらに5回2死二塁からは155キロ直球をDeNAファンで青く染まった左翼席中段へ持っていかれた。まさかの2打席連続弾にバウアーも厳しい表情だった。自身初の東京ドーム。さらにNPB公式戦通算21試合目で初めて戸柱とバッテリーを組み、初めてづくしで今季2度目の先発に挑んだが、ほろ苦い投球内容となった。巨人とは来日1年目の23年5月9日(新潟)で対戦し、1試合3発を浴びて来日後初黒星。バウアーが1試合で同じ打者に2被弾は23年5月27日の中日細川以来、2度目。1試合で同一打者に2打席連発を浴びたのは初。
◆巨人が主砲・岡本和真内野手(28)の4号、5号の2打席連発アーチなどで快勝した。DeNA先発のバウアーにノーステップ打法を多用して攻略。5回までに5得点を挙げてKOした。岡本の1試合2発以上は昨季の5月11日ヤクルト戦以来、自身17度目。主砲が2発以上放てば、17戦17勝と勝率は10割。岡本は5回の2ランについて「打ったのはストレートです。チャンスでランナーをかえすことを考えていました、打ててよかったです」と振り返った。先発の山崎伊織投手(26)は7回5安打無失点の好投で3勝目をマークした。チームは3連敗からの2連勝で上方気配。昨季のCSで日本シリーズ進出を阻まれた宿敵に3勝1分けとした。また、3回終了時に行われる小学生以下のファンによる名物イベント「すしレース」はマグロが序盤からのリードを守り切って今季初勝利を挙げた。
◆巨人山崎伊織投手(26)が7回99球3安打無失点で降板した。初回、1番梶原を見逃し三振に仕留めると、続く牧と佐野は空振り三振で3者連続三振の立ち上がりを見せた。2回以降も緩急自在の投球で、DeNA打線から10個の三振を奪った。山崎は2日の中日戦、9日のDeNA戦でともに8回無失点。この日も7回無失点の快投で、開幕からの連続無失点記録を「23」に伸ばした。山崎が今季初登板の4月2日中日戦から23イニング連続無失点で3戦3勝。開幕からオール無失点の3戦3勝は、39年高橋敏(阪急)57年木村(南海)69年木樽(ロッテ)07年高橋尚(巨人)23年佐々木朗(ロッテ)に次いで6人目。すべて先発では木村、高橋尚、佐々木朗に次いで4人目だ。開幕からの連続無失点は39年高橋敏の38回1/3だが、巨人では07年高橋尚の28回が最長。山崎が次回登板で球団記録に挑戦する。
◆DeNAトレバー・バウアー投手にとって初づくしの東京ドームは、ほろ苦い思い出となった。初めての球場、戸柱との初バッテリー。チームの今季巨人戦初勝利のために先発したが、初回から先手を許す展開となった。先頭にいきなり与四球。なおも無死一、三塁で3番吉川に先制の右前適時打。続く岡本の遊ゴロ間に追加点を与えて、プレイボールからわずか14分の間に2点の先制を許した。安打を浴びながらも、最少失点に抑える熟練の投球が持ち味だが、この日は粘りきれず。0-2の3回1死から4番岡本に高め真ん中に入った129キロスライダーをバックスクリーン横中段席へ。さらに0-3の5回2死二塁、またも岡本に、155キロ直球を捉えられた。青く染まったDeNAファンが詰めかける左翼席スタンド中段へ吸い込まれた。来日初黒星を喫した巨人を相手にリベンジを誓って臨んだが、1試合2発を浴びるなど5回7安打5失点で、今季最短KO。「ストライク先行のカウントが少なく、変化球の精度が悪かった。岡本選手は非常に良い打者、次は強いスイングをさせないように修正したい」と冷静に受け止めた。【佐瀬百合子】
◆DeNAは今季3度目の完封負けを喫し、今季巨人戦初白星とはならなかった。先発バウアーは4番岡本に2打席連続弾を浴びるなど、5回7安打5失点で今季最短KO。巨人山崎をまたも打ち崩せず。7回5安打10奪三振、無失点で抑えられ、後続の救援陣にも完封リレーを食らった。打率1割台に沈んでいた正捕手山本をスタメンから外し、バウアーと戸柱を初めて組ませるなど策は練ったが、結果には結びつかなかった。
◆巨人山崎伊織投手(26)が7回5安打無失点、10奪三振で3勝目を挙げた。
◆巨人が主砲の"確信ダブル"で連勝を飾った。岡本和真内野手(28)がDeNA先発のバウアーを粉砕。2点リードの3回にバックスクリーン左に4号ソロを放つと、続く5回にも左翼席への5号2ラン。自身17度目の1試合2発で、難敵助っ人をKOした。先発山崎伊織投手(26)も7回5安打10奪三振無失点の好投で3勝目をマーク。開幕から23イニング連続無失点で勝率10割で防御率0・00をキープし、チームを2連勝に導いた。やっててよかった-。巨人先発の山崎が無双した。強力DeNA打線を長打なしの7回5安打無失点。「落ちるボールを有効的に使えた」と2ケタ10奪三振で圧倒した。今季初登板となった2日中日戦から23イニング連続無失点で3戦3勝。さらに"水曜日"の登板に限ればプロ入りから無傷の9連勝となった。少年時代の水曜日は公文式の日だった。「『かきかた』っていう字を書く方なんですけど、甲斐さんにミーティングのときに字きれいだねって言われました」と自宅から徒歩15秒の教室に通った。登板後はプチ自慢を交えて曜日にまつわる思い出を披露した。開幕直前に修正したフォークボールが"かちかた"を教えてくれた。「落ちるボールが良くなれば、打球は前に飛んでもゴロというのはあると思う」と分析。満点投球を続ける中でも「負けないことは一番いいけど、いずれ負ける日は来る。1個ずつアウトを取って、自分のできることをしていけたらと思います」と引き締めた。山崎が今季初登板の4月2日中日戦から23イニング連続無失点で3戦3勝。開幕からオール無失点の3戦3勝は、39年高橋敏(阪急)57年木村(南海)69年木樽(ロッテ)07年高橋尚(巨人)23年佐々木朗(ロッテ)に次いで6人目。すべて先発では木村、高橋尚、佐々木朗に次いで4人目だ。開幕からの連続無失点は39年高橋敏の38回1/3だが、巨人では07年高橋尚の28回が最長。山崎が次回登板で球団記録に挑戦する。
◆巨人が主砲の"確信ダブル"で連勝を飾った。岡本和真内野手(28)がDeNA先発のバウアーを粉砕。2点リードの3回にバックスクリーン左に4号ソロを放つと、続く5回にも左翼席への5号2ラン。自身17度目の1試合2発で、難敵助っ人をKOした。岡本が1試合複数本塁打を放てばチームは17戦17勝。先発山崎伊織投手(26)も7回5安打10奪三振無失点の好投で3勝目をマーク。開幕から23イニング連続無失点で勝率10割で防御率0・00をキープし、チームを2連勝に導いた。岡本に"ごまかし"は通用しなかった。3回1死。1ストライクからの2球目、バウアーの129キロスライダーを完璧に捉えた打球は、バックスクリーン左に飛び込んだ。バウアーのクイック投法に惑わされることなく、ほぼノーステップで対応した4号ソロ。「捉えられて良かったなと思います」と振り返った。一度火が付いた4番の勢いは止まらなかった。続く5回2死二塁で迎えた第3打席。155キロど真ん中直球を左翼席中段まで運び、ダメ押しの5号2ランを放った。今度はバウアーの大きく足を上げた投球モーションを攻略したが「そういうモーションをしてるっていうのはね、試合前から言われたことなので」と、さらりと言ってみせた。仕切り直しの3連戦で、早速結果を残した。チームは先週末の広島との敵地3連戦で3連敗。自身も開幕からの連続試合安打が「12」でストップするなど、3試合で10打数1安打と低調気味だった。この日の試合前の打撃練習中には、阿部監督と話し込む姿も。「自分が感じてることと、(監督から)言われたことが一緒だった。そこを修正しようと思って取り組んでる時だったので、そういうアドバイスもらって良かった」。2打席連続弾で期待に応え、指揮官も「(悪いところを)うまく修正できたんじゃないかなと思います」と評価した。チームリーダーとしての自覚を持ってグラウンドに立つ。開幕前に丸が右足の負傷で離脱すれば、15日には開幕から調子が上がらなかった坂本が登録抹消。年長者2人を欠いた中での戦いを強いられているが「今いるメンバーでしっかり頑張りたいなと思います」。チームと打線の中心に、岡本がどっしりと構える。【水谷京裕】
◆下半身のコンディション不良で出場選手登録を抹消されているDeNAタイラー・オースティン外野手(33)について、三浦大輔監督(51)が現在の状況について言及した。不動の4番で昨季首位打者の主砲は、6日に下半身のコンディション不良で登録抹消。登録可能となる最短の10日間を過ぎたが、現在は2軍戦にも出場していない状況となっている。指揮官は現状について「まだリハビリ中です」と明かした。チームはこの日、今季3度目の完封負けで単独最下位に転落。強力打線復活へ、助っ人の1日も早い復帰が待たれる。
◆DeNAトレバー・バウアー投手(34)が、23年に1試合3発を浴びた巨人に、またもやられた。初回に連打などで2点を献上。警戒していた岡本には3回、甘く入ったスライダーをバックスクリーン左へ運ばれるソロ。5回2死二塁で迎えたこの日3度目の対戦では、真ん中高めの155キロ直球を、青く染まった左翼席スタンド中段へ運ばれた。5回7安打5失点で今季2敗目。「完全に自分の投げミス。今日の試合で一番悪いナンバーワン、ツーの2球だった」と悔やんだ。 上半身のコンディション不良から復帰した11日ヤクルト戦(横浜)では、3回無失点も降雨でノーゲームに。中4日の登板となったこの試合でも、復帰後初勝利とはならなかった。次回登板について、三浦監督は「チーム全体のことも考えていきます」と話したが、バウアーは「チームが判断することですが理想は中3、4日でローテーションを回らせていただけたらうれしい」と意欲を示した。
◆巨人・阿部慎之助監督(46)が試合前の全体練習で、米大リーグで注目を集めている「魚雷(トルピード)バット」と呼ばれる特殊な形状のバットを試し打ちした。前日はSSK社製のサンプルを郡、岸田らが試したが、指揮官はこの日「HAKUSOH BAT JAPAN」製の魚雷バットを手に自ら打撃練習を行い快音を響かせた。その後は若手ら複数選手に魚雷バットを渡して打たせる場面もあり、「練習で使う」と語った。「魚雷バット」は芯の部分が最も太く、先端に向けて細くなる形。米大リーグのヤンキースが開幕2戦目の3月29日にこのバットを使用するゴールドシュミットらが本塁打を放ち、1試合9発でチーム記録を更新し、一気に注目された。NPBでも11日の公式戦から使用可能となった。
◆日米通算198勝右腕の巨人・田中将大投手が17日のDeNA戦に先発する。楽天から新加入し、3日の中日戦(バンテリンドーム)に先発して5回1失点、移籍後初登板勝利をマークした。中13日、本拠地で迎える2度目の登板に「ホームで戦うのは楽しみなところでもある。声援を力に良い結果を出せるように、自分の仕事をしっかりしたい」と意気込んだ。
◆14日に支配下登録が公示された巨人・笹原操希(みさき)外野手(21)が1軍に昇格。「8番・左翼」でいきなり先発出場する。前日15日のナイターゲーム、イースタン・リーグのくふうハヤテ戦(ちゅ~るスタジアム清水)に出場後に1軍昇格を告げられ、夜のうちに帰京。この日、東京ドームで全体練習終了後、報道陣の取材に応じた若武者は「準備はしていたけど、急にきたので。ちょっとびっくり。もう思い切って、若々しくプレーするだけ」と意気込んだ。笹原は長野・上田西高から2022年に育成ドラフト4位で入団。昨オフに参加したアジアウインターベースボールリーグ(台湾)でNPB選手トップの打率・340をマークした。4年目の今季はここまで2軍で15試合に出場し、打率・353の好成績を残した。
◆DeNA・東克樹投手が17日の巨人戦に先発する。前回登板予定だった13日のヤクルト戦が降雨で中止。5日以来、今季3度目の登板を前に「いい状態。昨日の(ブルペンでの)ピッチングもいい感覚をつかんで投げられた」と不安はない。巨人先発は日米通算198勝の田中将。「すごく光栄、マウンドで投げ合いたい」と闘志を燃やした。
◆巨人が一回、米大リーグでサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)に輝いたDeNAのトレバー・バウアー投手から2点を先取した。一回の守りで先発の山崎が3者連続三振斬り。その裏、先頭の泉口が四球で出塁し、続く甲斐の左前打で一気に三塁へ進塁。無死一、三塁で吉川が先制の右前適時打を放ち、続く岡本の遊ゴロの間に加点した。大城卓も左前打を放ち1死一、三塁としたが、オコエがスクイズを失敗し捕邪飛、佐々木も三振に倒れ追加点はならなかった。
◆巨人・岡本和真内野手(28)が4号ソロを放った。2-0の三回1死。DeNA・バウアーのスライダーを捉え、左中間スタンドへ放り込んだ。バウアーとの対戦は2023年5月9日、一発を放った新潟で行われたゲーム以来。〝2試合連発〟となった。主砲の東京ドームでの通算本塁打数が巨人、西武などで活躍した清原和博氏(57)に並ぶ113となり、歴代7位に浮上した。
◆巨人・岡本和真内野手(28)が2打席連続となる5号2ランを放った。第2打席で左中間へソロを放ち、迎えた五回の第3打席。DeNA・バウアーが投じた155キロの速球を一閃。飛距離十分な打球は左翼ポール際、スタンド中段に突き刺さった。
◆今季2度目の登板だったDeNA・バウアー投手は5回7安打5失点。初回に2失点すると、4番・岡本に三回と五回に2打席連続本塁打を浴びた。前回在籍した2年前、巨人戦の登板は新潟での1試合のみで、6回11安打7失点(自責点6)だった。3被弾を喫して「必ずリベンジ。やり返したい」と意気込んでいたが、今季初勝利は持ち越しとなった。
◆巨人・山崎伊織投手(26)が7回5安打無失点で勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。開幕から2試合計16イニング無失点投球を継続していた「ミスターゼロ」。この日も10三振を奪い、スコアボードに0を並べ続けた。
◆巨人は一回に吉川の適時打などで2点を先制。岡本が三回にソロ、五回に2打席連続となる2ランを放って突き放した。山崎が7回無失点、10奪三振で開幕3連勝を飾った。DeNAはバウアーが崩れ、打線も元気なく2戦連続の零敗。
◆DeNA先発のバウアー(撮影・荒木孝雄)
◆巨人・山崎伊織投手(26)が7回無失点10奪三振の好投で、自身3連勝。開幕からの連続無失点を23イニングに伸ばした。打線は一回、吉川尚輝内野手(30)の適時打なので2点を先制。岡本和真内野手(28)が三回に4号ソロ、五回に5号2ランを放ち右腕を援護した。以下、山崎のヒーローインタビュー。--自身3連勝「なんとか今日も守りに助けられて、甲斐さんにすごく引っ張ってもらった。先制点も早く取っていただいたんで、なんとか0でいこうと思って投げた結果、0で良かったです」--ピッチングを振り返って「ちょっとランナーが出る場面があったんですけど、1つずつアウトを取っていこうと思って、本当に泉口のプレーとか、いつも通り守備の方に助けていただいたんで、なんとか自分も頑張って腕を振って投げられた」--開幕から23イニング無失点「落ちるボールが有効的に使われてると思うんで、悪くならないように練習しながら頑張っていきたいと思います」--ファンに向けて「1つずつアウトを取って、これからも頑張っていきたい」
◆巨人・岡本和真内野手(28)がサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)右腕のトレバー・バウアー投手(34)から衝撃の2打席連発を放った。2年前の初対戦から〝2試合連続本塁打〟をマークし、東京ドーム通算114本塁打は清原和博を抜き歴代7位に浮上。チームを2連勝に導いた。ともにチームを支えてきた先輩の丸が開幕直前に右脚を痛め離脱。坂本も不振で登録抹消なる中で打線を引っ張った4番は「やっぱり2人がチームにとって大きい存在っていうのは変わりない。(2人が離脱して)駄目だったら余計にね、責任を感じるというか、プレッシャーを感じてしまうと思うので、そうならないようにいい形でみんなで頑張りたいなと思います。」と語った。
◆巨人・山崎伊織投手(26)が7回無失点10奪三振の好投で、自身3連勝。開幕からの連続無失点を23イニングに伸ばした。以下に山崎のデータ。?巨人の先発・山崎が7回を無失点に抑えて開幕3戦3勝。初登板の4月2日の中日戦、同9日のDeNA戦(いずれも8回無失点)に続いて開幕から23イニング連続無失点となった。2リーグ制(1950年)以降、開幕から3試合全て先発で無失点に抑えて勝利投手となったのは、57年の南海・木村保(9回→6回→9回)、2007年の巨人・高橋尚成(7回→9回→9回)、23年のロッテ・佐々木朗希(6回→7回→7回)に次いで2年ぶり4人目で、セ・リーグでは高橋尚と山崎のいずれも巨人の投手がマーク。?巨人で開幕3戦3勝以上したのは22年のメルセデス(3戦3勝)以来3年ぶり。日本投手では21年の高橋優貴(5戦5勝)以来4年ぶり。
◆巨人・岡本和真内野手(28)がサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)右腕のトレバー・バウアー投手(34)から衝撃の2打席連発を放った。岡本和の1試合複数本塁打は昨年5月11日のヤクルト戦(2本、神宮)以来、通算17度目。本拠地・東京ドームでは通算114本塁打となり、清原和博(オリックスなど)を抜く歴代単独7位。最多は阿部慎之助(巨人)の219本。DeNA・バウアーから1試合2本塁打を放ったのは、23年5月27日の中日・細川成也(第1、3打席、バンテリンドーム)に次いで2人目で、2打席連発は岡本和が初めて。
◆14日に支配下登録が公示された巨人・笹原操希(みさき)外野手(21)が1軍に昇格。「8番・左翼」でいきなり先発出場した。巨人の育成ドラフト出身選手で1軍初出場が先発だったのは、16年5月6日の長谷川潤(対中日、9番・投手)、23年5月21日の松井颯(対中日、9番・投手)に次いで2年ぶり3人目で、野手では笹原が初めて。
◆14日に支配下登録された笹原操希(みさき)(21)が1軍に昇格し、「8番・左翼」で先発出場。二回の第1打席でバウアーから左翼後方への大飛球を放ったが、3打数無安打だった。「(二回は)真っすぐだけを狙って、ちょっと詰まってしまった。まずは経験できたので、また思い切ってやりたい」と語った。球団の育成ドラフト出身選手で、1軍初出場が先発だった野手は笹原が初めて。阿部監督は「チャンスと思ってやってほしい」と期待を込めた。(東京ドーム)
◆DeNA打線は苦手とする巨人の山崎に7回5安打無得点、10三振と抑えられ、2試合連続の零封負けを喫した。三浦監督は「点差が開いてしまった中で大胆に投げられた。きっかけをつかめなかった」と悔やんだ。先発オーダーの6人を占めた左打者は、外角に逃げるような軌道で沈むフォークボールに苦戦。三浦監督は「あれを見極めるのは難しい。いいところから落とされて我慢できなかった」と淡々と語った。前週にも白星を献上した右腕を攻略できず、通算3勝12敗となった。
◆DeNAのトレバー・バウアー投手(34)が先発し、5回7安打5失点で2敗目を喫した。今季2度目の登板で初白星を挙げられず「有利なカウントをつくることができなかった。今シーズンのワーストゲームになってくれたらいい」と淡々と振り返った。立ち上がりから制球が甘く、一回に3安打を集められて2失点。その後も立て直せず、4番の岡本には2打席連続本塁打を許した。ともに失投を捉えられ「ど真ん中に入ってしまった。もし自分が打ったとしてもヒットにできたかもしれない。完全に投げミスだった」と唇をかんだ。
◆巨人は4番・岡本和真内野手(28)の2打席連発など5得点で、サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)右腕のトレバー・バウアー投手(34)を攻略。2連勝で貯金1とした。阿部慎之助監督(46)は主砲の2発を「それで勝てたようなもの」とたたえつつ、「その後の人たちがもうちょっと頑張ってくれればうれしいかなと思います」とさらなる打線の奮起を求めた。
◆巨人・山崎伊織投手(26)が「ミスターゼロ」の投球を見せた。7回5安打無失点で開幕3連勝。連続無失点を23イニングに伸ばしても「目の前のアウトを一つずつ積み重ねて、その結果、ゼロが続いている。これからもしっかり気を引き締めて、一個ずつアウトを取っていけたら」と浮かれる様子はなかった。最速152キロを計測し、三回以降は二塁すら踏ませなかった。一回の3者連続を含め今季最多の10奪三振。好調の要因にフォークボールを挙げ「一番いいアウトの取り方。落ちるボールは最近、空振りも取れている」と手応えを口にした。プロ入り後、水曜日の登板は9連勝。小学生時代、水曜日は「KUMON(くもん)」に通ってペン習字に取り組んでおり、「ミーティングのときに甲斐さんに『字、きれいだね』って言われます」と笑顔を見せた。スコアボードには美しい「0」を記していく。(原田優介)
◆まさかのKO劇だった。今季2度目の登板となったDeNAのトレバー・バウアー投手(34)が、岡本に2打席連続本塁打を浴びるなど5回7安打5失点。「きょうの試合が今シーズンのワーストゲームになってくれたら」と表情を曇らせた。チームは2戦連続の零敗で最下位に転落した。変化球の制球に苦しみ、一回先頭への四球を皮切りに2失点。岡本には三回にスライダー、五回は155キロの直球と甘く入った球を仕留められ「この試合で一番悪い球が岡本選手にいってしまった」と肩を落とした。3月29日の中日戦で今季初登板を果たしたが、上半身のコンディション不良で一度離脱。復帰登板となる予定だった11日のヤクルト戦は、雷雨で三回裏にノーゲームとなった。イレギュラーな形で迎えた中4日での登板。「まだいつものいいリズムがつくれていない」と原因を分析すれば、三浦監督は「調子のいい打者は逃してくれない」と振り返った。次戦は22日からの阪神3連戦(横浜)の見込み。次こそ、チームを勝利に導く。(阿部慎)
◆ワールドクラスのパワーを見せつけた!! 巨人・岡本和真内野手(28)が16日、DeNA4回戦(東京ドーム)で2打席連発。米大リーグ球団のプロスカウト部長も視察に訪れる中、サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)右腕のトレバー・バウアー投手(34)から2023年の対戦に続き〝2試合連続本塁打〟を放った。リーグ1位の5号で、東京ドーム通算114本塁打は清原和博を抜き歴代7位。チームも5―0で2連勝を飾った。圧巻の一振り。観衆4万1568人のどよめきの中、ダイヤモンドを回った。日本が誇る巨人の主砲、岡本が衝撃の2打席連発。直近4戦14打数2安打、長打のなかった4番が、サイ・ヤング賞右腕との再戦で覚醒した。「(好相性は)たまたまです。もう前回は2年前でしたし、春先の対戦だったので、ほぼ初対戦に近いものだったと思う。捉えられてよかった」2023年5月9日、初対戦の第1打席で本塁打をたたきこんだ試合以来、バウアーと2度目の顔合わせ。右腕の日本復帰が決まった際に「すごくいい投手。楽しみ」と語っていた岡本は、三回にスライダーを捉え左中間へ再び鮮やかな4号ソロアーチをかけた。さらに3―0の五回2死二塁では、155キロを振り抜き左翼席中段へ5号2ラン。打球速度160キロの豪快な一撃で、剛腕を粉砕した。この日、米大リーグ、カブス編成部のアンドリュー・バセットプロスカウト部長が東京ドームを視察に訪れた。試合前の全体練習では、岡本が打撃練習を開始するとスタンド最前列に移動して動画を撮影した。昨年12月の契約更改後の会見で「昔から憧れていた場所であり、目標にしている場所」と将来的な米大リーグ挑戦について初めて言及した岡本が、圧巻の〝サイ・ヤング撃ち〟でワールドクラスの実力を見せつけた。衝撃の2打席連発で、今季5号は佐藤輝(阪神)を抜きリーグ単独トップに浮上。14打点はトップに並んだ。プロ11年目、本拠地東京ドームでの通算本塁打「114」は、清原和博を上回り歴代7位となった。三塁で好守備も見せ、2安打4打点の大活躍。負傷離脱の丸、不振の坂本ら先輩不在の中でチームを引っ張り「(2人が離脱して)駄目だったら余計にね、プレッシャーを感じてしまうと思うので。そうならないように、いい形でみんなで頑張りたい」と誓った。(浜浦日向)
◆巨人の「対バウアー」への取り組みが光った。なんとか崩そうと、打線全体で意思統一がなされていた。糸口としたのは、機動力と積極性だ。一回、先頭の泉口が四球を選ぶと、甲斐の左前打で三進。打球がやや左翼線寄りへ飛んだのを見逃さず、迷うことなく走り悠々セーフ。続く吉川に右前タイムリーが出ると、今度は甲斐が一気に三進。こちらは自分の後ろへの打球。瞬時に、しかも正確に判断しなければ、あれほど思い切りよく走れるものでもない。さらに、岡本の遊ゴロの際には吉川がスタートを切っていて、ラン・エンド・ヒットの形で併殺を防いで追加点。オコエは結果こそ捕邪飛ながら、虚をつくセーフティースクイズを敢行。ともすれば熱くなりがちなバウアーを、あの手この手...というか、あの足この足で?揺さぶった。もちろん、岡本の2本塁打も見事。打撃フォームの軸がしっかりして、スイングが速い。試合前に阿部監督が「どの方向へ打っても(スタンドに)入る」と評していた通り。力むことなく、リラックスして打てば、おのずと数字も上がってくるだろう。(サンケイスポーツ専属評論家)

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
広島 |
9 | 6 | 1 | 0.600 (↓0.043) | - (-) |
127 | 60 (-) | 44 (+2) | 6 (-) | 7 (-) |
0.255 (↓0.005) | 2.350 (↑0.02) |
2 (-) |
阪神 |
7 | 6 | 1 | 0.538 (-) | 1 (↑0.5) |
129 | 44 (-) | 40 (-) | 6 (-) | 11 (-) |
0.231 (-) | 2.600 (-) |
3 (-) |
巨人 |
8 | 7 | 1 | 0.533 (↑0.033) | 1 (↑1) |
127 | 56 (+5) | 47 (-) | 11 (+2) | 7 (-) |
0.261 (↓0.001) | 2.630 (↑0.17) |
4 (-) |
ヤクルト |
5 | 6 | 1 | 0.455 (-) | 2 (↑0.5) |
131 | 32 (-) | 45 (-) | 4 (-) | 1 (-) |
0.191 (-) | 3.280 (-) |
5 (1↑) |
中日 |
6 | 8 | 2 | 0.429 (↑0.044) | 2.5 (↑1) |
127 | 29 (+2) | 43 (-) | 3 (-) | 9 (-) |
0.192 (↓0.003) | 2.450 (↑0.16) |
6 (2↓) |
DeNA |
5 | 7 | 2 | 0.417 (↓0.038) | 2.5 (-) |
129 | 51 (-) | 53 (+5) | 5 (-) | 4 (-) |
0.231 (↓0.004) | 3.280 (↓0.16) |
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