広島(★0対2☆)中日 =リーグ戦5回戦(2025.04.16)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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中日
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広島
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勝利投手:柳 裕也(1勝1敗0S)
(セーブ:松山 晋也(0勝0敗6S))
敗戦投手:大瀬良 大地(0勝1敗0S)
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◆中日は両軍無得点で迎えた7回表、2死二塁からボスラーが適時打を放ち先制する。続く8回には、代打のカリステが犠飛を放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・柳が7回4安打無失点の力投で今季初勝利。敗れた広島は、打線が6回の好機を生かしきれなかった。

◆広島秋山翔吾外野手(37)が中日5回戦(マツダスタジアム)に「ひとり親家庭の親子」を招待した。米大リーグ時代を除き、西武時代から10年目。現在は「右足関節外側靱帯(じんたい)損傷」で離脱中で「(試合に)出たかった気持ちはありましたけど、他の選手のプレーを見て楽しんで帰ってもらいたい」と話した。リハビリでは打撃練習を再開。「日に日に良くなっていくようにやっている」と慎重を期す姿勢を示した。

◆中日先発の柳裕也投手(30)が7回4安打5三振無失点の好投で、今季初勝利をマークした。初回、7球で3人斬り。5回まで1安打無失点の好投だった。6回、ピンチを背負ったものの、2死一、三塁から小園を左飛に仕留め、続く7回も三者凡退に抑えた。前回9日の同カードでは7回無失点と好投したが、自身に白星はつかなかった。この日も相手先発は大瀬良。中盤まで両先発の投げ合いでスコアボードに「0」が並ぶ、緊迫した展開。「先発が試合を作るというのが勝つための第一条件。まずはしっかり自分の仕事ができるようにしたいです」と話していたように、先発の役目をきっちり果たした。打線が得点したのは7回だった。2死から細川が二塁打で出塁すると、ボスラーが右翼へ待望の先制タイムリー。さらに、8回には代打カリステの中犠飛で追加点。先発柳の今季初勝利を援護した。依然最下位のままだが借金を2に減らし、ここから反撃に転じたい。

◆広島は好投の先発大瀬良を打線が援護できず、連勝が5で止まった。中日柳の前に7回4安打に抑えられ、8回以降は中継ぎ陣の前に沈黙。今季3度目のゼロ封負けを喫した。大瀬良は援護がない中で力投した。1週間前と同じ中日柳との投げ合い。6回まで1安打無失点。だが、打線が1死一、三塁の好機を逃した7回。2死走者なしから細川に二塁打を浴びると、続くボスラーに右前適時打を打たれ均衡を破られた。8回は1死満塁から代打カリステの犠飛で追加点を許した。8回2失点も、今季初黒星。登板3試合で防御率1・89と安定した投球を続けながら、今季初白星が遠い。2回無死二塁の先制機を逃した打線は、両軍無得点の6回1死一、三塁も生かせなかった。矢野の2球目に走者がスタートを切る作戦は矢野が空振りし、三塁走者がアウトとなった。2死二塁から矢野が内野安打で出塁したが、小園は左飛に倒れて無得点に終わった。

◆広島大瀬良大地投手(33)の力投も報われず、ゼロ封負けで連勝が5でストップ。本拠地の連勝も8で止まった。1週間前と同じ柳との投手戦。7回2死まで1安打も、細川の二塁打直後にボスラーに先制打を浴びた。8回は犠飛で失点し、8回2失点。今季初黒星に「僕が投げているときに勝てていないので、本当に申し訳ない。迷惑しかかけていないので、どうにかしたい」と唇をかんだ。登板3試合で防御率1・89も、白星が遠い。

◆広島は好投の先発大瀬良を打線が援護できず、連勝が5で止まった。中日柳の前に7回4安打に抑えられ、今季3度目のゼロ封負けを喫した。両軍無得点の6回は1死一、三塁から走者がスタートを切るも、矢野が空振り。2死二塁から矢野が内野安打で出塁したが、小園は左飛に倒れて無得点に終わった。大瀬良は援護がない中で7回2死まで1安打無失点に抑えるも、打線が好機を逃した直後の7回2死二塁から均衡を破られ、8回には犠飛で追加点を許した。8回2失点も、今季初黒星。

◆待望の白星だ。中日柳裕也投手(30)が3戦目で今季初勝利をマークした。「落ち着いて投げられたと思う。石伊が本当にいいリードをしてくれました」。6回2死一、三塁のピンチをしのぎ、7回4安打5三振無失点。会心の投球で勝利に導いた。前回9日も広島大瀬良と投げ合い、この日も6回まで0-0で進む緊迫の投手戦になった。井上監督も「冷静な形を装ってたかもしれないけど、見てる方がバクバク...。大瀬良より先に降りたくないって気持ちがすごく見えた。そこが勝因かなと。(柳)裕也は二重丸です」と絶賛した。柳は前日15日に、指揮官から「生きるか死ぬかって気持ちの入った投球を」とハッパをかけられていた。それを受け「生きるか死ぬか、で、生きて帰ってこられてよかったです」と声をはずませた。チームの借金を2に減らし、5位に浮上した。【林英樹】▽中日ボスラー(7回に均衡を破る来日初タイムリーが初の決勝打)「あまり細かいことは考えないで、とにかく走者をかえすことだけ考えて打席に入った。緊迫した展開の中、なんとか1点を取れてよかったよ」▽中日カリステ(8回1死満塁の代打で2点目の犠飛)「追い込まれたけど、最低限の仕事ができて良かった。1点が欲しい場面だったからうれしいよ」

◆広島の4番末包が6試合連続の安打を放った。先頭で迎えた二回に柳の甘く入った変化球をうまく拾い、左翼線二塁打で好機をつくった。「しっかり4月から試合に出られているので楽しい。気負わずやれている」と話していたように力みのないスイングだった。前日の15日には3安打3打点の活躍で、首位を走る広島打線を引っ張っている。開幕カードの阪神戦で出番がなかった悔しさを力にし「出た時にどういう仕事をすればいいのか考えた。1歩引いて楽に物事を捉えるようになった」と精神的な成長を実感している。

◆広島が今季3度目の零封負けを喫した。先発した大瀬良大地投手(33)は8回を4安打2失点で今季初黒星となった。六回まで1安打無失点と好投を見せていたが、七回に2死二塁からボスラー(前マリナーズ)に右前へ先制打を浴びた。八回にも1死満塁からカリステに中犠飛を打たれ、リードを広げられた。打線は二回に先頭の末包が左翼線へ二塁打を放つが、後続が倒れ、無得点。六回には1死一、三塁の好機を生かせず、得点を奪えなかった。相手先発の柳を打ち崩せず、連勝は5でストップ。3月30日の阪神戦から続いていた本拠地での連勝も8で止まった。

◆中日は七回に細川、ボスラーの連打で先制し、八回1死満塁からカリステの中犠飛で加点した。柳が7回無失点で今季初勝利を挙げた。広島は連勝が5でストップ。8回2失点と好投した大瀬良を打線が援護できなかった。

◆広島が今季3度目の完封負けを喫した。先発した大瀬良大地投手(33)は8回を4安打2失点で今季初黒星。チームの連勝は5でストップした。

◆中日の柳が7回4安打無失点と好投し、今季初勝利を挙げた。クイック投法を織り交ぜるなど巧みに打者を翻弄し、五回まで1安打で三塁を踏ませない。六回のピンチでも冷静で、2死一、三塁から最後は小園を直球で左飛として切り抜けた。「初白星はやっぱりうれしい」と表情を緩めた。開幕から全3試合で6回以上を投げ、防御率0・90と安定感は抜群だ。登板前のブルペンでの投球練習を3日前に早めるなど調整法の変更が奏功しており「いいものは続けていきたい」と納得顔。4勝5敗に終わった昨季からの巻き返しへ、30歳のベテランが好スタートを切っている。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
961 0.600
(↓0.043)
-
(-)
12760
(-)
44
(+2)
6
(-)
7
(-)
0.255
(↓0.005)
2.350
(↑0.02)
2
(-)
阪神
761 0.538
(-)
1
(↑0.5)
12944
(-)
40
(-)
6
(-)
11
(-)
0.231
(-)
2.600
(-)
3
(-)
巨人
871 0.533
(↑0.033)
1
(↑1)
12756
(+5)
47
(-)
11
(+2)
7
(-)
0.261
(↓0.001)
2.630
(↑0.17)
4
(-)
ヤクルト
561 0.455
(-)
2
(↑0.5)
13132
(-)
45
(-)
4
(-)
1
(-)
0.191
(-)
3.280
(-)
5
(1↑)
中日
682 0.429
(↑0.044)
2.5
(↑1)
12729
(+2)
43
(-)
3
(-)
9
(-)
0.192
(↓0.003)
2.450
(↑0.16)
6
(2↓)
DeNA
572 0.417
(↓0.038)
2.5
(-)
12951
(-)
53
(+5)
5
(-)
4
(-)
0.231
(↓0.004)
3.280
(↓0.16)