ソフトバンク(★1対2☆)楽天 =リーグ戦1回戦(2025.04.15)・みずほPayPayドーム福岡=
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楽天
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ソフトバンク
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勝利投手:則本 昂大(2勝1敗2S)
(セーブ:鈴木 翔天(0勝1敗1S))
敗戦投手:ヘルナンデス(0勝2敗0S)

本塁打
【楽天】浅村 栄斗(2号・6回表ソロ)

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◆楽天は両軍無得点で迎えた6回表、浅村のソロで先制する。その後同点を許すも、延長10回には浅村の適時打で再びリードを奪った。投げては、先発・藤井が7回途中1失点の好投。4番手・則本が今季2勝目を挙げた。敗れたソフトバンクは、4番手・ヘルナンデスが誤算だった。

◆楽天浅村栄斗内野手(34)が、通算300本塁打に王手をかけた。ソフトバンク戦に「3番一塁」で先発。6回に8日日本ハム戦以来6試合ぶりとなる今季2号を放り込んだ。プロ野球史上47人目となる快挙へ残り1本とした。また、浅村は平成生まれ初の通算2000安打まで試合前時点で残り23本としている。

◆ソフトバンクの左腕エース、リバン・モイネロ投手(29)が5回までに2桁10三振を奪った。4回は2死満塁のピンチも7番小郷をストレートで三振。5回は宗山、太田、小深田を3者連続三振に仕留めた。モイネロは試合前時点で2勝0敗、防御率0・75と抜群の安定感を誇っていた。6連勝がかかるこの日の試合には「今はチームが勝っている状況が続いている。これが続くように頑張りたいね」と話していた。一方で打線は楽天藤井の前に5回まで無得点と沈黙。先制点を奪ってモイネロを援護したい。

◆見ていて気持ちいい浅村栄斗 ゲームを動かす第2号ソロホームラン!通算300号まであと「1」?プロ野球 (2025/4/15)??ソフトバンク×楽天??live on DAZN#オレをみろ#RakutenEagles pic.twitter.com/ZOeu1sikWe

◆現役最多の犠打数を誇る、ソフトバンク今宮健太内野手(33)が今季初犠打を決めた。1点を追う6回無死一塁。カウント1ボールからの2球目、楽天藤井の真ん中直球を投手の前に転がした。これで通算396犠打とし、NPB史上4人目の400犠打に残り4と迫った。また、通算100本塁打まで残り1本。プロ野球で、過去に「100本塁打、400犠打」をクリアした選手はいない。今季は史上初の快挙達成に注目が集まる。

◆楽天浅村栄斗内野手(34)が決勝打を放ち、チームの連敗を6で止めた。1-1の延長10回、2死一、二塁で、ソフトバンク・ヘルナンデスから勝ち越しの中前タイムリー。浅村は初回には左前打、6回には左越えに2号ソロを放っており、今季初の1試合3安打となった。通算2000安打まで20本、通算300本塁打まで1本とした。試合後はヒーローインタビューを受けた。「とりあえず、連敗を止められたので良かったです。(先発した藤井)聖が頑張ってましたし、ピッチャーが頑張ってました。今日はピッチャーのおかげだと思います」と最少失点に抑えた投手陣を持ち上げた。10回の場面については「(カウント)2-3までいったので、なんとかヒットを打てばかえってくると思ってたので、ヒットだけ狙いにいきました」と振り返った。残り1本とした300本塁打には「なるべく早く300本目を打てるように頑張ります」と力強く話した。

◆楽天浅村栄斗内野手(34)がチームを救った。同点の延長10回2死一、二塁、フルカウントからヘルナンデスの直球を中前にはじき返した。二塁走者の代走武藤がヘッドスライディングで勝ち越しの生還。直前にあった小深田の犠打失敗も帳消しにした。決勝打で連敗を6で止め「藤井も立ち上がりとか相当緊張していたと思うし、不安の中、投げていたと思うので、勝ちつけられなかったですけど、投手のおかげかなと思う」と力投した先発藤井をたたえた。今季初めて3番でスタメン出場した。0-0の6回1死では、モイネロから左翼ホームランテラス席に突き刺す先制2号ソロ。「きっちりミスショットすることなくしっかりと捉えられたので久しぶりにいい感じで打球が上がってくれた」。この1発で通算300本塁打に王手をかけた。初回には左前打を放っており、この日は4打数3安打2打点と今季初の猛打賞で打線をけん引した。オリックス時代のイチローに並ぶ通算120度目の猛打賞で、平成生まれ初の通算2000安打に残り20本とした。好調の要因を問われても「あまり気にしてないです。大体いつも2000本安打の話をするので、あまり自分の中で気にしないようにやっています」。自分の仕事を全うすることだけに集中する。【山田愛斗】

◆ソフトバンクの1番周東佑京内野手(29)が、開幕から14試合連続安打を放ち、南海時代の69年トーマスを抜き、球団歴代3位に浮上した。0-0で迎えた3回1死で左前打。カウント1-2からの楽天藤井の内角低めツーシームを流し打ちする、技ありの一打だった。開幕から全14試合で「1番中堅」でスタメン出場し、ここまで打率3割8厘と好調だ。連続安打が続いている要因に「流れじゃないですか」と話した。球団記録は11年本多内野守備走塁兼作戦コーチの19試合連続安打で、記録更新に期待が高まる。

◆ソフトバンクの連勝は「5」で止まり、再び借金生活に突入した。先発モイネロが7回1失点、自己最多タイ12奪三振の好投も打線が4安打で1得点のみと援護できなかった。1-1で今季3度目の延長戦に入り、10回に4番手ヘルナンデスが浅村に決勝の中前打を献上。小久保裕紀監督(53)が「想定外だった」と話すのは9回の攻撃だった。1死から7番広瀬隆が四球で出塁した。ここで代走に俊足の野村を送り、8番海野に代打柳町を起用。しかしこれがまさかの投ゴロ併殺という結果に。ランナーはスタートを切っていただけに最悪の形になってしまった。指揮官はリクエストを要求することもなく併殺場面をじっと見つめていた。楽天先発の藤井にもスライダー、チェンジアップ、シュート、ツーシームと多彩な変化球で手玉に取られた。指揮官は「いいピッチングをされた。低めに丁寧に集められてね」と脱帽。唯一の得点シーンは相手の失策が絡んでの広瀬隆の右翼越え適時二塁打だった。小久保監督は「4安打でしたので。1点じゃなかなか...」。柳田、近藤、栗原不在で5連勝を飾ってきたが、この日は打線が小休止となった。これでみずほペイペイドームでは1勝6敗。昨季44勝19敗(2分)と大きく勝ち越した本拠地で苦しい戦いが続く。今季は単独最下位も経験したソフトバンク。息を吹き返してきただけに、この敗戦を引きずりたくない。【只松憲】

◆楽天が競り勝ち、連敗を6で止めた。六回にソロの浅村栄斗内野手が1―1の延長十回に勝ち越しの適時打を放った。4番手の則本昂大投手が2勝目をマーク。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
1131 0.786
(↑0.017)
-
(-)
12868
(+2)
40
(-)
13
(-)
8
(+1)
0.303
(↓0.006)
2.330
(↑0.16)
2
(-)
日本ハム
960 0.600
(↑0.029)
2.5
(-)
12861
(+9)
50
(+3)
16
(+1)
2
(-)
0.238
(↑0.004)
2.780
(↓0.01)
3
(-)
ソフトバンク
671 0.462
(↓0.038)
4.5
(↓1)
12960
(+1)
55
(+2)
11
(-)
12
(+2)
0.254
(↓0.01)
3.570
(↑0.15)
4
(-)
ロッテ
580 0.385
(↓0.032)
5.5
(↓1)
13040
(+3)
51
(+9)
7
(+1)
5
(+2)
0.212
(↓0.002)
3.130
(↓0.32)
4
(-)
西武
580 0.385
(↓0.032)
5.5
(↓1)
13035
(-)
44
(+2)
4
(-)
13
(-)
0.225
(↓0.008)
3.060
(↑0.14)
6
(-)
楽天
590 0.357
(↑0.049)
6
(-)
12930
(+2)
54
(+1)
3
(+1)
12
(+1)
0.234
(↓0.006)
3.650
(↑0.32)