オリックス(☆2対0★)西武 =リーグ戦1回戦(2025.04.15)・京セラドーム大阪=
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西武
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ORIX
10000001X2510
勝利投手:髙島 泰都(2勝0敗0S)
(セーブ:マチャド(1勝0敗5S))
敗戦投手:髙橋 光成(0勝2敗0S)
  DAZN
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◆オリックスは初回、無死三塁から太田の内野ゴロの間に1点を先制する。そのまま迎えた8回裏には、ディアスの適時打で貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・高島が7回無失点の力投で今季2勝目。敗れた西武は、先発・高橋光成が好投を見せるも、打線が援護できなかった。

◆オリックスは"外弁慶シリーズ"返上なるか。13日までの楽天戦(楽天モバイルパーク)で3連勝と勢いに乗り、京セラドーム大阪に帰ってきた。開幕から14試合で敵地は8戦全勝のプロ野球記録を更新。一方、本拠地では2勝3敗1分けと負け越している。この日から今季初の西武戦。18日からは日本ハムを迎え、本拠地6連戦となる。まずは両リーグトップのチーム打率3割9厘の好調打線が、西武先発の高橋光成投手(28)を攻略し、オリ党に白星を届けたい。本拠地でも連勝を伸ばし、首位を守る。

◆オリックスのスタメンが発表された。杉本裕太郎外野手(34)が12日の楽天戦(楽天モバイルパーク)以来、2試合ぶりにスタメンを外れた。「4番指名打者」では新外国人のジョーダン・ディアス内野手(24)が出場する。また、ドラフト1位麦谷祐介外野手(22=富士大)がプロ初の1番起用。走攻守3拍子そろったルーキーがリードオフマンを担う。先発は高島泰都投手(25)。今季3度目の先発で、自身2勝目を目指す。昨季までオリックスでプレーし、この日は「4番指名打者」で出場する西武セデーニョと対戦する。チームは開幕から14試合で敵地8戦全勝。一方、本拠地では2勝3敗1分けと負け越している。"外弁慶シリーズ"を返上し、首位を守る。

◆西武の高橋光成投手(28)は7回1失点でしのいだものの、この日も白星を得られなかった。敗戦投手となり、これで24年4月14日のソフトバンク戦から続く連敗が「13」に伸び、球団のワースト記録となった。この日は初回、オリックスの1番麦谷に10球目を安打にされ、その後盗塁と失策で無死三塁に。2番太田の二ゴロの間に、麦谷に先制のホームを踏まれた。2回無死満塁の大ピンチをしのいだ後は、スライダーなども交えながら投球を落ち着かせた。7回も2死一、三塁のピンチを中飛でしのぎ、グラブを9度たたいて喜びを表現した。しかし打線がオリックス高島の横の揺さぶりに対し力ないフライアウトを重ね、高橋に援護点を届けられなかった。高橋が昨年4月14日ソフトバンク戦から13連敗。13連敗以上は02~03年に15連敗した川越(オリックス)以来17人目で、西武では22~23年隅田の12連敗を抜く球団ワーストとなった。13連敗の中には5回を持たずに降板が3試合あるものの、この日のように援護点0の黒星が10試合ある。

◆オリックスは4連勝で貯金を8に伸ばした。本拠地での勝利は開幕3戦目だった3月30日以来。試合前時点で開幕から敵地で8連勝しながら、京セラドーム大阪では負け越していた。これで本拠地3勝3敗1分けと、"外弁慶"を返上し、首位を快走する。ドラフト1位の麦谷祐介外野手(22=富士大)がリードオフマンの役割を果たした。プロ3度目のスタメンで、初めて1番起用。初回、西武先発の高橋に9球粘り、10球目外角高めの直球を中前にはじき返した。続く2番太田椋内野手(24)の初球ですかさず二盗を決めた。さらに捕手の送球が乱れ、迷わず三塁を仕留めた。一気に無死三塁の好機をつくり、太田の二ゴロ間に先制のホームを踏んだ。さらに1-0の8回にも12球目に四球を選び、4番ジョーダン・ディアス内野手(24)の適時打で2点目を奪った。先発の高島泰都投手(25)は7回4安打無失点の快投。初回に内野安打と味方の失策、さらに四球で2死満塁のピンチを招いた。それでも最後は6番ネビンを143キロカットボールで空振り三振。自己最長の7回106球を投げ、2勝目。8回ルイス・ペルドモ投手(31)、9回アンドレス・マチャド投手(31)と勝利の方程式をつないだ。

◆オリックス高島泰都投手(25)が自己最長の7回を投げ、0封で2勝目を挙げ、チームを4連勝に導いた。初回2死満塁のピンチを招くも、6番ネビンを143キロカットボールで空振り三振。「あそこを抑えて、波に乗っていけた」。4回から6回は3者凡退に切り、尻上がりに調子を上げた。自己最多の106球を投げ、「成長したかなと感じます」と手応え。早くもルーキーだった昨季に並ぶ2勝目を挙げ、「4月の時点で2勝できたことをすごくほっとしています」と笑みを浮かべた。7回4安打無失点の快投。好調の打線が、西武先発の高橋に4安打に抑え込まれた投手戦に勝ち、「自信にして今後も頑張っていきたい」とうなずく。岸田監督も「出力も安定して出ていますし、球の扱いも良くなっていると思う」と評価した。チームは今季最多の貯金8。本拠地での勝利は開幕3戦目だった3月30日以来となり、ホーム3勝3敗1分け。"外弁慶"を返上し、首位を快走中だ。

◆オリックス・曽谷龍平投手(24)が先発予定の16日の西武戦に向けてキャッチボールなどで調整した。「(西武打線は先)週末の試合で少しずつ波に乗ってきてると思う。自分の投球をしっかりすることを意識したい」曽谷は9日のソフトバンク戦(京セラ)で6回2失点(自責1)と好投したが、救援陣が打たれて白星はつかず。今季2勝目をかけて3度目の先発のマウンドに上がる。昨季に西武戦2試合で0勝2敗、防御率4・73という成績だったが、データにとらわれることなく自分の持ち味を出して抑えていくつもりだ。「どんどんゾーンに強い球を投げることが僕の理想なので。そこはやっていきたい」と意気込んだ。

◆オリックスは4連勝で貯金は今季最多の8とした。一回にD1位・麦谷(富士大)が中前打で出塁。二盗と敵失で三進し、太田の二ゴロの間に先制のホームを踏んだ。八回にはまたも麦谷がチャンスメークし、4番の新外国人、ディアスが適時打を放ち、2点目を挙げた。先発の2年目右腕の高島は7回無失点の好投で2勝目。これで4試合連続で先発投手に白星がついた。チームは先制すれば、今季9勝1敗。投打がかみ合い、首位を堅持した。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
1131 0.786
(↑0.017)
-
(-)
12868
(+2)
40
(-)
13
(-)
8
(+1)
0.303
(↓0.006)
2.330
(↑0.16)
2
(-)
日本ハム
960 0.600
(↑0.029)
2.5
(-)
12861
(+9)
50
(+3)
16
(+1)
2
(-)
0.238
(↑0.004)
2.780
(↓0.01)
3
(-)
ソフトバンク
671 0.462
(↓0.038)
4.5
(↓1)
12960
(+1)
55
(+2)
11
(-)
12
(+2)
0.254
(↓0.01)
3.570
(↑0.15)
4
(-)
ロッテ
580 0.385
(↓0.032)
5.5
(↓1)
13040
(+3)
51
(+9)
7
(+1)
5
(+2)
0.212
(↓0.002)
3.130
(↓0.32)
4
(-)
西武
580 0.385
(↓0.032)
5.5
(↓1)
13035
(-)
44
(+2)
4
(-)
13
(-)
0.225
(↓0.008)
3.060
(↑0.14)
6
(-)
楽天
590 0.357
(↑0.049)
6
(-)
12930
(+2)
54
(+1)
3
(+1)
12
(+1)
0.234
(↓0.006)
3.650
(↑0.32)