1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 3 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 12 | 1 | 2 |
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 6 | 1 | 0 |
勝利投手:宮城 大弥(2勝0敗0S) 敗戦投手:古謝 樹(1勝1敗0S) 本塁打 |

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◆オリックスは初回、中川の2点適時打などで、幸先良く3点を先制する。そのまま迎えた3回表には、杉本のソロと若月の適時打で2点を加え、リードを広げた。投げては、先発・宮城が8回5安打1失点の力投で今季2勝目。敗れた楽天は、投打ともに振るわなかった。
◆オリックスがプロ野球記録の開幕から敵地8連勝を決めた。試合前時点でチーム打率3割超えの打線はこの日も初回からつながり、一挙3得点。今季10度目の2桁安打で、両リーグ最速の10勝に到達した。初回、1死満塁で5番頓宮裕真捕手(28)の押し出し四球で先制。なお2死満塁から7番中川圭太内野手(29)が左翼へ2点適時打を放った。開幕2戦目の3月29日には本拠地で5回2安打無得点に抑え込まれた楽天古謝から3四球、3安打で3点を奪った。さらに、3-0の3回には4番杉本裕太郎外野手(34)が左翼へ3号ソロ。なお2死二塁で8番若月健矢捕手(29)の右前適時打で5-0と一気に突き放した。援護をもらった先発の宮城大弥投手(23)は雨が降りしきる中、8回までに132球を投じて5安打1失点で2勝目。昨季10月6日の最終戦に雨天コールドゲームで規定投球回に1回1/3届かず涙した楽天モバイルパークで、雪辱を果たした。エースの快投と、好調打線ががっちりとかみ合い、3連勝。今季最多の貯金7で首位を走る。オリックスが両リーグ10勝一番乗り。同球団の両リーグ10勝一番乗りは14年以来だが、この時は4月15日にオリックス、ソフトバンク、阪神の3球団が同時に到達。単独で両リーグ10勝一番乗りは、阪急時代の87年4月26日以来、38年ぶりだ。これで敵地では8勝0敗。52年のフランチャイズ制以降、開幕からビジターで無傷の8連勝は59年巨人、88年近鉄、02年阪神、12年ロッテ、17年オリックスの7連勝を抜くプロ野球新記録。現在、日本ハムもビジターでは無傷の6連勝中で、今季のパ・リーグはビジターチームが合計30勝8敗1分けと圧倒的な強さを見せている。なお、「開幕から」の条件を外したビジターの連勝記録は54年8~10月南海の16連勝。
◆オリックス杉本裕太郎外野手(34)が昨季8月18日日本ハム戦(京セラドーム大阪)以来の1試合2発を放った。3-0の3回、楽天古謝の初球、内角高めの141キロ直球を左翼へ3号ソロ。「少し打球が上がり過ぎたかなと思っていたんですが、なんとかスタンドまで届いてくれてよかったです」と振り返った。5-1の9回にも5番手今野の144キロ直球を同様の軌道で左翼スタンドに運んだ。ベンチに戻ると、満面の笑みでこの日2度目の「昇天ポーズ」を決めた。
◆2年目左腕は、連敗脱出の救世主になれなかった。楽天古謝樹投手(23)がオリックス戦に先発し、5回5失点。「もう少し自分の投球内容が初回から良い内容だったら、今後につながる試合にもなったかなと思います」と唇をかんだ。好調な打線を相手にも「平常心を保つことが大事」と力強くマウンドに立った。しかし、あまり経験のない雨天登板に「出力が出なかった」。初回から3四球に3長短打で3点を失い出ばなをくじかれ、3回には杉本に本塁打を許すなど2点を奪われた。「出力を下げて打たせて取るとか、テンポを速めるとか、そこを焦ってしまった」と反省。「いろんな方のファインプレーやベンチの声掛けがあって」と、なんとか5回を投げきった。「(雨天登板を)シーズン序盤で経験できたことはいいこと。2度と(このような投球が)ないようにしていきたい」とプラスに変えていく。三木監督は「立ち上がりからボール自体は良かったんですけどね。相手チームとの兼ね合いとか、組み立て方とかを詰めていかないと。次に投げる時のために、今日のことをしっかり整理して、調整してまたというところ」と成長に期待した。【高橋香奈】
◆大阪・関西万博開幕の日、オリックスがプロ野球記録を更新した。楽天戦(楽天モバイルパーク)に快勝し、開幕から敵地で負けなし8連勝の新記録だ。エース宮城大弥投手(23)が8回5安打1失点。昨季、涙をのんだ球場で今季2勝目を挙げた。チーム打率3割超の打線も今季10度目の2桁安打と、投打ががっちりかみ合った。両リーグ最速で10勝到達。単独一番乗りは、阪急時代の87年以来となった。宮城の132球目は冷たい雨を切り裂くように、バットに空を切らせた。8回1死から連打と犠飛で1点を失い、なお2死一塁。最後は楽天の4番阿部を内角スライダーで空振り三振に仕留めた。プロ6年目で最多の球数を投げきり、手をたたいた。「天気もあるので、打たせて取る投球にしようと思っていたので、実行できてよかった」気温9度の雨の中、抜群の制球力を見せた。6回まで2安打、無四球。12個のゴロアウトを重ね、楽天打線を手玉に取った。7回を終え106球も「行くつもりでいました」。中8日の万全状態で臨んだ左腕は、8回5安打1失点の熱投で2勝目を挙げた。「久しぶりに雨の中での試合だったんですけど、悪い思いは捨てて、いい投球ができた」悔し涙は笑顔に変わった。昨季最終戦の10月6日。同じ球場で最優秀防御率のタイトルをかけて先発も、7回雨天コールドゲームで4年連続での規定投球回に1回1/3届かず、涙した。あれから半年あまり。前日には「去年は去年、今年は今年」と話し、切り替えて臨んだ一戦。打線が今季10度目の2桁安打で援護し、「いいテンポ、いいリズムで投げられた」と感謝した。背番号「18」となって帰ってきた杜(もり)の都。岸田監督も「マウンド上での姿でも全て、エースらしい投球だった」と絶賛した。首位を快走中のチームに、さらに勢いをつけた。開幕から敵地8連勝はプロ野球記録。今季14試合目で両リーグ最速の10勝にも到達した。単独一番乗りは阪急時代の87年以来38年ぶり。投打ががっちりとかみ合い、15日から本拠地京セラドーム大阪で西武との3連戦を迎える。宮城は「最後まで気を抜かず、優勝に向かってみんなで頑張りたい」と力強く言った。この日、大阪・関西万博が開幕。開催地の夢洲(ゆめしま)は、2軍施設のある舞洲(まいしま)と夢舞大橋で結ばれたお隣だ。貯金は7まで増えたが、満足はしない。"ミャクミャク"と勝利を重ね、日本一まで突き進む。【村松万里子】
◆オリックス4番杉本裕太郎外野手(34)が1試合2発と大暴れした。3-0の3回、楽天古謝の内角高めを左翼へ3号ソロ。5-1の9回にも5番手今野から左翼席に運び、満面の笑みでこの日2度目の「昇天ポーズ」を決めた。昨季8月18日の日本ハム戦(京セラドーム大阪)以来の1試合2発。「僕より打率高い人とかいるのでいい刺激になってるというか、チーム内でもいい競争ができている」と好調打線の相乗効果を語った。
◆オリックスが3連勝とし、両リーグ最速で10勝に到達した。三回までに中川の2点打や杉本のソロなどで5点先行。杉本は九回にもソロを放った。宮城が8回を1失点で2勝目。楽天は投打に精彩を欠き6連敗。
◆オリックスが3連勝とし、両リーグ最速で10勝に到達した。三回までに中川の2点打や杉本のソロなどで5点先行。杉本は九回にもソロを放った。宮城が8回を1失点で2勝目。?オリックスの両リーグ10勝一番乗りは2014年(阪神、ソフトバンクと同日到達、同年の最終順位は2位)以来11年ぶり。単独での両リーグ10勝一番乗りは阪急時代の1987年(同年の最終順位は2位)以来38年ぶり。?ビジターゲームは開幕から負けなしの8連勝。本拠地制が導入された1952年以降、ビジターゲームで開幕8連勝はプロ野球新記録。これまでは59年の巨人、88年の近鉄、02年の阪神、12年のロッテ、17年のオリックスの開幕7連勝だった。本拠地制導入前で、オリックスのように先攻した試合で開幕から8連勝以上したのは、50年に松竹が開幕から1分けを挟んで12連勝した例がある。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
10 | 3 | 1 | 0.769 (↑0.019) | - (-) |
129 | 66 (+6) | 40 (+1) | 13 (+2) | 7 (+1) |
0.309 (-) | 2.490 (↑0.11) |
2 (-) |
日本ハム |
8 | 6 | 0 | 0.571 (↓0.044) | 2.5 (↓1) |
129 | 52 (+2) | 47 (+7) | 15 (-) | 2 (-) |
0.234 (↑0.001) | 2.770 (↓0.09) |
3 (-) |
ソフトバンク |
6 | 6 | 1 | 0.500 (-) | 3.5 (↓0.5) |
130 | 59 (-) | 53 (-) | 11 (-) | 10 (-) |
0.264 (-) | 3.720 (-) |
4 (-) |
ロッテ |
5 | 7 | 0 | 0.417 (-) | 4.5 (↓0.5) |
131 | 37 (-) | 42 (-) | 6 (-) | 3 (-) |
0.214 (-) | 2.810 (-) |
4 (1↑) |
西武 |
5 | 7 | 0 | 0.417 (↑0.053) | 4.5 (-) |
131 | 35 (+7) | 42 (+2) | 4 (+1) | 13 (+2) |
0.233 (↑0.014) | 3.200 (↑0.11) |
6 (-) |
楽天 |
4 | 9 | 0 | 0.308 (↓0.025) | 6 (↓1) |
130 | 28 (+1) | 53 (+6) | 2 (-) | 11 (-) |
0.240 (↓0.004) | 3.970 (↓0.17) |
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