楽天(★2対4☆)オリックス =リーグ戦5回戦(2025.04.12)・楽天モバイルパーク宮城=
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ORIX
40000000041000
楽天
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勝利投手:九里 亜蓮(2勝0敗0S)
敗戦投手:松井 友飛(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆オリックスは初回に頓宮、ディアス、紅林の適時二塁打が飛び出し、一挙4点を先制する。投げては、先発・九里が8回無失点9奪三振の快投で今季2勝目。敗れた楽天は、先発・松井が4回4失点と試合をつくれず、打線も8安打で2得点と好機を生かしきれなかった。

◆オリックスはこの日も打線が爆発し、2連勝を飾った。5回までに10安打。今季13試合で9度目の2桁安打で、他4試合も9安打。打線好調の勢いそのまま、首位を守った。初回、2番太田椋内野手(24)の中前打と、この日今季初めて4番に座った中川圭太内野手(29)の左前打で2死一、二塁。5番頓宮裕真捕手(28)が右中間へ2点適時打を放ち、先制した。さらに1軍初昇格した新外国人のジョーダン・ディアス内野手(24)の左越え適時二塁打、7番紅林弘太郎内野手(23)の右越え適時二塁打と、3者連続の適時二塁打で4-0とたたみかけた。大量リードをもらった先発の九里亜蓮投手(33)は8回6安打無失点、9奪三振の力投。5回、先頭の小郷、2番小深田に2連打を浴び、無死二、三塁のピンチを迎えた。それでも3番辰己、4番阿部を空振り三振。最後は5番浅村を二飛に仕留め、ほえた。114球を投げ、今季2勝目。9回は古田島成龍投手(25)が締めた。

◆楽天が5連敗で最下位に転落した。今季初先発の松井は4回4失点。打線は9回に2点を返すも、及ばなかった。三木監督は「最後も諦めずにやっている姿勢が大事になってくる。勝ちにつなげられないのは自分自身の問題。1人1人、自覚を持ってやってもらいたい」と力を込めた。適時三塁打を含む2安打の宗山塁は「思い切って自分らしさを出して、結果的にチームに勢いをつけたい」と連敗ストップを誓った。

◆オリックスはこの日も打線が爆発して連勝、開幕から敵地7連勝となった。5回までに10安打。今季13試合で9度目の2桁安打で、他4試合も9安打。打線好調の勢いそのまま、首位を守った。オリックスは開幕からZOZOマリン○○、エスコンフィールド○○○、楽天モバイル○○と敵地で7勝0敗。52年のフランチャイズ制以降、開幕からビジターで無傷の7連勝は59年巨人、88年近鉄、02年阪神、12年ロッテ、17年オリックスに次いで6度目のプロ野球タイ記録。今季のパ・リーグはビジターチームが強く、ホームでは全球団が負け越しの珍現象が起きている。

◆楽天は2-4でオリックスに敗れ、5連敗で最下位へ転落した。今季初先発した松井友飛投手(25)が初回から連打を浴び、4回9安打4失点で降板。「久しぶりの1軍での先発で、気負いすぎずにいつもの中継ぎと同じような感覚でいきたかったのですが、やはり違う感じになってしまった」と悔しさをにじませた。打線は9回に宗山の適時三塁打などで2点を返したが、及ばなかった。三木肇監督(47)は、「ここ数試合はなかなかうまく立ち上がれていない。結果こうなので、対策や作戦を見直さないとダメだと思う。これだけ最後までファンの方が応援してくれているのに寂しい試合になってしまうから、しっかり(コーチとも)話します」と重く受け止めた。8安打で好機をつくりながらも、8残塁と打線のつながりを欠いた。指揮官は「最後も諦めずにやっている姿勢が大事になってくる。結果として勝ちにつなげられないのは自分自身の問題。選手たちも役割と求められていることの精査をして、1人1人、自覚を持ってやってもらいたい」と力を込めた。一丸で軌道修正を図り、6連戦最終日を勝利で締める。【高橋香奈】

◆オリックスのドラフト1位麦谷祐介外野手(22=富士大)が地元仙台でプロ初盗塁を決めた。中学時代は楽天シニアでプレー。故郷に凱旋(がいせん)し、12日の楽天戦(楽天モバイルパーク)に「9番中堅」で出場。2回の第1打席、楽天松井の外角直球を左前にはじき返した。さらに二盗も成功。これがプロ初の盗塁となった。家族や友人、10人ほどを招待した1戦で結果を残した。「小さい頃見ていた選手たち、球場で野球ができたことは本当に光栄」と喜んだ。それでも試合後は悔しさをにじませた。4-0の5回2死満塁の好機に中飛、8回は外角高めの直球に空振り三振。「自分のスイングができなかった」と唇をかんだ。岸田監督は「失敗覚悟で攻めていくというところで僕はいいと思っている。スケール大きくいってほしい」と期待。ルーキーが経験を糧に成長を続ける。

◆岸田マジックで開幕から敵地7連勝だ。12日楽天戦(楽天モバイルパーク)で主軸の西川と杉本を休養。岸田新監督は3番にドラフト4位の山中を抜てきし、4番には今季初めて中川を起用。意図は「内緒です」としたが「誕生日でしたしね」と白い歯をこぼした。中川は29歳初打席に左前打で応えた。打線は初回、6安打4得点の猛攻。5番頓宮の2点適時打で先制。初昇格して即6番起用のディアスも左越え適時二塁打で続いた。2軍で14試合の経験を積んできた新外国人に来日初安打が生まれた。中嶋前監督は変幻自在のオーダーで「ナカジマジック」とも言われた。お株を奪う用兵に岸田監督は「誰がどの打順になっても役割を果たそうとする集中力、意識の高さ。どの打順でも、結果を出してくれている」とナインをたたえた。今季13試合で9度目の2桁安打。他4試合も9安打と打線の勢いが止まらない。敵地7連勝で今季最多タイの貯金6と、首位を走る。オリックスは開幕からZOZOマリン○○、エスコンフィールド○○○、楽天モバイル○○と敵地で7勝0敗。52年のフランチャイズ制以降、開幕からビジターで無傷の7連勝は59年巨人、88年近鉄、02年阪神、12年ロッテ、17年オリックスに次いで6度目のプロ野球タイ記録。今季のパ・リーグはビジターチームが強く、ホームでは全球団が負け越しの珍現象が起きている。

◆オリックス九里亜蓮投手(33)が8回114球の熱投で自身開幕2連勝だ。3回以外、毎回走者を得点圏に進め、4点リードの5回には無死二、三塁のピンチを招いた。それでも3番辰己と4番阿部をチェンジアップで空振り三振。最後は5番浅村を二飛に仕留め、ほえた。9奪三振のうち、5つが得点圏の場面と、要所を締めた。8回6安打無失点。「球数ももっと少なければよりいい。改善するところもたくさんあると思います」と次戦を見据えた。

◆オリックスが逃げ切り勝ち。一回に6長短打で4点を先行し、最後は追い上げをかわした。九里は要所を締めて8回を無失点とし、2勝目を挙げた。楽天は5連敗で最下位に転落。松井が立ち上がりに崩れ、打線の反撃も遅かった。

◆楽天は五回までに4度も得点圏に走者を進めながら無得点の拙攻が響いて5連敗を喫した。前日11日は11安打で1得点。三木監督は「このレベルまでくると、ただ単に思い切ってやりましょうという問題でもない」と苦境打破への策を必死に巡らせている様子で話した。一回に松井が4失点したのも試合を重くした。監督は「これだけ最後まで応援してくれているのに、出ばなでああいう形になると寂しい試合になってしまう」と本拠地を埋めたファンに申し訳なさそうだった。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
931 0.750
(↑0.023)
-
(-)
13060
(+4)
39
(+2)
11
(-)
6
(+1)
0.309
(↓0.002)
2.600
(↑0.05)
2
(-)
日本ハム
850 0.615
(↓0.052)
1.5
(↓1)
13050
(+1)
40
(+2)
15
(-)
2
(-)
0.233
(↓0.004)
2.680
(↑0.05)
3
(-)
ソフトバンク
661 0.500
(↑0.045)
3
(-)
13059
(+8)
53
(-)
11
(+1)
10
(-)
0.264
(↑0.009)
3.720
(↑0.3)
4
(1↓)
ロッテ
570 0.417
(↓0.038)
4
(↓1)
13137
(-)
42
(+8)
6
(-)
3
(-)
0.214
(↓0.01)
2.810
(↓0.2)
5
(1↑)
西武
470 0.364
(↑0.064)
4.5
(-)
13228
(+2)
40
(+1)
3
(-)
11
(+2)
0.219
(↑0.005)
3.310
(↑0.22)
6
(1↓)
楽天
480 0.333
(↓0.031)
5
(↓1)
13127
(+2)
47
(+4)
2
(-)
11
(+1)
0.244
(↓0.001)
3.800
(↓0.02)