広島(☆12対3★)巨人 =リーグ戦1回戦(2025.04.11)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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巨人
0101100003410
広島
03072000X121520
勝利投手:森下 暢仁(2勝1敗0S)
敗戦投手:戸郷 翔征(0勝2敗0S)
  DAZN
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◆広島は1点を追う2回裏、菊池と會澤の適時打で3点を奪い逆転する。1点リードで迎えた4回には、4本の適時打が飛び出すなど、打者12人の猛攻で7点を挙げた。投げては、先発・森下が6回3失点の好投で今季2勝目。敗れた巨人は、先発・戸郷が精彩を欠いた。

◆巨人坂本勇人内野手(36)が「2番三塁」、トレイ・キャベッジ外野手(27)が「5番右翼」でスタメン出場する。坂本の2番起用は24年9月18日DeNA戦(東京ドーム)以来となった。先発は戸郷翔征投手(25)が務める。ここまで2試合に登板して0勝1敗、防御率5・63。今季初勝利を狙う。

◆巨人岡本和真内野手(28)が開幕からの連続安打を12試合に伸ばした。4回1死、広島森下の直球を左前に運んだ。岡本は、この安打で開幕戦から12試合連続安打を記録。巨人では72年高田繁、88年クロマティに並び2位に浮上した。

◆巨人戸郷翔征投手(25)が4回途中10安打10失点でノックアウトされた。10失点はプロ入り後、自己ワースト。初回は田村を遊飛、矢野を左飛、小園を一ゴロに抑え3者凡退の立ち上がりを見せた。だが、2回に1死二、三塁から菊池に三塁線を破られる2点適時二塁打を許すと、なお2死二塁から会沢に左前適時打を浴びて、3失点を喫した。4回にも2四球と6本の長短打で7失点。犠打野選や岡本和真内野手(28)の悪送球が絡んだものの、粘りきることができなかった。戸郷は3月28日ヤクルト戦との開幕戦で5回4失点(自責2)と崩れると、続く4月4日阪神戦でも3回3失点でKO。この日の登板で防御率も11・12まで悪化し、本来の姿とはほど遠い内容の投球が続いている。戸郷が4回途中を投げて10安打、10失点。戸郷は過去に6失点が6度あったが、2桁失点は自身初めて。被安打10も、20年9月4日阪神戦、23年8月25日阪神戦に次いで3度目の自己ワーストタイだ。巨人投手の2桁失点は、22年5月3日の赤星以来。赤星もマツダスタジアムでの広島戦で、4回途中12失点だった。

◆エースの混迷が極まった。巨人戸郷翔征投手(25)が4回途中までに10安打を打たれて自己ワーストの10失点。106球、5回持たずにKOされた。阿部監督から肩をたたかれると、自らを責めるように首を振ってマウンドを降りた。こわばった表情はベンチに下がっても変わらず。幾度も首をひねる姿に、沈痛さが増す乱調となった。今季は開幕戦を含め、ここまで2試合に登板し、7失点、防御率5・63と苦戦中だった。三度目の正直をかけ、前日10日には「投手の生命線である真っすぐがよくなれば、それがベストになるボール。今はまっすぐをまた見つめ直してやってます」と見据えていた。カットボールの習得に取り組んだ影響もあってか、直球の質に違和感を覚えていた。この日は初回の初球、2球目と直球を続けたがいずれもボール。2回に2死三塁から甲斐の適時打で先制点をもらったが、直後のマウンドで4安打を集められて3失点とあっさり逆転を許した。3回からは変化球主体に変えたが、4回も4連打を含む6安打を浴びて、この回だけで7失点となった。苦境に光明を見いだしたかったが、待っていたのは厳しい現実だった。「全て今かみ合ってない状況なので、ほんとに全て直さないといけない。こんなに思った通りいかないのも初めて」。これまでの自己ワーストは6失点で過去6度あったが、大きく下回る結果となった。田中将が助言を送るなど、周囲の支えに恩返しを誓う気持ちは強い。エースとしてこのままでは終われない。【阿部健吾】戸郷が4回途中を投げて10安打、10失点。戸郷は過去に6失点が6度あったが、2桁失点は自身初めて。被安打10も、20年9月4日阪神戦、23年8月25日阪神戦に次いで3度目の自己ワーストタイだ。巨人投手の2桁失点は、22年5月3日の赤星以来。赤星もマツダスタジアムでの広島戦で、4回途中12失点だった。

◆巨人のエース戸郷翔征投手(25)が自己ワーストの投球で2連敗(0勝2敗)を喫し、チームは3連戦の初戦を落とした。4回途中10安打10失点。これまでのワーストは6失点で過去6度あり、直近は24年8月1日阪神戦(甲子園)だった。3月28日ヤクルト戦との開幕戦で5回4失点(自責2)、続く4月4日阪神戦でも3回3失点でKOされていた。今季初勝利をかけた3度目のマウンドは2回に1死二、三塁から菊池に三塁線を破られて2点適時二塁打、さらに2死二塁から会沢に左前適時打を浴びて、3失点を喫した。4回にはさらに打ち込まれた。2四球と6本の長短打で7失点。犠打野選や岡本和真内野手(28)の悪送球が絡んだものの、課題とした直球を追い込んでから痛打される苦しい展開が続いた。打線は2回に好調の甲斐拓哉捕手(32)の適時打で先制点を挙げた。4回には岡本が開幕からの連続安打を12試合に伸ばす左前打。巨人では72年高田繁、88年クロマティに並び2位に浮上した。試合後、阿部慎之助監督は戸郷について「そういう(再調整をさせる)予定。示しがつかないし」と明言。2軍行きに「こういう壁にぶち当たるってね、たぶん初めてだと思う。そこでなんとか乗り越えてね。絶対的なピッチャー陣のリーダーとして、僕は開幕に選んだつもりなので。いい勉強になると思います」と語った。

◆巨人岡本和真内野手(28)が開幕戦からの連続安打を12試合に伸ばした。4回1死走者なしから、広島先発森下の直球をはじき返して左前打。球団では72年高田繁、88年クロマティに並ぶ2位の記録となった。一方で「アウトにできるところを狙っていって...。申し訳ないですね」と4回無死一、二塁の場面での失点につながる悪送球を悔やみ、うつむいたまま球場を後にした。

◆新4番の末包昇大外野手(28)に導かれるように、広島がともに今季最多15安打12得点で大勝した。昨季防御率1・52に抑えられた難敵戸郷を4回途中でKO。先制を許した直後の2回に3点を奪って逆転すると、1点差となった4回は2四球と相手のミスにも乗じて6安打を集中。一挙7点を奪った。昨季対戦した7試合で計8得点の右腕から1試合で2桁10得点。21年4月10日の3回2/3を上回る3回1/3でのKOとなった。末包は2回の第1打席でチーム初安打となる左前打を放ち、火付け役となった。4回は4点を追加し、なおも1死二、三塁で内角球を引きつけて三塁線を破った。バットを前の打席で1本。この打席で2本折られながら、しぶとくフェアゾーンに運んだ。「3本折って、2本ヒットになったので、ギリプラスですね」と2点適時二塁打で勝負を決めた。出場8試合目で打点は早くも2桁に到達。大きな得点源となっている。昨季、胴上げを見せられた9月28日以来の対戦となる巨人相手に、変わらぬ相性の良さを示した。23年は対戦打率3割4分4厘で6本塁打。打撃成績を落とした昨季も球団別打率ではセ5球団でもっとも高い2割6分8厘だった。今季も"Gキラー"ぶりは健在だ。新井監督は「チャンスで追い込まれながら、昨年とは違うスエがだんだんと、ちょっとずつ出てきているかな」と認めつつ、4番については「当然、4番目です」とさらなる成長を求めた。好調を維持する4番とともに、チームは今季初めて貯金生活に突入だ。【前原淳】

◆今季3度目の先発となった巨人戸郷翔征投手(25)が自己ワーストの投球で2連敗(0勝2敗)を喫し、チームは3連戦の初戦を落とした。4回途中10安打10失点。これまでのワーストは6失点で過去6度あり、直近は24年8月1日阪神戦(甲子園)だった。試合後には阿部監督から2軍での調整を告げられた。苦境の中にも前向きな要素も見つめ、再調整を試みる。

◆広島がともに今季最多15安打12得点を奪い、巨人に大勝した。先制を許した直後の2回に菊池、会沢の適時打で3点を奪い逆転。4回は2四球と相手のミスに乗じて6安打を集中させて7得点。巨人先発戸郷を3回1/3でKOした。先発森下は大量リードもあり、6回3失点(自責2)で2勝目。チームは連勝で今季初の貯金1となった。

◆巨人が大敗を喫した。先発の戸郷翔征投手(25)が3回1/3を投げて10安打を浴び、プロ7年目で自己ワーストとなる10失点(自責9)。阿部監督は試合後に「示しがつかない」と2軍再調整を明言した。同時に「こういう壁にぶち当たるって、多分初めてだと思うし。そこでなんとか乗り越えてね。絶対的なピッチャー陣のリーダーとして、僕は開幕(投手)に選んだつもりなので。いい勉強になると思います」と奮起を促した。本来の姿とは程遠い投球が続いている。3月28日ヤクルトとの開幕戦で5回4失点(自責2)と崩れると、続く4月4日阪神戦でも3回3失点でノックアウト。この日も2回に3点を失うと、4回には2四球に6本の長短打を浴びて、大量7失点。阿部監督は「やっぱり開幕任せてるピッチャーだしね、しっかり責任を果たしてほしかったので続投させました」と106球を投げさせた意図を説明した。復活に向けて一筋の光も見えた。田中将からボールの中心を握るように助言を受けた直球については「すごい良かったんじゃないですかね」と戸郷。指揮官も「投げっぷりは良かったかな」と評価した。エースの帰還をチームの皆が待っている。【水谷京裕】▽杉内投手チーフコーチ(先発戸郷に)「戸郷が勝たないとチームが波に乗っていけない。ちょっと1回、頭整理してもらって。10日で帰って来てほしい」

◆巨人・赤星優志投手が12日に2勝目を目指して先発する。グリフィンが発熱して急きょ開幕ローテーションに入った右腕は、前回5日の阪神戦では6回3失点で黒星を喫した。左打者の内角球を課題ととらえ、「しっかり投げきれるようにブルペンから意識してやりました」と修正点を明かした。

◆先発した巨人・戸郷翔征投手(25)が四回途中、自己ワーストの10失点で降板した。先制点をもらった直後の二回に計4安打を浴びて逆転を許した。四回には味方の失策も絡み、打者一巡の猛攻を受け4本の適時打を浴びて7失点。1死一、二塁とイニングを投げ切れずに交代を告げられた。2年連続開幕投手を務めた右腕だが、開幕から5回4失点、3回3失点と苦しい投球が続いていた。

◆先発した広島・森下暢仁投手(27)は、6回を3失点(自責2)で今季2勝目をマークした。二回に2死三塁から甲斐の左前適時打で先制を許すが、直後に打線が援護。3ー1と逆転してもらうと三回は三者連続三振と流れを引き寄せた。3ー2の四回には打線が猛攻。無死満塁の好機を作り、田村が中前適時打。1死後には小園が右越えに2点二塁打、末包が左翼線へ2点二塁打を放つなど一挙7得点を奪った。五回にも小園の2点打で追加点を挙げ、大量得点で大勝した。

◆巨人・阿部慎之助監督(46)が試合後、自己ワーストの10失点で降板した戸郷翔征投手(25)をファームで再調整させる方針を明かし、「こういう壁にぶち当たるのは多分初めてだと思う。そこをなんとか乗り越えて、絶対的なピッチャー陣のリーダーとして僕は開幕に選んだつもりなので。いい勉強になると思います」と話した。右腕は先制点をもらった直後の二回に3点を失い逆転を許した。四回には3者連続適時打を含む打者一巡の猛攻を受けて7失点。イニング途中、1死一、二塁で交代を告げられた。2年連続で開幕投手を務めたが、ここまで失点が続いていた。

◆巨人・戸郷翔征投手(25)が3回1/3、自己ワーストの10失点で2敗目を喫した。開幕から調子が上がらず、ファームでの再調整が決まった。「見つめ直して、強くなって帰ってきたい。これだけチームに迷惑かけた。柱となるピッチャーがこういうピッチングだといい影響は流れない」二回に3失点し、四回に3者連続適時打を含む打者一巡の猛攻を受けて7失点。106球で計10安打と打ち込まれ、イニング途中で降板した。「体はすごく元気。今日出力的にはすごくよかった。腕の振りもよかった」と話したが、「結果を出さないといけない世界」と唇をかんだ。

◆巨人・岡本和真内野手(28)が四回に左前打を放ち、開幕戦から12試合連続安打をマーク。以下に巨人のデータ。?巨人の先発・戸郷が1試合10失点。昨年8月1日の阪神戦など計6度喫した6失点を上回る自己ワースト。巨人の投手が1試合2桁失点を喫したのは2022年5月3日の赤星優志(先発3回?、12失点)以来3年ぶり。?岡本和が四回に安打を放ち、開幕戦から12試合連続安打となった。巨人の選手が開幕戦から12試合以上続けて安打を打ったのは、1949年の川上哲治(16試合)、72年の高田繁と88年のクロマティ(ともに12試合)に次いで37年ぶり4人目で、2リーグ制(1950年)以降では最多タイ記録。開幕戦から全試合4番打者で12試合連続安打をマークしたのは、49年の川上(16試合)に次いで76年ぶり2人目で、59年の長嶋茂雄の11試合を抜いた。

◆巨人・岡本和真内野手(28)が四回に左前打を放ち、開幕戦から12試合連続安打をマーク。巨人では長嶋茂雄らを抜き、1972年の高田繁、88年のクロマティに並ぶ2位に浮上した。開幕から全試合で4番に座る主砲はリーグトップの打率・432を誇り、3本塁打と10打点はいずれもリーグ2位。バットで打線を引っ張っている。一方、一塁守備で痛いミスが出た。2-3の四回無死一、二塁。森下がバントで転がした打球を処理し、三塁へ悪送球。追加点を献上した。昨季は一塁手部門でゴールデングラブ賞を受賞した名手。ここまで好守で投手陣を助ける場面が多かっただけに「アウトにできるところを狙っていった。申し訳ないですね」と悔やんだ。(原田優介)

◆先発した広島・森下暢仁投手(27)は、6回を3失点(自責2)で今季2勝目をマークした。打線は今季最多の12得点と猛攻。投打にかみ合った。

◆エースの異変は収まらなかった。巨人は戸郷翔征投手(25)が四回途中10安打と打ち込まれ、プロ7年目でワーストとなる10失点(自責点9)。自身初めて2軍での再調整が決まり、冷静に受け止めた。「体はすごく元気。試合勘というか、癖の部分だとか、何が悪くなっているか分からないですけど。柱となる投手がこれだけチームに迷惑かけた。強くなって帰ってきたい」直球は今季最速の149キロを計測したが、四回に6安打と2四球で一挙7失点。天を仰いで自嘲的な笑みを浮かべる場面もあった。阿部監督は「開幕(投手を)任せている投手だし、責任を果たしてほしかった」と10失点しても続投させたが、1死一塁で106球目をファビアンに右前打された時点で交代。自ら戸郷に再調整を告げた。昨季まで3年連続12勝を挙げた右腕は、開幕戦から5回4失点、3回3失点と苦しい投球が続き、防御率11・12と不振を極める。4日の阪神戦では指揮官から投球の癖を見抜かれている可能性を指摘され、7日の練習では通算198勝右腕の田中将から、カットボール習得の弊害を避けるための直球の握り方に関する助言を受けた。だが、不振の原因は判然としないままだ。チームはヤクルトに首位の座を譲り、2位タイに。阿部監督は「壁にぶち当たるのは初めてだと思う。絶対的なピッチャー陣のリーダーとして僕は開幕に選んだつもりなので、なんとか乗り越えてほしい。いい勉強になる」とエースの再起を願った。(谷川直之)戸郷について巨人・杉内投手チーフコーチ 「球自体は良かったから、モヤモヤして悩んで投げているとか、あるかもしれない。一回、頭を整理してもらって。(再登録が可能になる)10日間で帰ってきてほしい」

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
ヤクルト
541 0.556
(-)
-
(↓0.5)
13327
(-)
35
(-)
4
(-)
1
(-)
0.195
(-)
2.910
(-)
2
(1↓)
巨人
651 0.545
(↓0.055)
0
(-)
13147
(+3)
41
(+12)
9
(-)
7
(+1)
0.266
(↓0.012)
3.110
(↓0.73)
2
(1↑)
阪神
651 0.545
(↑0.045)
0
(↓1)
13137
(+6)
36
(+3)
6
(-)
8
(-)
0.217
(↑0.016)
2.780
(↓0.02)
2
(1↑)
広島
651 0.545
(↑0.045)
0
(↓1)
13147
(+12)
38
(+3)
4
(-)
4
(-)
0.246
(↑0.015
2.780
(↑0.07)
5
(-)
DeNA
452 0.444
(-)
1
(↑0.5)
13246
(-)
43
(-)
5
(-)
4
(-)
0.233
(-)
3.200
(-)
6
(-)
中日
472 0.364
(↓0.036)
2
(-)
13023
(+3)
34
(+6)
3
(+1)
6
(-)
0.191
(↑0.001)
2.310
(↓0.32)