中日(★1対2☆)広島 =リーグ戦3回戦(2025.04.10)・バンテリンドーム=
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広島
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中日
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勝利投手:栗林 良吏(1勝0敗2S)
(セーブ:塹江 敦哉(0勝1敗1S))
敗戦投手:藤嶋 健人(0勝1敗0S)
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◆広島は1点を追う7回表、菊池の内野ゴロの間に得点を挙げ、同点とする。そのまま迎えた延長11回には、代打・野間の適時二塁打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、4番手・栗林が2年ぶりの白星。5番手・塹江がプロ初セーブをマークした。敗れた中日は、打線が振るわなかった。

◆中日ドラフト4位の石伊雄太捕手が、プロ初安打初打点をマークした。両チーム無得点で迎えた5回2死一、三塁、広島玉村の変化球を捉え、左前へ先制打。ガッツポーズで喜びをあらわにした。「プロ入り初安打をいい場面で打つことができて良かったです」。6回の守備に就いた際、右翼席から沸き起こった石伊コールにヘルメットまで脱いで丁寧に頭を下げた。

◆広島が延長戦を制し、1日で勝率を5割に戻した。延長11回1死二塁で代打野間峻祥外野手が右翼フェンス直撃の決勝二塁打。「チームの勝ちのために自分ができることを必死にやりたい」という一心で、先発玉村から5投手が最少失点でつないだ接戦を勝利に結びつけた。昨季3勝9敗1分けと苦戦したバンテリンドームでの今季初の2連戦を1勝1敗で乗り切り、新井監督も「いい仕事をしてくれます。打ってよし、顔よし、野間峻祥(のまたかよし)」とご機嫌だった。

◆2軍で調整していた中日の新外国人、ジェイソン・ボスラー外野手(31)=前マリナーズ=が試合前練習に参加した。3月上旬に右脇腹を痛めて開幕は2軍で迎えた。ウエスタン戦には2試合出場。4月6日の阪神戦(SGL)で一回に左前適時打を放つなど3打数2安打1打点と打撃状態を上げてきていた。10日付の公示では出場選手登録はされなかった。阪神3連戦(甲子園)が始まる11日からの1軍昇格が有力とみられる。

◆中日は2年目の辻本倫太郎内野手(23)が「2番・二塁」で今季初のスタメン出場。昨季は13試合の出場で18打数3安打、打率・167にとどまり、打撃に課題を残した。2年目の伸長を見せられるか注目となる。先発は大野雄大投手(36)。今季初登板だった3日の巨人戦では5回4失点で黒星を喫した。昨季は2勝どまりだったベテラン左腕が今季初勝利を目指す。

◆中日は五回、D4位・石伊雄太捕手(24)=日本生命=が左前適時打を放って先制した。2死から中田翔内野手(35)の右翼線二塁打、村松開人内野手(24)の内野安打で得た一、三塁のチャンス。石伊は1-2から玉村の4球目直球を左翼前に打ち返した。中田が生還して1点を先制。石伊にとってはうれしいプロ初安打初打点となった。

◆中日先発の大野雄大投手(36)が6回無失点と好投した。2度目の先発に臨んだ今回、立ち上がりの一回から二俣、矢野から連続三振を奪うなど三者凡退で滑り出し、二回も三者凡退を継続。三回は先頭の田村と石原に連打されて一、二塁とピンチを招いたが、投前のバント打球を巧みに処理して二塁走者を三塁封殺。1死一、二塁から二俣と矢野を打ち取り事なきを得た。その後の四回から六回までの3イニングは完ぺきに抑えて、被安打2、5奪三振、無四球。直球の最速は146キロだった。七回からは2番手・清水にマウンドを譲った。

◆中日のドラフト4位新人、石伊が五回にプロ初安打初打点をマークした。2死一、三塁でサウスポー玉村に追い込まれながら、低めの球を左前にはじき返した。通算4打席目で快音を響かせ「何とか対応できた。良い場面で打つことができて良かった」と塁上で白い歯を見せた。「8番・捕手」で2度目の先発出場。前回の柳に続いて今回もベテランの大野とバッテリーを組み、直球主体の強気のリードで6回無失点の好投に導いた。七回には3試合目で初の盗塁阻止を記録するなど自慢の強肩も誇示。守備面の評価は高いだけに、打撃が上向けば出場機会も増えそうだ。

◆中日は延長戦の末、広島に敗れ、引き分けを挟んで3連勝はならなかった。1ー1の十回、先頭の石川昂弥内野手(23)が広島5番手・栗林から左前打を放って出塁。石川昂の代走・樋口正修内野手(26)の二盗と2四球などで2死満塁とし、代打・板山祐太郎内野手(31)がカウント2ー2から空振り三振に倒れた。十一回に6番手・藤島健人投手(26)が先頭・石原に右前打で出塁を許すと、1死二塁から野間に右翼フェンス直撃の適時三塁打を浴びて勝ち越しを許した。チームは今季初のカード勝ち越しと通算勝率5割復帰を逃した。先発の大野雄大投手(36)は6回2安打無失点と好投を見せ「前回よりも変化球を低めへ丁寧に集めることができた。今回のような投球を続けられるようにしていく」と振り返った。2度目のスタメンマスクとなったD4位・石伊雄太捕手(24、日本生命)は0ー0の五回2死一、三塁で先制の左前適時打を放ち、プロ初安打初打点をマークした。

◆広島は0―1の七回に菊池の三ゴロで追い付き、延長十一回に代打野間の適時二塁打で勝ち越した。4番手の栗林が今季初勝利。塹江が11年目でプロ初セーブ。中日は五回に石伊の左前打で先制したが、追加点が遠かった。

◆延長十一回の末に敗れ、今季初のカード勝ち越しと勝率5割復帰も逃した。先発の大野雄大投手(36)が6回無失点と好投したが、井上一樹監督(53)は「大野に勝ちがつくのが一番よかったんだけどそれができなかったのは残念」と肩を落とした。この日の試合前練習に新外国人外野手のボスラー(31)=前マリナーズ=が合流。指揮官は「明日(11日)の大阪の決戦(阪神戦、甲子園)には連れていきます」と話した。

◆2度目のスタメンマスクだった中日D4位・石伊雄太捕手(24)=日本生命=がプロ初安打初打点をマークした。五回2死一、三塁で玉村から左前適時打を放ち「何とか対応できた」。先発の大野を6回2安打無失点の好投に導いたリードにも「ほとんどいいボールを選べたと思う」とうなずいた。七回には菊池の二盗を刺し、出場3試合目で初の盗塁阻止も記録した。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
641 0.600
(-)
-
(-)
13244
(-)
29
(-)
9
(-)
6
(-)
0.278
(-)
2.380
(-)
2
(-)
ヤクルト
541 0.556
(-)
0.5
(-)
13327
(-)
35
(-)
4
(-)
1
(-)
0.195
(-)
2.910
(-)
3
(-)
阪神
551 0.500
(-)
1
(-)
13231
(-)
33
(-)
6
(-)
8
(-)
0.201
(-)
2.760
(-)
3
(1↑)
広島
551 0.500
(↑0.056)
1
(↑0.5)
13235
(+2)
35
(+1)
4
(-)
4
(-)
0.231
(↓0.003)
2.850
(↑0.24)
5
(1↓)
DeNA
452 0.444
(-)
1.5
(-)
13246
(-)
43
(-)
5
(-)
4
(-)
0.233
(-)
3.200
(-)
6
(2↓)
中日
462 0.400
(↓0.044)
2
(↓0.5)
13120
(+1)
28
(+2)
2
(-)
6
(+1)
0.190
(-)
1.990
(↑0.04)