オリックス(★9対10☆)ソフトバンク =リーグ戦2回戦(2025.04.09)・京セラドーム大阪=
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ソフトバンク
001010035101511
ORIX
02012100391511
勝利投手:津森 宥紀(1勝0敗0S)
敗戦投手:平野 佳寿(0勝1敗1S)

本塁打
【ソフトバンク】山川 穂高(2号・9回表3ラン)
【オリックス】頓宮 裕真(5号・4回裏ソロ)

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◆ソフトバンクが逆転勝利。ソフトバンクは4点ビハインドで迎えた8回表、山川と正木の連続適時打などで1点差に迫る。続く9回には山川の3ランなどで一挙5点を奪い、土壇場で試合をひっくり返した。投げては、5番手・津森が今季初勝利。敗れたオリックスは、救援陣が踏ん張れなかった。

◆オリックスのドラフト6位片山楽生投手(22=NTT東日本)が1軍登録された。ウエスタン・リーグでは3試合で計12回を投げ、1失点と安定。救援としてブルペン待機する見込みだ。前日8日に1軍に合流し、「チームに貢献できるように、自分のできることを、与えられた役割をしっかり全うしたい」と意気込んでいた。代わって8日のソフトバンク戦(京セラドーム大阪)に先発し、5回6安打3失点(自責1)だった椋木蓮投手(25)が登録を抹消された。一度間隔を空け、次回登板に備える。

◆オリックスのスタメンが発表された。6日の日本ハム戦(エスコンフィールド)で左足の張りを訴え、前日8日のソフトバンク戦(京セラドーム大阪)を欠場した杉本裕太郎外野手(34)が「4番DH」で復帰。「7番遊撃」ではこの日誕生日の広岡大志内野手(28)が、今季初めてスタメン出場する。3試合連続2桁安打の好調打線がこの日も爆発なるか。先発は曽谷龍平投手(24)。前回2日のロッテ戦(ZOZOマリン)でも6回1失点の力投し、今季自身初めて本拠地で先発する。チームは昨季から9連敗中のソフトバンク相手に白星を飾りたい。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(36)が右太もも裏に張りを訴えており、2試合連続でスタメン落ちした。この日の試合前練習ではウオーミングアップに参加。キャッチボール、ティー打撃を行い、フリー打撃で18スイング中3本の柵越えを放った。打撃に関しては「大丈夫です」と語った。前日8日のオリックス戦もベンチスタート。同戦の試合後に、小久保裕紀監督(53)は「(先発起用を)ちょっと我慢しようかな。ひどくなる前に」と、説明していた。柳田は昨年5月に同箇所を負傷し、約4カ月の長期離脱を余儀なくされていた。プロ15年目の今季は開幕8試合で打率3割2分3厘、2本塁打、6打点と好調だった。

◆オリックス頓宮裕真捕手(28)が2戦連発となる5号ソロを決めた。2-1の4回、先頭でソフトバンク大津の8球目、高めの直球をフルスイングで左翼席に運んだ。直近5試合で4本塁打と快音が続いている。「甘く入ってきたボールをしっかり前で捉えることができました! (回の)先頭だったので、なんとか塁に出ることを考えていたんですが、ホームランになってくれてよかったです」2回には1死から左翼へ同様の軌道を描く大飛球を放ったが、ソフトバンク正木が好捕。フェンスに当たってから捕球したのではないかと、岸田護監督(43)がリプレー検証を要求も、判定は覆らなかった。

◆"慶応3兄弟の三男"が今季初安打初打点を記録した。ソフトバンク2年目の広瀬隆太が3回無死二塁で右翼線適時打。オリックス先発曽谷の直球を逆方向に流し打ち「最低限ランナーを進塁させることを意識しました。その意識がいい結果につながってくれた」と塁上で笑顔を見せた。同じ慶大出身の長男こと柳町は今季スタメン出場した2試合で安打を記録。次男こと正木は開幕から全試合で5番に座り、8日のオリックス戦では決勝打を放った。兄貴に負けじと末っ子も開幕の一打。「結果を求めて頑張っていきます」と最年少らしく貪欲だ。5回の第2打席ではマン振りスイングを仕掛けながら6球目のスライダーを見極め、四球をもぎ取った。将来的には慶応-慶大出身の3人でクリーンアップを形成することが共通の目標。どんな打順になるのか、期待が膨らむ。

◆2戦連続でスタメン落ちとなったソフトバンク柳田悠岐外野手(36)が、8回に代打出場した。2-6で迎えた8回に1点差とし、なおも2死二塁の場面で代打出場。結果は申告敬遠で歩かされ、場内はタカ党からブーイングが起こった。その後は代走で渡辺陸捕手(24)と交代を告げられた。柳田は右太もも裏に張りを訴えており、2試合連続でベンチスタートとなっていた。この日の試合前練習ではウオーミングアップに参加し、キャッチボール、ティー打撃を行い、フリー打撃で計18スイング中3本の柵越え。打撃に関しては、「大丈夫です」と語っていた。

◆ソフトバンク山川穂高内野手(33)が値千金の2号勝ち越し3ランを放った。1点を追う9回1死一、二塁。オリックスの守護神、平野佳寿投手から勝ち越し3ランをかっ飛ばした。初球、真ん中高めフォークを豪快に振り抜き、ライナーで左越え3ランとした。6回1死は左翼へ二塁打を放ち、8回には無死一、二塁で中前適時打をマーク。開幕7試合で打率6分9厘、0本塁打、1打点の不振も、この日は今季2度目となる3安打の固め打ちを決めた。

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◆オリックスは昨季の9月13日からソフトバンク戦10連敗を喫した。6-5の9回に平野佳寿投手(41)がソフトバンク山川に逆転3ランを浴びた。快勝ムードがするりと消えた。2回、9番中川圭太内野手(28)が先制の2点適時打。2-1の4回には頓宮裕真捕手(28)が左翼へ両リーグトップの5号ソロを放つなど、好調な打線は7回まで6-2と主導権を握った。だが、8回に3番手で登板した博志投手(28)が4連打を浴び、2失点。無死一、二塁から登板したルイス・ペルドモ投手(31)も左線へ適時二塁打を許し、1点差に迫られた。6-5となり、最終回を託された、ベテラン平野は先頭の周東に中前打を許すと犠打と四球で1死一、二塁。4番山川に初球のフォークを左翼スタンドに運ばれた。チームは今季初めてカード負け越しとなった。

◆どすこい弾で大逆転! ソフトバンクが最大4点差を跳ね返し、今季初の3連勝&カード勝ち越しを決めた。5-6の9回1死一、二塁で4番山川穂高内野手(33)がオリックス平野をとらえて逆転2号3ラン。負ければ一夜で最下位Uターンの危機で、4番が起死回生のアーチを描いた。オリックス戦は昨季から10連勝で京セラドーム大阪では7連勝。近藤や柳田ら主力に故障離脱が相次ぐ中で、鷹の主砲は元気いっぱいだ。"魔法"にかかった主砲は強い。1点差の9回。周東、佐藤直、中村がつくった1死一、二塁の好機に山川が一振りで応えた。「決める意識でした。いつもそう思ってるんですけどね。(四球で出塁した中村)晃さんのアプローチの仕方を見ても決めようと思っていました」。平野の初球フォークを弾丸ライナーで左翼席へ。両軍合わせて30安打と白熱した乱打戦を制した。6日の西武戦で今季1号をみずほペイペイドームで放った。「不思議ですよね。そういう魔法がある」。生粋のホームランアーチストは一気に波に乗った。同試合から3試合で12打数8安打、2本塁打、9打点。昨季のパ・リーグ本塁打王と打点王が完全にお目覚めだ。「シーズンの1本目は難しいんですよね。2試合連続、3試合連続、3打席連続とか、同じホームランですけど、1本目は価値が違う。最初のヒット、ホームランが早めに出ることは大事です」。山川はすがすがしく話す。この日は最大4点差をつけられながら8回に3得点。1点差に詰め寄ってのイケイケムードで4番が9回に大仕事を果たした。「勝てると思わないですよね。あの感じだと。でも諦めることはないです」。無我夢中に逆転を信じたナイン、主砲に勝利の女神はほほ笑んだ。打線は腰を手術した近藤、右脇腹を痛めた栗原に続き、柳田まで右太もも裏の張りを訴えた。頼みの山川は元気だが「けがしないことと思ってますよ。(自分が)抜けちゃったらやばいんでね。専属のトレーナーさんを付けてみっちりやってます。とにかくけがなく元気にできるように」と細心の注意を払う。これで今季初の3連勝&カード勝ち越し。負けていれば最下位転落の危機を山川が救った。対オリックス戦は昨季から10連勝で京セラドーム大阪では7連勝。ソフトバンクが勢いづいてきた。【只松憲】▽ソフトバンク小久保監督(打撃戦を制し)「すごい試合でしたね。オリックス打線も強力ですが、ホークス打線も良くなってきている。主力がいない中でね」

◆ソフトバンク正木智也外野手が2安打1打点でチームの勝利に貢献した。3-6の8回無死一、三塁。オリックス博志の外角カットボールを仕留め、2点差に迫る左前適時打を放った。カウント2-2からマークした一打に「追い込まれてから食らいつくことができました」と充実だ。9回は守護神の平野から中前打を放ち、7試合ぶりの複数安打。開幕から全10試合で5番に座り、打率3割6厘と好調だ。

◆ソフトバンク1番周東佑京外野手がプロ最長となる10試合連続安打を決めた。となる2安打1打点の活躍を見せた。2点を追う5回2死一、二塁。オリックス曽谷のスライダーをとらえて三遊間を破る適時打に「うまく捉えることができた」と振り返った。5-6の9回は先頭で平野から中前打を放ち、山川の勝ち越し3ランにつなげた。打率3割2分6厘と不動のリードオフマンが好調をキープしている。

◆オリックスは終盤に8失点し、昨季の9月13日からソフトバンク戦10連敗を喫した。今季初めてカード負け越しとなった。岸田護監督(43)は試合後、しばらく言葉を詰まらせ「何が起こるかわからんというところですね。やっぱり野球っていうのはね。今日はそういう風に思いました」とぽつり。9回は当初から平野で行く予定だったことを明かした。7回まで6-2と主導権を握りながら、リリーフ陣が崩れた。8回に3番手で登板した博志投手(28)が4連打を浴び、2失点。無死一、二塁から登板したルイス・ペルドモ投手(31)も左線へ適時二塁打を許し、1点差に迫られた。6-5となり、9回に平野佳寿投手(41)がソフトバンク山川に逆転3ランを浴びた。15安打で最終回に1点差まで迫った打線には「もうめちゃくちゃ頑張ってくれていますね。本当にずっとね。すごいなと思いますね」と賞賛。「急性腰痛症」でベンチを外れていた紅林弘太郎内野手(23)は5試合ぶりに代打で出場し、左犠飛を放つなど、明るい材料もあった。指揮官は「最後の最後まで諦めずにやってくれている。それを続けていけないといけない」と前を向いた。

◆オリックス平野佳寿投手が記念の700試合登板で、痛恨の逆転3ランを浴びた。6-5の9回。先頭の周東に中前打を許すと、犠打と四球で1死一、二塁。4番山川に初球のフォークを左翼スタンドに運ばれた。「全部良くなかったです。決めにいった球も甘かった」と反省。チームは昨年9月13日からソフトバンクに10連敗、京セラドーム大阪の同戦も7連敗となり、今季初のカード負け越しで2位日本ハムに1差に迫られた。

◆10日の3回戦に先発する来日2年目のオリックスのアンダーソン・エスピノーザ投手(27)は、お好み焼きパワーで今季初白星を目指す。ショートダッシュなどで調整し「自分が持っている一番いい球をどんどん投げ込んでいくだけ」と気合を入れた。日本の野球だけでなく、食文化にも適応を示しており「日本食は全部挑戦したんじゃないかなというくらい食べている」と笑顔。最近ではお好み焼きがお気に入りで「通訳さんに教えてもらったお店がすごくおいしかった」と明かした。

◆オリックスのドラフト6位・片山楽生(らいく)投手(22)=NTT東日本=が9日、初めて出場選手登録され、ソフトバンク戦でベンチ入りした。今季はウエスタン・リーグで3試合、12回を投げて防御率0・75と好投していた。代わって椋木蓮投手(25)が登録を抹消された。間隔をあけて次回登板に向かう見通し。

◆オリックスは終盤に救援陣がつかまり、今季初の連敗&カード負け越しとなった。 二回に中川の2点打で先制、四回には頓宮が2戦連発となる5号ソロで加点。五、六回にもそれぞれ適時打が出て一時は4点をリードした。しかし、継投が裏目に出てしまう。3番手の博志が4連打で3失点して1点差とされ、九回に登板した平野が1死一、二塁で山川に抜けたフォークを左翼に運ばれて逆転被弾。3アウトを奪えないまま降板し、後を継いだ井口も流れを止められずに失点した。その裏の攻撃で満塁の好機を作り、代打・紅林が犠飛と中川の2点打で1点差まで追い上げる意地を見せたが、福田が空振り三振に倒れて力尽きた。チームはつかみかけていた白星を落とし、昨季からソフトバンクに10連敗を喫した。

◆ソフトバンクが終盤に逆転して3連勝。2―6の八回に5長短打を集めて3得点。九回には周東の中前打から好機をつくり、山川が2号3ランを放った。オリックスは八回に博志、九回に平野が集中打を浴びて今季初の連敗となった。

◆6-5の九回に登板したオリックス・平野佳寿投手(41)が1死一、二塁で山川に甘く入ったフォークを左翼に運ばれて逆転3ラン被弾。今季初黒星を喫した。「今日は全部がよくなかったです」NPB通算700登板の節目の試合で悔しい結果に終わり「決めにいった球も甘かった」と反省。「次は抑えられるように頑張るだけ」と切り替えた。厚沢投手コーチは九回にマチャドではなく平野を起用した理由について「マチャドの登板過多。やっぱり選手を(けがなどのリスクから)守らないといけない部分もある」と説明。一方で「チームは勝たなきゃいけないので、その中で勝つ作戦を考えるのが僕ら(首脳陣の)仕事」と続けた。開幕から10試合を消化して、守護神のマチャドとセットアッパーのペルドモはそれぞれ5試合に登板。単純計算でシーズン70試合以上のペースになるだけに、休ませる必要があった。開幕からマチャドを抑えの基本線としつつ平野も併用している状況だが、ペルドモの代役となるセットアッパーは不在。八回に登板した博志を第二のセットアッパー候補として今回の登板で試したといい、厚沢コーチは「(チームとして)やっていかないといけない作業。ただ、野手に申し訳ないことをした」と淡々と語った。

◆4試合連続で5番に座ったオリックス・頓宮が四回に左翼へ2試合連続となるソロを放った。「いいポイントで打てているのでよかった」。リーグトップを走る5号にも「まだ始まったばかり」と足元を見つめた。打線は4戦連続2桁安打と活発ながら今季初の連敗。野手主将は「勝ち切らないといけない。しっかり勝てるようにやっていきたい」と前を向いた。

◆継投が裏目に出てまさかの逆転負けだ。今季初の連敗とカード負け越しを喫し、オリックス・岸田監督は言葉を絞り出した。「本当に何が起こるか分からないというところですね。野球というのは」4点リードの八回に博志を投入したが、4連打を食らうなど3失点して1点差。九回にはマチャドではなく、チーム最年長の平野を信頼を持って送り込んだが、悲劇が待っていた。安打と四球で1死一、二塁とされ、山川に甘く入ったフォークボールを捉えられ、左越え逆転3ランを被弾。NPB通算700試合登板の節目だったが、?回で降板となり、後を受けた井口も流れを止められず。チームは昨季9月13日からソフトバンクに10連敗となった。それでも、逆転を許した直後の九回裏に3点を返した。指揮官は「最後まであきらめずにやってくれている。それはずっと続けていかないといけない」と、粘りを見せた打線を評価した。この敗戦を糧にし、次の勝利につなげていくしかない。(織原祥平)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
730 0.700
(↓0.078)
-
(-)
13351
(+9)
35
(+10)
9
(+1)
4
(-)
0.324
(↑0.008
3.070
(↓0.66)
2
(-)
日本ハム
640 0.600
(↑0.044)
1
(↑1)
13337
(+8)
38
(+2)
12
(+1)
1
(-)
0.233
(↑0.024)
3.360
(↑0.15)
3
(1↓)
ロッテ
550 0.500
(↓0.056)
2
(-)
13333
(-)
29
(+2)
5
(-)
3
(-)
0.207
(↓0.013)
2.400
(↑0.01)
4
(-)
楽天
450 0.444
(↓0.056)
2.5
(-)
13424
(+2)
29
(+8)
2
(-)
10
(+1)
0.251
(↑0.005)
3.160
(↓0.61)
5
(-)
ソフトバンク
460 0.400
(↑0.067)
3
(↑1)
13345
(+10)
48
(+9)
7
(+1)
6
(-)
0.266
(↑0.014
4.500
(↓0.39)
6
(-)
西武
360 0.333
(↑0.083)
3.5
(↑1)
13426
(+2)
37
(-)
3
(-)
7
(-)
0.232
(-)
3.830
(↑0.48)