DeNA(★3対6☆)巨人 =リーグ戦2回戦(2025.04.09)・横浜スタジアム=
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巨人
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DeNA
0000000033601
勝利投手:山﨑 伊織(2勝0敗0S)
(セーブ:マルティネス(1勝0敗4S))
敗戦投手:大貫 晋一(0勝1敗0S)

本塁打
【巨人】岡本 和真(3号・4回表ソロ),ヘルナンデス(1号・4回表ソロ),泉口 友汰(1号・7回表ソロ),キャベッジ(3号・7回表ソロ)
【DeNA】牧 秀悟(3号・9回裏3ラン)

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◆巨人は0-0で迎えた4回表、岡本とヘルナンデスの2者連続本塁打が飛び出し、2点を先制する。そのまま迎えた7回には、泉口とキャベッジのソロでリードを広げた。投げては、先発・山崎が8回2安打無失点の快投で今季2勝目。敗れたDeNAは、投手陣が振るわなかった。

◆巨人泉口友汰内野手(25)が「8番遊撃」で今季初スタメン出場する。開幕は2軍スタートだったものの、4日に1軍昇格。その日の阪神戦(東京ドーム)では代打で登場したが、左飛に倒れた。また、坂本勇人内野手(36)が「7番三塁」で3試合ぶりにスタメン出場する。

◆DeNAのスタメンが発表され、度会隆輝外野手(22)が「7番右翼」で今季初のスタメンに名を連ねた。打力が持ち味の2年目ドラ1は今季1軍キャンプスタート。対外試合では、8試合で打率4割6分7厘と好調を維持も、2月下旬に上半身のコンディション不良で2軍に合流した。開幕を2軍でスタートし、ファームでも11試合で打率3割3分3厘と好調を維持。試合前には「ケガから始まってやっと戻ってこられた。食欲も沸かなくて、飯も食えなかったのは初めてで。ケガが治ってからはしっかり食べて元に戻って状態は良いです」と明るい表情で話していた。

◆元HiHi Jetsでタレントの高橋優斗(25)が、試合前のセレモニアルピッチを務めた。大のDeNAファンで知られる高橋は「145キロを出します」と意気込み、背番号「2」のホームユニホーム姿で登場。捕手を山本が務め、打席には蝦名が入った。ゆっくりと足を上げるフォームで、ノーバウンドの力強いストライク投球。4度目の始球式の出来を問われると「75点です」と笑顔で答えた。試合時間によってスケジュール変更の可能性もあるが、試合終了後にはグラウンドで20~30分のトークショーが行われる予定となっている。

◆巨人岡本和真内野手(28)エリエ・ヘルナンデス外野手(30)が、2者連続本塁打を放った。0-0の4回無死。4番の岡本が打席に入ると、カウント1-2からDeNA先発大貫の143キロ直球を捉え、左翼席に運んだ。今季第3号ソロで開幕からの連続安打記録も「11」に伸ばし「打ったのはストレートです。先制できて良かったです」とコメントした。5番のヘルナンデスも続いた。フルカウントから甘く入ったボールを捉えた打球は、左中間席に飛び込む今季第1号ソロとなり「甘く入ったボールは逃さないよう、準備して打席に入りました。追加点が入ってよかったです」と喜んだ。チームは引き分けを挟んで3連敗中。連敗脱出に向けて1発攻勢で先制に成功した。

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◆巨人が1発攻勢で快勝し、連敗を3で止めた。両チーム無得点で迎えた4回。先頭の岡本和真内野手(28)がDeNA先発大貫の143キロ直球を捉え、左翼席に運ぶ今季3号ソロを放った。5番のヘルナンデスもフルカウントから甘く入ったボールを捉え今季1号ソロで続いた。4番、5番のアベック弾で幸先よく2点を先制した。2点リードの7回無死には、泉口友汰内野手(25)がDeNA2番手浜地の134キロ変化球を右翼ポール際に運ぶ1号ソロ。今季初スタメンでチャンスをつかみ取った。2死からトレイ・キャッベジ外野手(27)にも3号ソロが飛び出した。投げては、先発の山崎伊織投手(26)が8回2安打無失点の好投。前日の試合で8人の投手をつぎ込んだ投手陣を救った。

◆巨人が1発攻勢で快勝し、連敗を3で止めた。両チーム無得点で迎えた4回。先頭の岡本和真内野手(28)がDeNA先発大貫の143キロ直球を捉え、左翼席に運ぶ今季3号ソロを放った。岡本は開幕戦から11試合連続ヒット。巨人で開幕戦からの連続試合安打は、1949年(昭24)川上哲治の16試合が最長で、11試合以上は03年高橋由伸以来、22年ぶり7人目。4番で11試合以上続けたのは49年川上16試合、59年長嶋茂雄11試合に次ぎ3人目。岡本が4番らしい働きを続けている。

◆巨人先発の投手(26)が今季もDeNAへの好相性ぶりを見せつけた。昨季4戦3勝0敗の相手に、80キロ台のカーブも交え緩急自在。「真っすぐもいいボールがあった分、変化球も生きてきた」。101球目となった7回にこの日最速の150キロをマークするなど、8回2安打。2日の中日戦に続く無失点で2勝目を挙げた。勝負どころでは、バッテリーを組んだ甲斐のリードに導かれてフォークを多投。「最近いいので、うまく引き出してくれた」と感謝した。

◆巨人の泉口友汰内野手(25)が今季初スタメンに"1発回答"で応えた。2点リードの7回無死、浜地の134キロスライダーを右翼ポール際に運ぶ1号ソロ。昨年6月の楽天戦以来となるプロ通算2号に「最高です!」と興奮した。手に握っていたのは、自主トレで弟子入りした岡本から譲りうけたバット。「すごい振りやすい。ちょっと重いと思いますが、結構短く持って。ちょうど合う」と手応えあり。開幕2軍スタートも、このバットで振り込み、4日に1軍昇格した。軽快な守備も光り「この1試合だけで終わらないように」と期した。

◆DeNAは最大6点差で守護神マルティネスを引きずり出すも、あと1歩及ばなかった。6点を追う9回無死一、二塁で2番手泉から牧が反撃の3ラン。巨人が左腕高梨、マルティネスを投入してきたが打線が粘り、2死一、二塁の好機をつくった。だが反撃はここまで。三浦監督は「勝てなかった。やられっぱなしじゃいけない。攻略できなかったので違うことを考えます」と厳しい表情だった。

◆「8番遊撃」で今季初スタメンの泉口友汰(25)が起用に応える一発でアピールした。7回無死の第3打席、浜地の134キロスライダーを右翼ポール際に運ぶ1号ソロ。リードを3点に広げ、「めちゃくちゃうれしいです。最高です!!」と興奮を隠さなかった。昨年6月の楽天戦以来となるプロ通算2号は、主砲の岡本和真から譲り受けたバットで放った。今オフに自主トレで弟子入りした関係もあり、「あげるわ」と託された。開幕は2軍スタートとなったが、「ファーム行ってからも、ずっとそれを使ってて。すごい振りやすい。ちょっと重いと思いますが、結構短く持って。ちょうど合う」と手応えありだった。4日に1軍昇格すると、開幕から10試合遊撃を守ってきた門脇誠に代わっての先発機会を生かした。チームも連敗を3でストップ。9回にも中前打を重ねたが「この1試合だけにならないように。もしまた追加チャンスをいただけるのなら、しっかり結果を残していきたいなと思います」と興奮を自ら静めるように話した。

◆DeNAは最終回に最大6点差から追い上げるも、あと1歩及ばなかった。前カードの広島戦から引き分けを挟んで4連敗となった。8回まで巨人先発の山崎伊に0封。だが6点を追う9回無死一、二塁で2番手泉から牧が反撃の3ラン。これを受けて巨人は左腕の高梨、マルティネスを投入。1死から佐野がつなぎ、代打宮崎は不安定だったマルティネスから四球を選んで1死一、二塁とチャンスを拡大。しかし、続く筒香、度会が倒れて逆転とはならなかった。三浦監督は「攻略できなかったので違うことを考えます」と強敵山崎伊へリベンジを誓った。そして9回の反撃も「でも勝てなかった」と勝ち切れなかったことを悔やんだ。次は本拠地横浜でヤクルトとの3連戦に挑む。「切り替えてもう一度、金曜日に備えたいと思います」と力を込めた。

◆DeNAは始球式を務めた高橋優斗さん(25)の試合後トークショーの中止を発表した。公式Xで「本日予定しておりました#高橋優斗 さん試合後トークショーについて、警察の指導により開催は危険と判断し、中止と決定いたしました。楽しみにされていた皆さま、大変申し訳ございませんでした」と更新。Xでは「ハマスタの外にやけに人が並んでると思ったらこれだったのか」「警察の指導ってなにごと」「ルールは守ろうね」「これトークショーに参加したくてダッシュした人と関内駅に向かって帰る人の流れがぐちゃぐちゃになって危なかったんよ、転んでる人もいた」と投稿がみられた。

◆巨人が"主砲・オカモン"の1発で連敗を止めた。岡本和真内野手(28)が4回に3号先制ソロで1発攻勢の口火を切った。2者連続となるヘルナンデスの1号、7回のキャベッジの3号、泉口の1号のソロ弾を誘発。岡本は開幕から4番で11試合連続安打は59年長嶋茂雄に次ぎ3人目の"ロケットスタート"で打線をけん引する。8回にも二塁打を放ち、今季3度目の猛打賞で首位打者を独走する驚異の打率4割5分。先発山崎は8回無失点で2勝目と投打がかみ合い、チームの連敗を3で止めた。岡本が重い空気を一掃した。4回無死走者なし。カウント1-2からDeNA先発大貫の143キロ内角高め直球を狙い澄ました。左翼席中段に飛び込む確信の3号ソロを放ち「打った瞬間、入ったと思いました」。沸き立つスタンドとは対照的に、悠然とダイヤモンドを一周した。驚異的な"ロケットスタート"を決めている。6回の右前打、8回の左二塁打で、猛打賞をマーク。打率は4割5分にまで跳ね上がった。開幕戦からの連続安打記録も「11」に伸ばし、球団の4番では長嶋氏の記録に並んだ。だが、本人は「分からないです」と意に介さないところに"らしさ"がにじみ出ていた。ちょうど1カ月前は不安と葛藤に揺れた。オープン戦5試合目の阪神戦を終えた時点で打率0割8分3厘。12打数1安打、5三振。どことなく煮え切らない表情で首をかしげる姿があった。「どうなんですかね。確かにオープン戦と公式戦は違うんですが...」。オフは技術的には肉体的にもアップデートしてきた。満足したシーズンは1度もない。現状より、もっと上だけを目指して試行錯誤は当たり前だった。あれから1カ月。開幕してからは別人のように、いや本来の姿を取り戻した。不動の4番として、打つだけが仕事ではない。6回無死、森敬の一、二塁間を抜けようかという打球をダイビングキャッチ。ベースカバーに入った山崎に冷静に転送。守備でもチームをもり立て、阿部監督も「すごくいい姿を見せてくれてる。チームの周り(の選手たち)も、その姿を見て何かを感じてほしいなというのは思いました」と大いに称賛した。前夜の引き分けを挟んでチームの連敗は3で止まった。開幕から打線のど真ん中でけん引する主砲は力強く言った。「普通にやるべきことをやっています」。驚きもなければ、浮足立つこともない。岡本は平然と次戦を見据える。【水谷京裕】

◆元HiHi Jetsのメンバーで実業家の高橋優斗さん(25)がセレモニアルピッチに登場。ノーバン投球で会場を沸かせた。大のベイスターズファンとして知られる高橋さんは、2022年から4年連続でのセレモニアルピッチ。「YUTO」とあしらわれた背番号2のユニホームに袖を通すと、「お世話になってます。高橋優斗です」とあいさつ。さらには「何回か始球式していますが、1回もストライクを入れたことがない。監督に145キロ出すと言ってしまったので頑張ります」と意気込んだ。打者役を蝦名、捕手役を山本が務める中での投球は見事にノーバウンド投球。だがストライクゾーンより少し高めに外れ、「75点です」と苦笑いで振り返った。試合終了後にはトークショーが行われる予定で、「ベイスターズ愛全開で頑張ります」と声を張り上げた。

◆巨人・岡本和真内野手(28)が3号ソロを放ち、続く5番・ヘルナンデスも1号ソロで2者連続本塁打となった。0-0の四回無死。DeNA・大貫の143キロのツーシームを完璧に捉え、打った瞬間確信の一発。左翼席上段に飛び込み、開幕から11試合連続安打となった。続くヘルナンデスもフルカウントから直球を左翼席へ運んだ。

◆DeNAの中継ぎで頭角を現そうとしている右腕がいる。7年目の宮城滝太(だいた)投手(24)だ。自身初の開幕1軍入りを果たし、8日の巨人戦では同点の延長十二回を3人でピシャリ。4試合連続無失点に抑え「いい準備から自信がきている。準備不足で失敗したことがいっぱいあった。経験を生かしている」と落ち着いた口調で語った。滋賀学園高から2019年に育成ドラフト1位で入団。21年に右肘の手術を受け、22年にようやく支配下契約を結んだ。持ち味はブレーキの利いた落差のあるカーブだ。高校時代から投げ始め、肘の負担が少ないとされることから近年磨きをかけてきた。今や「一番自信のある変化球」と言い切る。沖縄県出身。幼少期にテレビ画面越しに見た背番号18のカーブが、武器のルーツにある。「きっかけは桑田(真澄)さん。放送はジャイアンツの試合くらいしかやっていなくて...。テンポが良くて、フィールディングもうまくて、エースって感じでしたね」。通算173勝を誇る右腕が打者を翻弄した魔球の軌道をイメージし、独自の握りで投じてきた。「抜く」ではなく「かける」感覚でリリースし、好調時は高水準といえる2950回転を計測するという。「体が先に行き、後からボールが来るような感じ」と独特の言い回しで表現し、「カウント球にも決め球にも使える」と胸を張る。1試合の登板にとどまった昨季の悔しさを糧にする。「どの場面でも投げる準備はしている。まだまだアピールが必要」。チャンスをつかむため、死に物狂いで腕を振る覚悟だ。(鈴木智紘)

◆右太もも裏を痛めてリハビリ中の巨人・丸佳浩外野手(35)が9日、川崎市のジャイアンツ球場で故障後初めて屋外でフリー打撃を行った。右へ左へ広角に打ち分け、55スイングで2本の柵越えを放った。「(打撃は)全然問題ない。別に元々、心配していない。あとはシンプルに、こういう広いところでちゃんと振れるかを確認したいなと思って」1番打者として期待されていた左打者は、開幕直前の3月22日のロッテとのオープン戦(東京ドーム)の走塁で負傷。一塁走者として大城卓の中越え二塁打で三塁へ進んだ際に表情をゆがめ、ベンチへ退いた。「右大腿二頭筋筋損傷」と診断され、故障班に合流していた。この日は打撃練習を終えるとキャッチボール、外野フェンス際のジョギングで汗を流した。「試合に出るなら、100%の力で何本も走れるのがゴール地点」と話すように、実戦復帰へ重要なのは万全の状態で走れるようになること。「しっかり一段ずつ(出力を)上げていくしかないですけど、今のところは順調です」と経過は良好だ。丸の離脱により、チームは若林を中心にオコエ、中山、萩尾がここまで代役の1番に座った。8日の時点で、打順別成績では打率・227。中軸の吉川、岡本のバットが好調なだけに、トップバッターの活躍が得点力アップに直結する。(原田優介)

◆巨人・山崎伊織投手(26)が8回2安打無失点で、2勝目の権利を持ってマウンドを降りた。 一回2死から三森に左翼線へ二塁打を浴びたが、以降は六回まで完全投球。115球を投じた。前回登板の8回無失点から0を並べ続け、防御率0.00を継続した。

◆DeNAが巨人の本塁打攻勢に泣き、引き分けを挟み4連敗となった。先発大貫は6回7安打2失点。四回に岡本、ヘルナンデスにソロ本塁打を浴びて、主導権を渡した。その後は救援陣も苦しみ七回からは浜地、堀岡、佐々木の3投手で毎イニング失点。打線は苦手な巨人先発・山崎の前に8回まで2安打と三塁すら踏めず。九回に牧の右中間への3号3ランで一矢報いたが、反撃及ばなかった。

◆巨人が連敗を3で止めた。四回に岡本とヘルナンデスの2者連続本塁打で2点を先制。七回にも泉口とキャベッジのソロで2点を加えた。山崎は直球が走り、8回2安打無失点で2勝目を挙げた。DeNAは4連敗。

◆巨人は連敗を3でストップ。4番の岡本和真内野手(28)が四回、左翼席へ決勝の3号ソロを放った。2試合連続の3安打猛打賞で、球団の4番打者としては1959年の長嶋茂雄以来、66年ぶりの開幕11試合連続安打をマークした主砲の活躍に、阿部慎之助監督(46)も「すごくいい姿を見せてくれているので、これを続けていってほしいなと思うし、チームの周りも、その姿を見て何かを感じてほしいなというのは思いました」とたたえた。

◆巨人・山崎伊織投手(26)が8回2安打無失点の好投。前回登板の8回無失点から16イニング連続で0を並べ、今季2勝目を挙げた。

◆牧秀悟内野手(26)が「2番・二塁」で先発し、6点差の九回無死一、二塁で追撃の3号3ランを放った。2―0から甘く入った直球を右中間スタンドへ運び、「チャンスの場面でしっかり押し込むことができた。打てて良かった」と汗をぬぐった。この日は本塁打を含む4打数2安打。昨季セ・リーグ王者に対して一矢報いた。

◆DeNAが巨人の本塁打攻勢に泣き、引き分けを挟み4連敗となった。先発大貫は6回2失点と試合を作ったが、中継ぎ陣が七回から毎回の4失点。打線は巨人先発・山崎の前に八回まで2安打、三塁すら踏めず無得点と完璧に押さえ込まれた。投手の代わった九回に牧の3号3ランで一矢報いたが、連敗ストップはならず。三浦監督は「(山崎に)コーナーギリギリの出し入れをされた中、なかなかチャンスを作れなかった」と振り返り、「やられっぱなしじゃいけない。何とかしようとしたけど、うまく攻略できなかった。違うことを考えます」とリベンジを誓った。10日は試合がなく、11日からヤクルトとの3連戦(横浜)が控える。「切り替えて、もう一度金曜日に備えたい」と力を込めた。

◆9回、牧秀悟が右中越え3点本塁打を放つ=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄)

◆巨人・山崎伊織投手(26)が、DeNA2回戦(横浜)に先発し、8回2安打無失点の好投で今季2勝目を手にした。開幕から自身の連勝を飾り、「ある程度思ったところに投げられた。八回までしっかり投げ切れて、自分で試合を作れたのはよかった」とうなずいた。一回2死から二塁打を浴びたものの無失点。以降、六回まで走者を許さない完全投球を披露した。オープン戦では失点が続いていた右腕だが、4月2日の中日戦(バンテリンドーム)で8回無失点で白星を挙げて好発進。計16イニングで防御率0.00をキープし、「順調にゼロを並べられている」と胸を張った。七回終了時点で球数は100球を超えていたが、八回のマウンドに立った。115球の力投を見せた右腕に対し、阿部監督は「最後は(力を)振り絞っていってくれた。いい集中力で素晴らしいピッチングだった」とねぎらった。(原田優介)

◆4番は静かに歩き出した。巨人・岡本和真内野手(28)が四回、開幕11試合連続安打となる決勝の3号ソロ。「打つべきところを打ったかなと。打った瞬間入ったなと思った」とチームの連敗を3で止め、単独首位浮上へと導いた。第1打席から相手を上回っていた。一回2死一塁。大貫―戸柱バッテリーが続けた内角へ食い込むツーシームに対応し、フルカウントから7球目の厳しい球も見極め四球を選んだ。四回先頭の第2打席。再びツーシームの連投で追い込まれたが、最後は高め、わずかに甘く入った隙を見逃さず、一振りで仕留めた。あのときの悔しさは、強く心に刻まれている。昨季、リーグ優勝を果たしながらも、クライマックスシリーズファイナルステージでDeNAに敗戦。要所では徹底して勝負を避けられ、シーズン終盤に発症した「左第五腰椎分離症」の影響もあり、本来の勝負強さを発揮できなかった岡本は最終第6戦の九回2死、中飛に倒れ、最後の打者になった。一冬越え、DeNAとの今季初顔合わせ。いきなり2試合連続の猛打賞で大暴れした。開幕から11戦連続安打は、球団では2003年の高橋由伸以来22年ぶり。4番打者としては1959年の長嶋茂雄以来66年ぶりとなる。チームを引っ張る主砲に阿部監督も「すごくいい姿を見せてくれている。周りもその姿を見て何かを感じてほしい」と賛辞を惜しまなかった。(浜浦日向)

◆DeNA打線は天敵を前になすすべがなかった。巨人先発の山崎に二回から5イニング連続で三者凡退に抑えられ、8回を散発2安打に封じられた。0-6の九回に3点を返したが、1分けを挟んで4連敗。三浦大輔監督(51)は「コーナーのギリギリに出し入れされた。低めに集められて、打てるボールがほとんどなかった」と唇をかんだ。好調の佐野を4年ぶりに4番に据え、今季初先発の度会を7番で起用。左打者7人を先発オーダーに配したが、活路を見いだせなかった。右腕には5連敗を喫し、通算3勝11敗。巨人とは来週15日から3連戦(東京ドーム)が控えており、山崎とは再戦の可能性があるだけに、指揮官は「やられっぱなしじゃいけない」と対策を急ぐ考えを示した。練習日を挟んで迎える11日からのヤクルト3連戦(横浜)では、上半身の違和感で離脱しているバウアーが戦列復帰する見込み。三浦監督は「切り替えて金曜日に備えたい」と巻き返しを誓った。(鈴木智紘)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
641 0.600
(↑0.044)
-
(-)
13244
(+6)
29
(+3)
9
(+4)
6
(-)
0.278
(↑0.005
2.380
(↓0.06)
2
(1↑)
ヤクルト
541 0.556
(↑0.056)
0.5
(-)
13327
(+5)
35
(+3)
4
(-)
1
(-)
0.195
(-)
2.910
(↑0.21)
3
(2↓)
阪神
551 0.500
(↓0.056)
1
(↓1)
13231
(+3)
33
(+5)
6
(-)
8
(+1)
0.201
(-)
2.760
(↓0.02)
4
(1↓)
DeNA
452 0.444
(↓0.056)
1.5
(↓1)
13246
(+3)
43
(+6)
5
(+1)
4
(-)
0.233
(↓0.005)
3.200
(↓0.17)
4
(1↓)
広島
451 0.444
(↓0.056)
1.5
(↓1)
13333
(+1)
34
(+3)
4
(-)
4
(-)
0.234
(↓0.002)
3.090
(↓0.03)
4
(2↑)
中日
452 0.444
(↑0.069)
1.5
(-)
13219
(+3)
26
(+1)
2
(-)
5
(+1)
0.190
(↑0.004)
2.030
(↑0.1)