オリックス(★2対5☆)ソフトバンク =リーグ戦1回戦(2025.04.08)・京セラドーム大阪=
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ソフトバンク
12000200051000
ORIX
00000200021131
勝利投手:モイネロ(2勝0敗0S)
(セーブ:オスナ(0勝0敗1S))
敗戦投手:椋木 蓮(0勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】頓宮 裕真(4号・6回裏2ラン)

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◆ソフトバンクは初回、正木の適時打で先制する。続く2回表に牧原大の適時打などで2点を追加すると、6回には海野と周東の適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・モイネロが5回無失点で今季2勝目。敗れたオリックスは、打線が11安打で2得点とつながりを欠いた。

◆オリックス田嶋大樹投手(28)と、ドラフト6位片山楽生投手(22=NTT東日本)が1軍に合流した。田嶋はここまでウエスタン・リーグ3試合で計10回を投げ、1失点。体調不良もあり、開幕ローテーション入りはならなかったが、準備を進めてきた。ルーキーの片山も2軍で3試合計12回を投げ、1失点と安定。リリーフ要員とみられる。

◆両チームのスタメンが発表され、ソフトバンクは柳田悠岐外野手(36)がベンチスタートとなった。柳田は6日の西武戦(みずほペイペイドーム)で「3番左翼」も5回に代走を送られていた。試合前に取材対応した小久保裕紀監督(53)は「いろいろあるので」と話すにとどめた。

◆オリックスは7連勝を目指し、昨季王者のソフトバンクと今季初対戦する。昨季は6勝18敗1分けと大きく負け越した相手。白星発進でさらに勢いづけたい。6日の日本ハム戦(エスコンフィールド)で左足の張りを訴えた杉本裕太郎外野手(34)はスタメンを外れ、新外国人のエドワード・オリバレス外野手(29)が初めて4番に座った。「急性腰痛症」の紅林弘太郎内野手(23)はこの日もベンチ外。「9番遊撃」には大城滉二内野手(31)が入った。先発は今季初登板の椋木蓮投手(25)。先発白星となれば、あと1人でノーヒットノーランだった22年7月20日の日本ハム戦以来、993日ぶりとなる。トミー・ジョン手術を経験した21年ドラフト1位右腕。3年ぶりの先発勝利を狙う。

◆パリ・オリンピック(五輪)代表のセレッソ大阪DF西尾隆矢(23)が特別始球式を務めた。大阪市に本拠地を置くオリックスとC大阪の連携を深めることを目的に実現。小学生時代にクラブ活動で野球をしていた西尾は「楽しく投げられました。小さいころ、野球をしていたし、マウンドに立てたことがうれしかった。夢みたいな場所。貴重な経験になりました。またちょっと野球がやりたいなというか、今度は打つとかをやりたいな」と笑顔。この日、同い年の宮城大弥投手(23)から名前入りユニホームをもらって感激。「宮城投手は日本代表でも活躍されていますし、ボクも負けじとしっかり上を目指していきたい」と話した。

◆ソフトバンク今宮健太内野手(33)が体を張ったプレーで失点を防いだ。「6番遊撃」で先発出場し、3回2死二塁での守備だ。打者・太田の打球は投手モイネロの右横を抜けてセンター方向へ。遊撃今宮は横っ跳びでグラブに当て、捕球こそできなかったが外野に抜けていれば二塁ランナーの福田はホームに生還していた当たりだった。その後2死一、三塁で打率4割超の西川を打ち取り無失点。遊撃手としてのパ・リーグ最多出場記録を持つ今宮の必死なプレーが先発モイネロをもり立てた。

◆ソフトバンクが最下位から脱出した。今季初の連勝を飾り、西武が敗れたため5位に浮上。開幕9試合を終えて3勝6敗、借金を「3」に減らした。0-0の1回2死一、三塁で5番の正木智也外野手(25)が先制の左前適時打。2-0の6回には海野隆司捕手(27)の中前適時打、周東佑京内野手(29)の通算20本目となる三塁打で追加点を奪った。不動の3番、柳田悠岐外野手(36)がスタメンから外れる中で野手陣が奮起した。先発のリバン・モイネロ投手(29)は5回98球を投げて6安打無失点。今季2勝目を飾った。

◆オリックスが4月初黒星を喫し、連勝は6で止まった。3月29日楽天戦(京セラドーム大阪)以来、7試合ぶり敗戦となった。1年ぶりの先発登板となった椋木蓮投手(25)が、序盤にソフトバンク打線につかまった。初回、2死一、三塁から正木に左前にはじき返され、先制点を献上。2回には1死二塁から牧原に右翼線へ適時三塁打を浴びた。2回までに味方の3失策も重なり、3失点。5回6安打、自責1と踏ん張るも、22年7月20日以来の先発白星はならなかった。打線は5点ビハインドの6回。1死一塁から5番頓宮裕真捕手(28)がソフトバンク尾形の7球目、低めの直球をすくい上げ、左翼へ4号2ラン。直近4試合で3発と絶好調だ。2-5となり7回、8回と走者を三塁まで進めるも、反撃はここまでだった。

◆ソフトバンク周東佑京内野手(29)がダメ押しの適時三塁打を放った。6回、海野のタイムリーで4点目を挙げると、なおも2死二塁から右翼越えに三塁打。「少し流れが変わりそうな状況で、何とか1本を、と思いました。大きい追加点になったと思います」。開幕から9試合連続安打と打撃好調。チーム浮上へ向け、快足男がバットでもけん引する。

◆ソフトバンク牧原大成内野手(32)が適時打を放って気を吐いた。9番セカンドで2戦連続先発出場。1点リードの2回1死二塁。椋木の直球を強振。右翼線を破るタイムリー三塁打。「チャンスを絶対に生かそうと思いました。『気持ち1本』です」。ダウンズとの二塁併用が続くが、レギュラー定着に向けバットでアピール。「大きな追加点を取ることができてよかったです」。プロ通算20本目の三塁打。さらに打撃アピールを続ける。

◆体調不良の阪神佐藤輝明内野手(26)に代わって先発した渡辺諒内野手(29)が、悔しさをにじませた。「3番三塁」で今季初のスタメン。6回2死からは、右中間深くへの当たりを放つも、右飛で3打数無安打に終わった。「結果が出なかった。(敗戦は)4番、5番の前にランナーが出られなかったことが原因だった」と反省。4日の1軍昇格後、計4打席で安打はなく「バッティングで結果を出さないといけない。頑張りたい」と力を込めた。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(36)が右太もも裏の張りで欠場した。1軍登録されながらの欠場は22年以来3年ぶり。小久保裕紀監督(53)は「ちょっと我慢しようかなと。ひどくならないように。休養ではなく出せない状況だということ」と説明。明日以降の出場については「戦略的なことなので」と明言を避けた。今季の柳田は不動の3番として打率3割2分3厘、2本塁打、6打点を記録していた。試合前の打撃練習は通常通り行っていた。小久保監督も「打つ方は大丈夫」と話した。

◆オリックスが4月初黒星を喫し、連勝が6で止まった。1年ぶり先発の21年ドラフト1位右腕椋木蓮投手(26)は5回6安打、自責1と踏ん張ったが、2回までに味方の3失策も出て3失点。「打たれてしまったボールは甘く入ってしまった」と反省した。打線は「急性腰痛症」の紅林がベンチを外れ、4番で出場を続けていた杉本も左足の張りのため欠場。3戦連続6度目の2桁安打も、反撃は及ばなかった。首位は守ったが、ソフトバンク戦は昨季9月13日から9連敗となった。▽オリックス頓宮(6回にリーグ単独トップの4号2ラン)「(打った)感触もよかった。後半特にチャンスをつくれたので、明日につながると思います」▽オリックス岸田監督(左足張りのため今季初めて欠場した杉本について)「痛いとかそういうのではなく、張りがあとちょっとだけ残っているというところなので、今日は大事をとって。明日(9日)からいけますけどね」

◆ソフトバンクが今季初の連勝を飾り、最下位から脱出した。柳田悠岐外野手(36)が右太もも裏の張りで今季初の欠場。不動の3番がスタメンから外れる不穏な空気を、5番の正木智也外野手(25)が一掃した。0-0の1回2死一、三塁で先制&決勝の左前適時打。新たな打撃フォームに着手する若き5番が、柳田不在の危機を救う。正木はネクストバッタースボックスで燃えた。4番の山川が敬遠気味に歩かされる。悔しくないわけがない。「5番に入っている身として燃えるものがありました」でも、熱くなりすぎず。近藤の後を打っていた昨季の経験を生かした。「同じ準備をして入ることが大事。それは去年やっていて思ったので。今年も同じことを思っています」。心は熱くてもアプローチは変わらなかった。オリックス椋木の2球目ストレートをコンパクトにとらえ、きれいに三遊間に転がした。無死一、二塁で3番中村が併殺打に倒れていただけに、流れを引き寄せる一打。左前適時打は先制&決勝タイムリー。今季初連勝を呼び込み、最下位脱出に導いた。不穏な空気を一掃した。この日は柳田が右太もも裏の張りで欠場した。柳田は不動の3番として打率3割2分3厘、2本塁打、6打点を記録。離脱中の近藤、栗原に続いて打線の柱を欠くなかで若き5番が先制パンチを見せた。「穴を埋めようとかはあまり考えてなかったです。それよりは、回ってきた状況に応じてちゃんと自分の仕事をしようという思いだけでやっていました」。正木は地に足をつけて打席に立っていた。オープン戦ラストに小久保監督から苦言を呈されていた男が、開幕9試合を終えて打率2割9分、2本塁打、7打点。昨季よりもバットを大きく動かしながら構える新フォームで結果を出し続けている。「去年は固まりすぎてタイミングが取れなかったので。ちょっとバットを動かしながらタイミングを取ることをやっています」。世代交代を期待されて5番起用が続く。柳田のコンディションは気がかりだが、現有戦力で戦うしかない。好調を維持する正木が打線を支えていく。【只松憲】

◆オリックス・田嶋大樹投手(28)、ドラフト6位・片山楽生投手(22)=NTT東日本=が8日、1軍に合流した。先発ローテの一人として期待されていた田嶋は2月の春季キャンプ後に体調不良で離脱。調整が遅れた影響で開幕ローテ入りはならなかったが、2軍戦で登板を重ねてイニングを伸ばしていた。また、即戦力右腕の片山はウエスタンで3試合、12イニングを投げ、自責点1と安定した投球を続けていた。救援要員として登録される見込みだ。

◆オリックスのドラフト6位・片山楽生投手(22)=NTT東日本=が1軍に初合流し、キャッチボールなどで汗を流した。切れのある変化球が売りの即戦力右腕はこの日は出場選手登録は見送られたが、2戦目以降に救援要員として登録される見込み。練習を終えた片山は「チームに貢献できるように。自分のできることを、与えられた役割をしっかりまっとうしたい」と意気込んだ。休日だった7日は同期入団のドラフト1位・麦谷(富士大)、同2位の寺西(日体大)と外食に出かけたという。すでにプロ初安打初打点をマークしている麦谷ら同期の活躍には「刺激になる」と笑顔で語りつつ、1軍デビューに向け「引き締まる思い」と武者震いした。

◆オリックス・頓宮裕真捕手(28)がリーグ単独トップとなる4号2ランを放ち、反撃ののろしを上げた。「(打った)感触もよかったですし、ストレートをしっかりと捉えることができました!」六回1死一塁で2番手・尾形に対し、ファウルで粘った。フルカウントからの7球目の直球を完璧に捉え、確信歩き。ゆっくりとダイヤモンドを一周し、ベンチ前ではお決まりの〝ホイサー〟のパフォーマンスを披露した。打線は五回までソフトバンク先発のモイネロの前に無得点。5点のビハインドの中で今季から野手主将を務める男が流れを変える一発を放った。

◆オリックスは3試合連続の2桁安打と打線が奮起したが、昨季王者に敗れて連勝は6で止まった。今季初登板初先発した4年目の椋木は味方の失策など不運が続き、5回3失点(自責1)。打線は六回に頓宮がリーグ単独トップの4号2ランで反撃。七回から九回までそれぞれチャンスを作りながらも生かせなかった。

◆ソフトバンクが今季初の連勝。一回に正木智也外野手が先制打を放ち、3―0の六回には海野隆司捕手、周東佑京内野手の適時打で2点追加。先発のリバン・モイネロ投手は5回無失点で2勝目を挙げた。

◆ソフトバンクの柳田が右太もも裏の張りで欠場した。小久保監督が試合後に「ひどくなる前に、ちょっと我慢しようかな。休養ではなく、出せない状況」と説明。9日以降の出場については「戦術的なことなので」と明言を避けた。柳田はここまで打率3割2分3厘、2本塁打、6打点をマーク。この日も試合前の打撃練習を行っていた。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
720 0.778
(↓0.097)
-
(-)
13442
(+2)
25
(+5)
8
(+1)
4
(+1)
0.316
(↓0.002)
2.410
(↓0.07)
2
(1↑)
日本ハム
540 0.556
(↑0.056)
2
(↑1)
13429
(+5)
36
(+2)
11
(+1)
1
(-)
0.209
(↑0.007)
3.510
(↑0.19)
2
(1↑)
ロッテ
540 0.556
(↑0.056)
2
(↑1)
13433
(+7)
27
(+3)
5
(-)
3
(-)
0.220
(↑0.012)
2.410
(↓0.07)
4
(2↓)
楽天
440 0.500
(↓0.071)
2.5
(-)
13522
(+2)
21
(+5)
2
(+1)
9
(-)
0.246
(↓0.015)
2.550
(↓0.36)
5
(1↑)
ソフトバンク
360 0.333
(↑0.083)
4
(↑1)
13435
(+5)
39
(+2)
6
(-)
6
(-)
0.252
(↑0.006
4.110
(↑0.27)
6
(1↓)
西武
260 0.250
(↓0.036)
4.5
(-)
13524
(+3)
37
(+7)
3
(+1)
7
(-)
0.232
(-)
4.310
(↓0.39)