ロッテ(★0対5☆)楽天 =リーグ戦3回戦(2025.04.06)・ZOZOマリンスタジアム=
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楽天
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ロッテ
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勝利投手:古謝 樹(1勝0敗0S)
敗戦投手:ボス(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆投打のかみ合った楽天が快勝。楽天は初回、阿部の適時打で1点を先制する。その後は3回表に阿部の犠飛、4回には宗山の適時打が飛び出すなど、着実に得点を重ねた。投げては、先発・古謝が9回3安打無失点の完封で今季初勝利。敗れたロッテは、打線が沈黙した。

◆開幕ローテ入りした楽天新助っ人のミゲル・ヤフーレ投手(26)が6日、出場選手登録を抹消された。前日5日のロッテ戦で今季初先発。2回を2安打無失点に抑えたが、腰の張りを訴えて3回のマウンドには上がらずに緊急降板していた。三木肇監督(47)は「腰のところが昨日からあまり良くない」と明かし、登録抹消となった。翌週は他の投手が代役を務めることになる。指揮官は「候補としたら(2軍にいる)松田、荘司、滝中。こっち(1軍)からいくんやったら(中継ぎの)松井と内じゃない。簡単に決めないでしっかり熟考して決めようと思っている」と説明した。今季入団したスペンサー・ハワード投手(28)も腰の張りで戦線離脱するなど先発陣は苦しい台所事情だが、ハワードは実戦復帰が近いという。また、この日から中継ぎの宮森智志投手(26)が出場選手登録された。2軍戦では2試合に登板して防御率0・00。三木監督は「ファームで(2軍の)渡辺監督からもいいですよと(報告が)来てるから。しっかり1軍のマウンドでも、オープン戦の時もいいボールを放ってたからね。期待したい」と話した。

◆ロッテが今季初の完封負けで勝率5割に逆戻りした。楽天古謝樹投手の前にわずか3安打に抑えられた。3回1死二、三塁のチャンスも連続三振に倒れ無得点。吉井監督は「古謝君はマリンの風をうまく使っていた。浮き上がる高めの真っすぐでみんな差し込まれていたので、なかなか攻略できなかった」と脱帽した。直近5試合で計6得点と打線が湿っているが「不調というより、こっちの対策が悪かったのか。多分作戦が下手だったのでしょう」。試合後は30分以上のミーティングを行い、次カードの西武戦へ気を引き締めた。

◆開幕ローテに滑り込んだ23年ドラフト1位の楽天古謝樹投手(23)が、プロ初完封で今季初勝利をつかんだ。5点リードの9回2死走者なし。ロッテ高部を145キロ直球で左飛に打ち取ると、淡々とした表情で勝利をかみしめた。「本当に完封はずっと目標にしていたので、今季1勝(目)という意味でもすごいうれしい」。相手打線を散発3安打と完璧に封じた。初登板のZOZOマリンで球場特有の風を味方につけた。最速150キロを計測した直球が有効で「フライも多く取れましたし、低めに集めることもできた。だいぶ手応えはあった」。唯一得点圏に走者を背負った3回1死二、三塁の場面では、岡を内角148キロ直球で見逃し三振。続く藤岡は外角147キロ直球で空振り三振に仕留めた。特に岡を封じたクロスファイアは湘南学院(神奈川)時代から磨いてきた古謝の代名詞だ。母校の本萱(もとがや)昌義監督からは「右バッターのインコースにクロスの球が投げられなきゃ、左ピッチャーとしては成長はない。ここに投げられるか投げられないかが生命線」と、口酸っぱく言われてきた。そのボールでピンチを脱し、初完封につなげた。2年目で初の開幕ローテ入りを果たした。当初は腰の張りで離脱したハワードの代役という位置づけだったが、今季初登板の3月29日オリックス戦(京セラドーム大阪)で白星はつかなかったものの、5回2安打無失点と好投。2試合で14イニング連続無失点と覚醒の気配が漂う。ローテを支える岸や早川からも刺激を受ける。「ああやって長いイニングを投げ切ってる姿を見て、甘えてられないなと。2年目なんで。自分が1つの柱になっていけるように、先発ローテーションの人たちに頑張って追いつけるように、これからも結果を出し続けたい」。もう代役とは言わせない。【山田愛斗】

◆楽天ドラフト1位の宗山塁内野手(22)が、貴重な追加点をもたらした。2点リードの4回1死二塁、内角低めカットボールを捉え右前適時打を決めた。「試合前に武藤さんが『返すならライト前で返せ』って言っていたのですが、本当にそうなった。追い込まれてましたけど、変化球に対応できた」。6回には右前打で1死一、三塁とチャンスメーク。続く小深田のスクイズを呼び込んだ。開幕7試合で4度目のマルチ安打を記録した。

◆今季初スタメンの楽天武藤敦貴外野手が躍動した。「9番右翼」で先発。4回に中前打を放つと、快足を生かしてすかさず二盗。続く宗山の適時打で生還した。6回には右前打を運び、2打数2安打2四球1盗塁で同学年の古謝のプロ初完封&今季初勝利をアシスト。開幕からアピールを続けている6年目の23歳は「まだまだ始まったばっかりなので、これからだと思う」と引き締めた。

◆楽天ドラフト1位の宗山塁内野手(22)が、開幕から7試合で4度目のマルチ安打を決めた。「1番遊撃」で出場。2点リードの4回1死二塁、ロッテ・ボスの6球目、内角低めカットボールをはじき返す右前適時打で貴重な追加点をもたらした。二塁走者の武藤から試合前に言われていた「返すならライト前で返せ」の言葉を現実にした。「ランナーからして引っ張り方向のゴロが一番判断しやすいですし、(二走)武藤さんの足もあるので。その打球が一番得点の可能性は高いっていうのはもちろん頭で分かってましたし、武藤さんも返すならそこに打ってくれって言うんで。まあ結果的にそっちに打ったんで良かったかなと思います」6回1死一塁ではフォークを捉えて右前へ。プロ10安打目で一、三塁とチャンスメークすると、続く小深田のスクイズを呼び込んだ。前日5日ロッテ戦で開幕からの連続試合安打が5で止まったが、引きずらなかった。「まあ自然にですし、一番は体のコンディションを整えてというか、一番動かせる状態で入っていくのが一番なので、結果っていうよりかはそれまでの準備を大切にするっていうのを変えずにというか、そういう意識でいきました」。5打数2安打1打点でチームの2位浮上に貢献した。

◆開幕ローテに滑り込んだ23年ドラフト1位の楽天古謝樹投手(23)が、プロ初完封で今季初勝利をつかんだ。5点リードの9回2死走者なし。ロッテ高部を145キロ直球で左飛に打ち取ると、淡々とした表情でチームメートとハイタッチを交わした。「本当に完封はずっと目標にしていたので、今季1勝(目)という意味でもすごいうれしい」。相手打線を散発3安打と完璧に封じた。初登板のZOZOマリンで球場特有の風を味方につけた。最速150キロを計測した直球が有効で「フライも多く取れましたし、低めに集めることもできた。だいぶ手応えはあった」。唯一得点圏に走者を背負った3回1死二、三塁では、岡を内角148キロ直球で見逃し三振。続く藤岡は外角147キロ直球で空振り三振に仕留めた。特に岡を封じたクロスファイアは湘南学院(神奈川)時代から磨いてきた古謝の代名詞だ。母校の本萱(もとがや)昌義監督からは「右バッターのインコースにクロスの球が投げられなきゃ、左ピッチャーとして成長はない。ここに投げられるか投げられないかが生命線」と、口酸っぱく言われてきた。そのボールがここぞの場面で光った。2年目で初の開幕ローテ入りを果たした。当初は腰の張りで離脱したハワードの代役という位置づけだったが、今季初登板の3月29日オリックス戦(京セラドーム大阪)で5回2安打無失点と好投。2試合で14イニング連続無失点と覚醒の気配が漂う。ローテを支える岸や早川からも刺激を受ける。「ああやって長いイニングを投げ切ってる姿を見て、甘えてられないなと。2年目なんで。自分が1つの柱になっていけるように、先発ローテーションの人たちに頑張って追いつけるように、これからも結果を出し続けたい」。チームの2位浮上に貢献。もう代役とは言わせない。【山田愛斗】

◆高卒6年目の楽天武藤敦貴外野手(23)が、今季初スタメンでハッスルした。6日ロッテ戦(ZOZOマリン)に「9番右翼」で先発。2打数2安打2四球1盗塁で2得点と躍動し、チームの2位浮上に貢献した。同学年の古謝のプロ初完封をアシストする活躍に「同期ではないんですけど、同級生なので、しっかり楽天の01年世代で東北を盛り上げていけたら」と笑った。持ち味を発揮した。2点リードの4回1死、カウント2-2からスライダーを鮮やかに中前へ運んだ。続く宗山の5球目にスタートを切り、今季2盗塁目となる二盗。さらに宗山の右前適時打で生還した。「(試合前に)ライトゴロのライト前を打ってくれって言ったら本当に打ってくれたんで、本当にすごく助かったっていう。まあ宗山様っていう感じで」と後輩をたたえた。6回には右前打で出塁。小深田のスクイズでホームを踏んだ。昨季は7試合の出場にとどまっただけに、今季にかける思いは強い。「場面に応じた役割をしっかり果たすことを大前提として、その中で最高のパフォーマンスができたらチームの勝ちに貢献できると思う。まずはそこを目指して頑張っていきたい」。スタメンでも途中出場でも違いを生む存在になる。【山田愛斗】

◆楽天のドラフト1位・宗山塁内野手(22)=明大=が「1番・遊撃」で先発出場し、貴重な追加点となる右前適時打を放った。2-0、四回1死二塁。右腕ボスの7球目、カットボールを捉えた。直前に一走・武藤が二盗に成功し「武藤さんをしっかり返せてよかったです。追い込まれていましたけど、変化球に対応できました」とコメントした。

◆楽天の古謝がプロ初完投を3安打完封で飾り、今季初勝利を挙げた。死球を一つ与えたが四球はなく、安定感抜群だった。打線は一回に阿部の適時打で先制し、宗山の適時打などで加点した。ロッテは三回1死二、三塁を生かせなかった。

◆楽天・古謝樹投手(23)がプロ初完投を3安打完封で飾り、今季初勝利を挙げた。死球を一つ与えたが四球はなく、安定感抜群だった。打線は一回に阿部の適時打で先制し、宗山の適時打などで加点した。ロッテは三回1死二、三塁を生かせなかった。プロ2年目の楽天・古謝が初の完封勝利。楽天投手の完封勝利は昨年9月23日の岸孝之(〇6-0ロッテ、ZOZOマリン)以来、球団20人目(通算67度目)。最多回数は田中将大(現巨人)の19度。左投手の完封は昨年8月13日の早川隆久(〇3-0オリックス、京セラ)以来、同8人目(同10度目)で最多は有銘兼久と早川の2度。

◆2年目左腕の楽天・古謝樹(こじゃ・たつき)投手(23)が散発3安打と好投し、プロ初完投&完封で今季初勝利を飾った。「完封はずっと目標にしてきた。今季1勝目もすごくうれしかった」海風が強い敵地で計103球、5奪三振の快投を演じた。三回は安打と死球などで1死二、三塁のピンチを背負うも、岡と藤岡をともに直球で2者連続三振に斬った。最後まで球威が落ちなかった直球は最速150キロを計測。さらに無四球(1死球)の内容に、マスクをかぶった太田は新人だった昨季と比べ「直球で刺し込める。ストライクゾーンで勝負できるようになった」と証言した。オフから直球の強化に力を入れ、同じ左腕の早川から下半身の使い方、上半身との連動、力感なく指先に力を伝えるリリースポイントなどを吸収。体幹強化も実を結び「オープン戦からコツをつかんで、直球に球威が増し、安定してきた」と明かした。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
710 0.875
(↑0.018)
-
(-)
13540
(+6)
20
(+4)
7
(+1)
3
(+1)
0.318
(↓0.005)
2.340
(↓0.23)
2
(2↑)
楽天
430 0.571
(↑0.071)
2.5
(-)
13620
(+5)
16
(-)
1
(-)
9
(+1)
0.261
(↑0.005
2.190
(↑0.37)
3
(1↓)
日本ハム
440 0.500
(↓0.071)
3
(↓1)
13524
(+4)
34
(+6)
10
(+1)
1
(-)
0.202
(↑0.004)
3.700
(↓0.32)
3
(1↓)
ロッテ
440 0.500
(↓0.071)
3
(↓1)
13526
(-)
24
(+5)
5
(-)
3
(-)
0.208
(↓0.012)
2.340
(↓0.37)
5
(-)
西武
250 0.286
(↓0.047)
4.5
(↓1)
13621
(+1)
30
(+11)
2
(-)
7
(+1)
0.232
(↑0.01)
3.920
(↓0.75)
6
(-)
ソフトバンク
260 0.250
(↑0.107)
5
(-)
13530
(+11)
37
(+1)
6
(+2)
6
(+1)
0.246
(↑0.014)
4.380
(↑0.62)