ロッテ(☆1対0★)楽天 =リーグ戦2回戦(2025.04.05)・ZOZOマリンスタジアム=
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楽天
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ロッテ
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勝利投手:小島 和哉(1勝0敗0S)
(セーブ:ゲレーロ(1勝1敗1S))
敗戦投手:江原 雅裕(0勝1敗0S)
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◆ロッテが投手戦を制した。ロッテは両軍無得点で迎えた8回裏、高部の犠飛で試合の均衡を破る。投げては、先発・小島が8回4安打無失点の快投。最後は2番手・ゲレーロが締め、小島は今季初勝利を挙げた。敗れた楽天は9回に2死二塁の好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆ロッテファンで知られるお笑いコンビのぺこぱが、ZOZOマリンスタジアムで行われた楽天戦のセレモニアルピッチに登板した。マウンドに上がったシュウペイは、捕手役のルーキー西川へノーバン投球を披露。打者は松陰寺太勇が務めた。シュウペイが事前に「選手・ファンの皆さんが笑顔になれるようなセレモニアルピッチになればと思います」と予告していた通り、和田や寺地と掛け合いの寸劇を実現させ、スタンドを盛り上げた。

◆ロッテファンで知られるお笑い芸人のぺこぱが5日、ZOZOマリンスタジアムで行われた楽天戦のファーストピッチセレモニーに登板した。マウンドに上がったシュウペイは捕手役のルーキー西川へノーバン投球を披露。事前に「選手・ファンの皆さんが笑顔になれるようなセレモニアルピッチになればと思います」と予告していた通り、和田や寺地と掛け合いの寸劇を実現させ、スタンドを盛り上げた。シュウペイは「今年も定着しつつあるシュウ子で登場させて頂きありがとうございました! 実は初めて始球式でボールを投げさせてもらえて、ひそかにずっと投げたかったので本当にうれしかったです! マリーンズ! ファイティン!」とエールを送った。松陰寺はイニング間のイベントにも登場。ダッシュマンと両翼のポール間を走るスプリント対決で、快足を飛ばして見事に逃げ切り、コアラのマーチ40個をプレゼントされた。「沢山のお客さまの前で選手の協力もあり、最高のパフォーマンスが出来ました! あとはマリーンズが勝つだけです! マリーンズ! ファイティン!」と話した。

◆ロッテ小島和哉(28)が開幕投手の意地を見せた。直球を軸にストライク先行で追い込み、楽天打線を8回4安打、7奪三振、105球で無失点に抑えた。チームの連敗を3で止め、本拠地初勝利へと導いた。「相手に集中し、打者と対峙(たいじ)することだけ考えた」と振り返った。自身3度目の開幕投手を務めた前回登板のソフトバンク戦は、4回4安打4四球1失点。チームは勝利したものの「四球が多かった」と悔いの残る投球となった。この1週間で徹底的に投げ込み、フォーム修正。2日前のブルペン投球は「ひどすぎた」と言うが、どこが悪かったのかを分析し、体の変化に適応したフォームを探求し続けた。8回2死二塁のピンチでは、昨季7打数4安打2本塁打と相性の悪い伊藤を空振り三振に仕留めてガッツポーズ。「遅い球は勇気がいるが、開き直って投げた」と緩いチェンジアップで得点を許さず、その裏の決勝点へと導いた。昨年も開幕戦は勝てず、2戦目で12球団最速の完封勝利を遂げた。吉井監督は「勝負根性がある子なので頑張ってくれた。完封も狙える球数だったが、まだ4月なので後に響くから」と先を見据えての継投策。2年連続で2戦目に大仕事をやってのけたエースの仕事に満足げだった。

◆ロッテのドラフト1位西川史礁外野手(22)が、5日の楽天2回戦を欠場した。前日4日の同1回戦はフル出場も無安打で、開幕から続いていた連続試合安打が5でストップ。吉井監督は「休養もありますし、今日のピッチャーがシュートがきついので、左バッターの方がいいかなということで」と角中を起用した。

◆楽天ミゲル・ヤフーレ投手(26)が5日のロッテ2回戦(ZOZOマリン)で腰の張りにより緊急降板した。先発して2回を2安打無失点に抑えたが、3回のマウンドには上がらなかった。三木監督は「試合中に投げていて腰に張りが出て、大事を取って代えた。今後は明日の様子を見てだと思う」と説明。石井投手コーチは「ちょっとまた下(2軍)とやりとりしてあれですけど、ヤフーレ、ちょっと厳しそうだから」と翌週の先発を回避する可能性も示唆した。

◆開幕から続いていた楽天ドラフト1位宗山塁内野手(22)の連続安打が「5」で止まった。ロッテ戦に「1番遊撃」で出場。先発小島の前に3打数無安打1四球と封じられ、チームも今季初の完封負けを喫した。3回にはスライダーを3球続けられて見逃し三振。「(小島に)変化球でかわされたのがやっぱりさすがだなと思いますし、精度が高いなというのはあったので、1球来るか来ないかのボールを次は捉えられたら」と前を向いた。収穫もあった。最終打席となった8回には四球で出塁。続く伊藤の2球目に二盗を決め、2試合連続盗塁とした。「行ける時はやっぱり行きたいですし、やっぱりトライしていかないと、気づけないことがたくさんある。そこは今、本当、学べるいい時期だと思いますし、どんどん狙っていきたい」。打つだけではなく、足でもチームに貢献していく。

◆楽天松井友飛投手(25)が、因縁の地で力投した。5日ロッテ戦(ZOZOマリン)の3回から2番手で登板し、2回を1安打無失点。先発ヤフーレが腰の張りで緊急降板するアクシデントを救った。先発した昨年7月10日の同戦(同)では、初回に8安打8失点(自責7)で1アウトも奪えずノックアウトされた苦い記憶がある。この日もピンチを背負ったものの、粘りの投球で役割を全うした。チームは今季初の完封負けで連勝は2でストップした。緊急登板した松井が踏ん張った。腰の張りを訴えた先発ヤフーレの後を受けて3回から登板。2回1安打無失点でまとめた。「ほんとに急に呼ばれて、最初、ちょっとあたふたしてましたけど、今日は内容よりも、とりあえずゼロに抑えようって気持ちだった。結果、ゼロに抑えられて良かった」。先発した昨年7月10日のロッテ戦では、初回に8安打8失点(自責7)でノックアウト。1アウトも奪えずマウンドを降りただけに、因縁の相手に雪辱した形だ。いきなり大ピンチを背負った。3回、安打と2四球で2死満塁とし、5番ポランコと対峙(たいじ)。直球とカーブのコンビネーションで強打者に挑んだ。フルカウントからカーブを投じ、ファウルでかわされたが、最後は151キロの外角高め直球で空振り三振に仕留めた。「カーブがストライク率が高くて(捕手の太田)光さんもカーブのサインをいいところで出してくれたので、しっかりアウトも取れて良かった」と振り返った。首脳陣も松井の力投をたたえた。3月30日オリックス戦(京セラドーム大阪)に続くロングリリーフとなったが、三木監督は「難しい局面なんだけども、彼の今のポジションはああいうところで仕事をすることだから。結果としてね、内容はまたいろいろあるけども、ゼロで帰ってきたことは評価できると思う」と話した。石井投手コーチも「イニングを長いこと投げてもらって、もう1回、チームを立て直すみたいな役目なので、今日はよく投げて、良い仕事をしたね」とうなずいた。チームは今季初の完封負けで連勝が止まったものの、スクランブル登板で好投した4年目右腕にとっては、手応えをつかむ46球になった。【山田愛斗】

◆ロッテファンとして知られるお笑いコンビのぺこぱが試合前のセレモニアルピッチに登場した。ツッコミの松陰寺太勇が打席に入り、マウンドにはミニスカート姿のシュウペイ扮する「シュウ子」が。捕手役はドラフト1位ルーキーの西川が指名された。マウンド上では和田や寺地と掛け合いの寸劇を繰り広げ、満員のスタンドから笑いを誘っていた。松陰寺は「沢山のお客さまの前で選手の協力もあり、最高のパフォーマンスができました! あとはマリーンズが勝つだけです! マリーンズ! ファイティン!」と笑顔。シュウペイも「今年も定着しつつあるシュウ子で登場させて頂きありがとうございました! 実は初めて始球式でボールを投げさせてもらえて、ひそかにずっと投げたかったので本当にうれしかったです! マリーンズ! ファイティン!」と満足げだった。

◆ロッテが連敗を3で止めた。小島が8回4安打無失点で今季初白星。0―0の八回無死一、三塁から高部の左犠飛で均衡を破り、九回はゲレーロが締めた。楽天は継投で踏ん張っていたが、6番手のルーキー江原が崩れた。

◆楽天のミゲル・ヤフーレ投手(26)が、先発として今季初登板し2回2安打無失点、2奪三振で、腰の張りを訴えて降板した。三木監督は試合後、「試合中に腰の張りを訴えたので、大事を取って交代させた」と説明。次回先発について「明日以降の様子をみて判断する」と説明した。三回から2番手で緊急登板した松井が、2回1安打無失点と好投。指揮官は「彼の役割は今、難しい局面で仕事をすること。内容(3四球)はいろいろあるが、無失点に抑えたことは評価できる」と語った。一方で、ドラフト1位・宗山塁内野手(22)=明大=は「1番・遊撃」で先発出場し、3打数無安打で、連続試合安打が5で止まった。左腕・小島の前に遊ゴロ、見逃し三振、ニゴロ併殺打に倒れた。左腕との最後の打席では四球を選び、二盗に成功した。試合は計6投手の継投策で踏ん張ったが、0-1で惜敗し、再び4位に転落した。

◆楽天は三塁すら踏めなかった。小島と抑えのゲレーロを相手に計3度の2死二塁があったが、いずれも三振で好機を逸し、三木監督は「少ないチャンスを生かしきれなかった。選手はよくやっているので僕の責任」と渋い表情を浮かべた。投手陣はヤフーレが腰の張りを訴えて2回で緊急降板。救援が力投して無失点でつないだが、八回に新人江原が自らの失策絡みで決勝点を許した。石井投手コーチは「ちょっと慌てたね。これを糧にしてほしい」と話した。

◆これぞ、エースの仕事だ。ロッテ・小島和哉投手(28)は8回無失点で今季初勝利をマーク。4回1失点だったソフトバンクとの開幕戦から修正し、チームの連敗を3でストップした。0-0の八回2死二塁で、昨季7打数4安打2本塁打と打ち込まれた伊藤を迎えた。試合序盤に見せなかったチェンジアップを外角低めに決めて空振り三振を奪い、マウンドでほえた。「相手が(フォークボールとチェンジアップを)縦変化の一くくりにして振ってきたとこで、それよりも、もっと遅い球。前半にいいふうに印象付けられた」。フォークボールの球速は130キロ台半ばから後半。巧みに敷いた伏線を生かし、伊藤への決め球に131キロのチェンジアップを選択した。前回登板は4回で4四球を与えた。「自分のフォームのことを考えすぎて、打者と対峙(たいじ)している感覚がなかった。試合の日はもう相手を倒す、相手を抑えることだけ考えて、うまくメンタルをコントロールできた」と満足そうに話した。チームが開幕3連勝を飾った後、「チームの修正点は小島と種市」と名指しで反省を求めた吉井監督は「勝負根性がある子。頑張ってくれました」と評価。チームは本拠地初勝利を飾り、貯金を1とした。(片岡将)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
610 0.857
(↑0.024)
-
(-)
13634
(+11)
16
(+1)
6
(+1)
2
(-)
0.323
(↑0.015)
2.110
(↑0.18)
2
(-)
日本ハム
430 0.571
(↓0.096)
2
(↓1)
13620
(+1)
28
(+11)
9
(+1)
1
(-)
0.198
(↓0.002)
3.380
(↓1.09)
2
(2↑)
ロッテ
430 0.571
(↑0.071)
2
(-)
13626
(+1)
19
(-)
5
(-)
3
(-)
0.220
(↓0.009)
1.970
(↑0.32)
4
(1↓)
楽天
330 0.500
(↓0.1)
2.5
(↓1)
13715
(-)
16
(+1)
1
(-)
8
(+3)
0.256
(↓0.017)
2.560
(↑0.46)
5
(-)
西武
240 0.333
(↑0.133)
3.5
(-)
13720
(+6)
19
(+3)
2
(+1)
6
(+2)
0.222
(↑0.009)
3.170
(↑0.03)
6
(-)
ソフトバンク
160 0.143
(↓0.024)
5
(↓1)
13619
(+3)
36
(+6)
4
(-)
5
(-)
0.232
(↓0.002)
5.000
(↓0.17)