1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 3 | 0 | 0 | 2 | 2 | 1 | 2 | 0 | 1 | 11 | 16 | 1 | 1 |
日本ハム | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 2 | 1 |
勝利投手:九里 亜蓮(1勝0敗0S) 敗戦投手:金村 尚真(1勝1敗0S) 本塁打 |

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◆オリックスは初回、頓宮の2ランなどで3点を先制する。その後は4回表に若月と福田の適時打、5回に山中の適時打が飛び出すなど、終わってみれば16安打で11得点を挙げた。投げては、先発・九里が8回1失点の快投で移籍後初勝利。敗れた日本ハムは、投打ともに振るわなかった。
◆日本ハム野村佑希内野手(24)が今季初めてスタメンから外れ、ベンチスタートとなった。また、前夜に2号ソロを放ったフランミル・レイエス外野手(29)は試合前練習でグラウンドに登場せず、ベンチメンバーからも外れた。野村は4日オリックス戦(エスコンフィールド)で、1回の第1打席で遊ゴロを放った際の走塁で右太もも裏に違和感を訴えていた。その後も試合に出場していたが、5回の守備から途中交代。新庄剛志監督(53)は「大ケガになる前に代えた。これから先、長いんで」と説明。野村も「ボスの判断に任せたのとチームに迷惑をかけそうかなっていうところで」と振り返っていた。この日は試合前練習で走ったり、ストレッチをしながら患部の状態を確認。さらに一塁でノックを受け、フリー打撃も行った。昨オフに新庄監督から「開幕4番」に指名されていた野村は、ここまで6試合出場で打率3割3分3厘、3本塁打、7打点をマークしている。
◆オリックス頓宮裕真捕手(28)が1回2死一塁の場面で3号2ランを放った。打球は左中間フェンス上部にある青いラインの上の柵に当たってグラウンドに跳ね返ってきた。頓宮も最初は二塁ベースにとどまっていたが、本塁打判定を受けて残りのダイヤモンド半周をゆっくりと駆け回った。その後、審判団が集まって協議したが、あらためてホームラン認定された。「エスコンフィールド特別グラウンドルール」の<4>では「打球が外野フェンス上部の支柱(青ラインの上の柵)に当たった場合は、プレイングフィールドに跳ね返ってきても本塁打とする」と明記されている。新庄剛志監督(53)も身を乗り出して審判団の協議を見守っていたが、本塁打判定を受け入れた。
◆珍事が起きた。7回2死一塁、オリックス野口智哉内野手(25)がフルカウントから、日本ハム松岡洸希投手(24)の内角ストレートを強振。打球は三塁線に飛んだが、折れたバットが宙を舞い、反対側の一塁側ベンチ上のネットに突き刺さった。バットのヘッド側が上になったまま刺さったため、網目に食い込み、ぶら下がった。試合には支障がなかったため、そのまま続行された。オリックスは、この野口の"珍打"から福田、太田も連打で続き、2点を追加。その後も、網にかかった魚のように、バットは宙づりのままだった。SNSでは「バットぶっ刺さってるの怖すぎ」とのコメントも。7回終了後、ヘルメット着用の球場スタッフが脚立を使ってスタンド側から抜き取り無事、回収された。
◆日本ハムが首位オリックス相手に今季初の連敗を喫し、今季初のカード負け越しも決まった。投手陣が今季ワーストの16被安打、11失点。打線は初回に万波が放った1号ソロでの1点のみに終わった。4日の試合で右太もも裏に違和感を覚えた野村はベンチ入りしたが欠場。ここまで打率3割4分8厘、2本塁打、3打点と好調なレイエスはベンチ入りメンバーからも外れて欠場。さらに2失策と守備も乱れての大敗に新庄剛志監督(53)は試合後に「今日の試合で気の利いたコメントはございません」と球団を通じてコメントを発表した。
◆日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が体調不良を訴えて今季初の欠場となった。この日は試合前練習でもグラウンドへ登場せず、大事を取ってベンチ入りメンバーからも外れていた。開幕から6試合連続でスタメン出場中だったレイエスは打率3割4分8厘、2本塁打、3打点をマークしている。
◆日本ハムは投打に精彩を欠き、今季初の連敗を喫した。本拠地で2桁失点の大敗に、新庄監督は試合後に球団を通じて「今日の試合で気の利いたコメントはございません」とだけ発信。いつもは雄弁な指揮官も、言葉がみつからない敗戦だった。試合前から不測の事態も起きていた。開幕6試合で打率3割4分8厘、2本塁打、3打点と打撃好調なレイエスが体調不良を訴えてベンチ外。4日オリックス戦で右太もも裏の違和感を覚えた野村はベンチ入りも、無理をさせる試合展開にはならず、欠場となった。踏ん張りたかった投手陣も開幕戦でプロ初完投初完封勝利を挙げた先発金村が初回から3失点。リリーフ陣も軒並み失点を重ねて、今季ワーストの16被安打、11失点。守備も2失策とピリッとせず。開幕3連勝の貯金を吐き出す、同一カード3連敗だけは避けたい。
◆オリックスのドラフト4位山中稜真捕手(24=三菱重工East)がプロ初安打を含む2安打2打点と存在感を放った。「7番左翼」でプロ初出場、初スタメン。4回、2死から日本ハム金村の4球目、低めの直球を左翼線へはじき返し、二塁打。プロ初安打に塁上で笑みを浮かべた。5回には1死満塁の好機で内角球を右前に2点適時打。初打点も記録した。昨季まで2年間所属した三菱重工Eastの恩師、佐伯功監督(49)は速報をチェックしており、「広角に強い打球が出るのが彼の持ち味ですので、いい形でいけたのかなと思います」。プロでの第1歩を踏み出した教え子へ「本当にいいスタートが切れたかなと思うので、またこれからにつなげていってほしい。持ち味のバッティングでしっかりチームに貢献できるように」とエールを送った。
◆日本ハム水野達稀内野手(24)が開幕18打席目で初安打を放った。「9番・遊撃」で今季6度目のスタメン出場。8回2死、カウント2-1からオリックス先発九里のフォークを起用に右前に運んだ。前打席まで17打席で、2日ソフトバンク戦の四球での1出塁だけだった。ようやく"開幕"し「焦りがなかったと言ったらうそになる。ホッとしました」と安堵(あんど)した。いい当たりもあったが「(ソフトバンク戦で)山川さんに取られたり、柳田さんに取られたり。勘弁してくれよと思っていました」。苦しい時間が続く中、仲間の支えが力になった。「みんなから『飛んでいるところが悪い』とか、いい言葉をかけてもらって。自分にも、そう言い聞かせてました」と振り返った。1年目で開幕スタメンに食い込んだ22年は19打席目で初安打。今回と同じ16打数無安打からの一打だった。「あのときと状況は一緒だけど、プロ初ヒットより今回の方がうれしかった。でもこの(負けている)展開で、笑えなかった」と複雑な心境を口にした。
◆新天地での初勝利は格別な味だった。広島からFA移籍したオリックス九里亜蓮投手(33)が多彩な変化球で低めを丁寧につき、8回を5安打1失点。106球でチームを5連勝に導くと「初回に3点取ってくれて、気持ちが楽になった。いい流れに乗れ、粘り強く投げられた」と野手陣へ感謝の言葉を並べた。初回、岡山理大付と亜大の後輩に当たる頓宮の2ランなどで3点の援護点をもらってマウンドへ。2死から甘く入った変化球を日本ハム万波に左翼席に運ばれたが、以降は落ち着いたマウンドさばきを見せた。3-1で迎えた3回は2死から内野安打が続いて一、三塁。ここは万波をフォークボールで空振り三振に打ち取り、雄たけびを上げた。4回以降は二塁を踏ませず「(ストライク)ゾーンで打者と勝負した」。移籍初登板となった3月29日の楽天戦では5四球を与えたが、この試合では無四球だった。厚沢投手コーチは「走者をためなかった。先制点を取れたときの勝ち方を知っている」と投球術をたたえた。若手投手陣のお手本としても期待されるベテラン右腕が、新たな環境で第1歩を記した。(共同)
◆日本ハムの先発金村尚真投手(24)が4回7安打5失点で今季初黒星を喫した。1点先制された直後の1回2死一塁で頓宮に左越え2ランを浴びるなど序盤から流れをつかめなかった。開幕戦から2戦連続完封とはいかず「(本塁打は)僕のミス。初回の3点で試合が決まってしまった。インコースが甘い所にいって連打されてしまった。課題は明白なので次回しっかり修正します」と反省した。
◆広島からFA移籍したオリックス九里亜蓮投手(33)が8回を5安打1失点、106球でチームを5連勝に導いた。オリックス九里と亜大時代の同期で、京都翔英で指揮を執る前田雅大監督(34)は「亜蓮は無事之名馬(ぶじこれめいば)だった」と明かす。「オフ以外は毎日投げていましたね」。練習では常に100球近くを投じて強じんなボディーをつくり、タフなエースに成長した。「無事-」は、恩師の亜大・生田勉前監督の座右の銘。前田氏は「生田さんは『ケガしない選手は信頼できる』と言われていて、九里はその代表格」とうなずく。13年の亜大4年秋には東都1部で2度目のMVP、最優秀投手、ベストナインとタイトルを総なめにして、広島にドラフト2位入団した。プロ入り後も「タフネス右腕」が代名詞。10年連続勝利がその証しだ。【遊軍=中島麗】
◆6日オリックス戦に先発する日本ハムのドリュー・バーヘイゲン投手(34)が、チーム初の2連勝を狙う。今季初先発した3月30日西武戦は5回4安打無四球2失点と粘投し、1勝目。調子は上々で「第一に、コンディションを整えて臨みたい。前回登板では四球がなかったので、同様にカウントを有利にできるよう、変化球をうまく扱っていきたい。登板を重ねる度に良い投球ができるようにしたい」と意気込んだ。
◆日本ハムのスタメンが発表された。前日4日のオリックス1回戦(エスコン)に「4番・一塁」で先発出場し、2打席凡退後に右脚のもも裏の違和感で途中交代した野村佑希内野手(24)はベンチスタートとなった。この日の試合前練習には通常通り参加しており「張り感はまだありますけど。ひどくはないって感じ」と患部の現状を説明していた。また開幕からここまで全試合でスタメン出場していたフランミル・レイエス外野手(29)はベンチメンバーから外れた。
◆日本ハム・万波中正外野手(24)が「3番・右翼」で先発出場し、0―3の一回、反撃の1号ソロをマーク。開幕から25打席目で待望の今季初本塁打を放った。「点を取られて嫌な流れだったので、すぐに返したいと思っていました」。カウント2―1からオリックス先発右腕、九里の126キロのスライダーを一閃。左翼2階席へ運んだ。2点差に詰め寄り「まだまだここからです」と気を引き締めた。
◆開幕投手を務めた日本ハム・金村尚真投手(24)が中7日で今季2度目の先発登板。4回7安打5失点と崩れ、リードを許した状態でマウンドを降りた。「初回に3点を先制されて、良い流れを持ってくることができませんでした」立ち上がりを攻められ、一回は5番・頓宮に3号2ランを被弾するなど3失点。二、三回は無失点で切り抜けたが、四回に8番・若月の右翼線適時二塁打、1番・福田の右前適時打でさらに2点を奪われた。岩手・富士大から入団3年目の右腕は「インコースが甘い所にいって、連打されてしまいました。自分の中で課題は明白なので、次回しっかり修正します」と前を向いた。
◆オリックスが16安打で快勝し5連勝。九里は尻上がりに調子を上げ、8回1失点で移籍後初勝利を挙げた。打線は一回に頓宮の2戦連発となる2ランなどで3点を先行し、中盤に得点を重ね突き放した。日本ハムは投打に精彩を欠いた。
◆日本ハムはオリックスに大敗を喫し、今季初のカード負け越しが決まった。開幕戦でプロ初完封をマークした金村尚真投手(24)が中7日で先発し、4回7安打5失点と乱調。救援陣もオリックス打線の勢いを止めることができず、計16被安打、11失点と投壊した。得点は一回に万波中正外野手(24)が放った左越え1号ソロの1点み。新庄剛志監督(53)の取材対応はなく球団を通じて「今日の試合で気の利いたコメントはございません」との言葉を残し球場を後にした。前夜のオリックス1回戦(エスコン)で2打席凡退後に右脚もも裏の違和感を訴え、途中交代した野村佑希内野手(24)はベンチ入りしたが、出場機会はなかった。また開幕からここまで全試合でスタメン出場していたフランミル・レイエス外野手(29)は体調不良のため、ベンチ外となっていた。
◆日本ハムは今季初のカード負け越しが決まった。開幕戦でプロ初完封した金村が中7日で先発し、4回7安打5失点と乱調。救援陣も相手打線の勢いを止めることができず、計16被安打、11失点だった。得点は一回に万波が放った1号ソロの1点のみ。新庄監督の取材対応はなく、球団を通じて「今日の試合で気の利いたコメントはございません」とした。6日から生田目が1軍に昇格し、代わって松岡が2軍に降格することが決まった。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
6 | 1 | 0 | 0.857 (↑0.024) | - (-) |
136 | 34 (+11) | 16 (+1) | 6 (+1) | 2 (-) |
0.323 (↑0.015) | 2.110 (↑0.18) |
2 (-) |
日本ハム |
4 | 3 | 0 | 0.571 (↓0.096) | 2 (↓1) |
136 | 20 (+1) | 28 (+11) | 9 (+1) | 1 (-) |
0.198 (↓0.002) | 3.380 (↓1.09) |
2 (2↑) |
ロッテ |
4 | 3 | 0 | 0.571 (↑0.071) | 2 (-) |
136 | 26 (+1) | 19 (-) | 5 (-) | 3 (-) |
0.220 (↓0.009) | 1.970 (↑0.32) |
4 (1↓) |
楽天 |
3 | 3 | 0 | 0.500 (↓0.1) | 2.5 (↓1) |
137 | 15 (-) | 16 (+1) | 1 (-) | 8 (+3) |
0.256 (↓0.017) | 2.560 (↑0.46) |
5 (-) |
西武 |
2 | 4 | 0 | 0.333 (↑0.133) | 3.5 (-) |
137 | 20 (+6) | 19 (+3) | 2 (+1) | 6 (+2) |
0.222 (↑0.009) | 3.170 (↑0.03) |
6 (-) |
ソフトバンク |
1 | 6 | 0 | 0.143 (↓0.024) | 5 (↓1) |
136 | 19 (+3) | 36 (+6) | 4 (-) | 5 (-) |
0.232 (↓0.002) | 5.000 (↓0.17) |
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