1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 5 | 1 | 1 |
広島 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 4 | 0 | 0 | X | 8 | 12 | 2 | 0 |
勝利投手:森下 暢仁(1勝1敗0S) 敗戦投手:石田 裕太郎(0勝1敗0S) 本塁打 |

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◆広島は2点ビハインドで迎えた4回裏、野間と田村の適時打で3点を挙げ、逆転に成功する。続く5回には、2死一塁から小園が適時二塁打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・森下が8回4安打2失点の好投で今季初勝利。敗れたDeNAは、投手陣が精彩を欠いた。
◆DeNA牧秀悟内野手(26)が節目の通算100号アーチをかけた。プロ5年目での達成は球団日本人で63年桑田武、07年村田修一(現野手コーチ)以来、3人目の快挙となった。2回2死一塁、広島森下の浮いたカットボールを左翼席へ。通算555試合目で、3試合ぶりとなる先制の2号2ランを放ち、節目の通算100号を決めた。「石田を援護できて良かったです! まずは先制する事ができ、チームを勢いづけることができて良かったです」と中大の後輩でもある先発右腕を援護した。20年にドラフト2位で中大から入団した牧は、ルーキーイヤーから打率3割1分4厘、22本塁打と堂々たる成績を残した。昨季まで4年連続で20本塁打を達成。プロ入りから4年連続20本塁打は清原和博、原辰徳らに次ぐ史上5人目の快挙だった。それでも昨年の契約更改では「4年連続で20本打っていますけど、どこかでその数字に満足している自分もいたので、それじゃダメだなと...」と決意を改め、今季は「まずは30本塁打を目標にしていきたい」とことあるごとに未知なる30本の大台を掲げていた。通算100本塁打についても「今年も目指す数字があるので、それの過程として早めに出ればいいなと思ってますけど、自然体でいきたいなと思います」と話していた。シーズン別本塁打数21年 22本22年 24本23年 29本24年 23本通算100本塁打=牧(DeNA) 4日の広島1回戦(マツダスタジアム)の3回、森下から今季2号を放って達成。プロ野球309人目。初本塁打は21年3月31日のヤクルト2回戦(横浜)で高梨から。牧は5年目で達成。日本人選手では21年村上(ヤクルト)らの4年が最速だが、DeNAでは大洋時代の63年桑田、横浜時代の07年村田の5年に並ぶ球団最速。
◆広島が2点を追う4回。8イニングぶりに生まれた安打から5連打で逆転した。DeNA先発石田裕の前に3回まで1人の走者も出せなかった。前日3日ヤクルト戦の5回にファビアンが放った左前打を最後に、無安打が続いていた。4回も2アウトとなるも、3番小園の二塁内野安打がチーム8イニングぶり安打となり、続く堂林も左翼線への二塁打で続いた。2死二、三塁とし、今季発スタメンの野間が一、二塁間を破った。17イニングぶりの得点で同点に追いついた。さらにファビアンの右前打で一、三塁とすると、同じく初スタメンの田村が二塁内野安打をヘッドスライディングでもぎ取り、勝ち越しに成功した。
◆DeNA救援陣の制球が乱れ、5者連続四死球で最下位広島に突き放された。2点を追う6回、ドラフト2位ルーキーの篠木健太郎投手(22)がプロ2登板目のマウンドに上がった。先頭の広島ファビアンに二塁打を浴び、田村の二ゴロで1死三塁。投手森下を打席に迎えてから、制球が定まらない。直球が高めに抜けて、ストレートの四球で出塁させると、続く会沢にも3ボールからすっぽ抜けて四球。場内は騒然となった。続く二俣へ初球はカットボールでストライクを取るも、全てボールが抜けて4連続ボールで四球。押し出しで1点を許したところで4番手の颯と交代した。しかし颯も制球が定まらず。矢野へ押し出し死球、小園へ押し出し四球。5者連続四死球でリードを広げられた。続く堂林の三ゴロの間に1点を失い、この回1安打も6四死球で重たい4失点を喫した。
◆奮闘するルーキーに温かい声が集まった。DeNAドラフト2位の篠木健太郎投手(22)がプロ2登板目のマウンドも、制球が定まらず。1/3回を3四死球で4失点とプロの舞台の難しさを痛感させられた。2日阪神戦(京セラドーム大阪)では同点の8回に登板し、緊迫する場面で無失点に抑えたルーキー。伸びしろたっぷりの右腕に、ファンはX(旧ツイッター)で「篠木くんは経験だね。成長に期待」「これを糧に!次があるぞ!」「篠木選手がんばれええ!!乗り越えろおおお!!!!!」「篠木くんこれも経験だ。今後の野球人生に活きるよ」などと応援の声が相次いでみられた。
◆DeNAが5試合ぶりの黒星を喫した。引き分けを挟み3連勝中だったが、投手陣が崩れ、最下位広島に敗れた。試合は幸先よく動いた。2回2死一塁、牧秀悟内野手(26)が通算100号となる2号2ラン。広島森下の浮いたカットボールを左翼席へ運んだ。「石田(裕)を援護できて良かったです。まずは先制でき、チームに勢いをつけられました」とコメント。プロ5年目での100号到達は、球団の日本人選手では63年・桑田武、07年・村田修一(現野手コーチ)に次ぐ3人目の快挙となった。だが、投手陣がリードを守れなかった。先発・石田裕は4回2死まで完全投球も、そこから5連打を浴び3失点で逆転を許す。5回に佐々木が1失点。6回にはドラフト2位ルーキー篠木がプロ2登板目のマウンドに上がったが、制球が乱れた。1死三塁から3連続四死球で押し出しの1点。続く颯にスイッチするも、さらに2連続四死球で追加点を献上。結局、この回は1安打ながら6四死球で4失点と崩れ、6点差のまま敗戦となった。
◆節目のアーチは空砲に終わるも、確かな成長の足跡だった。DeNA牧秀悟内野手(26)が確信の通算100号アーチをかけた。3回2死一塁、広島森下の浮いたカットボールを左翼席へ。通算555試合目で3試合ぶりとなる先制の2号2ラン。「石田を援護できて良かったです」と中大の後輩をもり立てつつ、100号には「特に気にしてないです」と前を向いた。1年目から安定した成績を残し、侍ジャパンの常連に。プロ5年目での100本塁打は球団の日本人では63年桑田武、07年村田修一(現野手コーチ)以来、3人目となった。それでも「順風満帆だと思ったことはない。大学までずっと苦しかった」と言う。松本第一(長野)時代は2年夏、3年夏ともに長野大会で初戦敗退。中大でも入学当初から思うような成績は残せなかった。「戦国東都」と呼ばれる激戦の東都大学リーグで、2学年上のスターたちに衝撃を受けた。亜大頓宮(現オリックス)、立正大の伊藤(現楽天)や小郷(現楽天)らの活躍を見て「こんな人たちがプロに行くんだろうな。それに比べたら(自分は)やばい。このままじゃ人生終わる」と焦った。その焦りこそが、成長の原動力になった。同僚やコーチに貪欲に質問をぶつけ、打撃をアップデート。見違えるほどの成長を遂げた。「1年目から20本打てたことが転機。10本くらいかと思っていたら『こんなに打てるの?』って」。自分でも驚くスピードで積み上げてきたが、負けたら笑顔はない。「連勝中の流れで勝てれば良かったんですけど、また明日切り替えて頑張りたい」。次こそ、勝利につながる1本にする。【小早川宗一郎】通算100本塁打=牧(DeNA) 4日の広島1回戦(マツダスタジアム)の3回、森下から今季2号を放って達成。プロ野球309人目。初本塁打は21年3月31日のヤクルト2回戦(横浜)で高梨から。牧は5年目で達成。日本人選手では21年村上(ヤクルト)らの4年が最速だが、DeNAでは大洋時代の63年桑田、横浜時代の07年村田の5年に並ぶ球団最速。
◆広島の森下暢仁投手(27)が8回4安打2失点(自責ゼロ)で今季初勝利を手にした。3回2死一塁から牧に浮いたカットボールを左翼席に運ばれた。それでも、4回に味方が逆転するとギアチェンジ。「野手の方が何とか粘って点を取ってくれたので、これ以上は点をやれないなという気持ちはありました」。5回から7回まで無安打に抑え、8回まで108球を投げ切った。昨年8月20日巨人戦以来の白星で、自身の連敗を7で止めた。
◆広島が2桁12安打と8四死球を絡めて今季最多8得点を奪った。2点を追う4回。2死から小園のチーム8イニングぶりとなる安打から二、三塁とし、今季初スタメンの野間が一、二塁間を破る右前適時打で同点とした。「厳しいコースだったので詰まりはしましたけど、いいところに飛んでくれた」。5連打目となる田村の勝ち越し打でこの回3得点。その後も効果的に加点した。前日ゼロ封負けの鬱憤(うっぷん)を晴らす攻撃に、新井監督は「野手が奮起してくれたんじゃないかな」とたたえた。
◆広島が2桁12安打8得点で連敗を止めた。先発森下は3回、牧に先制2ランを浴びるも、追加点は許さなかった。好投を続ける右腕を打線が4回に援護。2死から5連打で3点を奪って逆転した。5回にも1点を加えると、6回はDeNA投手陣の乱調もあり、4得点で突き放した。先発森下は8回まで投げ、4安打2失点(自責ゼロ)で今季初勝利を手にした。
◆与えられた役目を全うする。2年目のDeNA・石田裕太郎投手(23)が今季初先発。開幕ローテーションの一角として期待される中、初登板は3月30日の中日戦(横浜)で中継ぎ登板だった。「自分ができることをやるだけ」との信条はぶれない。地元横浜出身の右腕が、チームのために今度は先発で腕を振った。ルーキーイヤーの昨季は6月のデビュー戦でプロ初勝利を挙げると、その翌週には100球未満の完封を指す「マダックス」で2勝目を挙げた。シーズンを通しては12登板で4勝だった。今季はテーマに「奪三振」を掲げ、オフはスライダーの精度に磨きをかけてきた。本人によれば横の曲がり幅が大きい米球界でも流行するスイーパー。元々、高い制球力と切れ味抜群のシンカーが持ち味で、「学生の時から三振を取るタイプじゃなかった」と自己分析する。さらなる飛躍へ活路を探る中、目についたのが昨季6勝を挙げたケイの決め球であるスイーパー。「すごくいい球を投げているんで。空振りを取れるんじゃないかと思って始めた」と振り返る。スイーパーといえば、米大リーグのドジャース・大谷翔平投手(30)の得意球として有名だが、「ちょっとレベルが違い過ぎて見ていない」と謙虚に語る。「まずは自分の投球に集中したい」。新たな武器を生かし、今季初先発のマウンドに上がった。(阿部慎)
◆開幕投手を務めたDeNA・東克樹投手が5日の広島戦(マツダ)で今季2度目の先発。3月28日の中日戦から中7日の登板で、「(中6日より)1日多い分、回復はしっかりできた。いい状態で明日を迎えられれば」と笑顔で語った。警戒する打者には昨季27打数14安打と打ち込まれた小園を挙げ、「さっき会ったときに打つなよって言っておいた。小園の前にランナーをためないように」と冗談交じりに意気込んだ。
◆広島が連敗を2で止めた。先発した森下暢仁投手(27)は8回を2失点(自責0)で今季初勝利を挙げた。三回に2死一塁から牧に左翼席へ先制の2ランを浴びるが、追加点は与えない粘りの投球を見せた。打線も右腕を援護。四回に2死から5連打で一挙3得点。今季初スタメンの野間や田村が揃って適時打をマークし、逆転に成功した。4─2の六回には新外国人、ファビアン(前レンジャーズ傘下)の左越え二塁打を皮切りに、押し出し四球なども絡んで一挙4得点。リードを拡大した。
◆先発した広島・森下暢仁投手(27)は8回を2失点(自責0)で今季初勝利を挙げた。フェースガードを着用して出場を続ける二俣翔一内野手(22)にも安打が飛び出した。
◆(セ・リーグ、広島8-2DeNA、1回戦、広島1勝、4日、マツダ)1分けを挟んだDeNAの連勝が「3」で止まった。三回に牧の通算100号となる2ランで先制したものの、先発の石田裕太郎をはじめとする投手陣が広島打線につかまり逆転を許した。牧のデータは以下のとおり。?DeNA・牧が史上309人目となる通算100本塁打を達成。初本塁打は2021年3月31日のヤクルト戦(横浜)で高梨裕稔から記録。?入団5年目までに通算100本塁打を達成したのは26人目(最速は4年目でヤクルト・村上宗隆ら9人)。DeNA(前身を含む)では最速タイで、1963年の桑田武(5年目まで119本)、07年の村田修一(同134本)に次いで3人目。?DeNAの日本選手で555試合目での到達は田代富雄の507、村田修一の511、筒香嘉智の520、多村仁の529、桑田武の534、吉村裕基の550に次ぐ7番目のスピード。
◆DeNA・牧秀悟内野手(26)が4日、広島1回戦(マツダ)に「2番・二塁」で先発出場し、三回の第2打席に通算100号となる先制の2号2ランを放った。DeNAでプロ5年目での到達は1963年の桑田武、2007年の村田修一に次いで3人目。チームは2-8で逆転負けを喫したが、今季自己最多30本塁打を目標に掲げる主将が存在感を放った。プロ5年目、555試合目で節目の一発を放った。牧が通算100号となる先制の2ラン。主将として引っ張る26歳が大台に到達した。「追い込まれていたが、いい形で打てたかなと思う」昨季記録した2安打(10打数)がいずれも本塁打だった広島先発の森下から豪快に左翼席に叩き込んだ。第1打席で左前打を放って迎えた第2打席。三回2死一塁の1―2から高めの速球を捉え、打った瞬間に確信する当たりだった。左翼席の一角を青く染めたファンに向け右拳を胸前に掲げる恒例のポーズ「デスターシャ」も披露した。プロ5年目での到達はDeNA(前身を含む)では桑田武、村田修一に次いで3人目となった。26年ぶりの日本一に導いた昨季は打率・294、23本塁打、74打点。清原和博らに続きルーキー時代から史上5人目となる4年連続の20本塁打以上を積み重ねてきた。99号を放った1日の阪神戦(京セラ)から3日後の到達。今季自己最多の30本塁打を目標に掲げる主将は、節目の100本目について「特に気にしてない」と通過点を強調。「1本に絞り切れないぐらい思い出に残る場面で打っている」と胸を張る。
◆今季初スタメンの野間が存在感を見せた。0-2の四回2死二、三塁からしぶとく一、二塁間を破る2点打。同点とし、「ちょっと詰まりはしましたけど、いいところに飛んでくれたのでよかった」と笑った。秋山が右足首痛で戦列を離脱したことで巡ってきた先発の機会。結果で応え、新井監督は「頼りになるなと思います」とたたえた。
◆開幕戦の二の舞にはならない。広島打線の奮起に先発・森下が呼応した。8回を2失点で今季初勝利。チームの連敗を2で止めた。「また前回と同じような形で試合展開が進んでしまうなと思っていたんですけど、ああいう形で野手の方が粘って点数を取ってくれたので、これ以上点数やれないなという気持ちはありました」三回2死一塁から牧に左翼席へ先制2ランを被弾。自身初の開幕投手を務めた3月28日の阪神戦(マツダ)で浴びた佐藤輝の先制2ランが脳裏をよぎった。だが、四回に打線が2死から5連打で3-2と逆転。援護点をもらうと粘りの投球で追加点を与えず「開幕戦みたいになりそうだったんですけど、そういう形にならなくてよかった」と胸をなでおろした。新井監督も「ナイスピッチングだった」と評価。ここから白星を積み重ねていく。(西垣戸理大)

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
5 | 2 | 0 | 0.714 (↓0.119) | - (-) |
136 | 32 (+2) | 18 (+7) | 4 (-) | 4 (-) |
0.303 (↓0.019) | 2.290 (↓0.79) |
2 (-) |
DeNA |
4 | 2 | 1 | 0.667 (↓0.133) | 0.5 (-) |
136 | 27 (+2) | 19 (+8) | 4 (+1) | 4 (-) |
0.229 (↓0.011) | 2.630 (↓0.89) |
3 (-) |
阪神 |
3 | 3 | 1 | 0.500 (↑0.1) | 1.5 (↑1) |
136 | 23 (+7) | 24 (+2) | 3 (-) | 6 (+2) |
0.228 (↑0.023) | 3.320 (↑0.22) |
4 (1↓) |
ヤクルト |
2 | 3 | 1 | 0.400 (-) | 2 (↑0.5) |
137 | 14 (+1) | 26 (+1) | 1 (-) | 1 (+1) |
0.190 (↓0.021) | 3.650 (↑0.78) |
5 (1↑) |
広島 |
2 | 4 | 0 | 0.333 (↑0.133) | 2.5 (↑1) |
137 | 16 (+8) | 17 (+2) | 2 (-) | 0 (-) |
0.234 (↑0.024) | 2.530 (↑0.52) |
5 (-) |
中日 |
2 | 4 | 1 | 0.333 (-) | 2.5 (↑0.5) |
136 | 9 (+1) | 17 (+1) | 0 (-) | 2 (-) |
0.207 (↓0.008) | 1.970 (↑0.45) |
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