1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
広島 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 7 | 1 | 2 |
ヤクルト | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1X | 5 | 10 | 0 | 0 |
勝利投手:木澤 尚文(1勝0敗0S) 敗戦投手:塹江 敦哉(0勝1敗0S) 本塁打 |

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◆ヤクルトが劇的なサヨナラ勝利。ヤクルトは3点を追う8回裏、古賀が走者一掃の適時二塁打を放ち、同点とする。その後は延長10回に丸山和の適時打が飛び出し、試合を決めた。投げては、5番手・木澤が今季初勝利。敗れた広島は10回に1死満塁の好機をつくるも、あと1本が出なかった。
◆広島大瀬良大地が今季初登板。今日先発するヤクルト戦は通算15勝9敗で、そのうち神宮球場では8勝6敗。この球場ではデビューから無傷の8連勝を飾るなど好相性を誇ったが、近年は相性が悪く、22年6月17日から6連敗。球場別では18~24年に5連敗の東京ドームを上回って最も連敗が長い苦手球場となっている。今日は連敗ストップとなる白星を挙げられるか。
◆左手中指の脱臼から1軍復帰したヤクルト山田哲人内野手(32)が「6番二塁」でスタメンとなった。試合前練習は一番乗りでグラウンドに姿を見せ、打撃練習などを行い、復帰戦に備えた。前日1日が雨天中止で、この日が本拠地開幕戦となる。「7番右翼」には宮本、「8番捕手」には古賀が今季初スタメンで名を連ねた。先発マウンドには山野が上がる。ヤクルトは開幕カード(東京ドーム)で巨人に3連敗を喫し、苦しいスタートとなった。本拠地から巻き返しにかかる。
◆球団マスコット「つばみ」が本拠地開幕セレモニーを盛り上げた。スタジアムDJパトリック・ユウ(57)の隣で愛嬌(あいきょう)たっぷりにファンに手を振った。メンバー発表では選手、スタッフらと一緒に列に並び、選手をハイタッチで出迎えた。「つばみ」は2月に担当者の死去に伴い、活動休止となった「つば九郎」の妹となる。前日1日の広島戦(神宮)は雨天中止だった。チームの再建を支えた代表取締役会長CEOオーナー代行だった衣笠剛さん、「つば九郎」を支えた担当スタッフの2月の訃報から初の神宮公式戦にもなる。
◆ヤクルトが1日遅れの本拠地開幕戦を迎える。正面入り口通路の開幕を祝うスタンド花の中には「つばみ」をデザインしたものが届けられた。チームのトップスポンサーであるオープンハウスグループからのものだった。前日1日の広島戦(神宮)は雨天中止だった。チームの再建を支えた代表取締役会長CEOオーナー代行だった衣笠剛さん、「つば九郎」を支えた担当スタッフの2月の死去から初の神宮公式戦にもなる。【お詫び】4月2日17時46分の初報配信時、「つばみ」を誤って「つば九郎」と配信してしまいました。訂正するとともに、関係各位の皆さまに謹んでお詫び申し上げます。日刊スポーツ新聞社
◆声優・真野あゆみがヤクルトホーム開幕の広島戦前に始球式を行った。「鬼滅の刃」中原すみ役や「超游世界」桃子役で人気の真野は埼玉出身で大の野球ファン。1日からスタートしたアニメ「ボールパークでつかまえて!」(テレビ東京系)でも、球場の弁当屋「厚盛」の看板娘・山田夏乃役を演じている。前日からXで「明日が楽しみすぎて眠れない」とつぶやいていた真野は、ヤクルトのホーム用のユニホームに濃いグレーのキュロットスカートで登場。捕手までツーバウンド投球を披露し、うれしそうに手を振っていた。
◆広島の新外国人サンドロ・ファビアン外野手(27=レンジャーズ)が来日1号を放った。1点を追う2回。2死一塁からヤクルト先発山野の低めの変化球を振り抜き、ライナーで左翼席最前列に運んだ。「外から入ってくる球をいい反応で打てました。ホームランが出て良かったし、これで気持ちが楽になりました」。オープン戦を打率1割6分3厘で終え、開幕3連戦も11打数1安打で打率9分1厘だった。開幕3連戦の6番から打順を7番に下げたが、今季チーム1号となる待望の1発を記録した。3月30日阪神戦で4番エレフリス・モンテロ内野手(26=ロッキーズ)が左脇場を痛め、5番秋山が右足首を痛めた。2選手はこの日までに出場選手登録を抹消され、右手中指骨折の正捕手坂倉を含め中軸打者の離脱が相次ぐ。得点力低下が心配された中で、新助っ人がひと振りで重い空気を振り払った。
◆開幕から4試合先発出場中の二俣翔一内野手(22)が10回に負傷交代した。同点の延長10回。無死一塁からヤクルト小沢の3球目をバントを試みたが、ファウルした球があご付近を直撃。ファウルゾーンにうつむいて座り込み、トレーナーに付き添われてベンチに下がった。自身初の開幕スタメンを勝ち取った二俣はこの日まで4試合連続先発出場している。この日も3回の右前打で3戦連続出塁を記録し、5回は中堅守備で後方の飛球をジャンピングキャッチする好守備も見せていた。広島はすでに正捕手坂倉に続き、開幕4番のエレフリス・モンテロ内野手(26=ロッキーズ)、開幕5番のベテラン秋山が離脱している。
◆広島が延長10回、6番手塹江が丸山に右前適時打を浴びて、サヨナラ負けを喫した。打線は1点ビハインドの2回にファビアンが来日1号の逆転2ラン。6回は今季初先発の末包が1号2ランで加点した。同点の延長10回無死一塁から二俣がバントを試みたものの、ファウルした球が顔面を直撃して負傷交代となった。先発大瀬良は5回1失点に抑えるも、8回にハーンが3点差を追いつかれるなど中継ぎ陣が誤算だった。
◆途中出場のヤクルト丸山和郁外野手がヒーローになった。9回から右翼の守備に入り、10回1死一、二塁でサヨナラ打。前打者の山田が申告敬遠され「えっ、と思いましたが、絶対に決めてやるという気持ちでいきました」と振り返った。今春キャンプでは関係者の訃報が続き「切り替えが難しかった」と言い、「その方たちの分まで絶対に優勝するという気持ちで戦っていきます」と話していた。
◆ヤクルト古賀優大捕手(26)が値千金の同点打を放った。3点を追う8回2死満塁で左翼線を抜く走者一掃の二塁打。昨春に左半月板を手術したため昨季は1軍出場なし。2年ぶりの出場で今季初スタメンマスクだった。「去年やってきた事が無駄ではなかった。今までにないうれしさ」。10回には強気のリードでピンチをしのぎ、「今日は絶対にやってやろうという気持ちだった」と晴れやかだった。
◆ヤクルトが執念の同点劇からの劇的サヨナラで今季初勝利を挙げた。8回に3点差を追いつき、延長10回1死一、二塁から丸山和郁外野手(25)がサヨナラ打を決めた。今年2月に当時の代表取締役会長CEOオーナー代行・衣笠剛さん(享年76)、球団マスコット「つば九郎」の担当者が相次いで死去。弔い、感謝を示す特別なシーズンのスタートを切った。2年連続5位から最高の恩返しとなる優勝へ。本拠地開幕戦でまずは1勝目を手にした。「みんなえみふる」な劇的勝利だった。高津監督が白い歯をむき出しにして、一塁側ベンチから飛び出した。延長10回裏1死一、二塁。丸山が一、二塁間を破った。二走・並木がヘッドスライディングで生還。3時間49分の激闘に決着がついた。開幕からの連敗は3でストップ。高津監督は「4戦目にして1つ勝てた。今日のゲームも苦しかったけど、よく粘った。面白い、勝つゲームをお見せできたのかな」と胸を張った。選手もスタッフも、みんな笑っていた。この日もベンチの前列端に「つば九郎」ぬいぐるみが座っていた。ただのぬいぐるみではない。2月に死去した同担当者の私物。5回終了後の「つば九郎」のイベント「空中くるりんぱ」を行う際に一緒に置き、大切にしていた相棒だ。3月上旬、球団スタッフが「つば九郎」の控室にしまわれていた、その"宝物"を見つけた。3月14日のオリックスとのオープン戦からベンチで試合を見守っている。本拠地初の公式戦。5回終了時の「空中くるりんぱ」も、試合前の「フリップ芸」もない。勝利の出迎えにも姿はない。それでも一緒に戦っている。高津監督は同担当者の訃報後、手紙をしたためた。「誰よりもスワローズを愛し、選手へのリスペクトを忘れず、チームやファンを元気にしてくれたあなたに心から感謝しています。おい、つば九郎! 飲みに行くぞ!」。21年日本一になった時、つば九郎は変わらぬ表情の裏で号泣していた。毒舌、ユーモアの中に野球への愛が満ちていることを皆、よく知っている。弔い、感謝を示すシーズンを戦う。チームの再建を支えた当時の代表取締役会長CEOオーナー代行、衣笠氏もキャンプ中に亡くなった。スワローズを愛し、人生をささげていた2人だった。高津監督は言う。「(つば九郎が)いつもいる位置にいなかったり、会長がゲーム前に顔を出して『頑張れよ』って言ってくれる。それがないと、いつもと違う感じはします。ただ、それぞれ胸に秘めて、頭に思い出しながら、頑張っていくしかない」つば九郎は「笑顔がいっぱい」を意味する「みんなえみふる(笑みフル)」を愛用していた。衣笠さんは「(優勝旅行で)ハワイに連れて行ってくれ」と何度も激励していた。勝利を重ね、みんなで笑い合う。その姿が最高の恩返しになっていく。【上田悠太】
◆ヤクルトがサヨナラ勝ちで、4試合目にして今季初勝利を挙げた。前日は雨天中止。2月につば九郎の担当者が亡くなって最初の神宮での試合となった。勝利したのは午後9時49分。直後から、つば九郎のオフィシャルブログ「つば九郎ひと言日記」には、ファンの書き込みが殺到した。2月3日に最後に更新された記事へのコメント欄。「つばちゃん、すわほー。まるちゃんが、やってくれたー。つばちゃん、おそらからみてた?」「つば九郎先生、お空からサヨナラ勝ち見ましたか? 目から汗出たよ」「大好きなつばちゃん〓〓神宮でぐっばいうぃん〓〓嬉しいね。見守ってくれててありがとね」つば九郎を思う言葉が並んだ。
◆ヤクルトの本拠地開幕戦となる一戦の前に、東海大高輪台高吹奏楽部が演奏と人文字パフォーマンスで球場を盛り上げた。ヤクルトの応援歌にも取り入れられている「夏祭り」などのあとに、対戦相手である広島の応援歌「それ行けカープ」を披露すると、広島ファンから歓声と拍手が起こった。最後は、ヤクルトの応援ソング「We Are The Swallows」を演奏。球団公式ダンスチーム・Passionがダンスを披露する中、人文字では「YSマーク」だけでなく、当面の活動休止を発表している球団公式マスコット・つば九郎をもじった「2896」も作った。
◆本拠地開幕戦で主将が帰ってきた。左手指の腱の脱臼で戦列を離れていたヤクルト・山田哲人内野手(32)が「6番・二塁」で今シーズン初出場。打席に立つと、スタンドから割れんばかりの歓声が鳴り響いた。「神宮(球場)開幕ですし、僕にとっても開幕。残り140試合あるので頑張りたい」3月1日の巨人とのオープン戦(東京ドーム)の守備で左手の中指付近を負傷。3週間程度、患部の固定が必要とされた中、毎日自宅に常備している酸素カプセルに入るなど最善の治療を努め、急ピッチでリハビリを進めてきた。同21日のイースタン・リーグの巨人戦(戸田)で実戦復帰し、26日の同・日本ハム戦(鎌ケ谷)ではソロ本塁打をマーク。「呼ばれたときに、いい状態でいけるように」と着々と体を仕上げてきた。1日に1軍に合流した山田について高津監督は「ああ見えて結構、気の強い子。開幕に間に合わなかったことにすごく責任を感じていて、その代わり、『神宮から行きたい』ですと。チームにいろんなものを与える存在」と起爆剤として期待した。チームは開幕3連敗。暗雲が垂れ込める中、チームの輪に戻った右打者は「巻き返す気持ちもある。一戦一戦を戦っていきたい」と前だけを見据えた。一回2死一、三塁で回ってきた第1打席は三ゴロに倒れたが、背番号1の帰還はチームに一筋の光を照らした。
◆ヤクルト・山野太一投手(26)が神宮開幕戦で先発として今季初登板したが、6回6安打4失点。ビハインドの状態で降板し、今季初勝利はならなかった。「自分のピッチングをすることを心掛けてマウンドに上がりました。粘って投げていたのですが、一番最悪な形で失点してしまい流れを持ってくることができませんでした」痛い2発となった。味方が1点を先制した直後の二回。2死一塁からファビアンに逆転の左越え2ランを浴びた。さらに、六回も2死一塁から、末包(すえかね)に左越え2ランを被弾。粘り強く投げていたが、一発攻勢に泣いた。
◆ヤクルトがサヨナラ勝ちで今季初勝利。八回に古賀の3点二塁打で追い付き、延長十回に丸山和が決勝の右前適時打を放った。十回のピンチで好救援した木沢に白星。広島は2本の2ランで優勢に試合を進めたが、救援陣が崩れた。
◆10回、サヨナラ適時打を放ち喜びを爆発させるヤクルト・丸山和郁=神宮球場(撮影・長尾みなみ)
◆ヤクルトは丸山和郁外野手(25)が4-4で迎えた十回、1死一、二塁のチャンスでサヨナラ打を放ち、チームを今季初勝利に導いた。以下、丸山のヒーローインタビュー。――今、どんな気持ち「最高です」――延長十回ネクストバッターの時、(前の打者)山田選手が打席に向かう時の気持ちは「えっ敬遠って思いました」――打席でどんな気持ちだった「前の回、木沢さんが闘志溢れる投球で抑えてくれて、流れもできてて、そこからホセ(オスナ)打ってつないで、絶対に決めてやるっていう強い気持ちでいきました」――2球で追い込まれた「ちょっとヤバいなと思ってました」――この勝利の意味をどう感じている「まだ始まったばっかりなので、(開幕)3戦は不甲斐ない試合でしたけども、まだまだここから突き進んでいきたいと思います」――ファンに向けて「今年キャンプから突然の訃報が続き、僕ら、またファンの皆さんも悲しい気持ちになったと思います。そのお二方(衣笠剛球団会長CEO兼オーナー代行、「つば九郎」の担当スタッフ)の分まで今年のヤクルトは絶対に優勝するという強い気持ちを持っていきたいと思います」
◆広島は救援陣が粘れず、サヨナラ負けを喫した。3点リードの八回に4番手のハーンが連打と四球などで2死満塁とされ、古賀に3点二塁打を許した。延長十回は6番手の塹江が丸山和に決勝打を浴びた。3月に強化試合の日本代表に選出された塹江は今季2試合目の登板で初黒星。先頭打者に二塁打を浴びて苦しい状況を招き「何とかゼロでつなぎたかった。申し訳ない」と肩を落とした。
◆広島・二俣翔一内野手が負傷して交代した。延長十回にバントを試みた際に打球が顔面を直撃し、打席の途中で交代した。新井監督は「歯が2、3本折れている」と説明した。二俣はキャンプからアピールを続け、5年目で初の開幕戦先発出場を果たしていた。
◆?ヤクルトがサヨナラで勝利し、開幕戦からの連敗を3で止めた。ヤクルト(前身を含む)のリーグ優勝は2022年を最後に通算9度記録。そのうち開幕3連敗からリーグ優勝したのは、1993年と2021年でともに日本一になっている。?丸山和郁のサヨナラ安打は22年9月25日のDeNA戦(神宮)で九回にリーグ優勝を決めるサヨナラ二塁打を放って以来3年ぶり2本目。
◆魂が乗り移った『木沢の6球』で白星を引き寄せた。ヤクルト・木沢尚文投手(26)が4-4の十回1死満塁で5番手として登板し、後続を完璧に封じる火消しを披露。その裏のサヨナラ劇を演出し、今季初勝利を挙げた。投げっぷりの良さと右打者の懐をえぐる武器がさえ渡った。4番堂林を5球目のシュートで浅い中飛に仕留めると、5番末包は初球のシュートで詰まらせて遊ゴロに。3年連続55試合以上に登板している剛腕が絶体絶命のピンチを無失点に抑え、右手で胸を叩いて雄たけびを上げた。気温11度と肌寒い神宮でも〝戦闘服〟である半袖での熱投。十回裏に殊勲打を放った丸山和が「木沢さんが闘志あふれる投球で抑えてくれて、流れもできていた」と感謝すれば、大事な場面を託した高津監督は「よく投げたという一言で言うのは簡単だけど、あの場面を抑えるのは簡単じゃない。よく投げ切ったと思う」と賛辞を惜しまなかった。開幕から3試合連続無失点と好調を維持する中継ぎ陣の柱が、待望の1勝をもたらした。(樋口航)
◆左手指の腱の脱臼で離脱していたヤクルト・山田哲人内野手(32)が「6番・二塁」で今季初出場した。「いつも以上に緊張していた。思ったように体が動かなかった」と4打数無安打に終わった。しかし「最終的に勝ててよかった。明日から自分も活躍できるように」と気持ちを切り替えた。試合前の円陣では声出し役を務め、連敗脱出に貢献。「いい勝ち方をしたので流れに乗れたら」と次の試合を見据えた。
◆つば九郎とともに劇的開幕!! ヤクルトは2日、本拠地・神宮球場での開幕戦となる広島1回戦に延長十回、5―4でサヨナラ勝ちし、連敗を3で止めて今季初勝利を挙げた。丸山和郁外野手(25)が十回に殊勲の右前適時打を放った。球団公式マスコット、つば九郎が当面の活動休止の中でベンチに人形が置かれ、試合前のセレモニーでは東京・東海大高輪台高の吹奏楽部による人文字パフォーマンスでつば九郎を表す「2896」がつくられるなど、球場が一体となって勝利をつかんだ。花冷えの神宮に集まったスワローズファンが歓喜した。劇的勝利だ。延長十回1死一、二塁。途中出場の丸山和がサヨナラの右前打。3時間49分に及ぶ今季2度目の延長戦を制し、高津監督は今季初勝利の喜びをかみしめた。「神宮での開幕なので、楽しみにしてくれていたお客さんもたくさんいたでしょうし、よく粘った、面白い、勝つゲームをお見せできた」ヤクルトらしい粘り強さだった。3点を追う八回2死満塁。試合を振り出しに戻したのは「8番・捕手」で今季初出場の古賀だ。昨年の開幕前、左膝半月板を損傷して手術を受け、2023年9月23日の阪神戦(神宮)以来、557日ぶりとなる1軍戦出場。左翼線へ走者一掃の同点タイムリーを放ち「本当に今までないぐらいのうれしさでした」。起用した高津監督も「よくやった。いろいろな思いがあって今シーズンを迎えていると思うし、内に秘めた根性は本当に捕手らしくなってきたと思う」と賛辞を惜しまなかった。首脳陣も、ナインも、ファンも心は一つだ。本拠地での開幕戦。本来であれば球場を盛り上げる球団公式マスコット、つば九郎が当面、活動休止のため不在。それでもベンチに人形が置かれ、つば九郎の妹、つばみが全力で球場を盛り上げた。
◆広島は敵地でヤクルト相手に延長戦で痛恨のサヨナラ負けを喫した。二回に新助っ人のファビアン(前レンジャーズ)がチーム&自身初アーチをかけ、六回にも今季初先発の末包の1号2ランで追加点を奪ったが、八回に4番手のハーンが3失点の背信投球で同点に追いつかれた。延長十回には1死満塁の好機が訪れたが勝ち越せず、裏の守りで試合を落とした。新井監督は「2人(ファビアン、末包)ともいいホームランになったと思う。末包も初スタメンで気合が入っていた」とたたえたが、表情はさえない。開幕から4試合連続で先発出場していた5年目の二俣が自打球で歯を折り負傷退場。試合終了を待たずに病院へと向かった。開幕カードで秋山、モンテロをけがで欠くなか、打線を支える若鯉まで離脱となれば指揮官の悩みはさらに増えそうだ。(山戸英州)
◆家族の支えがあったからこそ、1軍の舞台に戻ってこられた。昨年3月。ヤクルト・古賀優大捕手(26)は左膝半月板を損傷し、手術を受けた影響で1軍出場はならなかった。当初は車の運転もままならず、2020年末に結婚した1歳上の愛妻が埼玉・戸田市の球団施設まで送迎してくれた。多くを語らずとも、二人三脚で歩んでくれたことには感謝しかなかった。そして、大きなパワーをくれたのは3歳の長男だった。「神宮に行きたい」「パパが野球やっている姿を見たい」と掛けられた言葉が何よりの励みだった。「子供がやっと自分を野球選手だと分かるようになってきたので、神宮でやっている姿を早く見せてあげたいと思ってリハビリをやっていました」。格好いい姿を見せた古賀パパ。最高の瞬間を最愛の家族も喜んでいるはずだ。(ヤクルト担当・赤尾裕希)

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
4 | 1 | 0 | 0.800 (↑0.05) | - (-) |
138 | 25 (+2) | 8 (-) | 4 (-) | 3 (+2) |
0.306 (↓0.018) | 1.200 (↑0.3) |
2 (1↓) |
DeNA |
3 | 1 | 1 | 0.750 (-) | 0.5 (↑0.5) |
138 | 20 (+6) | 9 (+6) | 3 (-) | 4 (+1) |
0.244 (↑0.024) | 1.690 (↓0.94) |
3 (-) |
阪神 |
2 | 2 | 1 | 0.500 (-) | 1.5 (↓0.5) |
138 | 14 (+6) | 17 (+6) | 2 (-) | 3 (+1) |
0.206 (↑0.016) | 3.260 (↓0.43) |
4 (1↓) |
中日 |
2 | 3 | 0 | 0.400 (↓0.1) | 2 (↓1) |
138 | 5 (-) | 11 (+2) | 0 (-) | 1 (-) |
0.197 (↓0.009) | 2.300 (↑0.08) |
5 (-) |
広島 |
1 | 3 | 0 | 0.250 (↓0.083) | 2.5 (↓1) |
139 | 8 (+4) | 12 (+5) | 2 (+2) | 0 (-) |
0.242 (↓0.016) | 2.970 (↓0.64) |
5 (1↑) |
ヤクルト |
1 | 3 | 0 | 0.250 (↑0.25) | 2.5 (-) |
139 | 10 (+5) | 25 (+4) | 1 (-) | 0 (-) |
0.206 (↑0.024) | 5.550 (↑0.76) |
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