阪神(★1対7☆)DeNA =リーグ戦1回戦(2025.04.01)・京セラドーム大阪=

 123456789
DeNA
00100300371111
阪神
0100000001500
勝利投手:ジャクソン(1勝0敗0S)
敗戦投手:才木 浩人(0勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】牧 秀悟(1号・3回表ソロ)

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◆DeNAは1点を先制された直後の3回表、牧のソロで試合を振り出しに戻す。そのまま迎えた6回には、佐野と山本の連続適時打などで3点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、先発・ジャクソンが7回1失点9奪三振の力投で今季初勝利。敗れた阪神は、先発・才木が6回につかまった。

◆DeNAのスタメンが発表され、昨季首位打者のタイラー・オースティン内野手(33)が2試合連続でスタメンを外れ、ベンチからも外れた。試合前練習には参加したが、一塁での守備練習のみでグラウンドでの打撃練習は行わなかった。コンディション不良とみられる。三浦監督は試合前、オースティンが3月30日の中日戦(横浜)を欠場したことについて「(ベンチスタートすることも)ありますよ。他の選手もありますし、全員で143試合を戦っていくかを年間通して考えてます」と説明し、「1つの理由だけじゃなく、疲労とか身体のハリとか。始まったばかりなので無理させることはしないですし、1年間通してどうやって戦っていくかというところからスタメンを決めてます」と話していた。代わりに三森大貴内野手(26)が「3番右翼」で移籍後初先発。外野はソフトバンク時代の20年に1試合守ったのみで、外野でのスタメンはプロ初となった。

◆今年球団創設90周年の阪神がホーム開幕戦の試合前に球団レジェンドOB8人による「メモリアルファーストピッチ」を行った。掛布雅之OB会長(69)、川藤幸三氏(75)、矢野燿大氏(56)、下柳剛氏(56)、桧山進次郎氏(55)、今岡真訪氏(50)、能見篤史氏(45)、井川慶氏(45)がマウンド前で横一列に整列し、捕手役には開幕セレモニーのスペシャルナビゲーターを務めた俳優の渡辺謙(65)、楽団による演奏指揮を佐渡裕(63)らが務めた。前監督の岡田彰布オーナー付顧問(67)も登板予定だったが、セレモニー直前に体調不良での欠席がアナウンスされた。ファーストピッチ前の開会セレモニーでは白いスーツ姿の渡辺謙が開会宣言。今季のスローガンを「鼓動を鳴らせ。虎道(こどう)を進め。」を満員のファンとともに、渡辺の発声に合わせて3回コールさせ、ドーム全体を揺るがせた。

◆ホーム開幕戦となる一戦で、阪神井上広大外野手(23)が1軍昇格、即スタメンで出場する。前試合までは前川が座った「6番左翼」で出場。この日今季初合流を果たし、いきなりのチャンスを与えられた。先発は才木浩人投手(26)が今季初のマウンドに上がる。

◆今季初先発となった阪神才木浩人投手(26)が、立ち上がりからさすがの投球を披露した。ホーム開幕戦となった一戦。初回、先頭梶原への初球から155キロを計測した。カウント1-2と追い込み、最後は144キロフォークで空振り三振。続く2番牧を遊ゴロ、3番三森も一ゴロで危なげなく3者凡退に打ち取った。開幕前には16日のプレシーズンゲーム・ドジャース戦(東京ドーム)に先発。大谷翔平を空振り三振を含む2打数無安打に抑えるなど、5回を1安打無失点に抑えていた。昨季はチーム最多13勝を挙げ、ローテの軸として期待される右腕。最高の立ち上がりで、25年のスタートを切った。

◆DeNA筒香嘉智外野手(33)が自身のエラーを挽回する気迫のダイビングキャッチを見せた。2回2死二塁、阪神木浪のゴロヒットが左前へ。左翼の筒香は捕球してすかさず本塁に返球を試みるも、握り替えの際にグラブからボールがこぼれてしまった。打者走者の二塁進塁は、筒香の失策が記録された。直後の2死二塁、またも打球が左翼へ。坂本の鋭い左翼線寄りのライナーに横っ跳びでノーバウンドキャッチ。気迫のプレーでピンチを切り抜けた。

◆DeNA牧秀悟内野手(26)が今季14打席目で初アーチとなる同点ソロをたたき込んだ。この一打で通算100号アーチに王手をかけた。プロ5年目での達成となれば球団日本人で62年森徹、63年桑田武、07年村田修一(現野手コーチ)以来、4人目の快挙となる。2回に1点を先制された直後の3回先頭、阪神才木の初球152キロ直球を捉えた。打った瞬間に本塁打を確信する同点ソロでゆっくりとダイヤモンドを1周。「先制点を取られたあとだったので何とか早く追いつきたい気持ちでした。結果同点の本塁打になってよかったです」と、左翼席のDeNAファンと今季初のデスターシャポーズで喜んだ。

◆阪神中野拓夢内野手(28)が今季初安打をマークした。開幕から「2番二塁」でスタメン出場を続けるが、広島との開幕3連戦(マツダスタジアム)では無安打。ホーム開幕の4戦目DeNA戦で3回1死一塁での第2打席、DeNA先発ジャクソンの変化球を右前に運んだ。開幕から4試合、15打席目でトンネルを抜けた。中野はオープン戦では12球団2位の打率3割4分2厘と好調だったが、開幕後はバットが沈黙していた。

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◆阪神木浪聖也内野手(30)が先制点をたたき出した。2回2死二塁。DeNA先発ジャクソンにカウント1-2と追い込まれたが、4球目カーブをとらえ、強いゴロで三遊間を破った。左翼筒香が打球処理をもたつく間に二塁へ進んだ。「先制点を取って才木を楽にしてやりたかった場面で、結果が出てよかったです。2ストライクだったので、コンパクトに打つことを意識しました」。開幕3連戦の8番から7番に昇格した一戦で結果を残した。3月28日の開幕広島戦(マツダスタジアム)から遊撃でのスタメン出場を継続中。同29日広島戦では1点を先制された直後の5回に同点適時打を放つなど、バットでの貢献も光っている。

◆今年球団創設90周年の阪神がホーム開幕戦の試合前に球団レジェンドOB9人による「メモリアルファーストピッチ」を行った。掛布雅之OB会長(69)、川藤幸三氏(75)、矢野燿大氏(56)、下柳剛氏(56)、桧山進次郎氏(55)、今岡真訪氏(50)、能見篤史氏(45)、井川慶氏(45)がマウンド前で横一列に整列し、投げ込んだ。前監督の岡田彰布オーナー付顧問(67)も登板予定だったが、セレモニー直前に体調不良での欠席がアナウンスされた。ファーストピッチを含む開幕セレモニーのスペシャルナビゲーターを俳優の渡辺謙(65)が務め、楽団による演奏指揮を佐渡裕(63)が務めた。

◆球団創設90周年の阪神がホーム開幕戦でOBの8人による「メモリアルファーストピッチ」を実施した。掛布雅之OB会長(69)は初の日本一に輝いた85年当時のタテジマ帽子をかぶって参加。「すごく懐かしい。緊張しました」と笑ったあと、報道陣に対して熱い口調で語り始めた。レジェンドOBである江夏豊氏(76)についてだった。江夏氏は昨年7月、巨人とのOB戦で東京ドームに来場した際は車椅子だった。昨年の甲子園100周年、今年の球団創立90年と大きな節目が続き、球団OBたちの登場機会が増える中、江夏氏が来場する予定は入っていない。「ちょっと体調を崩されているんですが、江夏さんをどうしても甲子園に呼びたい。粟井社長にも話をしたんだけどね。田淵さん、江夏さんは黄金バッテリーで、時代を作ってきた伝説の方ですから。僕は田淵さん、江夏さんの現役時代に入団して、かわいがってもらいました。自分がこういう立場になりましたので、ぜひ来てほしい。田淵さんとは今度(イベントを)やるんですよ。でも江夏さんは予定に入っていないので、ぜひぜひ、甲子園のマウンドに上がっていただきたいなと思っています」阪神球団は節目に合わせて、先人をリスペクトする企画を次々と打ち出している。掛布氏はOB会長として、強くその姿勢を後押ししている。「そういう方たちがいないと今のタイガースはない。米国の野球はそういう歴史を大切にするでしょう。タイガースも変わっていかないといけない。昔、いろいろあった時代とは全く違いますので。これから本当に新しい歴史と伝統の1ページを開いていくんじゃないですか。藤川監督のもと。藤村(富美男)さんから始まる、もっと前からですが、90年前にスタートした方たちがいないと、今がないわけなので。それは絶対に忘れてはいけない」と口調を強めていた。

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◆球団創設90周年の阪神がホーム開幕戦でセレモニーを実施した。OBの8人による「メモリアルファーストピッチ」などで盛り上げた。大の虎党で知られる俳優の渡辺謙(65)がスペシャルナビゲーターを務めた。渡辺は「企画も含めて作ってきたのでね。30分の短い時間でどれだけ盛り上がれるか。一番はレジェンドOBがそろってファーストピッチをすること。MLBはOBたちをすごくリスペクトする。日本の球界でもあってほしいと思って、やらせてもらった。すごくよかったと思います」と満足そうに振り返った。昨年8月の甲子園100周年記念式典に続く「大役」。昨年から長い歴史に触れる機会が多く「ファンの熱さは日本一だし、外国の選手から見てもこのファンは世界一だと言われるくらい。歴史を積み重ねてきた土壌がある。さらにもっと強く、熱くなっていくんじゃないかと思っています」と期待した。広島に2勝1敗だった開幕カードを見て、藤川球児監督(44)の采配にも期待感を高めた。「1戦目の9回の裏の交代もそうだし、2試合目の石井くんのもだし、やっぱりこの3連戦は絶対に勝ち越して帰るぞという強い思いを感じました。とても楽しみな、可能性を見せてくれる3連戦だったと思う」と話した。

◆阪神才木浩人投手(26)が突如、DeNA打線につかまった。同点の6回に招いた1死満塁のピンチ。6番佐野を迎えると、140キロフォークを捉えられて勝ち越しの右前適時打を許した。勢いに乗った相手打線。7番山本も右前に連続適時打で続き、なおも1死満塁で8番森敬にはこの日4失点目となる押し出し四球を与えた。その後、2死満塁としたところで藤川監督が交代を決断。昨季チーム最多13勝右腕の今季初登板は6回途中7安打4失点という結果になった。

◆阪神ドラフト1位の伊原陵人投手(24)が、デビューから2戦連続無失点に抑えた。4-1となった6回2死満塁でマウンドへ。迎えた梶原へ121キロスライダーを投じ、1球で中飛に打ち取った。7回もマウンドに上がると、先頭の牧をカットボールで一飛。この打席まで2安打の三森を145キロ直球で見逃し三振に仕留めると、最後は強打者の筒香をスライダーで右飛に打ち取った。伊原は3月30日広島戦(マツダスタジアム)で1軍デビュー。6回に登板すると、堂々の投球で2回1安打無失点に抑えていた。劣勢の中で、ルーキーの好投が光った。

◆阪神がホーム開幕戦で、昨季日本一のDeNAを相手に黒星を喫し、2連敗で勝率5割となった。試合前には球団創設90周年を記念した華やかな開幕セレモニーが行われたが、白星で飾ることはできなかった。先発の才木浩人投手(26)が、まさかの6回途中7安打4失点。初回は幸先よく3者凡退でスタートするも、1-0で迎えた3回2死で牧に初球の152キロ直球を捉えられ、同点ソロを献上した。1-1のまま試合は動かなかったが、6回に暗転。1死から三森に中前打を浴びると、1死満塁のピンチを招き佐野、山本に連続適時打を献上。さらに押し出し四球でこの回3点を失った。打線も2回に木浪の適時打で先制してから、DeNAジャクソンを前に沈黙。3番佐藤輝は5回までに3連続三振。8回に近本、中野の連打で無死一、二塁の好機をつくるも、佐藤輝が遊飛。森下は二直、大山も空振り三振に倒れ反撃とはならなかった。この日の試合前には掛布雅之OB会長(69)、川藤幸三氏(75)、桧山進次郎氏(55)らレジェンドOB8人が「メモリアルファーストピッチ」を実施。俳優の渡辺謙(65)、世界的指揮者の佐渡裕氏(63)も駆けつけたが、白星で飾ることはできなかった。

◆阪神工藤泰成投手(23=四国IL徳島)が3点を追う8回に3番手登板し、最速158キロの直球も披露し、1イニング3人を9球でパーフェクトリリーフを見せた。育成ドラフト1位から球団史上初となる育成新人として開幕1軍入り。前回3月29日広島戦(マツダスタジアム)では1-1の5回から2番手登板したが、2死一塁から痛恨の3連続四球で1失点。マウンドを及川に譲るほろ苦デビューを経験していた。工藤は春季キャンプから実戦9試合に登板し自責点ゼロで猛アピール。3月6日に行われた球団激励会で藤川監督が異例の公開発表で支配下登録を勝ち取った。

◆DeNA打線が阪神才木を打ち砕いた。1点を先制された直後の3回先頭、牧秀悟内野手(26)が才木の初球152キロ直球を捉えた。打った瞬間に本塁打を確信する同点ソロでゆっくりとダイヤモンドを1周。「先制点を取られたあとだったので何とか早く追いつきたい気持ちでした。結果同点の本塁打になってよかったです」と、左翼席のDeNAファンと今季初のデスターシャポーズで喜んだ。今季14打席目で初アーチとなる同点ソロは、通算100号アーチに王手をかける一打となった。牧に味方が続いた。6回1死、オースティンがコンディション不良でベンチを外れる中、移籍後初スタメンの三森大貴内野手(26)が2安打目となる中前打。すかさずこの日2盗塁目となる二盗を決めて、足でチャンスを拡大した。筒香の四球、宮崎の左前打で1死満塁とし、佐野、山本の適時打、森敬の押し出し四球などで3点を追加。三浦監督が試合前「素晴らしい投手。全員で打線として攻略できるように」と話していた才木を6回途中4失点で降板させ、リードを奪った。9回にも牧の2点適時打などで3点を追加し、終わってみれば11安打7得点の快勝となった。投げては先発のジャクソンが粘りの投球を見せる。2回2死二塁、木浪に先制適時打を浴びるも、以降は最速158キロの直球で阪神打線を封じ込めた。102球を投げて7回3安打1失点9奪三振で今季初登板初勝利。8回は伊勢、9回は山崎が試合を締めた。

◆阪神がホーム開幕戦で昨季日本一のDeNAを相手に黒星を喫し、2連敗で勝率5割となった。先発の才木浩人投手(26)がまさかの6回途中7安打4失点。打線も2回に木浪の適時打で先制してから、DeNAジャクソンを前に沈黙した。3番佐藤輝は5回までに3連続三振。8回に近本、中野の連打で無死一、二塁の好機をつくるも、佐藤輝が遊飛。森下は二直、大山も空振り三振に倒れ反撃とはならなかった。佐藤輝は4試合目で計10三振。3月28日広島戦(マツダスタジアム)の第1打席で放った先制2ランを最後に安打が出ていない。藤川球児監督(44)は試合後「(こういう時期は)必ずあると思うしね、それがいつか分からないのがバッターですからね。ただ、本人の中でまた明日に向かって立ち向かうと思います」と2戦目以降の奮起に期待した。阪神佐藤輝がDeNA戦で3三振。開幕4戦目を終えて16打席で10三振となり、シーズン143試合に換算すると357三振ペース。近鉄のブライアントが93年に記録したプロ野球ワーストのシーズン204三振を大幅に更新するペースとなっている。

◆阪神木浪聖也内野手がDeNAジャクソンから先制打を放った。2回2死二塁、カウント1-2と追い込まれながら4球目カーブを三遊間へ。「つなぐことを意識した。逆方向に打てたのは良かった。ジャクソンはいい投手だけど食らいついていきました」。開幕3連戦の8番から7番に昇格した一戦で結果を残した。3月29日の広島戦(マツダスタジアム)でも5回に同点打。バットでの貢献も光る。

◆阪神中野拓夢内野手にシーズン初安打が出た。3回1死一塁でジャクソンから右前打。4試合目での快音。その後に今季初盗塁となる二盗を決めた。8回にも再び右前に運んだヒットメーカーは「ホッとしています。これまではヒットが欲しくて少し丁寧に打ちにいってしまっていた。1本で終わることなく続けて出たのは良かったし、明日につながると思う」とうなずいた。

◆阪神井上広大外野手(23)が1日、先発した才木とともに出場選手登録され、即スタメン出場した。「6番左翼」で先発し、振り逃げで出塁した4回に今季初盗塁を記録したが、3打数無安打。「結果が出ないのは実力不足。引き続き、自分ができることを、しっかり取り組んでいきたいです」。2人に代わって小野寺、新外国人ラモン・ヘルナンデス内野手(29=メキシカンリーグ)が出場選手登録を抹消された。

◆阪神4番森下翔太外野手が好機での凡退を反省した。3回2死二、三塁で中飛に終わり、8回1死一、二塁では二直に倒れた。2回の第1打席では先制点の口火を切る二塁打を放ったが「向こう(の投手)も良かったですけど、チャンスの場面もあったので、そこで打てなかったと反省したいです」と悔やんだ。

◆降板を告げられ、ベンチに腰かけた阪神才木浩人投手(26)は大きなタオルで顔を覆った。今季初登板のマウンドは6回途中を7安打4失点。深く深く帽子をかぶり、うつむいた。「すごくチームに申し訳ない思いもありますし。初のホーム開幕というところで、勝ちたかった」同点で迎えた6回に落とし穴が待っていた。安打と四球で招いた1死満塁のピンチ。6番佐野に浮いた140キロフォークを捉えられ、勝ち越しの右前適時打を許した。7番山本にもフォークを捉えられて右前に連続適時打を許した。なおも満塁で8番森敬には押し出し四球。2死満塁としたところで交代を告げられ、今季初黒星となった。「変化球をしっかり決めきれていたら、また結果は変わったと思う。特にフォークですね。フォークを投げる自分の技術不足かなと思います」昨季はチーム最多13勝。開幕投手を務めた村上とともに、今季は先発陣の軸として期待される。3万6190人の観客が詰めかけたホーム開幕戦。周囲の期待を感じていたからこそ、悔しさを隠さなかった。3回は牧に左越え同点ソロを浴びたが、5回までは丁寧に試合を作っていた。だからこそ、6回が悔しかった。藤川監督は「向こうにうまくいいタイミングで次の点を渡してしまったというか」と振り返った。とはいえ、まだ長いシーズンの1戦目。次週は中6日で甲子園開幕戦となる8日ヤクルト戦に臨む。「あまり僕が『25試合分の1だから』というのは違う。でも周りはそういう風に言ってくれた。切り替えて、来週しっかり調整したい」。降板後のベンチでは目が潤んでいるようにも見えた。それでも報道陣から質問を受けると「泣いていないです」とキッパリ。力のこもった目は、前だけを見ていた。【波部俊之介】

◆DeNA打線の破壊力を見せつけた。先制された直後の3回2死、牧秀悟内野手(26)が今季14打席目で初アーチとなる同点ソロ。この一打で通算100号アーチに王手をかけた。さらに6回にも2本の適時打と押し出し四球で3点を追加。タイラー・オースティン内野手(33)を欠く中、3月16日にドジャース打線を5回1安打無失点に封じた阪神才木浩人投手(26)を攻略。9回にも3点を追加し、11安打7得点で快勝した。牧が才木の152キロを粉砕した。先制された直後の3回2死、初球だった。高めに浮いた球に力負けせずに振り切った。打った瞬間にはもう、確信していた。今季14打席目で初アーチとなる同点ソロでゆっくりとダイヤモンドを1周。「流れを渡したくなかった。1球で捉えられたのが良かった」と、左翼席のDeNAファンと今季初のデスターシャポーズで喜んだ。これが節目のアーチに王手をかける通算99号。キャプテンがもり立てると味方も続いた。移籍後初スタメンの三森がこの日2安打目となる中前打。すかさずこの日2盗塁目となる二盗を決めてかき乱した。筒香の四球、宮崎の左前打で1死満塁とし、佐野、山本の適時打、森敬の押し出し四球などで3点を追加。三浦監督も「コースに逆らわずに後ろに後ろに回して、打線がつながったと思います」と満足げだった。ベンチを外れたオースティンはコンディション不良とみられ「大事をとって、無理させなかったです」と説明。4番不在でも確かな破壊力を見せつけた。大谷から三振を奪うなど世界一のド軍打線を5回1安打無失点に封じた才木を、つないでつないで攻略した。3月16日、ド軍打線と対峙(たいじ)する同学年右腕の投球を牧はテレビで観戦。自分が打席に立った姿をイメージした。昨年11月のプレミア12でも同僚で「スーパーピッチャーですし、追い込まれたらなかなか打てない」と謙遜しつつも、通算打率は3割1分6厘と得意にする。「今日はたまたま1球で仕留めることができたので、次につなげていきたいです」。低姿勢でリスペクトする右腕からの一打をかみしめた。阪神のホーム開幕戦で相手の出ばなをくじく快勝。王手をかけた通算100号にも「特に気にしてないです」と意に介さず。DeNAの強力打線の中心は今年も牧だ。【小早川宗一郎】▽DeNA佐野(同点の6回1死満塁、才木から今季初安打となる右前への勝ち越し適時打)「みんなでつないで作ったチャンスだったので自分もつなぐことができて良かった」入団5年目までに100号。5年目の牧が通算99号。入団5年以内に通算100本塁打は、4年目で到達した21年村上(ヤクルト)ら9人を含め、過去25人。DeNAでは4年で到達はおらず、大洋時代の63年桑田、横浜時代の07年村田の5年が最速。牧が2人に並ぶ5年目での100号に王手をかけた。」

◆DeNA打線の破壊力を見せつけた。先制された直後の3回2死、牧秀悟内野手(26)が今季14打席目で初アーチとなる同点ソロ。この一打で通算100号アーチに王手をかけた。さらに6回にも2本の適時打と押し出し四球で3点を追加。タイラー・オースティン内野手(33)を欠く中、3月16日にドジャース打線を5回1安打無失点に封じた阪神才木浩人投手(26)を攻略。9回にも3点を追加し、11安打7得点で快勝した。牧は「ベジファーストの極意」でキレキレボディーを手に入れた。今季は一時期から体重5キロ減と引き締まった身体で迎えた。秘策は文字どおり野菜を先に食べる「ベジファースト」。「サラダを朝昼晩の前にとってます。めちゃいいですよ。これまで昼はとってなかったですけど、今年からとるようにして。変わるもんですね。太りにくくなりました」と効果を実感する。昨年1月の鹿児島・鹿屋自主トレでは師匠・大和氏の徹底管理のもと、コーラやカフェオレなど甘い飲み物とスイーツを封印。夕食の米も150グラムに制限して、スリム化計画を進めた。大和氏が退団後の今年1月の合同自主トレでは師匠がいなくとも、自己管理を徹底してダイエットに成功。「今もジュースはオレンジジュースくらいで、炭酸ジュースは飲まないです」と染み付いている。スイングのキレは体のキレから。グラウンドの前に食卓で自らと向き合っている。【DeNA担当=小早川宗一郎】

◆阪神・井上広大外野手(23)が1軍に合流した。高卒6年目を迎えた大砲はウエスタン・リーグ出場11試合で打率・205も、3本塁打をマーク。3月29日のウエスタン・くふうハヤテ戦(SGL)では、延長十回にサヨナラ2ランを放つなど、勝負強さを見せていた。1軍でも長打力を生かした右の切り札として期待がかかる。

◆2日のDeNAとの2回戦(京セラ)に向けて、先発予定の阪神・ジェレミー・ビーズリー投手(29)はキャッチボールなどで調整した。開幕前最後の登板となった26日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(京セラ)では先発で5回4安打無失点。計69球で9奪三振の快投で最終調整を終えていた。来日3年目で初の開幕ローテ入りを勝ち取った助っ人右腕は「体の状態もコンディションもすごく順調に進んでいる。前回登板で必要だった球数にも到達できたので、いい準備ができたと思います。藤川監督が必要なところで投げる準備ができているので、すごく興奮しています」と万全の状態をアピール。強打のDeNA打線の印象については「小技を使える、足が速い選手たちが塁に出て、長打を打てる選手たちにつないでいく。打撃陣もいいバッターがすごくそろっている」とコメント。対DeNA初勝利に向けて、「一人一人、一球一球を無駄にせず集中して、自分の長所を生かしていきたい」と意気込んだ。

◆阪神は井上広大外野手(23)を出場選手登録した。今季はウエスタン・リーグで11試合に出場し、打率・205(39打数8安打)ながら、3本塁打7打点。持ち味の長打力を発揮して存在感を見せていた。また、この日先発する才木浩人投手(26)も登録。代わって、広島との3連戦でベンチ外だった小野寺暖外野手(27)、新外国人のラモン・ヘルナンデス内野手(29)が出場選手登録を抹消された。

◆両軍のスターティングメンバーが発表された。阪神は才木浩人投手(26)が先発し今季初マウンドへと上がる。昨季は25試合の登板で13勝3敗、防御率1・83の成績を残した。強力DeNA打線を自慢の直球でねじ伏せていく。打線は佐藤輝明内野手(26)、森下翔太外野手(24)、大山悠輔内野手(30)のクリーンアップに注目。相手先発のジャクソンに対し、昨季は佐藤輝が対戦打率・313、森下が・385、大山が・500と好相性を誇る。

◆阪神の岡田彰布オーナー付顧問(67)が球団創設90周年記念のホーム開幕セレモニーを体調不良のため欠席することが、場内アナウンスで発表された。岡田顧問は川藤氏や掛布OB会長らタイガースレジェンド9名がダイヤモンドに集結して行う「メモリアルファーストピッチセレモニー」に参加予定だった。場内アナウンスされると、スタンドから「えー!」とどよめきがおこった。

◆阪神の球団創設90周年を記念して、ホーム開幕戦のこの日は試合開始に先立ってセレモニーが行われた。大の虎党である俳優の渡辺謙氏(65)がスペシャルナビゲーターを務め、記念式典がスタート。場内のファンと一体となってホーム開幕を盛り上げた。B'zの松本孝弘氏が作曲した90周年テーマ曲「Tiger's Eye」と共に90周年特別映像が放映され、指揮者の佐渡裕氏によるスーパーキッズ・オーケストラ、大阪府立淀川工科高等学校吹奏楽部が「六甲おろし」を演奏した。さらに、OBの川藤幸三氏、掛布雅之氏、矢野燿大氏、下柳剛氏、桧山進次郎氏、今岡真訪氏、能見篤史氏、井川慶氏のタイガースレジェンド8人での「メモリアルファーストピッチセレモニー」も行われた。スペシャルナビゲーターを務めた渡辺謙氏は「いちファンとしてとても光栄なこと。逆にそういう節目のときにあまりふざけすぎないように、でも、やっぱり盛り上げていきたいな、ということはあるので、それはやらせていただけた甲斐があったかな、と思います」と大役を振り返った。

◆阪神・木浪聖也内野手(30)が先制打を放った。二回先頭の森下が右翼へ二塁打を放ってチャンスメーク。しかし、大山が三ゴロ、井上は見逃し三振と走者を進めることができない。ここで広島との開幕3連戦では8番を任され、この試合で今季初の7番に入った木浪が打席へ。カウント2‐1からジャクソンの132キロナックルカーブに反応した。三遊間を破る先制の適時打。7番起用に結果で応えた。3試合連続安打と下位から打線を引っ張っている。■阪神・木浪 「打ったのはカーブ。先制点を取って才木を楽にしてやりたかった場面で、結果が出て良かったです。2ストライクだったので、コンパクトに打つことを意識しました。次の打席でも頑張ります」

◆阪神・中野拓夢内野手(28)が三回1死一塁の第2打席で今季初安打となる右前打を放った。ジャクソンの141キロカットボールをコンパクトに捉えた。中野は広島との開幕カード3連戦で無安打。今季15打席目でついに快音を響かせた。中野はルーキーイヤーの2021年はプロ初打席で初安打をマーク。2022年も開幕戦の第1打席でヒット。2023年は6打席目、2024年は1打席目でシーズン初安打をマークしていた。中野が作った好機を生かしたい阪神打線だったが、後続が倒れ、この回無得点に終わった。

◆球団創設90周年を迎えた阪神のホーム開幕戦。試合前のセレモニーでは阪神・掛布雅之OB会長(69)が川藤幸三氏(75)、井川慶氏(45)らと「メモリアルファーストピッチセレモニー」に参加し、取材に応じた。以下、報道陣とのやり取り。――セレモニーは「いい気持ちですよね。これだけの満員のスタンドのなかで、ああいう形でファーストピッチというのは初めての経験ですから唇が乾いているぐらい緊張したかもしれない。いい気持ちでした」――背番号31をつけた「この帽子は優勝したときの帽子なんだよね。懐かしいタテジマの。痩せてよかったです。井川みたいに太ってたら、まずいよ(笑)」――90周年「結構今年はイベントが多いんですけど、江夏(豊)さんは体調を崩されているんでね。江夏さんはどうしても甲子園に、一度OB会長として体調さえよければ江夏さんを甲子園に呼びたいと(球団)社長にも話をしたんですが、江夏さんに先日電話してですね、体調をみながらですね、できるかどうかわからないんですけど、お声がけはしようと思っています」(続けて)「やっぱり田淵さん、江夏さんというのは黄金バッテリーという形の中で時代を作ってきた方ですから、V9(の巨人)に江夏さんは立ち向かっていったわけですから。新記録も王さんから三振を取るといって取った方ですからね、伝説の方だと思いますし、タイガースといえば江夏さん、田淵さん。その前は藤村さんとか村山さんがいますけども、僕は江夏さん、田淵さんの現役の中で入団してかわいがってもらいましたので、そういう意味では2人の方に非常に感謝していますし、いま僕はこういう立場になりましたからね、2人の方にぜひ来ていただきたい。田淵さんとは今度(イベントを)やるんですよ。江夏さんは予定に入ってないので、いろいろ調整してもらってですね、ぜひぜひ江夏さんに甲子園のマウンドに上がっていただきたいなと思っています」――今のチーム状態について「広島3連戦は僕はテレビ観戦していたんですけど、いろいろいい面が出ていたんじゃないですか? 新人の左の投手(伊原)もよかったですしね。佐藤も1本しかホームラン打ってませんけども、勝負を決める一本ですし、4番の森下も非常にいいところでホームランがでましたし、大山らしいヒットも出ていますしね。そういう意味では藤川監督は手応えを感じた3連戦で、きょうからのDeNAと巨人の6連戦ですか、かなりポイントになると思いますね。この3チームで、たぶん優勝争いするだろうと皆さん予想されていると思うんで、この3連戦は熱い戦いが見られるんじゃないですかね、春先ですけど」――佐藤輝は開幕戦の一本から出ていない。ホームラン打者の宿命か「ただね、1本ボールが上がって、スタンドに入ったということはね、ホームランを打つバッターからすると安心する一本なの。もう一本、ヒットなり内野安打でも構わないんだけど、一本出れば上がっていくんじゃないかな。それを6連戦で出してもらいたいですね、どこかで」――レジェンドから、今の阪神につながるものは「そういう方たちがいなければ今の阪神はない。アメリカはそういうのを大切にするでしょ。阪神タイガースの粟井社長と話をしましたけども、タイガースのチームも変わっていかないといけない。昔いろいろあった時代とは違うわけですから。これからタイガースの新しい歴史と伝統を作っていかないといけないと球団と電鉄の方も考えている。これから歴史の一ページを切り開いていくんじゃないですか、藤川監督の下。藤村さんのもっと前かもしれないですけども、90年前にスタートした方たちがなければ今はないそれを絶対忘れちゃいけないですね」――1985年との違いは「いまはチーム力で立ち向かっていく時代ですからね。いまはチーム力で戦っている阪神に変わっていますので、1対1の対決を見せられるような投手が育ってくると、もっと野球が盛り上がるんじゃないですかね」

◆?DeNA・牧秀悟内野手(26)が三回に今季1号本塁打。開幕4試合目、14打席目でのシーズン1号。過去4年間のシーズン1号をみると、21年が5試合目、21打席目(最終22本)、22年が3試合目、12打席目(同24本)、23年が10試合目、39打席目(同29本)、24年が16試合目、63打席目(同23本)。22年に次ぐ2番目に速いペースで1号が飛び出した。?阪神・才木から本塁打を打ったのは、23年4月16日(横浜)以来2年ぶり通算2本目。このときは先制弾で勝利打点をマーク。

◆DeNAが開幕早々に柔軟な投手起用を見せた。3月30日の中日戦(横浜)で取り入れたのが「ダブル先発」だ。先陣を切った平良が5回無失点と力投し、2番手の石田裕も2回?を1失点と粘った。3番手の伊勢がピンチを断ち、最後は入江が1点のリードを死守。小杉投手コーチは「基本的に(平良と石田裕の)2人で1試合を完結させるつもりだった」と振り返った。投手の球数に制限がある国際大会では、先発の後を受けて長いイニングを投げる「第2先発」の役割があることで知られる。投手が打席に立つセ・リーグでは好機で代打を送るケースもあるため、あらかじめ先発2投手で試合を終えようとしたもくろみは大胆ともいえる。小杉コーチは「平良と(石田)裕太郎というコンビがミソ」と説明した。平良は右の横手投げ、石田裕は右のスリークオーターで、ともにスライダーとシンカーを操る。「リリース位置の入射角、持っている球種も似ている。同じようなピッチャーが五回ぐらいにちょっと疲れてきたところで、もう一回フレッシュな状態で出てくるみたいなイメージを持ちたかった」と意図を語った。チームは先発の頭数をそろえてシーズンを迎え、石田裕はアピールを続けながら開幕ローテーション入りがならなかった。一方、昨季ブルペン陣を支えた森原やウィックが出遅れており、「ダブル先発」には中継ぎの負担を減らす狙いもあった。首脳陣は抑えを固定しないなど救援陣の起用法についても柔軟な姿勢を示しており、その策に注目だ。この日は開幕2カード目の阪神3連戦の初戦。先発のジャクソンが五回まで3安打1失点の好投を続ける。

◆2番・二塁」で先発出場したDeNA・牧が、1点を先制された直後の三回に才木から1号ソロを放った。高めに浮いた152キロの直球を逃さず、左翼席にたたき込んだ。5年目で自己最多の30本塁打を目標に掲げる強打者は「先制点を取られた後だったので、何とか早く追いつきたい気持ちだった。結果、同点の本塁打になってよかった」と汗を拭った。

◆阪神の先発・才木浩人投手(26)は六回途中4失点で降板した。一回先頭の梶原をフォークで三振に仕留めると、牧、三森を打ち取って完璧な立ち上がり。1点を先行した直後の三回に牧に同点の1号ソロを浴びたが、その後も落ち着いてDeNA打線を抑えた。しかし、六回1死から三森の中前打を皮切りに強力打線につかまる。三森に二盗を許すと、筒香は四球。宮崎に左前打でつながれ、満塁のピンチを背負った。佐野、山本の連続適時打で失点。さらに森敬に押し出し四球を与え、この回3失点。ジャクソンを三振に抑えたところで藤川監督から交代が告げられた。5回2/3を投げ、7安打4失点。自身の今季初マウンドは悔しさの残る結果となった。

◆3回、才木浩人から本塁打を放つDeNAの牧秀悟=京セラドーム大阪(撮影・松永渉平)

◆阪神はDeNAに逆転負け。先発の才木浩人投手(26)が5回2/3を投げ、7安打4失点と強力打線につかまった。同点で迎えた六回1死から満塁のピンチを背負うと、連続適時打と押し出し四球で勝ち越しを許した。打線は二回に木浪の左前適時打で先制。その後はチャンスを作りながらもあと1本が出なかった。八回は2番手の伊勢から、近本、中野の連打で無死一、二塁の好機。しかし、佐藤輝が遊飛、森下が二直、大山が空振り三振とクリーンアップが仕事を果たせなかった。才木以降はD1位・伊原(NTT西日本)、育成D1位から支配下契約を勝ち取った工藤(四国IL徳島)が無失点で踏ん張るも、九回に石黒が牧に2点打を浴びるなど3失点。打線の反撃もなく、阪神はホーム開幕戦を落とした。

◆阪神が昨季日本一のDeNAとの初戦で完敗した。才木浩人投手(26)は1ー1の六回1死満塁から連打と押し出し四球で3点を奪われ、5回?を投げ、4失点で降板した。4番手石黒佑弥投手(23)が九回に3点を失い、試合は決まった。前川右京外野手(21)を外し、昇格した井上広大外野手(23)を「6番・左翼」に置いた打線は木浪聖也内野手(30)の先制打による1点のみ。3三振の佐藤輝明内野手(26)は八回無死一、二塁で遊飛に倒れるなど、開幕弾後は15打席無安打で計10三振となった。中野拓夢内野手(28)は三回の右前打で15打席目にして初安打を記録した。

◆DeNAは1―1の六回に盗塁を絡めて阪神・才木を攻め立て、佐野と山本の連続適時打、森敬の押し出し四球で3点を勝ち越した。三回に同点本塁打の牧は九回に2点打。先発のジャクソンが粘って7回1失点で白星を挙げた。

◆阪神で1994年に新人王に輝き、米大リーグのアスレチックス、ジャイアンツ、楽天と渡り歩き、日米通算91勝をマークしたサンケイスポーツ専属評論家の藪恵壹氏(56)が、先発で六回途中4失点で降板した阪神・才木浩人投手(26)について言及した。降板後のベンチの才木の姿は寂しかった。悔しいのは分かる。でも、村上と2人で一年間、ローテを支えてもらわないといけない投手だ。まだ開幕して最初の登板。というより、エースなんだから、まだ戦っているベンチでそういう姿を見せてはいけない。投球的には、六回に急にフォーク、スライダーが抜けてしまった。早いカウントで素晴らしい真っすぐでストライクを奪っても、変化球が甘く、高く入っては打たれる。宮崎にど真ん中のスライダーを打たれて、この日の登板はジ・エンドだった。ピンチで粘れる強さを身につけてほしい。ここさえ切り抜ければ、というのが六回だった。もろさを感じた初登板だ。才木にはもっと骨太な投手になってもらいたい。ただ、一番気になったのは前川のスタメン外し。昨年のジャクソンとの対戦成績が10打数無安打だったからなのか。でも、ことしは前川がレギュラーでスタートしたシーズン。4試合目での判断は首をかしげる。七回に木浪が死球で出た直後も、一気に代打攻勢に入っても面白かったのでは。わずか1試合とはいえ、全体的にDeNAと采配の差を感じた敗戦だ。

◆京セラに快音が響く。阪神・中野がついに開幕した。15打席目でともした「H」ランプにホッと胸をなでおろした。「めちゃくちゃ気にしていました。オープン戦の状態がよかっただけに、開幕に入ってこうなるってあまり思っていなかった。割り切って、思い切っていったのがいい結果につながった」三回1死一塁の第2打席だった。ジャクソンの141キロカットボールを右前へ。開幕からの連続無安打を14打席で止め、すかさず今季初盗塁もマークした。「ホッとした気持ちもありましたし、楽な気持ちで打席にも入れた」と八回にも右前打を放ち、完全にトンネルを抜け出した。「いま打線が線になっていない状況なので、なんとか打線で投手を援護してあげられるように切り替えてやっていきたい」。走り出した選手会長が猛虎打線をつないでいく。(原田遼太郎)

◆?DeNAの開幕戦からの失点数は0→1→1→1の合計3。開幕から4試合連続で1失点以下に抑えたのはプロ野球史上初めて。開幕4試合で合計3失点以下は、1943年の名古屋(計2=0→2→0→0)、48年の金星(計3=0→3→0→0)、56年の西鉄(計3=0→1→2→0)、2023年のヤクルト(計2=0→0→2→0)に次いで2年ぶり5球団目。DeNA(前身を含む)では65年の計4(0→2→1→1)を抜く最少失点。?牧が三回に今季1号本塁打を放ち、通算100本塁打にあと1本。1年目からのシーズン1号をみると、21年が5試合目、21打席目(最終22本)、22年が3試合目、12打席目(同24本)、23年が10試合目、39打席目(同29本)、24年が16試合目、63打席目(同23本)、今季が4試合目、14打席目。22年に次ぐ2番目に速いペースで1号が飛び出した。

◆阪神・木浪が先制の左前適時打で気を吐いた。二回2死二塁の好機でジャクソンのナックルカーブに食らいついた。「つなぐことを意識して逆方向に打てたのはすごくよかった」。七回は右肘付近に死球を受けるも「大丈夫」と問題なし。3試合連続安打と好調を維持し、「チャンスで打点をあげることも大事ですけど、自分は先頭で出たり、つなぎ役を求められている」と力強かった。

◆阪神・伊原が1回?を無得点に抑えた。六回2死満塁のピンチで才木に代わって登板。「才木さんの思いも背負って、ここはなんとか自分がカバーできるんじゃないかという思いで」。梶原を1球で中飛に仕留めて火消しに成功。七回も続投して牧、三森、筒香の上位打線にも「素晴らしい打者なので胸を借りるような気持ちで自分の投球を」と厳しくコースを攻めながら三者凡退に抑えた。八回に投げた工藤と「同期入団の選手同士で刺激し合えるのは非常にありがたい。自分も負けたくない」と切磋琢磨していく。

◆阪神はDeNAとのホーム開幕戦に1-7で敗れた。佐藤輝明内野手(26)が2度の得点機で倒れるなど、4打数無安打3三振。試合前には掛布雅之OB会長(69)らレジェンドによる球団創設90周年の開幕セレモニーが行われたが、勝利に導く一打を放つことができなかった。この悔しさ、次こそ晴らしてくれ!!試合前に上がりまくっていたボルテージが、エープリルフールでのウソであってほしいと願うほどしぼんでいった。盛大な開幕セレモニーも行われた、球団創設90周年という節目のシーズンのホーム開幕戦だったが、終わってみれば大敗。3三振に封じ込められた佐藤輝は必死に前を向いた。「切り替えて(いく)。また明日があるので」先発・才木は同点の六回に4安打2四球と突如崩れて3失点。援護したい打線もジャクソンを相手に四回からの4イニングはノーヒットに抑えられた。最大の反撃チャンスは八回。2番手・伊勢に代わったタイミングで近本&中野が連打で無死一、二塁の好機を生み出したが、ここで佐藤輝が遊飛に仕留められると、森下は二直で天を仰ぎ、大山は空振り三振。クリーンアップが打ち砕かれ、白星は遠のいた。試合前に行われた開幕セレモニーでは8人の球団OBが集結。ファーストピッチに登場し、大歓声を巻き起こした。タテジマに袖を通して登場した一人、掛布OB会長は「90年前にスタートした方たちがなければ、いまはない。それを絶対に忘れちゃいけないですね」と強調。90年で積み重ねられてきた伝統の重みを感じられる一日だったが...。この日集まった名選手たち、そして天国から見守ってくれているであろう吉田義男氏らレジェンドに白星を届けられず、藤川監督は「やっぱり勝ちたい」と悔やんだ。ただ、戦いは続く。そして、歴史をまた一つずつ紡いでいく。今の中心の一人が佐藤輝だ。この日は3三振。3月28日の広島との開幕戦(マツダ)での第1打席でV弾を放って以降、これで15打席連続無安打で10三振と〝振刻〟だ。試合前、掛布OB会長は「内野安打でも構わないけど、一本出れば上がっていくんじゃないかな」と願っていたが、三回2死一、三塁でも三振に倒れるなど、この日も快音は響かなかった。信じる思いは藤川監督も同じ。キーマンに掲げた男がもがくような苦しみの中にいたとしても、「本人の中でまた明日に向かって、立ち向かうと思いますよ」と背中を押し続ける。スタンドのため息の大きさだけ、寄せられる期待がある。今度はそれを歓声に変えるため、そして新たな歴史を刻むため、夜が明ければ虎の背番号8は、またグラウンドに立つ。「しっかりと振りたいと思います。また明日、頑張ります」開幕連勝発進からの連敗で貯金は一旦はたいたが、まだまだ始まったばかり。栄冠をつかむためには欠かせないそのパワーの爆発を、虎に関わる全ての人が待っている。(須藤佳裕)

◆1-4の八回、阪神・工藤(四国IL徳島)の名前がコールされると、場内は歓声とともに熱気を帯びる。これが3月に支配下登録された育成ドラフト1位のスター性なのか。敗戦ムードの京セラドームの空気を変えてみせた。「前回は自分で首を絞めてしまった。四隅に狙わず、ゾーンで腕を振ることを意識した結果、抑えられたので良かった」まず対峙したのは2017、23年首位打者の宮崎。初球、157キロ直球で球場をどよめかせると、もう1球続けて力のない右飛に打ち取る。続く佐野に対しては、プロ入り後最速タイとなる158キロ直球でバットを粉砕。首位打者、最多安打を獲得した好打者を三邪飛に仕留めた。山本はスライダーで見逃し三振に斬って、DeNA打線の主軸を三者凡退にピシャリと抑えた。苦いデビューのリベンジを果たした。3月29日の広島戦(マツダ)でプロ初登板するも、安打と3連続四球で押し出し。1回を投げ切れず、マウンドを後にした。中2日で巡ってきた2度目のチャンス。「リベンジしたい気持ちはあった」と意気込み、見事に抑え込んだ。この日はホーム開幕セレモニーの一環で、レジェンドOB8人による「メモリアルピッチセレモニー」が開催。その中の1人、能見篤史氏から開幕前に「とんでもないボールを投げる」と注目投手に挙げられた。タイプは違うが尊敬するOB左腕からの言葉に「能見さんのように息の長い投手になるのが目標」と決意。始球式を目に焼き付け、「かっこいいな」と憧れを強くした。工藤らしい投球を披露し、自信とともにプロでの一歩を踏み出した。プロでのキャリアはまだ始まったばかり。背番号24が、人々の心に刻まれるサクセスストーリーを描いていく。(萩原翔)

◆「6番・左翼」で1軍昇格即スタメンに抜てきされた阪神・井上だったが、2三振含め3タコ。6点ビハインドの九回には代打を送られた。ジャクソンを打ち崩せず、「ああいう投手を打てないと生き残れないということはすごく痛感した。結果が出ないということは実力不足」と反省。守備でも九回に左翼線の打球にバウンドを合わせられず二塁打にされるシーンが2度あるなど、悔しい一戦となった。

◆「2番・二塁」で先発したDeNA・牧が、1点を先制された直後の三回に通算99本塁打となる1号ソロを放った。高めに浮いた才木の初球、152キロの直球を逃さず、左翼席へたたき込んだ。「スーパーピッチャー。1球で仕留めることができた」と胸を張った。4-1で迎えた九回には駄目押しの中前2点打。5年目で自己最多の30本塁打を目標に掲げる主将は「みんないい形で(試合に)入っている」と手応えを示した。

◆阪神・森下が先制の口火を切った。二回先頭で右翼へ二塁打。木浪の左前打でホームを踏んだ。それでも、1-4で迎えた八回1死一、二塁で二直に倒れ、「(二回は)先頭で打ててよかったですけど、チャンスの場面で打てなかったことを反省したい」と唇をかんだ。早くも4番の自覚がにじむ主砲は連敗にも「毎日試合があるので切り替えてやります」と力を込めた。

◆交代指令を告げられてベンチに帰った阪神・才木浩人投手(26)はタオルで顔を覆ったあと、悔しそうな表情でうつむいた。京セラドームでのホーム開幕戦。昨季13勝のチーム勝ち頭が六回途中7安打4失点でまさかのKOだ。「泣いてないですよ。ああいう展開で、すごいチームの流れも悪くしちゃうし、申し訳ないなって」悪夢は1-1の六回だった。1死から2安打&1四球で満塁のピンチを背負い、佐野に高めのフォークを右前にはじき返されて勝ち越されると、続く山本にもフォークを右前へ。連続タイムリーを浴びた。「きょうは真っすぐはよかったけど。フォークが抜けたりとか。自分の技術不足」このあとも立ち直れなかった。森敬にはフルカウントからファウルで粘られて、押し出し四球。勝敗を決定づける4点目を献上し、ジャクソンを見逃し三振に打ち取ったところで降板した。「(藤川)監督も初のホーム開幕で勝ちたかったなってところなんで。ああいう結果になったのは、すごい申し訳ないと」またも「申し訳ない」というフレーズが飛び出した。一回、先頭の梶原の初球に155キロを計測すると、スタンドから歓声があがった。1-0の三回、牧に真ん中高めの152キロの直球を左翼席に被弾したが、四回を三者凡退。五回は3者連続三振。さらに乗っていけるか、というところで暗転した。藤川監督は「なんと言うのかな。むこう(DeNA)にうまく、いいタイミングで次の点を渡してしまったというか」と才木をかばったが、開幕戦で8回?を投げて無失点で開幕星を挙げた同学年の村上に続きたかった。「(チームも)僕も切り替えて来週しっかり調整して、甲子園ですけど、いい入りができるようにやっていけたら」次回登板は甲子園開幕となる8日のヤクルト戦だ。京セラドームで勝てなかった悔しさは、正真正銘のホームで晴らす。(三木建次)

◆メジャーから狙われている才木だから、DeNA打線をキリキリ舞い!と思ったら...。今季初登板のせい? メジャーの投手のような投げっぷりではなく、純和風な投球でやられてもうたー!!才木の魅力はストライクゾーンからボール半分か、1つ上の豪速球と低めのフォークを振らせる投球。なのに、本日はちょいと、ストライクゾーンにこだわり過ぎたかなあ...。藤川新監督、やっぱりスゲーよ!! 3点差なのに無理に追いかけず、長いペナントを考えてルーキーの伊原と工藤、2年目の石黒とつなぐ『1軍教育リーグ』をやっちまうんだから!!となると打線ですかね...。やっぱ!! この日3三振の3番・佐藤輝の使い方やね~! 開幕戦で12球団最速アーチを放ってから15打席音なしで、その間10三振。ど~します? 佐藤輝は7番くらいのビックリ箱でええやん! 勝利のためのつなぐ野球やるんやったら、前川が3番やー!! さあ、あなたはどっち!? 藤川新監督、そこをハッキリさせたらんかい!!

◆華やかなホーム開幕セレモニーだった。世界に誇るハリウッド俳優のケン・ワタナベがスペシャルナビゲーターを務め、世界的指揮者の佐渡裕さんも登場してタクトを振るった。先日、ドジャースを撃破して「世界一」になった(?)阪神にふさわしい、オープニングだ。レジェンド始球式ではミスタータイガース・掛布雅之OB会長ら8人が同時に〝ナイスピッチ〟(下柳剛氏は大暴投だったが)。虎党にとっては、春の夜の夢の競演だった。京セラドームの真ん中のステージで謙さんが佐渡さんに尋ねていた。「佐渡さんにとってミスタータイガースは誰ですか?」マエストロの答えは、阪神ファンの慣例では「ミスタータイガース」に名を連ねない、あの人だった。「僕はやはり、先日亡くなられた吉田義男さん...」当たり前のようにいた人の姿がないのは、やはり寂しい。4月1日。思い出したのは1998年の開幕直前のエープリルフール。フランスに野球を広めた功績をたたえて、外国人記者クラブに招待された当時阪神監督の吉田さんが会見に臨んだ。シャレをきかせたつもりの海外プレスは「4月1日に、絶対優勝しそうにない阪神の優勝会見をしましょうよ」とメチャクチャな提案してきた。ウソをついてもいい日とはいえ、何とも失礼な話。断るのかな? そう思っていたら、吉田さんはあっさり引き受けてしまう。「今回は6月にバックスクリーン3連発が飛び出しました。優勝できてうれしいです」〝大ウソ会見〟で大ウソの答えを並べて、爆笑を誘っていた。「どうってこと、ありませんわ。世界を相手にして、驚いてたらキリがありませんで」会見後のムッシュは泰然自若、ド~ンと構えていた。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
310 0.750
(↓0.25)
-
(-)
13923
(+2)
8
(+3)
4
(+1)
1
(-)
0.324
(↓0.018)
1.500
(↓0.54)
1
(1↑)
DeNA
310 0.750
(↑0.083)
0
(↓1)
13914
(+7)
3
(+1)
3
(+1)
3
(+2)
0.220
(↑0.034
0.750
(↓0.08)
3
(1↓)
阪神
220 0.500
(↓0.167)
1
(-)
1398
(+1)
11
(+7)
2
(-)
2
(+2)
0.190
(↓0.012)
2.830
(↓1.45)
3
(1↑)
中日
220 0.500
(↑0.167)
1
(↑1)
1395
(+3)
9
(+2)
0
(-)
1
(-)
0.206
(↑0.006)
2.380
(↑0.14)
5
(1↓)
広島
120 0.333
(-)
1.5
(↑0.5)
1404
(-)
7
(-)
0
(-)
0
(-)
0.258
(-)
2.330
(-)
6
(-)
ヤクルト
030 0.000
(-)
2.5
(↑0.5)
1405
(-)
21
(-)
1
(-)
0
(-)
0.182
(-)
6.310
(-)