中日(☆3対2★)巨人 =リーグ戦1回戦(2025.04.01)・バンテリンドーム=
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巨人
00010000121001
中日
01000011X3610
勝利投手:岩嵜 翔(1勝0敗0S)
(セーブ:松山 晋也(0勝0敗2S))
敗戦投手:井上 温大(0勝1敗0S)

本塁打
【巨人】岡本 和真(1号・4回表ソロ)

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◆中日が接戦を制した。中日は1-1で迎えた7回裏、木下のスクイズで勝ち越しに成功する。続く8回にはカリステが犠飛を放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、3番手・岩嵜が移籍後初勝利。敗れた巨人は、打線が最終回に1点差とするも、続く好機であと1本が出なかった。

◆中日井上一樹監督(53)が、試合前練習中にFA移籍した元守護神の巨人ライデル・マルティネス投手(28)からあいさつを受けた。打撃ケージ裏で練習を見つめる井上監督にマルティネスから声をかけ、がっちり握手を交わした。井上監督は新監督に就任した昨オフ「必要不可欠な選手」と、10月末に焼き肉店で直接残留要請をしたが実らなかった。

◆巨人オコエ瑠偉外野手(27)が「1番中堅」で今季初スタメン出場する。シーズンではいまだ無安打も、オープン戦は13試合で打率3割7分5厘と結果を残した。また、三塁のスタメンには中山礼都内野手(22)が入った。先発は、自身初の開幕ローテ入りとなった井上温大投手(23)が務める。

◆本拠地開幕戦の始球式を中日OBのレジェンド左腕岩瀬仁紀氏(50)が行った。現役時代の背番号「13」のユニホームを着てマウンドへ。高めへノーバウンド投球を決めた。「やっぱりマウンドは気持ちいいですね。ズボンが破れないか気になりましたけど無事済んでよかった。ボールも思ったよりいい球がいったんじゃないですかね」と笑った。鉄腕守護神として通算1002試合登板、407セーブを挙げた。今年野球殿堂入りを果たしたレジェンドはチームに「監督が代わって一新していますので、何とか流れに乗っていってもらえれば。最下位になるようなチームだとは思っていないので」とエールを送った。

◆巨人岡本和真内野手(28)が今季第1号本塁打を放った。0-1の4回2死。カウント2-2から中日先発のマラーの内角低め141キロカットボールをすくい上げた打球は、左翼スタンド最前部に届いた。開幕から4試合目、自身16打席目にして待望の今季初アーチが飛び出した。

◆中日上林誠知外野手(29)が"神の手"で勝ち越し点に貢献した。1-1同点の7回、先頭の中田翔内野手(35)が左翼線二塁打でチャンスを作ると、中田の代走で上林が出場した。つづく村松開人内野手(24)の送りバントは投手前へ、投手井上は三塁へ送球。完全にアウトのタイミングだったが、ヘッドスライディングした上林はタッチしようとする中山のグラブをかわすように右手を後ろへ引き、左手でベースタッチ。「セーフ」の判定に巨人阿部監督がリクエストしたが判定は変わらなかった。8番木下拓哉捕手(33)の初球、一塁前へのスクイズで上林が再びヘッドスライディングで生還。勝ち越し点を奪った。「走れるところも自分の武器なんで」と常に話していた上林の神走塁だった。

◆巨人井上温大投手(23)が、7回108球5安打2失点で降板した。初回は岡林を二ゴロ、山本を空振り三振、細川を遊ゴロに打ち取る上々の立ち上がりを見せた。だが、2回に先頭の石川昂に右翼フェンス直撃の二塁打を浴びると、犠打で1死三塁とし中田の内野ゴロの間に先制を許した。それでも、中盤は粘りの投球を見せた。5回には2死から連続四球と安打で満塁のピンチを招いたが、山本を129キロスライダーで右飛。登板前日に「何球投げてもいいので粘り強く、次のピッチャーにつなげられるようにとにかく粘り強く投げたいです」と話していた通りの投球を見せた。7回に先頭中田に左翼線への二塁打を浴びると、続く村松の投前への犠打を三塁に送球したが、フィルダースチョイスとなりオールセーフ。木下のスクイズで勝ち越しを許すと、直後の攻撃で代打が送られた。井上は昨季自己最多の8勝をマークし、自身初の開幕ローテ入り。今季初登板で100球超えの熱投を見せた。

◆開幕3連勝中だった巨人が今季初黒星を喫した。先発の井上温大投手が7回5安打2失点と粘投。だが、援護は1点を追う4回に岡本和真内野手の1号ソロのみ。1点を追う8回に代打長野久義外野手の安打を皮切りに2死一、三塁の好機を迎えるも、ここでは岡本が空振り三振に倒れた。勝敗の分かれ目になったのは同点の7回無死二塁での1プレーだった。村松の投前バントを井上が好フィールディングで三塁に送球。二走・上林のヘッドスライディングにベースカバーに入った三塁手・中山のタッチが認められず犠打野選となった。阿部慎之助監督がリクエストを要求するも判定は変わらず。続く、木下のセーフティースクイズで決勝点を奪われた。中山は「僕はタッチしましたし。そこがなんて言えばいいのか、分かんないです」。阿部監督は「あそこは難しいけどもね。確実にアウトにしてほしかった。ランナー(上林)が神の手だとか言われると思う」とタッチをかいくぐった"神走塁"にお手上げだった。

◆セ・リーグ今季最長身、201センチ左腕の中日カイル・マラー投手(27)が来日初先発し、5回を1失点にまとめた。開幕カードで2本塁打を放った2番キャベッジから2打席連続で空振りに仕留めるなど9奪三振。4回は岡本に同点ソロを許したが、3安打無四球と安定感を見せた。「素晴らしい雰囲気の中投げることができた。ファンの声援も素晴らしく、とてもいい時間を過ごさせてもらった」。白星は次回に持ち越したが、火曜日の男への期待は高まった。

◆巨人岡本和真内野手(28)が技ありの今季1号を放った。1点を追う4回2死、中日先発の新外国人マラーの内角低めに食い込む141キロのカットボールを捉えた。最後は左手一本ですくい上げ、左翼スタンド最前列まで運んだ。今季16打席目での1発に「同点になったので、そこはよかったです」。1-2の8回2死一、三塁は空振り三振に倒れ「最後ですね。あそこは打ちたかったですね。また、明日切り替えて頑張ります」と強調した。

◆中日が上林誠知外野手(29)の"神の手"走塁で勝ち越し、井上一樹新監督のホーム開幕戦を勝利で飾った。1-1同点の7回、先頭中田が二塁打で出ると、代走上林が登場。村松の送りバントは投手前で完全アウトのタイミングだったが、頭から突っ込んだ上林はとっさに右手をひっこめ、左手でベースにつきセーフ。続く木下のスクイズで勝ち越した。FA移籍した守護神マルティネスを出さない展開に持ち込み、勝率を5割に戻した。メジャーリーガーばりの"スイム"だった。1-1同点の7回無死二塁。村松の送りバントは投手前へ転がり、井上は三塁へ送球。タイミングは完全にアウトだった。三塁手中山も、頭から滑ってくる上林の右手の前にグラブを置くように待ち構えていた。だが上林はグラブをかわすように右手を後ろへ引き、左手をグッと伸ばしベースタッチ。「セーフ」の判定に巨人阿部監督がリクエストしたが、判定は変わらなかった。上林 足から行ったら絶対アウトだったんで、上から行って何か起きればなって、短い時間の中で思考をグルグル回しながら出した答えがあれでした。右手の先にグラブがあったので、(右手を)引くしかないと、とっさに。8番木下の初球、一塁前に転がしたスクイズで上林が再びヘッドスライディングを決めて生還。勝ち越し点を奪った。ホーム初陣を飾った井上新監督は「誰もがヤバい、アウトと思ったところでまさかのプレー。上林のスライディングさまさまです」と目を細めた。ソフトバンク時代には、一塁けん制の帰塁練習で手を引いてタッチをかわす動作を反復。その成果が出た形となった。22年に断裂した右足のアキレス腱(けん)は、今もうずくことがある。それでも「走れるところも自分の武器」と貪欲に次の塁を狙っている。巨人先発井上には昨季4試合で3つ白星を献上し、1度も勝てなかった。その左腕に、22年8月24日以来3年ぶりに土をつけた。FA移籍した元守護神マルティネスにも出番を与えず、8回清水、9回松山で僅差を守って勝率を5割に戻した。竜党には痛快な25年のホーム初勝利。きょう2日も勝って、井上体制初の貯金生活だ。【石橋隆雄】中日木下(7回に決勝のスクイズを決め)「本当に最高の結果になった。僕たちは形じゃなく勝つことがすべて」中日カリステ(8回に右犠飛で3点目)「どうしても追加点がほしい場面で、仕事ができてよかったよ」-【

◆中日で通算1002試合登板、407セーブの金字塔を打ち立て、1月に野球殿堂入りした岩瀬仁紀さんが始球式を務めた。おなじみの背番号「13」のユニホーム姿で、高めに109キロの投球。「やっぱりマウンドは気持ちいい。思ったよりいい球がいった」とはにかんだ。3年連続最下位と低迷している古巣には「最下位になるようなチームではない。監督も代わってチームも一新した。開幕からいい流れに乗ってほしい」とエールを送った。

◆巨人・岡本和真内野手(28)が今季初本塁打をマークした。1点を追う四回、2死走者なしから、好投を続ける中日の左腕、マラー低めに投じたチェンジアップに崩されかけながら、左腕一本で拾うように捉えて左翼席最前列まで運んだ。「打ったのはカットボールです。うまく反応できました。同点に追いつくことができてよかったです」。今季4試合目、16打席目で待望の初長打にもなり、1-1の同点とした。通算234本目のアーチ。不動の4番が2季ぶりの本塁打王へ歩み始めた。

◆地元で躍動し、レギュラーをつかむ。巨人・中山礼都内野手(22)が「6番・三塁」でスタメンに名を連ねた。ヤクルトとの開幕2戦目(東京ドーム)以来、今季2度目の先発出場。第1打席に長身の新外国人左腕、中日・マラーからチーム初安打となる中前打。カウント3-2から149キロの直球をはじき返した。名古屋で生まれ育ち、地元の中京大中京高に進学。中日・高橋宏と同学年でプレーした。昨季は8月10日の中日戦で〝地元凱旋〟を果たしたが、苦い思い出が残った。先発し、2打席連続三振。守っては三塁守備でミスを犯して途中交代。阿部監督から「しっかり守ってほしかったし、ピッチャーに迷惑をかけた。まだ1軍では使えないのかな」と苦言を呈されていた。定位置争いを制す。開幕戦こそ坂本が三塁で先発したが、試合前時点で9打数無安打と苦しむ。対する中山は、オープン戦で打率・304と好調を維持してシーズン開幕を迎えた。「与えられた役割でしっかり結果を残すことしか考えてない」と目の前の打席に集中。経験豊富なベテランとの併用が続く中、結果が求められる。本職ではない一塁にも挑戦中。岡本からファーストミットを借り、「アピールすることを一番に考えている。出られるところで、ポジションにこだわりはない」と貪欲に出場機会を求める。

◆中日が競り勝った。1―1の七回に木下のスクイズで勝ち越し、八回にカリステの犠飛で加点した。先発のマラーは5回1失点にまとめ、3番手の岩崎が4季ぶりの白星を挙げた。

◆巨人が敗戦し、開幕からの連勝が3で止まった。0-1から岡本の1号ソロで同点に追いついたが、終盤に勝ち越しを許した。試合後、阿部慎之助監督(46)は勝ち越しを許した七回、無死二塁からの犠打野選について言及。「あそこは難しいけどもね。確実にアウトにしてほしかった。ランナーが〝神の手〟だとか言われると思う」と話した。九回には3連打で1点を返し、あと一歩まで詰め寄った。指揮官は「攻撃は最後なんとかいい形を作れた。明日につながると思う」と前を向いた。今季初登板で七回2失点の井上については「初登板で開幕戦だけど、よく頑張ったかな」とたたえた。

◆〝ゴッドハンド〟にやられた。巨人は中日に2-3で敗れて開幕からの連勝が3で止まり、今季初黒星を喫した。阿部慎之助監督(46)は決勝点の献上につながったタッチプレーに苦笑いを浮かべた。「あそこは難しいけどもね。確実にアウトにしてほしかった。ランナーが『神の手』だとか言われると思うよ」同点の七回の守り。無死二塁で投手・井上が村松のバントを素早く捕って三塁へ送球。余裕を持ってアウトにできるタイミングだったが、二塁走者の上林がヘッドスライディングしながら三塁手・中山のタッチが迫る右手を引いてかわし、セーフ。阿部監督のリクエストでも判定は覆らず犠打野選となり、直後に木下のスクイズで勝ち越しを許した。中山は「僕はタッチしたと思います。何と言えばいいのか分からないです」と悔やみ切れない様子。2点を追う九回2死から左前打を放ち、1点差に詰め寄る攻撃の口火を切るなどこの日2安打で意地は見せた。阿部監督は中山からの3連打で追い上げた九回の攻撃に「最後、なんとかいい形を作れたからね。明日につながる」と手応えを口にした。(谷川直之)

◆巨人・岡本和真内野手(28)が今季1号の左越えソロを放った。1点を追う四回2死、内角低めのカットボールを最後は左手一本でスタンドへ運び、「いい感じで打てたと思います」とうなずいた。1-2の八回2死一、三塁では一打同点の場面では空振り三振。「最後ですね。あそこは打ちたかったですね。また明日切り替えて頑張ります」と悔しさを口にした。

◆カード頭を託された巨人・井上温大投手(23)は7回5安打2失点の粘投。今季初黒星がついたものの「最低限、先発としての仕事はできたと思う」と胸を張った。昨季8勝を挙げ、自身初の開幕ローテーション入り。「七回を投げることは去年は(あまり)なかった。七回に行って当たり前と思われるピッチャーになっていかないと」と自覚をにじませる左腕について、阿部監督も「よく頑張ったかな」とたたえた。

◆開幕カード3連勝で波に乗ったかにみえた巨人が、昨季最下位で今季も打棒がふるわない中日に止められた。だから野球は、おもしろい。表立った敗因を挙げるとしたら、まずは打線。先発のマラーは201センチの長身。投げおろしてくるストレートには、スピードも角度もある。スライダーも効果的で、コントロールもいい。安打も四球もそれほど望めない投球をされた。リリーフ陣に対しても、チャンスは作りながら、力のあるボールで押し切られた。加えて、妙技を繰り出されての失点にも、面食らったことだろう。七回無死二塁からの代走・上林のベースタッチだ。村松の送りバントはほぼ投手正面で、三塁は完全にアウトのタイミング。ここでヘッドスライディングした上林が、ベースに到達する寸前、右手を引き、中山のグラブを空回りさせ、左手でベースを陥れた。あのプレーは肩、腕、手首などを負傷する恐れがあるため普段、練習などしない。なんという器用さか。上林は続く木下の初球スクイズで生還。まさに〝タッチの差〟の結果と表現しておく。(サンケイスポーツ専属評論家)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
310 0.750
(↓0.25)
-
(-)
13923
(+2)
8
(+3)
4
(+1)
1
(-)
0.324
(↓0.018)
1.500
(↓0.54)
1
(1↑)
DeNA
310 0.750
(↑0.083)
0
(↓1)
13914
(+7)
3
(+1)
3
(+1)
3
(+2)
0.220
(↑0.034)
0.750
(↓0.08)
3
(1↓)
阪神
220 0.500
(↓0.167)
1
(-)
1398
(+1)
11
(+7)
2
(-)
2
(+2)
0.190
(↓0.012)
2.830
(↓1.45)
3
(1↑)
中日
220 0.500
(↑0.167)
1
(↑1)
1395
(+3)
9
(+2)
0
(-)
1
(-)
0.206
(↑0.006
2.380
(↑0.14)
5
(1↓)
広島
120 0.333
(-)
1.5
(↑0.5)
1404
(-)
7
(-)
0
(-)
0
(-)
0.258
(-)
2.330
(-)
6
(-)
ヤクルト
030 0.000
(-)
2.5
(↑0.5)
1405
(-)
21
(-)
1
(-)
0
(-)
0.182
(-)
6.310
(-)