オリックス(☆6対1★)楽天 =リーグ戦3回戦(2025.03.30)・京セラドーム大阪=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
楽天
00010000011100
ORIX
03002001X61601
勝利投手:髙島 泰都(1勝0敗0S)
敗戦投手:辛島 航(0勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】杉本 裕太郎(1号・5回裏2ラン)

  DAZN
チケットぴあ ORIX戦チケット予約 楽天戦チケット予約
◆投打のかみ合ったオリックスが快勝。オリックスは2回裏、頓宮の適時二塁打などで3点を先制する。その後3-1となって迎えた5回には、杉本の2ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・高島が5回1失点と試合をつくり今季1勝目。敗れた楽天は、打線が11安打で1得点とつながりを欠いた。

◆オリックスは開幕3戦目でスタメンを入れ替えた。「1番中堅」に福田周平外野手(32)が入った。前日2安打の西川龍馬外野手(30)が3番、3安打の紅林弘太郎内野手(23)が5番に名を連ね、前日今季1号を放った頓宮裕真捕手(28)は8番から6番へ打順を上げた。「8番三塁」では西野真弘内野手(34)が出場する。先発は高島泰都投手(25)。前回、23日のオープン戦阪神戦(京セラドーム大阪)では6回4安打無失点の好投で、開幕ローテ入りをつかんだ。スタメンマスクは今季初めて福永奨捕手(25)が被る。23年以来、2年ぶりの開幕カード勝ち越しを目指す。

◆オリックスの4番杉本裕太郎外野手(33)が今季1号2ランを放った。3-0の5回2死一塁から楽天松井の初球、138キロカットボールを左翼スタンドに運んだ。ベンチに戻ると、右手を突き上げ、今季初の"昇天ポーズ"が飛び出した。「感触もよかったですし、チームみんなが打っていたので、自分も打ててよかったです!次もがんばります!」オープン戦では10試合に出場し、打率1割8分5厘と苦しんだが、28日の開幕戦から4番に座った。主砲の1発にオリ党の大歓声が響いた。

◆オリックスは打線好調で2年ぶりの開幕カード勝ち越しを決めた。0-0の2回、先頭の紅林弘太郎内野手(23)が右中間へ二塁打を放ち、続く6番頓宮裕真捕手(28)の中堅への適時二塁打で先制。7番中川圭太内野手(28)も左前打で続き1死後、今季初スタメンマスクの福永奨捕手(25)が中前適時打を放った。2-0でなお2死一、二塁から2番太田椋内野手(23)も左前適時打を決め、この回一挙3得点。楽天辛島をKOした。さらに5回には4番杉本裕太郎外野手(33)が楽天松井から今季1号2ランを放ち、突き放した。先発の高島泰都投手(25)は5回7安打1失点の力投。毎回走者を許しながら、粘り抜いた。6回から博志投手(28)、7回古田島成龍投手(25)、8回ルイス・ペルドモ投手(31)、9回平野佳寿投手(41)とつないだ。チームはオープン戦単独最下位に沈むも、2戦連続2桁安打と打線が勢いづいた。オリックス-楽天戦は、オリックスが毎回の16安打で楽天も毎回の11安打。両軍毎回安打は、52年3月25日松竹19本-巨人16本、54年8月15日西鉄14本-南海15本、76年9月19日阪神18本-広島12本、85年5月5日西武16本-阪急17本、05年9月3日広島17本-巨人18本、11年4月17日ソフトバンク12本-西武17本に次いでプロ野球7度目。

◆楽天ドラフト1位の宗山塁内野手(22)が、初のマルチ安打で3試合連続ヒットを決めた。オリックス戦に「2番遊撃」で先発し5打数2安打。「まだまだ勉強するところがたくさんありますし、試合を重ねるごとにいろんな気づきというか、次に生かせることが見つかっている。やっぱり自分でトライしていかないと何も見えてこないと思うんで、日々考えながら、まず開幕3連戦は先につながっていくいい試合になった」。開幕カードは14打数4安打1打点で終えた。簡単には終わらない。2打席凡退で迎えた5回、高島の148キロ直球を左前に運んだ。9回には平野のスライダーを中前にはじき返した。「1試合1本は打っていきたいという思いですけど、なかなかこれからそう簡単には打たせてくれないと思う。より自分のいい形を日々求めながら確率の高い打撃ができるようにしたい」と引き締めた。初見の投手との対戦が続く中、見事な対応力を見せた。「全く手が出ないバッティングではなかった」。打撃面で一定の手応えを示した上で「守備でも走塁でも、やっぱりもっとこうしたいというところを見つけることができるような試合だったので、打球もたくさん飛んできましたし、いろいろ感じられたのが一番良かった」。4月1日には西武とホーム開幕戦を戦う。東北のファンの前でも躍動してみせる。【山田愛斗】

◆楽天はあと1本が出ず2連勝を逃した。2試合連続2桁安打となる11安打で好機は作ったが、得点は4回に小深田がマークした適時三塁打のみにとどまった。先発辛島は2回途中7安打3失点と苦しんだ。三木監督は「少し点の取られ方とか考えると攻撃にリズムができづらかった。守備と攻撃の双方で試合は進めるわけだから、攻撃にも守りからのところは影響したかなと思う」と話した。オリックス-楽天戦は、オリックスが毎回の16安打で楽天も毎回の11安打。両軍毎回安打は、52年3月25日松竹19本-巨人16本、54年8月15日西鉄14本-南海15本、76年9月19日阪神18本-広島12本、85年5月5日西武16本-阪急17本、05年9月3日広島17本-巨人18本、11年4月17日ソフトバンク12本-西武17本に次いでプロ野球7度目。

◆17年目の楽天辛島航投手(34)は悔しい今季初登板となった。左肩痛の影響で昨季は1軍登板がなかったが、開幕3戦目のオリックス戦に先発。初回のピンチは無失点で踏ん張るも、2回の集中打で3点を奪われて1回2/3を7安打3失点でKO。「やられちゃったんで申し訳ないなという感じでした」と肩を落とした。三木監督は「彼が一番思うことがあると思う。次また調整して、しっかり期待してるんで進めてもらったら」と話した。

◆オリックス・杉本裕太郎外野手(33)が今季1号となる2ランを放った。「打ったのはカットボール。感触もよかったですし、チームみんなが打っていたので、自分も打ててよかったです!」3-1で迎えた五回2死一塁で2番手・松井の初球のカットボールを強振し、左翼席へ運んだ。ベンチに帰って岸田監督らとハイタッチを交わした後にファンと一体となってお決まりの昇天ポーズを決めた。28日の開幕戦から3試合連続で4番に座ったラオウが試合中盤に貴重な中押しとなる得点を挙げて勢いづけた。

◆オリックスは打線が奮起し、16安打6得点で快勝。2023年以来、2年ぶりの開幕カード勝ち越しに成功した。二回に頓宮の先制打で打線に火をつけると、福永、太田にもタイムリーが飛び出した。五回には3試合連続で4番に座った杉本が1号2ランを放ち、リードを広げた。先発の高島は5回1失点の好投で今季初勝利。博志、古田島、ペルドモとつないで九回は平野が試合を締めた。5点リードした状況での登板だったため、セーブはつかなかったが、チーム最年長の貫禄のある投球で無得点に抑えた。

◆2年ぶりの1軍登板だった楽天の辛島は1回?を7安打3失点で降板した。開幕ローテーション入りの期待に応えられなかった17年目の左投手は「やられてしまったので申し訳ない」と話した。一回は無死一、二塁を切り抜けたが、二回は5長短打を全て右打者に許した。開幕カードでのマウンドで普段と違う心持ちはなかったというが「ちょっと球が高かったり、中に入ったりした。コントロールできていなかったんでしょうね、自分を」と振り返った。

◆楽天のドラフト1位・宗山塁内野手(22)=明大=が5打数2安打で、プロ初となる1試合複数安打を記録した。五回に左前打を放ち、九回は中前打。「切れのあるボールに対して、無駄な動きをしていたら間に合わない。フォームを崩さないことが一番大事」と明かした。3試合連続安打で打率・286。「より自分のいい形を求めて、確率の高い打撃ができるようにしたい」と気を引き締めた。

◆京セラドーム大阪に大きな放物線を描き、首脳陣の期待に応えた。3試合連続で4番に座ったオリックス・杉本裕太郎外野手(33)が2ランで2年ぶりの開幕カード勝ち越しに貢献した。「追加点が欲しい場面だったので打ててよかった」3―1の五回、2死一塁で2番手・松井の初球のカットボールを一閃。今季1号となる一発で加点し、ベンチ前ではお決まりの〝昇天ポーズ〟を披露。勢いづいた打線は毎回安打で16安打6得点と爆発した。チームは延長戦で敗れた29日から打順やメンバーを入れ替えて3戦目に臨んだが、ラオウの4番起用だけは不動だった。岸田監督は「一発に期待して」と意図を明かし「いいところで打ってくれた」とたたえた。オフから4番打者を固定する方針を示唆していた指揮官は「まだこれから。これでうまく固まっていくことができれば」と継続的な活躍に期待した。2月の春季キャンプ後、杉本は苦しんでいた。一時期は2軍戦に出場しながら復調のきっかけを模索した。波留2軍監督からは「もっと走って体の切れを出せ」と活を入れられ、ポール間ダッシュを繰り返した。試合後には高橋2軍打撃コーチとマンツーマンでティー打撃を行うなど鍛え直したことで少しずつ調子が上向き「いい調整ができた」。オフには約5キロ体重を減量し、引き締まった体で10年目のシーズンに臨んでいる。「実力で勝ち取った4番ではない。もっと打って、周りから認められる打者になれるように」昨季は1軍に定着した2021年以降では自己最少の11本塁打にとどまったが、今季は挽回の一年にする。主力の森がけがで不在の中、打線の顔として4番にどっしりと構えるラオウがチームを引っ張る。(織原祥平)

◆2年目のオリックス・高島泰都投手(26)が5回7安打1失点の好投で今季初勝利をつかんだ。「走者を出したけど、最少失点で抑えられてよかった」。毎回安打を許しはしたが、リズムよく投げて要所を締めた。前夜には験担ぎで白を連想させるチキンステーキと豆腐、バニラアイスを食べて白星を呼び込んだ。先発ローテ定着を目指す右腕は「先を見るのではなく、一戦一戦、任された試合を全力で投げたい」と言葉に力を込めた。

◆今季初めてスタメンマスクをかぶった4年目のオリックス・福永奨捕手(24)は二回に中前へ適時打を放ち、通算34打席目でプロ初打点を記録した。「いい感じにチームが来ていたので、僕も(打席に)迷わず入れた」。守備では先発の高島を好リードして攻守で勝利に貢献。横浜高の選抜優勝を試合後に知り「母校が勝ってくれるのはすごくうれしい。僕も負けじと頑張りたい」と声を弾ませた。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
300 1.000
(-)
-
(-)
14012
(+7)
7
(+5)
4
(+2)
1
(-)
0.234
(↑0.009)
1.610
(↓1.14)
1
(-)
ロッテ
300 1.000
(-)
0
(-)
14020
(+7)
10
(+4)
4
(+1)
3
(-)
0.259
(↓0.008)
1.930
(↑0.44)
3
(-)
ORIX
210 0.667
(↑0.167)
1
(-)
14013
(+6)
8
(+1)
3
(+1)
1
(-)
0.321
(↑0.061
2.570
(↑0.75)
4
(1↓)
楽天
120 0.333
(↓0.167)
2
(↓1)
1408
(+1)
13
(+6)
0
(-)
2
(-)
0.260
(↑0.025
4.390
(↓1.01)
5
(-)
ソフトバンク
030 0.000
(-)
3
(↓1)
14010
(+4)
20
(+7)
2
(+1)
3
(+1)
0.236
(↑0.004)
6.430
(↓0.27)
5
(-)
西武
030 0.000
(-)
3
(↓1)
1407
(+5)
12
(+7)
1
(+1)
3
(+1)
0.225
(↑0.016)
3.860
(↓1.49)