1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 10 | 1 | 0 |
巨人 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 9 | 0 | 0 |
勝利投手:種市 篤暉(2勝0敗0S) (セーブ:廣畑 敦也(0勝0敗1S)) 敗戦投手:石川 達也(0勝1敗0S) |

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◆巨人は1番に座った若林が2安打の活躍。首脳陣の起用に応え、バットで結果を残した。一方のロッテは、西川と藤岡が3安打を放つなど、チームで10安打をマーク。2ケタ安打でオープン戦を締めくくった。
◆巨人がオープン戦最終戦となる、ロッテ戦のスタメンを発表した。前日の試合で6回の走塁の際に、右脚を負傷した丸佳浩外野手(35)に代わって若林楽人外野手(26)が「1番左翼」で起用された。中堅にはエリエ・ヘルナンデス外野手(30)が入り、吉川尚輝内野手(30)は2戦連続でスタメンから外れた。先発マウンドには石川達也投手(26)が上がる。前回登板の16日、カブスとのプレシーズンゲーム(東京ドーム)では3回4奪三振無失点の好投。試合後には阿部慎之助監督(46)が「ローテーションに入れたいと思って調整で投げさせた」と開幕ローテ入りを明言した。先発が有力視される開幕3戦目の30日ヤクルト戦(東京ドーム)に向けて調整を進める。
◆巨人トレイ・キャベッジ外野手(27=アストロズ)が、ロッテとのオープン戦で同点の犠飛を放ち、試合を振り出しに戻した。1点を追いかける2回無死一、三塁、ロッテ種市の初球の変化球を左翼に打ち上げた。三塁から岡本が生還し、キャベッジは力強く両手をたたき、ベンチに戻ると、チームメートからのタッチに笑顔で応えた。22日の同戦は1番で起用されたが、4打数無安打。阿部慎之助監督(46)は「とりあえず、前に飛ばしてほしいなと思って。それだけかな」と奮起を求めた。オープン戦は試合前時点で、打率2割5厘、0本塁打、2打点。
◆ロッテのドラフト1位西川史礁外野手(21=青学大)が2試合連続でのマルチ安打。これで、オープン戦先発出場の11試合すべてで安打をマークしたことになった。「2番左翼」で先発出場。初回の第1打席で右前打を放った。2回の第2打席では空振り三振に倒れたものの、第3打席では修正。カウント0-1から巨人先発の石川のチェンジアップを捉えた打球は三遊間を抜け、左前打となった。前日の試合後は、オープン戦最後のアピールの場に向けて「明日もしっかりと最後やり切って自信持ってプレーできるようにやっていきたい」と話していた。
◆巨人阿部慎之助監督(46)が、ロッテとのオープン戦の6回から岡本和真内野手(28)を左翼へシフト変更した。「1番左翼」でスタメン出場した若林をベンチに下げ、一塁で増田陸を起用。「2番三塁」でスタメン出場した坂本を代え、二塁に泉口を起用した。「3番二塁」でスタメン出場し、好守を連発した中山は三塁に移った。岡本が今季のオープン戦で左翼を守るのは初めてだった。この日、岡本は「4番一塁」でスタメン出場。2回には左前打を放ち、キャベッジの犠飛で同点のホームを踏んだ。
◆巨人トレイ・キャベッジ外野手(27=アストロズ)が、残り数センチでスタンドインとなる特大の二塁打を放った。1点を追いかける6回2死、フルカウントからロッテの守護神益田の高めに浮いたシンカーを右中間にはじき返した。快音を響かせた打球は右中間フェンスの最上部に直撃し、グラウンドに戻った。ベンチのチームメートが大きく手をたたき、盛り上がった。2回にはロッテ種市の初球の変化球を左翼に打ち上げ、一時同点の犠飛。オープン戦は試合前時点で、打率2割5厘、0本塁打、2打点だったが、11打席ぶりの安打が復調のきっかけとなるか。
◆巨人石川達也投手(26)が先発し、5回途中7安打2失点で降板した。初回に先頭の高部から3連打を浴びて先制を許し、2月の練習試合から含め実戦6試合目にして初失点を喫した。2回以降は変化球主体の投球で立て直し「初回3連打たれた後、1点で粘れたことも良かった」と振り返ったしかし、5回に1死から連打を浴びて一、三塁のピンチを招くと、暴投で2点目を失った。ソトに四球を出したところで降板。無念のイニング途中での交代となったが、9日の阪神との2軍戦(Gタウン)以来となる先発で92球を投げ抜き「投げたことない球数だったので疲労はきてますけど、開幕1週間前にこういう経験ができたのは大きい」と話した。石川は昨季、DeNAを戦力外となり、巨人に加入した。キャンプから猛アピールを続け、16日のカブスとのプレシーズンゲーム(東京ドーム)でも3回4奪三振無失点と好投。先発が有力視される開幕3戦目となる30日ヤクルト戦(東京ドーム)に向けて「開幕ローテに指名してもらって、チームで何十人もピッチャーいる中の6人に選んでいただいたので、そこはしっかり責任感を持たないといけないですし。対ヤクルトでどういう打線で来るか分からないですけど、今日みたいに粘り強く、次はしっかり5回投げきってリリーバーに渡せれば」と意気込んだ。
◆巨人阿部慎之助監督(46)が、22日のロッテとのオープン戦で負傷交代した丸佳浩外野手(35)について、シーズン開幕を前に離脱することを明言した。この日、今季のオープン戦では初めて、岡本を左翼で起用。阿部監督は「丸が長期離脱っていう形になっちゃったので、いろんなことを想定して、今日はいってもらいました」と説明した。丸は22日のロッテとのオープン戦(東京ドーム)の走塁中に右脚を負傷し、途中交代。この日、都内の病院で検査を受け、「右大腿(だいたい)二頭筋筋損傷」と診断された。今後は、ジャイアンツ球場で治療とリハビリする。巨人の外野事情 開幕は左翼ヘルナンデス、中堅丸、右翼キャベッジが有力視されたが、丸の離脱によって、1枠空いた。現状では若林、オコエが有力候補だが、2軍で好調の萩尾らも争いに加わる可能性がある。岡本の左翼起用もプランの1つで、相手投手、状態などによって、選択することになりそうだ。▽巨人若林(スタメン出場で2安打とアピール)「力まずに入れるバッティングフォームっていうのを練習でやっていて、徐々に形になってるかなと思います」
◆巨人トレイ・キャベッジ外野手(27=アストロズ)が持ち味を発揮した。2回の第1打席に一時同点となる犠飛を放つと、6回の第3打席には右中間フェンス直撃の二塁打。「真芯でボールを捉えられましたし、打点も挙げられたので非常に良かったと思います」と笑顔。試合前には早出練習も実施し、練習時間を確保した。勤勉性も兼ね備える新助っ人は今後、2軍戦に出場して開幕に備える。
◆ロッテ種市篤暉投手(26)が5回1失点でオープン戦最終登板を終えた。「変化球が良かった。スプリットとフォーク、スライダーも一応、最終的にはまとめられたので良かった」と話しつつ「真っすぐがコントロールできてなかったので、メカニック的に1週間詰めていきたい」と課題も挙げた。「良くない中でもゲームは作らないといけないので、それをシーズン中も通してできるように」と調整していく。
◆巨人石川達也投手(26)が先発し5回途中7安打2失点だった。6奪三振のうち4三振を左打者から奪い「左打者に対してチェンジアップが効くなとかは、今日すごく収穫があった」と振り返った。一方で、プロ入り後最多の92球を投げ「真っすぐが高めに抜ける課題が見つかったので、イニングがかさんでも低めに投げられるように」。登板予定の30日ヤクルト戦(東京ドーム)に向けて、収穫と課題を得た。
◆ロッテのドラフト1位西川史礁外野手(21=青学大)がオープン戦最終戦を3安打猛打賞で締めくくった。第2打席、巨人先発石川のチェンジアップを空振り三振。「チェンジアップで三振取られて2球空振りしていたので、次の打席でも絶対どこかでチェンジアップを入れてくるなと思った」。5回の第3打席ではチェンジアップを三遊間を抜ける左前打にしてみせた。オープン戦打率4割1分の活躍に、吉井監督も「自分はピッチャーなんでバッターのことよくわかんないんですけども、入ってきてすぐあれだけできるのはすごい」と脱帽した。打順としては、ここまで2番5試合、3番4試合、5番2試合で先発。西川は「あまり打順は考えていない。常に任されたポジションで自分のスイングで振り抜こうと思ってやっているので、何番を任されても準備はできてます」。頼もしいルーキーがシーズンでも大暴れする。
◆DeNAを自由契約となり、巨人に新加入の石川達也投手(26)が先発。一回に先頭から3連打を許し、今季対外試合6戦、13イニング目で初失点を喫した。先頭の高部に1球目を左前に運ばれると、続く西川に詰まりながらも右前に落とされ無死一、三塁。3番藤岡に1ボールから変化球を捉えられ、中前適時打を浴びた。わずか6球で先取点を許したが、後続は粘って最少失点で切り抜けた。
◆巨人・吉川尚輝内野手(30)が2試合続けて先発メンバーから外れた。欠場した22日の試合後、二岡ヘッドコーチは21日の試合の二塁守備で打球が上半身に当たったため、大事を取ったと説明していた。この日は試合前の全体練習でフリー打撃などを行い、ベンチ入りメンバーにも名を連ねた。
◆DeNAを自由契約となり、巨人に新加入の石川達也投手(26)が先発し、移籍後最長となる4回?を投げ、7安打2失点。球数92球で降板した。スタメン9選手中7人が左打者のロッテ打線に対し、一回に先頭から3連打を許し、今季対外試合6戦、13イニング目で初失点。それでも、続くピンチを抑え最少失点で切り抜けると、二回以降は宝刀チェンジアップを有効に使い、6三振を奪った。先発として重要な2巡目以降への順応性もアピールしたが、球数が80球に達した五回に1死から連打を許し、一、三塁から暴投で追加点を与え降板となった。左腕は、開幕第3戦の30日のヤクルト戦(東京ドーム)での先発が見込まれている。
◆巨人・阿部慎之助監督(46)は試合後、22日のロッテ戦の走塁で足を痛め、この日はベンチ外だった丸佳浩外野手(35)について「長期離脱っていう形になっちゃったので、(チーム全体で)いろんなことを想定して今日はいってもらいました」と明かした。球団によると、丸はこの日、病院で検査を受け、「右大腿二頭筋筋損傷」と診断されたという。阿部監督は一塁手の岡本が途中から左翼を守るなど、中堅主として開幕戦に出場見込みだった丸の不在を想定した布陣をテスト。代わりに1番で出て2安打を放った若林やオコエらが代役として期待される。
◆巨人の新外国人、トレイ・キャベッジ(27)=前パイレーツ=が「6番・右翼」で出場。二回に同点に追いつく犠飛を放つと、六回にはロッテ守護神の益田から、右中間へフェンス最上部に当たる特大の二塁打を放った。本来の打棒を発揮できず、この日は早出練習にも取り組み、連日阿部監督からも指導を受けた助っ人砲は「来た球に対してしっかりと体が反応すること、そして選球眼についていろいろ指導受けた。真芯で捉えられて、打点も挙げられたのでよかった」とうなずいた。この日、丸佳浩外野手(35)が「右大腿二頭筋筋損傷」と診断されて離脱が決まった。キャベッジは「丸選手はとてもいい選手ですし、人間性も素晴らしい。これだけ開幕を間近に控えてけがをしてしまったっていうのは、チームにとっても大打撃だと思うけれども、そういう時こそ全員でカバーし合って、お互いを支えていきたい」とベテランの無念も背負い、勝利への貢献を誓った。
◆巨人・杉内俊哉投手チーフコーチ(44)はオープン戦の全日程を終え、平内龍太投手(26)、京本真投手(21)が2軍降格となることを明かした。また外国人枠の関係で、カイル・ケラー投手(31)も開幕2軍スタートが決定。グリフィン、バルドナード、マルティネス、ヘルナンデス、キャベッジの5選手が開幕1軍で迎える見通しとなった。杉内コーチは開幕の投手陣の構想について「これで開幕いこうかなと思っています」と語った。
◆ロッテの種市は「真っすぐがコントロールできていなかった」と調子はいまひとつだった。それでもフォークボールなど変化球を決め球とし5三振を奪い、5回6安打1失点と踏ん張った。「良くない中でもゲームはつくらないといけない」と責任感がにじんだ。佐々木(ドジャース)が抜けた先発陣で右の主戦として、147回?を投げ7勝を挙げた昨季を上回る成績を残したい。「力感がつかめていなかった。1週間で何とかできると思う」とシーズン初登板へ修正を誓った。
◆巨人の新外国人、トレイ・キャベッジ(27)=前パイレーツ=が「6番・右翼」で出場。二回に同点に追いつく犠飛をマークし、六回にはロッテ守護神の益田から右中間へフェンス最上部に当たる特大の二塁打を放った。試合後、二岡ヘッドコーチは浅野や秋広ら若手選手とともに、キャベッジも開幕前の2軍戦に出場する予定を明らかにした。1軍はオープン戦の全日程を終了。2軍は25日からオイシックス3連戦(ジャイアンツタウンスタジアム)が組まれている。
◆ロッテのドラフト1位新人、西川(青学大)が5打数3安打をマークし、規定打席には到達しなかったが打率4割1分でオープン戦を終えた。即戦力にふさわしい好成績に「一打席一打席、本当に必死だった。4割を残すことができて良かった」と笑った。開幕戦での先発出場がほぼ確実。西川は「シーズンに入れば攻め方も厳しくなってくる。しっかりと打ち勝っていかないといけない」と冷静だった。
◆これぞ、ゴールデンルーキー。ロッテのドラフト1位・西川史礁外野手(21)=青学大=は23日、巨人とのオープン戦(東京ドーム)に「2番・左翼」で先発出場し、3安打の固め打ち。規定打席には未到達ながら、打率4割超えと大台に乗せてオープン戦を終えた。一回の無死一塁で泳がされながらも右前に運ぶと、五回1死走者なしの場面では前打席で空振り三振に斬られた巨人先発、石川のチェンジアップを「絶対にどこかで入れてくる」と狙い撃ち。しぶとく三遊間を破る左前打で出塁すると、勝ち越しのホームを踏んだ。七回の第4打席でも右前に弾き返して猛打賞(1試合3安打以上)だ。九回には昨季までの巨人の抑えだった大勢と対戦し三ゴロに倒れたものの、オープン戦は打率・410(39打数16安打)と驚異の数字に達した。「積極性は大学時代から売りにしてやってきて、プロの世界でも結果として出てくれた」と分厚い胸を張ったルーキーは試合後も入念なウエートトレーニング。28日のソフトバンクとの開幕戦に向け、準備は万端だ。(片岡将)

<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
10 | 3 | 3 | 0.769 (↑0.019) | - (-) |
60 (+7) | 43 (+4) | 15 (+1) | 12 (+1) |
0.249 (↑0.007) | 2.490 (↓0.1) |
2 (1↑) |
西武 |
8 | 4 | 2 | 0.667 (↑0.031) | 1.5 (-) |
53 (+4) | 29 (+2) | 4 (-) | 8 (-) |
0.269 (↑0.006) | 1.960 (-) |
3 (1↓) |
ヤクルト |
8 | 5 | 2 | 0.615 (↓0.052) | 2 (↓1) |
51 (+4) | 47 (+7) | 9 (+2) | 12 (+2) |
0.223 (↓0.003) | 2.510 (↓0.2) |
4 (-) |
ソフトバンク |
9 | 6 | 3 | 0.600 (↑0.029) | 2 (-) |
64 (+3) | 51 (+1) | 9 (-) | 23 (-) |
0.246 (-) | 2.460 (↑0.09) |
5 (2↑) |
ロッテ |
8 | 7 | 2 | 0.533 (↑0.033) | 3 (-) |
56 (+2) | 50 (+1) | 10 (-) | 7 (-) |
0.227 (↑0.003) | 2.480 (↑0.09) |
6 (-) |
DeNA |
8 | 8 | 2 | 0.500 (↓0.033) | 3.5 (↓1) |
49 (+2) | 51 (+4) | 4 (+1) | 11 (+1) |
0.210 (↓0.001) | 2.580 (↓0.1) |
6 (1↓) |
巨人 |
7 | 7 | 2 | 0.500 (↓0.038) | 3.5 (↓1) |
56 (+1) | 56 (+2) | 9 (-) | 4 (-) |
0.246 (↑0.002) | 3.130 (↑0.07) |
8 (-) |
中日 |
6 | 8 | 4 | 0.429 (↓0.033) | 4.5 (↓1) |
49 (+1) | 59 (+3) | 7 (-) | 14 (+1) |
0.221 (↑0.008) | 3.150 (↑0.01) |
9 (2↑) |
楽天 |
5 | 8 | 3 | 0.385 (↑0.052) | 5 (-) |
50 (+3) | 48 (+1) | 3 (-) | 21 (+3) |
0.213 (↓0.002) | 2.800 (↑0.13) |
10 (1↓) |
阪神 |
3 | 5 | 4 | 0.375 (↓0.054) | 4.5 (↓1) |
45 (+1) | 47 (+2) | 6 (-) | 6 (-) |
0.273 (↓0.005) | 3.400 (↑0.27) |
10 (-) |
広島 |
6 | 10 | 2 | 0.375 (↓0.025) | 5.5 (↓1) |
34 (+1) | 54 (+3) | 9 (-) | 4 (-) |
0.218 (↑0.003) | 3.000 (-) |
12 (-) |
ORIX |
3 | 10 | 3 | 0.231 (↑0.064) | 7 (-) |
37 (+2) | 69 (+1) | 3 (-) | 5 (-) |
0.229 (↑0.003) | 4.020 (↑0.21) |
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