中日(★1対3☆)楽天 =オープン戦3回戦(2025.03.23)・バンテリンドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
楽天
0001200003610
中日
01000000011310
勝利投手:西口 直人(1勝0敗0S)
(セーブ:則本 昂大(0勝0敗2S))
敗戦投手:柳 裕也(0勝1敗0S)
  DAZN
チケットぴあ 中日戦チケット予約 楽天戦チケット予約
◆楽天は伊藤が2安打の活躍。スタメン定着を狙う内野手が、好調なバットでアピールを続けている。一方の中日は、2番手・マラーが4回2安打無失点の好投。先発ローテーションの一員として期待される助っ人が、安定したピッチングを披露した。

◆中日のオフィシャルパフォーマンスチーム「チアドラゴンズ」2025年メンバーがお披露目された。新メンバー6人を含む16人で活動する。今季のユニホームは名古屋モード学園の吉見咲倭(さわ)さん(総合基礎学科ファッションデザイン専攻2年)がデザインした。リーダーのMIZUKIは「ドラゴンズブルーのリボンがあちこちにちりばめられていています。じわっとピンクがあちこちにあるので、井上一樹監督のカラーにも合っているなと思います」と、おしゃれなピンキーな衣装でピンキー監督を後押しする。新人6人のうち4人はキッズスクール出身。MIZUKIは「新人の子たちに新しい風を吹かせてもらい、私たちもレベルアップしていきたいです。常にポジティブに勝利への後押しとなるようなパフォーマンスがしたいです」と、新生チアドラが、バンテリンドームを熱く盛り上げる。

◆6年ぶりの開幕ローテ入りが決まった楽天辛島航投手(34)が、オープン戦最終登板で力投した。中日戦に先発し、4回途中7安打1失点。2回2死満塁から岡林に先制打を許したが、最少失点で切り抜けた。「ヒットいっぱい打たれましたけど、1点だったのは良かったのと、まあ打たれた球は高かったりしたので、追い込むまで良かったんですけど、そういうところを修正して次に臨みたいなと思います」と振り返った。オープン戦は3試合に登板して計9回2/3を1失点、防御率0・93と安定した。「今日はあんまり良くなかったですけど、全体的にはコントロールできてる球が多かったんで、いいところに投げられるっていう試合が多かったのが良かったかなと」。昨季は左肩痛に悩まされ、1軍登板はゼロ。けがには細心の注意を払ってきた。「けがしなかったっす。耐えました。ここからが始まりなんで、引き続き気をつけながらやっていきたいなっていう感じです」と引き締めた。開幕3戦目の30日オリックス戦(京セラドーム大阪)で先発予定だ。例年は交流戦頃に初登板を迎えることが多く「周りのみんなが、それが通例みたいになってるから、なんとか変えていけるようにみたいな話をしたところだったんで。結果、そういう形になった。良かったかなと思います。ここらなんですけどね、結局は」と話した。

◆中日岡林勇希外野手(23)がオープン戦打率3割6分4厘で首位打者に輝いた。中日の選手のオープン戦首位打者は、03年福留孝介(打率4割4分2厘)以来22年ぶり。オープン戦最終戦も1番・中堅でスタメン出場。初回先頭で中前安打。2回2死満塁では中前に先制適時打。4回2死一塁の第3打席は三塁手のグラブをはじく左前打で猛打賞。続く山本の3球目に二盗も決め、この回まででベンチへ退いた。オープン戦はじめの3試合では8打数1安打と苦しんだが、16試合に出場し55打数20安打、0本塁打、3打点、3盗塁。猛打賞はこの日を含め3試合あった。「けがなくオープン戦を過ごせてよかった」と話した。昨季は右肩故障で出遅れ、打率も2割5分6厘だった。井上監督は「今年は春からいいスタートを切りたいという意識がそうさせているのかな。うちのヒットメーカー、チャンスメーカーなので、よほどのことがない限り外すつもりはない」と信頼を寄せる。竜のリードオフマンのバットが好調なまま開幕を迎える。

◆中日は8回まで毎回の13安打を放ちながら1点しか奪えず敗れた。4番石川昂弥内野手(23)は、初回1死一、二塁で遊ゴロ併殺。3回無死一塁で投ゴロ併殺。5打数無安打に終わり、4試合連続無安打。18日ソフトバンク戦の第3打席で左安を放って以降、18打席ノーヒットでオープン戦を終えた。14試合で打率1割5分1厘、1本塁打、6打点。井上一樹監督(53)は「もちろん4番というのは、すごく重要なポジションであり、そして4番が打てないと点数が入らない。辛抱強くやっていく。今のところはまだ彼を信じて、オープン戦からうってかわって、開幕したら、『ちょっと何何? どうしたの!』。っていうふうな感じを望んでます」と、開幕からも石川昂を4番で起用する考えだ。

◆楽天辰己涼介外野手(28)が完全復活を宣言した。中日戦に「4番中堅」で先発。腰の張りで直近2試合は欠場も、4回に左翼線へ二塁打を放ち復調を印象づけた。「ばっちりです。いつでも開幕してオッケーだったんで。(オープン戦が)はよ、終わらんかなと思ってました(笑い)」。オープン戦は打率2割6厘と苦戦も、心配無用。「シーズン始まったらまたメンタル的に楽しくなってくると思うんで、楽しみたい」と力を込めた。

◆楽天の辛島は3回?で7安打を浴びながらも1失点。2併殺を奪うなど粘りを見せ「ヒットはいっぱい打たれましたけど、1点だったのはよかった」と息をついた。2019年以来となる開幕ローテーション入りを果たし、30日のオリックス戦に臨む。昨季は左肩痛などで1軍登板なしと悔しいシーズンを送った17年目のベテランは「(キャンプから)けがをせずに耐えた。ここからが始まりなので、引き続き気をつけながらやっていきたい」と話した。

◆楽天の辰己が腰の張りによる欠場から復帰し、四回の第2打席で左翼線へ強烈な二塁打を放った。今季から解禁された、牛骨で加工されたバットも初めて試し「ばっちり。いつ開幕してもオッケー」と話した。昨季は外野手のシーズン最多刺殺のプロ野球記録を76年ぶりに更新して4年連続のゴールデングラブ賞を獲得し、打撃では初の最多安打に輝いたチームの顔。「シーズンが始まったらメンタル的にも楽しくなってくると思うので楽しみたい」と舌も滑らかだった。

◆中日先発陣の一角を担う柳はオープン戦最終登板で5回4安打3失点。140キロ台後半の直球で打者を詰まらせる場面が多く、チェンジアップも効果的で三回まで二塁を踏ませなかった。「納得できる球が多かった」と手応えを口にした。五回には自身のバント処理のミスが2失点につながり「しっかり練習しないと」と、反省も忘れない。4勝5敗と期待を裏切った昨季からの巻き返しへ「今年はいい成績を出し、マウンドで苦しい顔を見せないようにしたい」と意気込んだ。

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
1033 0.769
(↑0.019)
-
(-)
60
(+7)
43
(+4)
15
(+1)
12
(+1)
0.249
(↑0.007)
2.490
(↓0.1)
2
(1↑)
西武
842 0.667
(↑0.031)
1.5
(-)
53
(+4)
29
(+2)
4
(-)
8
(-)
0.269
(↑0.006)
1.960
(-)
3
(1↓)
ヤクルト
852 0.615
(↓0.052)
2
(↓1)
51
(+4)
47
(+7)
9
(+2)
12
(+2)
0.223
(↓0.003)
2.510
(↓0.2)
4
(-)
ソフトバンク
963 0.600
(↑0.029)
2
(-)
64
(+3)
51
(+1)
9
(-)
23
(-)
0.246
(-)
2.460
(↑0.09)
5
(2↑)
ロッテ
872 0.533
(↑0.033)
3
(-)
56
(+2)
50
(+1)
10
(-)
7
(-)
0.227
(↑0.003)
2.480
(↑0.09)
6
(-)
DeNA
882 0.500
(↓0.033)
3.5
(↓1)
49
(+2)
51
(+4)
4
(+1)
11
(+1)
0.210
(↓0.001)
2.580
(↓0.1)
6
(1↓)
巨人
772 0.500
(↓0.038)
3.5
(↓1)
56
(+1)
56
(+2)
9
(-)
4
(-)
0.246
(↑0.002)
3.130
(↑0.07)
8
(-)
中日
684 0.429
(↓0.033)
4.5
(↓1)
49
(+1)
59
(+3)
7
(-)
14
(+1)
0.221
(↑0.008
3.150
(↑0.01)
9
(2↑)
楽天
583 0.385
(↑0.052)
5
(-)
50
(+3)
48
(+1)
3
(-)
21
(+3)
0.213
(↓0.002)
2.800
(↑0.13)
10
(1↓)
阪神
354 0.375
(↓0.054)
4.5
(↓1)
45
(+1)
47
(+2)
6
(-)
6
(-)
0.273
(↓0.005)
3.400
(↑0.27)
10
(-)
広島
6102 0.375
(↓0.025)
5.5
(↓1)
34
(+1)
54
(+3)
9
(-)
4
(-)
0.218
(↑0.003)
3.000
(-)
12
(-)
ORIX
3103 0.231
(↑0.064)
7
(-)
37
(+2)
69
(+1)
3
(-)
5
(-)
0.229
(↑0.003)
4.020
(↑0.21)