ソフトバンク(☆5対1★)広島 =オープン戦1回戦(2025.03.21)・みずほPayPayドーム福岡=
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広島
1000000001800
ソフトバンク
00122000X5501
勝利投手:又吉 克樹(1勝0敗0S)
敗戦投手:河野 佳(0勝1敗1S)

本塁打
【ソフトバンク】山川 穂高(1号・5回裏2ラン)

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◆ソフトバンクは、一軍に復帰した今宮が適時打を含む2安打を記録。負傷の不安を感じさせないプレーを披露した。一方の広島は、先発・森下が3回1失点の投球。開幕投手に内定している右腕が、まずまずのピッチングを見せた。

◆左ふくらはぎ痛から再起したソフトバンク今宮健太内野手(33)が復活の一打を放った。この日から1軍合流し、「7番遊撃」でスタメン出場。3回無死の第1打席で森下から中前打を放った。今宮は春季キャンプ中に患部を痛めて途中帰福。懸命なリハビリを重ね、14日のウエスタン・リーグ中日戦で今季初実戦に挑んだ。ファームでは5試合に出場し、満を持して1軍に昇格している。

◆開幕投手に決まっているソフトバンク有原航平投手(32)は3回2/3を59球、4安打1失点で降板した。1回1死二塁で林に右翼線適時二塁打を許したが、2回、3回は無失点。予定の球数を投げ終えてマウンドを降りた。マウンドに交代を告げに行った小久保監督や降板する有原の表情には笑顔も見られた。開幕戦の3月28日ロッテ戦(みずほペイペイドーム)に向け、順調に最終調整を終えた。

◆広島の小園海斗内野手(24)が体調不良のため、みずほペイペイドームに姿を見せなかった。前日20日にチームメートとともに福岡入りも、体調不良を訴えたため病院で検査を受けることとなった。今後については診断結果を受けて判断するとみられる。小園が欠場するソフトバンクとのオープン戦の三塁には二俣が入った。

◆ソフトバンク近藤健介外野手(31)が腰の張りで欠場した。この日の広島戦はベンチ外。試合後に小久保裕紀監督(53)が「腰の張りです。このオープン戦はもう出ません」と説明。「開幕戦に合わせるか」という質問には「そうです」と話した。昨季のパ・リーグ首位打者でMVPの近藤は、オープン戦に10試合出場し、打率2割3分8厘、0本塁打、1打点だった。

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◆今季初めてお披露目した「どすこい弾」にも、ソフトバンク山川穂高内野手は冷静だった。5回2死二塁で巡ってきた第3打席。カウント2-0からの3球目。左腕高橋の内角に食い込むカットボールに体をクルリと回転させ、左翼席中段へ豪快に運んでみせた。「うまく回転して打つことができました。ホームランになってよかったという気持ちはなく、開幕して打つというところしか考えていません。そこに向けて頑張っていきます」。広報に託したコメントは何とも山川らしい。オープン戦12試合32打席目に飛び出した1号2ラン。周囲が期待を寄せた初アーチだが、一喜一憂することはない。「ホームランもそうですが、今日は全打席よかったと思います。結果よりも内容」。残り3打席は遊ゴロ、中飛、遊飛と凡退したが「開幕OK」の確信を得た貴重な4打席だった。打席での重心の位置、投球への目線、軸足となる右足の位置...。キャンプでの初実戦から確認作業を続けてきた大砲は「開幕に向けてこの形でいきます、というのがまとまった」と大きくうなずいた。ホームラン王を4度獲得した不動の4番。豪快なアーチ量産はシーズンでしっかり披露する。目標の2年連続キングへ、新シーズンへの手応えはしっかりつかんだ。【佐竹英治】

◆初の開幕投手へ向けて、広島森下暢仁投手(27)が3回3安打1失点で最後の調整登板を終えた。カットボールやチェンジアップなどの変化球を巧みに使い、予定の3回を無四球、34球にまとめた。「今回はあまり対戦していない打者だったので有効的に使えたけど、これからは対戦が多い打者と対戦するので、しっかりと腕振るところは振って、細かいところも意識してやれたら」。上々の試運転にも、初の大役に表情を引き締めた。春季キャンプで大瀬良、床田と争った開幕投手を勝ち取った。オープン戦でも3試合で防御率は1・64。被打率も2割に抑え、結果でも周囲を納得させた。新井監督は「いいんじゃない。あとは開幕に向けてしっかりと調整してもらえれば」と信頼を口にした。森下も「しっかり映像を見て、対戦相手も見て。本拠地に戻ってやっていけたら」と1週間後の開幕マウンドを見据えた。

◆広島林晃汰内野手(24)が指名打者起用に応えた。1回1死二塁で3ボールからソフトバンク有原の内角直球を振り抜き、一塁線を破った。「真っすぐが来るかなと。打てる場所だけを待っていた。あそこうまくさばけたのは自信になった」。チーム唯一の得点をたたき出す適時二塁打となった。当初は投手森下を9番起用する予定だったが、新井監督が「若い選手を見たいから」と指名打者制としたことで得た好機をものにした。▽広島野間(1番起用された1回に二塁打で先制点の起点に)「打席の中で対応はそれなりにできたかなと。ポイントを(捕手側に)寄せた」

◆開幕を1週間後に控えた中、開幕投手の森下が3回3安打1失点と順調な調整ぶりを示した。打線は今年初めて1番起用された野間の二塁打から、林が先制適時二塁打で応えた。だが、中盤に中継ぎ陣が四球から失点を重ね、敗戦。1軍に初合流となった2年目の高は6回に登板して2回を完全投球でアピールした。新井貴浩監督(48)の試合後の主な談話は以下の通り。- 森下投手はストライク先行の投球新井監督 いいんじゃない。あとは開幕に向けてしっかりと調整してもらえれば。- 最後の調整登板でも打席に立たなかった新井監督 そこはちょっと若い選手を見たいから、DHで行くと言いました。- その中でDHで起用した林選手が適時二塁打新井監督 いいヒットだったよね。3ボールから。3ボールから振るというのは、バッターからしたら勇気がいること。でも、いいヒットだったと思います。- 1番起用の野間選手も二塁打。1番の選択肢も新井監督 ないことはないよね。ヒットも打ったし、そのほかの打席でも「さすがだな」というものは見せてくれている。- 今日合流した高投手について新井監督 良かったね。真っすぐも良かったし、打者に向かって行くピッチングだったかなと思います。ファームの映像も見ているから、別人ぽかったね。ナイスピッチングだったと思います。いいものを見せてくれた。- 体調不良で欠場した小園選手の診断結果は新井監督 体調不良ということで(報告を受けている)。ちょっと熱も出ているのかな。明日の様子を見て、来られるなら球場に来る。

◆ソフトバンクの1番周東佑京内野手(29)が3試合ぶりに快音を響かせた。1点を追う3回2死二塁。広島先発森下の初球のカットボールをうまく流し打って左翼線へ同点の適時二塁打。「初球からイメージ通りに打つことができました。チャンスで結果を出すことができてよかったです」。初回の第1打席は右前に運んでマルチ安打。5回の第3打席は四球を選び、すかさず二盗も決めた。5盗塁はオープン戦トップタイ。打って走って、リードオフマンも上昇気配だ。

◆役者がそろった。左ふくらはぎ痛から再起したソフトバンク今宮健太内野手(33)が駆けつけ即、完全復活の快音を奏でた。この日1軍に合流し、広島との本拠地オープン戦に「7番遊撃」で出場。3回の第1打席で中前打を放つと、4回1死満塁の第2打席では左翼線へ適時二塁打。13年連続の開幕遊撃へ、万全をアピールした。オープン戦ノーアーチだった4番の山川穂高内野手(33)にも12試合目で待望の1号2ランが飛び出し、小久保鷹が開幕戦へ臨戦態勢を整えた。「めちゃくちゃ緊張しました」。プロ16年目のベテランでも苦笑いが出た。今宮の今季初めての1軍実戦は、みずほペイペイドームでの広島戦。球場に名前がコールされると、鷹ファンから一際大きな声援がこだました。左ふくらはぎ痛から再起した内野の要が満を持して1軍に帰ってきた。並々ならぬ思いが結果に結びつく。1軍復帰即「7番遊撃」で出場し、3回無死の第1打席で広島の開幕投手が内定している森下から中前打。お手本のようなセンター返しに「らしいヒットが打てました」と自画自賛した。4回1死満塁の第2打席では左翼線へ適時二塁打。河野の高めカットボールを引っ張り、決勝点を呼んだ。2安打2打点の完全復活劇。「余裕がある立場ではない。結果を出さないといけないと自分にプレッシャーをかけています。その中で今日はまず結果が出せてよかったです」。13年連続の開幕ショートを決定的にしたが、慢心することはなかった。春季宮崎キャンプ第3クール最終日(2月13日)の練習中に左ふくらはぎを痛めた。その後は約1カ月間のリハビリ生活。「今年は無理かな...」。一抹の不安を抱きつつ、毎朝午前6時半に自宅を出発し、同7時半から福岡・筑後市のファーム施設で懸命にリハビリを行ってきた。開幕に間に合う兆しが見えた瞬間から「少ないチャンスをものにしないといけない」と目の色を変え、この日の復活劇につなげた。3度の守備機会も安定していた。2回はファビアン、会沢の遊ゴロを連続で処理。「早い段階で飛んできてよかった。ディフェンスの選手なので、できなかったらホームラン50本は打たないといけない」と冗談交じりに笑った。小久保監督もひと安心で「今日ぐらいの打順になると思う」と開幕は「7番遊撃」が濃厚。つなぎの名手が開幕に滑り込み、25年ホークスの顔ぶれがそろった。【只松憲】

◆正捕手候補のソフトバンク海野隆司捕手(27)が実戦復帰した。8回からマスクをかぶり、勝ちパターン投手のヘルナンデスとオスナを好リードして2回を0封。14日のホーム日本ハム戦で走塁中に右太もも裏を負傷したが幸い軽傷で、1週間で戦列に戻ってきた。「全然大丈夫です。痛みもないし、問題ない」。今後はオープン戦最終戦となる23日の広島戦(マツダスタジアム)で先発マスクをかぶる予定だ。

◆開幕まであと1週間。自身初の大役に向けた最後の調整登板で、広島の森下が昨季のパ・リーグ王者相手に右腕を懸命に振り抜いた。「開幕に向けていい準備をして臨みたい。しっかり調整してやりたい」前回登板の14日のロッテ戦(マツダ)では5回を1安打無失点と好投。登板後にはオープン戦最終登板に向け、意気込みを口にした。開幕戦となる28日の阪神戦(同)を見据え、本番想定の投球を披露した。1点の先取点をもらった直後の一回。先頭の周東を右前打で出塁を許すが、続くダウンズを空振り三振に斬り、柳田は遊ゴロ併殺に打ち取った。二回は三者凡退。三回には2死二塁から周東に左翼線へ同点打を浴びるが、後続を切って勝ち越しは許さず。最少失点で切り抜けた。昨季23試合の登板で10勝10敗、防御率2・55と安定した数字を残した。対阪神は昨季3試合で1勝1敗、防御率1・13と好相性。そんな右腕に開幕投手を託した新井監督は「しっかり調整して開幕に備えてもらえれば」と全幅の信頼を寄せている。ここまでオープン戦は2試合の登板で計8回を1失点と調整は順調そのもの。開幕前最後のオープン戦登板も3回を1失点で終えた。虎斬りへ準備は整った。(西垣戸理大)

◆自身初の開幕投手に内定している広島・森下暢仁投手(27)がオープン戦3度目の先発に臨み、3回を投げ3安打1失点だった。1点の先取点をもらった直後の一回。先頭の周東を右前打で出塁を許すが、続くダウンズを空振り三振に斬り、柳田は遊ゴロ併殺打に打ち取った。二回は三者凡退。三回には2死二塁から周東に左翼線へ同点打を浴びるが、後続を切って勝ち越しは許さず。最少失点で切り抜けた。「走者を出してからしっかり投げることができた」と手応えあり。3回で降板となったが、「もう決めていたので」と説明した。「(開幕まで)しっかり準備して、いい準備をしてマウンドに上がれるようにやっていきたい」オープン戦計11回を2失点で開幕前最後のオープン戦登板を終えた。

◆広島はソフトバンクに敗れた。自身初の開幕投手に内定している森下暢仁投手(27)が先発して3回を投げ3安打1失点。リリーフ陣がソフトバンク打線につかまり、失点を重ねた。一回に先頭の野間が左越え二塁打で出塁し、1死後、林が右翼線へ適時二塁打。幸先よく先制点を奪った。先発の森下は三回に2死二塁から周東に左翼線へ同点打を浴びたが、後続を切って勝ち越しは許さず。最少失点で切り抜けた。しかし、2番手の河野、3番手の高橋がそれぞれ2失点。打線も追加点が奪えなかった。

◆広島はソフトバンクに敗戦した。初の開幕投手に内定している広島・森下暢仁投手(27)が先発して3回を投げ3安打1失点と好投した。試合後の新井貴浩監督(48)の主な一問一答は次の通り。――森下はストライク先行「いいんじゃないの。あとは開幕に向けてしっかりと調整してもらえれば」――打席に立たなかった「そこはちょっと若い選手をみたいから、DHで行くと言いました」――その中でDHの林が適時打「いいヒットだったよね。3ボールから。3ボールから振るというのは、バッターからしたら勇気がいること。でも、いいヒットだったと思います」――1番起用の野間も安打。1番の選択肢も「ないことはないよね。ヒットも打ったし、そのほかの打席でもさすがだなというものはみせてくれている」

◆開幕まであと1週間。自身初の開幕投手に向けて、準備は整った。先発した森下は3回を3安打1失点。予定通りのイニングを消化し、28日の開幕戦(マツダ)で激突する阪神戦へ、臨戦態勢に入った。「しっかり映像を見て、対戦相手も見て、あとは本拠地に戻ってやっていけたらと思う」一、二回を打者3人で片付けると、1-0の三回2死二塁から周東に左翼線へ同点打を浴びたが、後続を切り最少失点で切り抜けた。開幕前最後のオープン戦登板は3回、球数は34球で終了。イニング、球数ともに少なく感じるが、「(イニングは)決めていたので。(ストライク)ゾーンで勝負したなかで打者も打ち損じをしてくれたので、こういう球数で終われたんじゃないかな」と予定通りを強調。大役を託した新井監督も「いいんじゃないの。あとは開幕に向けてしっかりと調整してもらえたら」と信頼を寄せ、オープン戦3試合で計11回を2失点と万全の状態で開幕に向かう。昨季23試合の登板で10勝10敗、防御率2・55と安定した数字を残した右腕は、対阪神は昨季3試合で1勝1敗、防御率1・13と好相性。この日はカットボールやチェンジアップなどを効果的に用いてソフトバンク打線を打ち取ったが、「今回はあまり対戦していない打者たちだったので有効的に使えたけど、これからは対戦が多い打者たちと対戦する。しっかりと腕を振るところは振って、細かいところも意識してやりたい」と気を引き締めた。虎斬りを見据えた本番モード。残り6日間で最終チェックを済ませ、新井鯉に開幕星をもたらす。(西垣戸理大)

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
932 0.750
(↑0.023)
-
(-)
50
(+5)
36
(+2)
13
(+2)
10
(-)
0.246
(-)
2.410
(↑0.04)
2
(1↑)
西武
732 0.700
(↑0.033)
1
(-)
47
(+2)
22
(-)
3
(-)
8
(+1)
0.276
(↑0.001)
1.700
(↑0.16)
3
(2↓)
ヤクルト
841 0.667
(↓0.06)
1
(↓1)
44
(+2)
37
(+5)
6
(-)
10
(-)
0.232
(↓0.003)
2.330
(↓0.25)
4
(-)
ソフトバンク
853 0.615
(↑0.032)
1.5
(-)
60
(+5)
48
(+1)
8
(+1)
23
(+1)
0.254
(↓0.004)
2.580
(↑0.11)
5
(2↑)
巨人
761 0.538
(↑0.038)
2.5
(-)
51
(+6)
50
(+2)
8
(+1)
4
(-)
0.242
(↑0.001)
3.150
(↑0.09)
6
(1↓)
DeNA
772 0.500
(↓0.038)
3
(↓1)
42
(-)
45
(+2)
3
(-)
10
(-)
0.206
(↓0.008)
2.510
(↑0.01)
6
(1↓)
ロッテ
771 0.500
(↓0.038)
3
(↓1)
50
(+2)
45
(+6)
8
(-)
7
(-)
0.223
(↑0.004)
2.470
(↓0.27)
8
(1↓)
中日
673 0.462
(↓0.038)
3.5
(↓1)
47
(+2)
55
(+3)
7
(-)
11
(-)
0.218
(↓0.002)
3.300
(↑0.02)
9
(-)
阪神
343 0.429
(-)
3.5
(↓0.5)
41
(+1)
42
(+1)
6
(-)
6
(-)
0.284
(↓0.011)
3.740
(↑0.31)
10
(-)
広島
592 0.357
(↓0.028)
5
(↓1)
31
(+1)
50
(+5)
8
(-)
4
(-)
0.216
(↑0.002
3.130
(↓0.15)
11
(-)
楽天
482 0.333
(↑0.06)
5
(-)
46
(+3)
46
(+2)
3
(-)
15
(+1)
0.217
(↑0.001)
3.080
(↑0.08)
12
(-)
ORIX
2102 0.167
(-)
7
(↓0.5)
32
(+1)
65
(+1)
1
(-)
5
(+2)
0.217
(↓0.002)
4.330
(↑0.26)