巨人(☆6対2★)ロッテ =オープン戦2回戦(2025.03.21)・東京ドーム=
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ロッテ
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巨人
04100001X6801
勝利投手:戸郷 翔征(1勝0敗0S)
敗戦投手:小島 和哉(0勝2敗0S)

本塁打
【巨人】甲斐 拓也(1号・2回裏3ラン)

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◆巨人は、甲斐がオープン戦1号となる3ランを記録。新加入の正捕手候補が、バットで存在感をアピールした。一方のロッテは、開幕投手に内定している小島が先発。4回5失点と振るわず、課題の残る結果に終わった。

◆巨人甲斐拓也捕手(32)が、"移籍後1号"をマークした。1点リードの2回1死一、三塁。ロッテ先発小島の初球スライダーをすくい上げ、左中間スタンドの最前列に放り込んだ。守っては、オープン戦初のフル出場で7投手をリード。「もう今日も終わりましたし、あと2試合しかないんでね。しっかりとシーズンを戦える準備をしていきたい」と先を見据えた。阿部監督からは「甲斐拓也を出してほしい」と言われ、バッテリーミーティングなどを開催。新たな司令塔として開幕へ準備を進めている。

◆巨人坂本勇人内野手(36)が久々の快音を響かせた。ロッテとのオープン戦に「5番三塁」でフル出場。8回2死二塁、益田から右前適時打をマークした。8日オリックス戦以来の安打で存在感を示した。阿部監督は「志願して4打席、立ちたいと言ってきたんでね。まあ(中山)礼都が、あんだけ打ってるから、いい刺激になって、やる気になってるんじゃないかな」とベテランと若手のチーム内競争を歓迎した。

◆巨人岡本和真内野手(28)が21日のロッテとのオープン戦(東京ドーム)を欠場した。軽い腰痛を訴え、大事を取った。試合前練習は通常通り行い、阿部監督は「バッティング練習もしてたから。大丈夫の範囲です」と軽症を強調した。

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◆ロッテのタイロン・ゲレーロ投手(34=エンゼルス3A)が160キロ台を連発した。7回に4番手として登板。先頭打者に中前打を浴びるも三振と遊飛で2死をとる。巨人丸に対する2球目で球場表示に160キロが出ると、場内は「お~!」という歓声とともに拍手に包まれた。その後も最速162キロを計測するなど160キロ以上は4球。1回を1安打2奪三振無失点に抑えた。「最近投げ方とかメカニックのところちょっと練習してたので、スピード気にせずにそのスピードは出たのですごくいいことだし、コントロールの面ではちょっとまだいろいろ練習はしてますが、そうやってスピードも出てくれるとすごくいい」と振り返った。吉井理人監督(59)も「よかったですね。本人はずっとここのところ、シャドーピッチングして納得いってないような感じだったんですけども、今日は多分ブエノ(良い)って言うんじゃないかなと思います」と話した。3年ぶりにロッテに帰ってきた助っ人がシーズンに向けて上々の仕上がりを見せた。

◆ロッテの開幕投手を務める小島和哉投手(28)は開幕前最後のオープン戦で登板し、4回5安打5失点だった。2回には巨人甲斐に3ランを浴び苦い表情でマウンドを降りた。3回にも長打を浴び「打たれるべくして打たれたような球だった」と振り返った。昨年6月4日、巨人との交流戦(東京ドーム)では2回0/3を12安打11失点と炎上。それ以来の東京ドームでの登板だったが「去年打たれたのとはまた別なので、そんなに気にはしてないです」と話した。結果が出なかったとしても、左腕への吉井監督の信頼は揺るがない。「変化球が全部高くて真ん中集まってたんで、そこじゃないですかね。体の方は仕上がっているんであとは微調整だと思う。今日が調子悪くても次が心配とかは全く思っていないです」と語った。自身3度目の開幕投手を務める小島は1週間後に控えたソフトバンクとの開幕戦(みずほペイペイドーム)に向けて、急ピッチで修正していく。

◆開幕スタメンへ猛アピール中の巨人中山礼都内野手(22)が、マルチ安打で存在感を示した。2回1死一、三塁でロッテ開幕投手の小島から右前へ先制適時打。3打数2安打1打点で、打率を3割3分3厘に上げた。一塁で先発も、途中から遊撃もカバー。「得点圏の打撃っていうのはもともとずっと課題ではあったので、そういった中で1本出てよかったです」と言い「継続するだけ」と闘志を燃やした。

◆昨オフソフトバンクから加入した巨人・甲斐拓也捕手(32)が、第1打席で移籍後初となるオープン戦1号3ランを放った。1-0の1死一、三塁からロッテの開幕投手、小島が投じた初球のスライダーを一閃。打球は左中間の最前列に飛び込んだ。オープン戦20打席目での一発となり、打率は・278に上昇した。

◆ロッテの開幕戦先発に内定している小島和哉投手(28)が先発し、最終調整に臨んだ。3年連続3度目の開幕投手に選ばれた左腕は、チームを引っ張る自覚のもとに、大役に挑もうとしている。試合前までオープン戦3登板で0勝1敗ながら防御率1・50と抜群の安定感。昨季は対戦防御率12・54で0勝2敗と「ボコボコにやられた」と小島自身が語るソフトバンク相手にも、3月7日の対戦(ZOZOマリン)では5回1安打無失点、6奪三振と臆することはなかった。大黒柱としての自覚も十分だ。2月の沖縄・石垣島キャンプ中、自ら呼び掛けて今季から新加入したボス、サモンズの両外国人投手を焼肉に招待。「外国人選手は初めて異国で生活することになるわけで、アウェー感というか、寂しさみたいな感覚にはなってほしくない。自分はずっと1軍にいるわけですし、やっぱり僕くらいの年齢の選手が連れて行くのがいいと思いました」。投手陣の中心として新戦力を早く溶け込ませてあげたいという思いで連れ出したという。席は大いに盛り上がり、カルビやハラミをたらふく食べた一同。リーダーらしく会計に立ち上がると店側からは「もう済んでいます」と一言。「益田(直也)さんも同じ店で食べてて、会計もしてくれて...」。大先輩のスマートな振る舞いに感謝するばかりだった。先輩に頼りつつもチームをまとめ上げ、エースはライバルに立ち向かう。試合は一回、万全の立ち上がり。先頭の丸を1球で二ゴロ、続くオコエを2球で二ゴロ、さらに吉川も2球で中飛に打ち取った。わずか5球で三者凡退に抑えた。しかし、二回につかまる。安打と四球でピンチを招くと中山に先制打を許した。続く甲斐には3ランを浴びた。三回にもヘルナンデスに適時打されて、三回までに5安打5失点。開幕を1週間後に控えて不安を露呈した。

◆巨人・丸佳浩外野手(35)が客席に飛び込んで飛球をつかむスーパープレーを披露した。最近は中堅手としてプレーしていた中、この日は右翼で出場したベテランは、四回の守備で魅せた。1死一塁でロッテ・岡が放ったファウルゾーンへの飛球に猛ダッシュ。フェンス際からエキサイトシートに体ごとダイブ。一瞬、場内は静寂に包まれたが、見事にキャッチした丸がすぐに起き上がってグラウンドに戻ると、拍手と大歓声が起こった。ゴールデングラブ賞7度を誇る名手が、けがをも恐れない執念と技術が今なお健在であることを証明した。

◆2年連続の開幕投手に内定している巨人・戸郷翔征投手(24)が先発し、3回2安打無失点で上々の仕上がりを見せた。二回にフォークで空振り三振を奪い「落ちはすごくよかった」とうなずき、カットボールについても「『おっ』ていう反応をしてくれた」と手応えを口にした。次回登板は28日のヤクルトとの開幕戦(東京ドーム)。「自分のピッチングを100%で開幕に持っていけるように」と力を込めた。

◆シーズン開幕前最後の3連戦で、正捕手にミッションが課された。「8番・捕手」で先発した甲斐に対し、阿部監督は「最後の3つはちゃんとミーティングをして、ある程度(一通りの投手の球を)捕っただろうからキャッチャーからの要望をしてほしい」とリクエストした。このオフ、国内FA権を行使してソフトバンクから移籍。現役時代に自身がつけていた背番号10を託した阿部監督は「グラウンド上では捕手は監督。そういう役割で、司令塔としてやってもらいたい」と期待する。新天地で初めてバッテリーを組む投手が多い中、甲斐は春季キャンプ中から精力的にブルペンでボールを受け「コミュニケーションをとっていかないといけない」と会話を大事にしてきた。阿部監督から「あとは逆に、『甲斐拓也はこうなんですよ』とピッチャーに知らせないと」と助言を受け、12日のソフトバンク戦(福岡)では途中交代で退くと、ベンチで指揮官の隣へ。「試合のなかでここはどうしていくのかなとか、阿部さんの考えを聞いた」と戦況を見つめた。この日は二回の第1打席、左中間へ〝移籍後1号〟となる3ランを放ち、バットで存在感を示した。開幕投手の戸郷とバッテリーを組み、28日のヤクルトとの開幕戦(東京ドーム)へ備えた。

◆巨人は連敗を5で止めた。坂本勇人内野手(36)は「5番・三塁」でフル出場し、八回に中前適時打をマーク。ロッテ・益田から会心の当たりでライナーを打ち返した。阿部慎之助監督(46)は「志願して4打席立ちたいと言ってきたのでね。まあ、(中山)礼都があれだけ打っているから、いい刺激になって、やる気になってるんじゃない?」とうなずいた。坂本にとっては、これが8日のオリックス戦(京セラ)以来18打席ぶりの安打と結果に苦しんでいた。この日も早出特打に参加するなど懸命に状態の改善を図っている。一方、この日は一塁で先発した中山は2安打を放つなど打率・333と好調。「開幕三塁」の座を坂本と争っている。

◆巨人・阿部慎之助監督(46)が、試合を欠場した岡本和真内野手(28)について「あんまり腰が良くなかったらしい。だけど全然バッティング練習もしてたから。『大丈夫の範囲です』って言うけど、『じゃあやめよう』って言って」と明かした。19日の日本ハム戦で左足甲付近に自打球を受けたことが原因ではない様子。この日は試合前練習は通常通りのメニューを消化。シートノックには参加せず、試合中はベンチで戦況を見守っており、あくまで大事を取って出場を見合わせたもようだ。代わりの4番打者はヘルナンデスが務めた。

◆巨人・坂本勇人内野手(36)が「5番・三塁」でフル出場し、八回に益田からの右前適時打で8日のオリックス戦以来18打席ぶりの安打を記録した。早出特打にも参加した36歳は「たまには打ちます」と笑顔。阿部監督は「4打席立ちたいと志願してきた。(中山)礼都があれだけ打っているから、いい刺激になってやる気になってるんじゃない?」と、この日も2安打で打率・333とした中山との「開幕三塁争い」をあおった。

◆ソフトバンクからフリーエージェント(FA)で加入した巨人・甲斐拓也捕手(32)が21日、ロッテ戦(東京ドーム)の二回、オープン戦1号となる3ランを放った。「初球からしっかり振れる準備をして打席に入った。しっかり打つことができた」二回1死一、三塁。チーム全体で初球から積極的に振っていく打撃を徹底していた中、ロッテ・小島の初球、低めのスライダーを捉え、左中間席へ。〝移籍後初本塁打〟に、東京ドームの大歓声に包まれ、りりしい表情を緩ませた。春季キャンプから阿部監督によるスイング軌道の修正が続いている中、オープン戦20打席目で一発を披露した。阿部監督から今カードを前に「あとは『甲斐拓也はこうなんですよ』と投手に知らせる作業をして」と指示されており、この日は「8番・捕手」で初めてのフル出場。28日のヤクルトとの開幕戦(東京ドーム)で先発する戸郷から守護神・マルティネスまで7投手をリードし、勝利に導いた。指揮官は「いいきっかけになったと思う。まあ、そんなに打つ方は期待してないから」とニヤリ。昨季は大城卓、岸田、小林を併用したが、今季は甲斐を軸に起用する見通し。リーグ連覇を狙う阿部巨人が「絶対的な司令塔」として補強した背番号10。新天地で自らの居場所をつくる。(谷川直之)

◆2年連続で開幕投手を務める巨人・戸郷翔征投手(24)が21日、ロッテとのオープン戦(東京ドーム)で開幕前最終登板に臨み、3回無失点の好投で上々の仕上がりを披露。「真っすぐも変化球も全部確認しようと思っていたので、それができてよかった。カットボールは(打者が)『おっ』という反応をしてくれた」と手応えを口にした。15日の前回登板は米大リーグ、ドジャースとのプレシーズンゲーム(東京ドーム)で3本塁打を浴びるなど5失点を喫した。この日までにフォークボールを「いい時の感覚を思い出して投げた。いつもの自分に戻れてよかった」と修正。「落ち方がすごくよかった」と2つの空振り三振にうなずくと同時に、「このボールがメジャーリーガーに出せればよかった」と苦笑いした。28日のヤクルトとの開幕戦(東京ドーム)へ向け「自分のピッチングを100%で開幕に持っていけるように調整していければ。本当にいい状態で入れる。自分自身にも期待したい」と戸郷。若きエースが1週間後の大役に備える。(原田優介)

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
932 0.750
(↑0.023)
-
(-)
50
(+5)
36
(+2)
13
(+2)
10
(-)
0.246
(-)
2.410
(↑0.04)
2
(1↑)
西武
732 0.700
(↑0.033)
1
(-)
47
(+2)
22
(-)
3
(-)
8
(+1)
0.276
(↑0.001)
1.700
(↑0.16)
3
(2↓)
ヤクルト
841 0.667
(↓0.06)
1
(↓1)
44
(+2)
37
(+5)
6
(-)
10
(-)
0.232
(↓0.003)
2.330
(↓0.25)
4
(-)
ソフトバンク
853 0.615
(↑0.032)
1.5
(-)
60
(+5)
48
(+1)
8
(+1)
23
(+1)
0.254
(↓0.004)
2.580
(↑0.11)
5
(2↑)
巨人
761 0.538
(↑0.038)
2.5
(-)
51
(+6)
50
(+2)
8
(+1)
4
(-)
0.242
(↑0.001
3.150
(↑0.09)
6
(1↓)
DeNA
772 0.500
(↓0.038)
3
(↓1)
42
(-)
45
(+2)
3
(-)
10
(-)
0.206
(↓0.008)
2.510
(↑0.01)
6
(1↓)
ロッテ
771 0.500
(↓0.038)
3
(↓1)
50
(+2)
45
(+6)
8
(-)
7
(-)
0.223
(↑0.004
2.470
(↓0.27)
8
(1↓)
中日
673 0.462
(↓0.038)
3.5
(↓1)
47
(+2)
55
(+3)
7
(-)
11
(-)
0.218
(↓0.002)
3.300
(↑0.02)
9
(-)
阪神
343 0.429
(-)
3.5
(↓0.5)
41
(+1)
42
(+1)
6
(-)
6
(-)
0.284
(↓0.011)
3.740
(↑0.31)
10
(-)
広島
592 0.357
(↓0.028)
5
(↓1)
31
(+1)
50
(+5)
8
(-)
4
(-)
0.216
(↑0.002)
3.130
(↓0.15)
11
(-)
楽天
482 0.333
(↑0.06)
5
(-)
46
(+3)
46
(+2)
3
(-)
15
(+1)
0.217
(↑0.001)
3.080
(↑0.08)
12
(-)
ORIX
2102 0.167
(-)
7
(↓0.5)
32
(+1)
65
(+1)
1
(-)
5
(+2)
0.217
(↓0.002)
4.330
(↑0.26)